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一般内科・健康診断のご予約
「血圧が高いと言われたけれど、何をすればよいかわからない」「薬はいつから始めるべき?」といった不安を抱える方は少なくありません。高血圧は日本人の3人に1人が抱えるとされる国民病であり、放置すると脳卒中や心筋梗塞といった重大な合併症を引き起こします。しかし、正しい知識を持ち、日常生活の中で管理していくことで、予防・改善は十分に可能です。本記事では、内科医の視点から、血圧の正しい測定法、生活習慣の改善ポイント、薬物療法の役割について、科学的根拠に基づいて詳しく解説します。
血圧とは、心臓が血液を全身に送り出すときに血管の内壁にかかる圧力のことです。
通常、以下の2つの数値で表されます。
日本高血圧学会のガイドライン(2024年版)では、以下のように分類されています。
血圧分類 | 収縮期血圧 | 拡張期血圧 |
| 正常血圧 | <120 mmHg | <80 mmHg |
| 正常高値血圧 | 120〜129 | <80 |
| 高値血圧 | 130〜139 | 80〜89 |
| 高血圧(Ⅰ度) | 140〜159 | 90〜99 |
| 高血圧(Ⅱ度) | 160以上 | 100以上 |
高値血圧や高血圧Ⅰ度は、生活習慣の改善で管理可能なケースが多く、早期対応が重要です。
近年では「診察室血圧」よりも「家庭血圧」が重視される傾向にあります。
家庭血圧の方が、日常の血圧をより正確に反映するためです。
正しい測定には以下の条件を満たすことが大切です。
家庭血圧の目標値は、135/85 mmHg未満です(診察室血圧は140/90未満)。
血圧を上昇させる要因は多岐にわたります。以下に主なリスクファクターを整理します。
| リスク要因 | 解説 |
| 塩分の過剰摂取 | ナトリウムが体内に水分を保持し血圧を上げる |
| 肥満・内臓脂肪の増加 | 血管抵抗が高まり心臓に負担がかかる |
| 運動不足 | 血管の柔軟性が低下し高血圧につながる |
| アルコールの過剰摂取 | 一時的に拡張するが、長期的には上昇 |
| 精神的ストレス | 交感神経優位で血管が収縮しやすくなる |
| 加齢 | 血管が硬くなり血圧が上がりやすくなる |
| 遺伝的体質 | 両親が高血圧の場合、発症リスクは2倍以上 |
日本人の平均摂取量は約10gとされており、無意識のうちに摂り過ぎているケースが多いです。

高血圧が生活習慣改善でも十分にコントロールできない場合、薬物治療が検討されます。
以下のようなケースでは、初期から薬物治療が必要です。
| 薬の種類 | 代表薬 | 主な作用 |
| ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬) | ロサルタン、テルミサルタン | 血管拡張、心保護作用あり |
| Ca拮抗薬 | アムロジピン | 血管の平滑筋を緩める |
| 利尿薬 | トリクロルメチアジド | 体内の余分な水分とナトリウムを排出 |
| β遮断薬 | ビソプロロール | 心拍数を抑え心臓の負担を減らす |
ポイント: 医師の指導のもと継続することが大切。症状がなくても中断しないことが予後改善に繋がります。
Q1. 血圧が高いときだけ薬を飲めばよいですか?
A:いいえ。高血圧は継続的な疾患です。血圧が高くない日でも、薬を毎日定時に服用する必要があります。
Q2. 食事と運動だけで血圧を下げられますか?
A:軽度高血圧であれば可能ですが、一定期間内に改善が見られない場合は薬物療法の併用が勧められます。
Q3. 家庭用の血圧計は信用できますか?
A:上腕式の電子血圧計で、医療機関が認定している製品であれば信頼性は十分です。手首式や指式は誤差が大きいため推奨されません。
血圧管理は「今の自分」のためだけでなく、「10年後の自分」のためでもあります。症状がなくても、毎日の生活習慣の積み重ねが、脳卒中・心筋梗塞・腎不全といった重篤な疾患の予防につながります。
クリニックでは、患者一人ひとりに合わせた個別の血圧管理計画を立て、生活指導から薬物療法までトータルにサポートが可能です。ご自身やご家族の健康管理の第一歩として、ぜひ内科の専門医にご相談ください。
一般内科・糖尿病内科を担当しています。
この記事は、ヒロクリニックの医師紹介・監修体制にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。
岡 浩子 (おか ひろこ)
医療法人社団福美会 理事長
この記事は、ヒロクリニックの医師紹介・監修体制にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。
一般内科を担当しています。
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