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一般内科・健康診断のご予約
日中に強い眠気や集中力の低下を感じることはありませんか?
単なる疲労や生活習慣の乱れと見過ごされがちですが、実は睡眠時無呼吸症候群(SAS)が原因となっている場合があります。
SASは睡眠中に呼吸が断続的に止まることで、質の良い睡眠が取れず、日中の眠気や倦怠感を引き起こします。
放置すると高血圧や心臓病などの重大な合併症を招くリスクも。
この記事では、睡眠時無呼吸症候群の特徴や診断法、効果的な治療方法を詳しく解説し、あなたの健康な毎日をサポートします。
睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)は、睡眠中に呼吸が10秒以上停止する、または呼吸量が著しく低下する状態が繰り返し起こる疾患です。
日本国内でも年々患者数が増えており、特に働き盛り世代の男性や高齢者に多く見られます。
睡眠は本来、心身を休めて回復させる大切な時間ですが、SASでは睡眠の質が大幅に低下します。呼吸が止まるたびに体は無意識に覚醒し、深い眠りが妨げられることで、翌日の疲労感や眠気が慢性化していくのです。
無呼吸が続くことで、血中の酸素濃度が低下し、体が常に酸素不足の状態に陥ります。この酸素不足が脳を刺激し、何度も睡眠が中断されることで「熟睡できない夜」が続きます。
その結果、以下のような状態が引き起こされます。
このような慢性的な睡眠不足は、交通事故や労働災害など命に関わるリスクにも直結するため、早期に気づくことが重要です。
睡眠時無呼吸症候群では、日中の眠気だけでなく、全身にさまざまな症状が現れます。代表的なものは次の通りです。
このように、睡眠時無呼吸症候群は単なる「眠気」だけの問題ではなく、心身全体の健康に影響を及ぼす疾患です。早期の診断と適切な治療を行うことで、生活の質(QOL)を大きく改善することができます。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、原因によって閉塞性と中枢性の2種類に大きく分けられます。それぞれの特徴や発症メカニズムを理解することが、適切な診断と治療の第一歩となります。
最も一般的なタイプで、気道が物理的に狭くなり、睡眠中に空気の通り道が塞がれて呼吸が止まる状態です。
主な原因は以下の通りです:
OSASとは異なり、気道は塞がっていないにもかかわらず、脳から呼吸を指令する信号が適切に送られないことで無呼吸が生じます。
このタイプはOSASに比べて少数ですが、以下のような背景が関与します:
睡眠時無呼吸症候群の発症には、生活習慣や体質、年齢など、さまざまな要因が絡み合っています。代表的なリスク要因を整理すると以下の通りです。
このように、睡眠時無呼吸症候群は単なる睡眠の問題ではなく、体質・生活習慣・基礎疾患の複合的な影響で発症します。リスクを把握し、生活習慣の見直しや早期の受診につなげることが、重症化を防ぐための重要なポイントです。
自宅で睡眠中に装着する簡易装置により、呼吸状態や血中酸素濃度を測定。
軽度から中等度の症状を検出するのに有効。
病院で行う一晩の精密検査。
脳波、心電図、呼吸、筋電図、眼球運動など多項目を測定し、無呼吸の頻度や重症度を詳細に把握します。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療は、症状の重症度や原因、生活背景によって最適な方法が異なります。ここでは、内科で一般的に行われる治療法とその効果を詳しく説明します。
CPAP(Continuous Positive Airway Pressure)療法は、重度のSASに対して最も効果的な治療法です。
睡眠中に鼻に装着したマスクから空気を送り込み、気道を常に開いた状態に保つことで、無呼吸や低呼吸を防ぎます。
特徴と効果
注意点
軽度から中等度の患者には、歯科で作成する口腔内装置(スリープスプリント)が有効です。
下顎を前方に固定することで気道の閉塞を防止し、呼吸を確保します。
メリット
デメリット
気道の構造的な問題が原因の場合、外科手術による改善が検討されます。
適応されるケース
特徴
すべての患者に共通して推奨されるのが生活習慣の見直しです。軽症例では、生活改善だけで症状が大幅に改善することもあります。
具体的な対策
このように、SASの治療は「重症度に合わせた適切な介入」と「生活習慣の改善」の両輪で進めることが大切です。

SASを未治療で放置すると、以下のような健康被害が起こる可能性があります。
日中に強い眠気を感じるのは、単なる疲労やストレスの影響と考えられがちですが、実は睡眠時無呼吸症候群(SAS)という重大な疾患が隠れている場合があります。睡眠中に繰り返される無呼吸や低呼吸によって深い眠りが妨げられ、質の悪い睡眠が続くことで、日中のパフォーマンスが著しく低下し、健康リスクも高まります。
特に、いびきがひどい、夜間に呼吸が止まっていると指摘された、朝起きた時に頭痛やだるさがあるといった症状は、SASを疑うサインです。放置すれば、高血圧や心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病を悪化させるだけでなく、集中力低下による交通事故や労働災害のリスクも増加します。
しかし、適切な検査と治療を受けることで状況は大きく改善します。CPAP療法による気道の確保、口腔内装置の使用、体重管理や生活習慣の見直しといった治療法を組み合わせることで、日中の眠気や倦怠感は軽減され、仕事や日常生活の質も向上します。また、早期に治療を始めることで、将来的な心血管リスクを大きく減らすことも可能です。
「疲れているだけだろう」と自己判断せず、眠気が強い、いびきがひどい、夜間の呼吸異常を指摘された場合には、早めに専門医に相談することが何より大切です。検査から治療開始までの流れは比較的スムーズで、負担が少ない方法も増えています。
当院では、睡眠時無呼吸症候群の検査からCPAP療法の導入・継続サポートまで、患者様一人ひとりに合わせた診療を行っています。「日中の眠気が続く」「睡眠の質が悪い」と感じている方は、早めにご相談いただくことで、安心で快適な毎日を取り戻す一歩となります。
一般内科・糖尿病内科を担当しています。
この記事は、ヒロクリニックの医師紹介・監修体制にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。
岡 浩子 (おか ひろこ)
医療法人社団福美会 理事長
この記事は、ヒロクリニックの医師紹介・監修体制にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。
一般内科を担当しています。
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強い胸痛、呼吸が苦しい、意識がもうろうとするなどの場合は119へ。受診先に迷う場合は埼玉県救急電話相談 #7119(24時間)をご利用ください。