多汗症(ボツリヌストキシン注射で多汗症を治療)

自由診療による治療

多汗症治療「 ボツリヌストキシン注射」について

ボツリヌストキシン注射をわきの皮下に打ち、汗の量を減らす治療法です。
これは直接ワキガのにおいに対する治療ではなく、汗の量を減らす、つまりエクリン汗腺の機能をブロックする効果をねらっています。アポクリン汗腺には効きませんが、汗の量が減ることによってにおいがばらまかれなくなり、若干ワキガのにおいが軽減します。

【 ボツリヌストキシン注射とは 】

ボツリヌストキシン注射とはボツリヌス菌から抽出したA型ボツリヌス毒素を精製したもので、アメリカにあるアラガン社の登録商標薬剤のことを本来指すのですが、最近は他社製のものも含めてボツリヌス毒素の治療薬一般を指すことが多いです。
ボツリヌス菌は交感神経から出るアセチルコリンという伝達物質を強く抑える作用により、汗腺への「汗を出す」という指令をブロックし、汗の分泌を低下させます。
ワキガの主な原因はアポクリン汗腺という汗腺からの分泌物ですが、においの元になる細菌を繁殖させるのは、エクリン汗腺から出る汗です。ボトックス注射による治療は、エクリン汗腺からの分泌物を少なくすることができるので、ワキガのにおいも軽減するのです。

【 ボツリヌストキシン注射のメリット 】

◇ 注射を打つだけなので、手術は必要ありません。
◇ 治療にかかる時間はほんの10分前後です。
◇ 施術後の腫れや痛み、むくみもほとんどありません。
◇ 手術をするわけではないので、傷跡などは残りません。
◇ アレルギーや副作用の心配もありません。
◇ 術後すぐに普段通りの生活が可能です。
◇ 発汗を抑えますので、多汗症の治療としても効果的です。
◇ 重度のワキガではない方ならば、ボトックス注射だけで十分効果を得られます。
◇ 汗が気になる夏場だけなど、期間限定でもご利用いただけます。

【 ボツリヌストキシン注射後のアフターケア 】

◇ ボツリヌストキシン注射による効果の持続は最大6か月です。
◇ その後は定期的に治療を行うことで、継続的に効果を得られます。
◇ ボツリヌストキシン注射を適量を数年間受け続けると汗そのものの分泌量も減少します。
◇ 入院や通院は不要です。
◇ 当日から、シャワーも入浴も可能です。
◇ お仕事や学校をお休みする必要はありません。
◇ ボツリヌストキシン注射施術後すぐは、わきの下の患部に強い刺激を与えないようにしてください。