サノレックス(Mazindol)とは?

MEDICAL DIET / 食欲抑制剤(マジンドール)

岡 浩子 医師監修:岡 浩子 医師
日本内科学会認定医

脳の摂食中枢に働きかけ、食欲そのものを抑える飲み薬。国内で承認された食欲抑制剤で、医師の管理のもと、最長3ヶ月の短期集中で使用します。

国内承認高度肥満症の
食欲抑制剤
1日1回昼食前に
1錠を服用
最長3ヶ月短期集中で
使用する薬
ウエストに手を当ててほほえむ女性

ムリなく続ける、
新しいダイエット習慣

開発の背景

主成分マジンドール
薬効分類食欲抑制剤(中枢神経に作用)
国内で承認されている効能・効果食事療法・運動療法の効果が不十分な高度肥満症(肥満度+70%以上またはBMI35以上)における、食事療法・運動療法の補助
服用方法1日1回、昼食前に1錠(0.5mg)
使用期間最長3ヶ月まで

「サノレックス(Mazindol)」は、日本国内で承認された中枢神経に作用する食欲抑制剤であり、長年にわたって臨床の現場で活用されてきた薬剤です。もともとは1970年代に欧米で開発され、現在では日本を含む一部の国で、医師の厳格な管理のもとに限り使用が認められています。その大きな特徴は、脳の視床下部にある摂食中枢に直接作用して食欲を抑える点にあり、GLP-1受容体作動薬とは異なるメカニズムで体重減少をもたらします。

国内での使用状況

  • 高度肥満症
  • 食事療法・運動療法で効果が不十分な方
  • 短期間での減量を目指す方
  • 他のダイエット薬で効果が見られなかった方

日本では、食事制限や運動療法だけでは効果が得られなかった高度肥満症の患者に対して、医師の判断で使用されることが多く、特に短期間での体重減少を目指す方に適した治療薬とされています。使用可能期間は最大3ヶ月と定められており、期間中は医師の指導のもとで定期的な経過観察が行われます。

医師の管理が欠かせない理由

  1. 1医師の診察・処方が必須
  2. 2使用期間は最長3ヶ月
  3. 3定期的な診察で経過を確認

サノレックスは中枢神経系に作用するため、一定の副作用リスクや依存性の可能性が指摘されています。自己判断での使用は絶対に避け、必ず医師の診察と指導のもとで服用する必要があります。特に他のダイエット薬で効果が見られなかった方、暴食傾向が強い方、短期間での減量を目指す方にとって、治療の選択肢のひとつとなります。

OFF-LABEL USE

自由診療・適応外使用についてのご説明

サノレックスを、承認された基準(高度肥満症)に該当しない方の医療ダイエット(体重管理)の目的で使用することは、国内で承認された効能・効果の範囲外にあたる「適応外使用」です。ご検討にあたって、次の点を必ずご確認ください。

国内での承認状況
サノレックス(マジンドール)錠は日本国内で承認された医薬品です。ただし承認されている効能・効果は「あらかじめ適用した食事療法及び運動療法の効果が不十分な高度肥満症(肥満度が+70%以上又はBMIが35以上)における食事療法及び運動療法の補助」であり、この基準に該当しない方の体重管理・ダイエットを目的とした使用は承認の範囲外(適応外使用)となります。
入手経路
本治療に使用するサノレックス錠は、国内の医薬品卸会社(正規販社)より入手した医薬品です。
費用
当院の医療ダイエットでの処方は自由診療のため健康保険は適用されず、全額自己負担となります。費用は下記「価格」をご確認ください。
主なリスク・副作用
のどの渇き・便秘・睡眠障害・頭痛・めまい・眠気・いらいら感などが現れることがあります。重大な副作用として、依存性、肺高血圧症が起こる可能性があります(いずれも頻度不明)。症状は「副作用について」をご確認ください。
医薬品副作用被害救済制度
日本国内の「医薬品副作用被害救済制度」は、承認された効能・効果、用法・用量に従って適正に使用された場合に生じた健康被害を救済する制度です。適応外使用(自費診療での減量目的等)において重篤な副作用が発生した場合、本制度の救済対象外(給付対象外)となりますので、あらかじめご了承ください。

MECHANISM

なぜ痩せるの?

サノレックスは、脳の摂食中枢に直接作用することによって、以下のような効果をもたらします。

食欲の抑制のイメージ
POINT 01

強い食欲の抑制

中枢神経を介して満腹感を長時間持続させ、過食や間食を抑制。無理なく食事量が減るため、自然な体重減少が期待されます。

満腹感の維持のイメージ
POINT 02

満腹感の維持

食事を少量で済ませても満足感が得られやすくなるため、無理な我慢をせずに減量を進めることができます。

短期間での体重減少のイメージ
POINT 03

短期間での体重減少

医師の管理下で3ヶ月以内に集中して使用する薬のため、短い期間で体重の変化を目指したい方に適しています。

マジンドールのはたらきを詳しく読む

サノレックスの主成分であるマジンドールは、アンフェタミン類に似た化学構造を持ち、脳の神経伝達物質であるノルアドレナリンやドーパミンなどの再取り込みを阻害することで、視床下部の摂食中枢に作用して食欲を抑えます。その結果、空腹感が減り、食事量が減ることで体重の減少につながります。中枢神経に作用する薬のため、依存性に注意が必要で、使用期間は3ヶ月までと定められています。

MERIT & DEMERIT

メリットとデメリット

メリット

  • 国内で承認された食欲抑制剤
  • 他の薬で効果が見られなかった場合にも有効な可能性
  • 食欲抑制効果により短期間での減量が期待できる
  • 自己流ダイエットでは難しい「強い食欲」のコントロールに適応

デメリット

  • 使用期間は最大3ヶ月までに限定
  • 医師の診察・指導・定期検査が必須
  • のどの渇き、便秘、眠気、めまい、不眠などの副作用が出ることがある
  • 中枢神経に作用するため、精神的影響や依存性のリスクがある

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新しいダイエット習慣

RECOMMEND

こんな方におすすめ

食欲やダイエットの悩みを抱える女性のイラスト
  • 食欲のコントロールが難しく、過食や夜間の暴食に悩んでいる方
  • 他のダイエット薬や方法では効果がなかった方
  • 医師の指導のもとでしっかりと減量したい方
  • 短期間で体重の変化を目指したい方
  • BMIが高く、生活習慣病リスクの早期改善が必要な方

EFFECT

効果

サノレックス(Mazindol)は、単に「食欲を抑える」という一点にとどまらず、中枢神経への作用によって、短期間での体重減少を後押しすることが特長です。特に、他の治療法では効果が得られなかった方や、食欲の自己管理が難しい方の選択肢として位置づけられています。

※効果の現れ方には個人差があります。

1短期間での体重減少摂食中枢に働きかけ、食事量を抑える

サノレックスは、脳の視床下部に存在する摂食中枢に働きかけ、食欲を抑制します。これにより食事量が減少し、短期間での体重減少が期待できます。なお、服用開始から1ヶ月以内に効果が見られない場合は、服用を中止します。

2暴食・間食の抑制「食べたい気持ち」をコントロールしやすく

過食や間食、夜間の食事など、「食べたい気持ちが止まらない」といった食行動を自分で抑えるのが難しい方にとって、サノレックスは選択肢のひとつになります。満腹感が続きやすく空腹を感じにくくなるため、食事の量を抑えやすくなり、食習慣を見直すきっかけにもつながります。

3高度肥満・生活習慣病リスクの軽減体重の減少が、数値改善のきっかけに

肥満が長く続いている方や高度肥満症の方では、体重を減らすことが、血糖値・血圧・脂質などの数値の改善につながることがあります。食事療法・運動療法とあわせて行うことで、生活習慣病のリスクを下げるための治療の一部として用いられます。

4モチベーションの向上変化の実感が、生活習慣を見直す力に

体重の変化を実感できることで、これまでダイエットが続かなかった方でも、食事や運動の習慣を見直す意欲につながることがあります。服用期間は最長3ヶ月のため、その間に生活習慣を整え、服用終了後も体重を維持できるよう医師と一緒に取り組みます。

5自信と前向きな気持ち「我慢」に頼りすぎないから、ストレスが少ない

食欲を無理に我慢するだけのダイエットに比べて、精神的な負担を抑えながら減量に取り組めることがあります。体調や気分の変化には個人差があるため、気になることがあれば診察時にご相談ください。

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PRICE

価格

ヒロクリニックでは、医師によるカウンセリングを経て、安全な範囲でのサノレックス処方を行っています。

0.5mg14錠(2週間分)

7,700円(税込)2週間あたり

郵送対応可能(送料別途)

※依存性や安全性を考慮し、連続した内服期間は最大3ヶ月までとしております。
※自由診療(全額自己負担)です。

CAUTION

サノレックス(Mazindol)ご使用にあたっての注意点

サノレックス(Mazindol)は、食欲抑制作用を持つ中枢神経に作用する薬であり、医師の処方と厳格な管理が必要な医療用医薬品です。副作用や依存性のリスクを伴うため、以下の注意点をしっかりと理解し、安全に治療を進めていきましょう。

01使用期間と服用方法について
診察医師が適応を判断1日1回昼食前に1錠夕方以降服用を避ける最長3ヶ月定期診察で継続を判断

サノレックスの使用期間は「最大3ヶ月まで」と明確に定められており、それ以上の長期使用は行いません。これは薬の中枢神経への影響を考慮し、肺高血圧症などの副作用や依存症のリスクを最小限に抑えるためです。

服用は1日1回、昼食前が基本です。睡眠障害を引き起こすことがあるため、夕方以降の服用は避けてください。自己判断による増量や服用時間の変更は絶対に避け、定期的な診察の中で調整を行います。

02初期副作用と体調変化

のどの渇き、便秘

不眠、眠気、めまい

いらいら感、気分の変動

症状が強い場合は無理をせず医師にご相談ください

服用初期には、のどの渇き、便秘、めまい、眠気、不眠、情緒の変動などが見られる場合があります。多くは一時的なもので徐々に落ち着くことが多いとされていますが、副作用が強い場合や日常生活に支障をきたすような場合には、無理をせず医師に相談してください。

03生活習慣への配慮

○ 心がけたいことバランスの良い食事/十分な睡眠/ウォーキングなどの軽い有酸素運動

△ 控えたいことアルコールの摂取/カフェインの多い飲料(コーヒー・エナジードリンクなど)/車の運転など危険を伴う機械の操作

サノレックスの作用は中枢神経系に及ぶため、服用中のアルコール摂取は控えてください。アルコールは副作用を強めたり精神的な症状を悪化させる恐れがあります。また、カフェインを多く含む飲料も覚醒作用を強めるため、控えめにしましょう。めまいや眠気などが起こることがあるため、服用中は自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。

バランスの良い食事と十分な睡眠、軽い有酸素運動(ウォーキングなど)を日常に取り入れることも大切です。

04持病・服薬中の方への注意

次の方は使用できません妊娠中・妊娠の可能性がある方/緑内障の方/重い心臓病・膵臓病・腎臓病・肝臓病、重い高血圧、脳血管障害のある方/不安・抑うつ・異常興奮状態の方、統合失調症などの精神疾患のある方/薬物・アルコールの乱用歴がある方/MAO阻害剤を服用中の方

使用前に必ず医師にご相談ください心疾患・高血圧・甲状腺機能亢進症・糖尿病・てんかんなどの持病がある方/向精神薬・睡眠薬・抗不安薬などを服用中の方/授乳中の方

サノレックスは、持病によっては使用できない場合や、慎重な判断が必要な場合があります。左記に当てはまる方は、必ず服用前に医師に申告してください。妊娠中・妊娠の可能性がある方は使用できません。

また、他の薬剤との併用は相互作用による影響が出る可能性があるため、現在使用中のすべての薬を医師に報告することが重要です。

05定期的な診察とフォローアップ

体重・血圧・脈拍・精神状態などを定期的に確認します

サノレックスの服用期間中は、必ず医師による定期的な診察を受け、体重、血圧、心拍、精神状態などの確認を行うことが求められます。動いたときの息切れや胸の痛みなど、異常が見られた場合は速やかに服用を中止し、医師の指示を仰いでください。ヒロクリニックでは、患者様の体調変化に応じたフォローアップ体制を整えており、安全で安心な治療継続をサポートしています。

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SIDE EFFECTS

副作用について

サノレックスは、食欲抑制効果による治療効果が期待される一方で、中枢神経への作用に起因する副作用が比較的多く見られる薬剤です。

主な副作用

  • のどの渇き
  • 便秘
  • めまい
  • 眠気
  • 不眠
  • 頭痛
  • 情緒不安定
  • 不安感
  • 興奮
  • 動悸
  • 軽い抑うつ感 など

これらの症状は、服用初期に現れやすく、特に精神面への影響に関しては、個人差が大きく出ることがあります。体調に不安を感じた場合には、医師へご相談ください。

重大な副作用について

サノレックス錠の服用により、以下の重篤な副作用が発現する可能性があります。異変を感じた場合は直ちに服用を中止し、当院または救急医療機関にご相談ください。

  • 依存性(頻度不明)薬への強い欲求、自己判断での増量など
    ※必ず医師の管理のもとで、定められた期間内で使用してください。
  • 肺高血圧症(頻度不明)動いたときの息切れ・呼吸困難、胸の痛み、失神など

ヒロクリニックのサポート体制

副作用について事前に丁寧に説明を行い、安心して治療を始めていただけるようサポート体制を整えています。

  1. 1服用初期の体調変化への対応
  2. 2生活習慣へのアドバイス
  3. 3服用期間・服薬の管理

副作用の兆候を見逃さないよう細やかな診察・相談体制を整え、患者様が安心して服用を継続できるよう包括的なケアを提供しています。

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