リベルサス(Rybelsus)とは|ダイエット目的の効果・費用・注意点

MEDICAL DIET / 経口GLP-1受容体作動薬

岡 浩子 医師監修:岡 浩子 医師
日本内科学会認定医

飲み薬(経口)タイプのGLP-1受容体作動薬。朝の空腹時に1錠を水で飲む方法で、国内では2型糖尿病の治療薬として承認されており、食欲を抑える作用から、医療ダイエット(自由診療・適応外使用)にも用いられています。

飲み薬経口タイプの
GLP-1製剤
1日1錠朝の空腹時に
水で服用
注射不要通院の負担も
軽減
朝、水の入ったコップを手にほほえむ女性

ムリなく続ける、
新しいダイエット習慣

開発の背景

主成分セマグルチド
開発ノボノルディスク社(デンマーク)
国内で承認されている効能・効果2型糖尿病
服用方法朝の空腹時に1錠を水で

「リベルサス(Rybelsus)」は、経口投与(飲み薬)タイプのGLP-1受容体作動薬であり、2型糖尿病の治療薬としてデンマークのノボノルディスク社によって開発されました。これまでGLP-1製剤は注射による投与が主流でしたが、リベルサスの登場により、飲み薬という形でより手軽に治療が行えるようになった点が大きな特徴です。血糖コントロールに加えて、食欲の抑制や体重減少といった副次的効果が高く評価され、現在では肥満治療や生活習慣病の予防を目的とした医療にも応用が広がっています。

国内での処方実績

  • 2型糖尿病
  • 肥満症
  • 糖尿病予備群
  • 内臓脂肪型肥満を指摘された方
  • 高血糖を指摘された方

日本国内でも、2021年以降から医療機関での取り扱いが進み、2型糖尿病の治療をはじめとして、肥満症、糖尿病予備群、健康診断で内臓脂肪型肥満や高血糖を指摘された方などへの処方実績が増えています。特に注射に抵抗がある方や、これまでダイエットを何度試みても効果が出なかった方、ストレスや過食傾向のある方にとって、負担の少ない新たな選択肢として注目されています。

続けやすさが人気の理由

  1. 1朝の空腹時に1錠を水で服用するだけ
  2. 2毎日の注射が不要
  3. 3通院の負担も軽減

リベルサスはGLP-1の働きを飲み薬(経口薬)で得られるようにした薬剤であり、朝の空腹時に1錠を水で服用するというシンプルな使用法から、日常生活に無理なく取り入れやすい点も人気の理由です。毎日の注射が不要なため、通院の負担も軽減され、継続的な治療を希望する多くの患者に支持されています。

OFF-LABEL USE

自由診療・適応外使用についてのご説明

リベルサスを医療ダイエット(体重管理)の目的で使用することは、国内で承認された効能・効果の範囲外にあたる「適応外使用」です。ご検討にあたって、次の点を必ずご確認ください。

国内での承認状況
リベルサス(セマグルチド)錠は日本国内で承認された医薬品です。ただし承認されている効能・効果は「2型糖尿病」であり、体重管理・ダイエットを目的とした使用は承認の範囲外(適応外使用)となります。
同じ成分の国内承認薬
リベルサスと同じ有効成分(セマグルチド)を持つ注射薬として、国内で「肥満症」を適応として承認されている「ウゴービ皮下注」があります。ただし、ウゴービには厳格な投与基準(BMIの数値や肥満に関連する健康障害の有無など)が定められており、特定の施設での処方に限られます。当院でのリベルサスの処方は、糖尿病治療の適応外としての自費診療(保険外診療)となります。
入手経路
本治療に使用するリベルサス錠は、国内の医薬品卸会社(正規販社)より入手した医薬品です。
費用
適応外使用のため健康保険は適用されず、全額自己負担(自由診療)となります。費用は下記「価格」をご確認ください。
主なリスク・副作用
吐き気・下痢・便秘・胃の不快感などの消化器症状が、服用初期に現れることがあります。重大な副作用として、急性膵炎、低血糖、胆嚢炎・胆管炎・胆汁うっ滞性黄疸、腸閉塞、重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)が起こる可能性があります(いずれも頻度不明)。症状は「副作用について」をご確認ください。
医薬品副作用被害救済制度
日本国内の「医薬品副作用被害救済制度」は、承認された効能・効果、用法・用量に従って適正に使用された場合に生じた健康被害を救済する制度です。適応外使用(自費診療での減量目的等)において重篤な副作用が発生した場合、本制度の救済対象外(給付対象外)となりますので、あらかじめご了承ください。
諸外国での承認状況・安全性
有効成分セマグルチドの経口剤(Rybelsus)は、アメリカ(FDA)や欧州(EMA)などにおいても「2型糖尿病の治療薬」として承認されています。同じ成分の注射剤(Wegovy)は米国をはじめ諸外国で肥満症治療薬として承認されていますが、経口剤(リベルサス)としての肥満症の適応は、諸外国においても限定的・開発途上です。
米国(FDA)の添付文書などでは、動物実験での甲状腺髄様癌(MTC)のリスクに関する警告(黒枠警告)や、急性膵炎・胆嚢疾患・低血糖・急性腎障害・網膜症に関する注意事項が明記されています。海外の市販後調査や臨床試験においても、日本国内で報告されている副作用(急性膵炎や胃腸障害など)と同様の安全性が報告されています。

MECHANISM

なぜ痩せるの?

リベルサスは、GLP-1受容体に作用することで、以下のような効果をもたらします。

食欲の抑制のイメージ
POINT 01

食欲の抑制

GLP-1の作用により脳の満腹中枢が刺激され、自然と食事量が減少。間食や過食を防ぎやすくなります。

血糖コントロールのイメージ
POINT 02

血糖コントロール

食後の血糖値上昇を抑え、脂肪の蓄積を防止。糖代謝が改善され、インスリンの効きも良くなります。

胃の動きをゆるやかにするイメージ
POINT 03

胃の動きをゆるやかにする

胃の内容物の排出が緩やかになり、満腹感が長時間持続。食事の回数や量が自然と減ります。

GLP-1のはたらきを詳しく読む

リベルサスの主成分である「セマグルチド」は、消化管から分泌されるホルモン「GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)」の働きを人工的に再現・増強する薬剤です。GLP-1は、食後に分泌され、インスリンの分泌を促し、血糖値を下げると同時に、脳の満腹中枢を刺激して食欲を抑制する働きがあります。また、胃の排出を遅らせることで満腹感を長く持続させる効果もあるため、自然と食事量が減少し、無理なく体重が減少するという利点があります。

MERIT & DEMERIT

メリットとデメリット

メリット

  • 飲み薬なので手軽で続けやすい
  • GLP-1の作用により、医学的根拠のある減量効果
  • 注射に抵抗がある方でも始めやすい
  • 食事制限なしでも自然な減量が期待できる
  • 2型糖尿病予防にも有用

デメリット

  • 朝の空腹時に服用しなければならない
  • 医師の処方が必要
  • 吐き気や胃もたれ、便秘などの副作用が出ることがある
  • 一部の人にとっては効果発現までに時間がかかる場合がある

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新しいダイエット習慣

RECOMMEND

こんな方におすすめ

通院できない、食欲が止まらない、注射が怖いなどの悩みを抱える女性のイラスト
  • 注射に抵抗がある方
  • 食欲が止まらず自己流ダイエットで成果が出ない方
  • 健康診断で血糖値や肥満を指摘された方
  • 忙しくて通院が難しいが、自宅で治療を始めたい方
  • 糖尿病や肥満の家族歴があり、予防を意識したい方

EFFECT

効果

リベルサス(Rybelsus)は、単なる体重減少だけでなく、血糖コントロールや脂質代謝の改善、精神的な負担の軽減など、全身の代謝バランスに幅広く働きかけることで、健康的かつ持続可能なダイエット効果をもたらします。

※効果の現れ方には個人差があります。

3mg・7mg・14mgの用量の違いと効果が出るまでの期間はリベルサスの効果と用量(3mg・7mg・14mg)の違いで解説しています。

1自然で持続的な体重減少食欲抑制と満腹感の持続で、無理なく減量

リベルサスは、GLP-1受容体に作用することにより、食欲の抑制と満腹感の持続をもたらします。胃の動きをゆるやかにして食事量を自然に減らすことができるため、無理な食事制限をせずとも体重が減少していきます。

2血糖値の安定食後の急な血糖上昇をおだやかに

リベルサスはもともと2型糖尿病の治療薬として開発された背景があり、食後の急激な血糖上昇を抑制し、インスリン分泌を促進する作用があります。これによりインスリン抵抗性の改善や空腹時血糖の低下が期待できます。血糖変動が抑えられることで、エネルギーバランスの安定にもつながります。

3内臓脂肪の減少と生活習慣病リスクの低下メタボリックシンドロームの予防・改善に

リベルサスの代謝改善効果は、内臓脂肪への影響が強く、脂肪肝や腹囲の縮小、高血圧・脂質異常症の改善にもつながるとされています。内臓脂肪の減少は、生活習慣病のリスクを総合的に低下させ、より健康的な身体環境を構築するために重要なポイントです。特にメタボリックシンドロームの予防・改善において、その有用性は大きく評価されています。

4精神的負担の軽減と継続のしやすさ「我慢」に頼らないから、ストレスが少ない

従来のダイエットでは、「我慢」や「制限」によるストレスが大きな障壁となりがちですが、リベルサスは自然に食欲を抑える作用があるため、無理に食事を制限する必要がなく、精神的負担が少ないという特徴があります。ストレスの少ない持続的な減量が実現しやすいのが特徴です。

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PRICE

価格

ヒロクリニックでは、リベルサスの用量と目的に応じたプランをご用意しています。医師の診察を経て、最適な用量を決定します。

3mg30錠(1ヶ月分)

8,980円(税込)1ヶ月あたり

7mg30錠(1ヶ月分)

19,980円(税込)1ヶ月あたり

14mg30錠(1ヶ月分)

39,800円(税込)1ヶ月あたり

郵送対応可能(送料別途)

※自由診療(全額自己負担)です。

注射薬(マンジャロ)との費用・続けやすさの比較はリベルサスとマンジャロの違いをご覧ください。

CAUTION

リベルサス(Rybelsus)ご使用にあたっての注意点

リベルサス(Rybelsus)は、医師の処方のもとでのみ使用できる医療用のGLP-1経口薬です。高い効果が期待できる反面、使用方法や生活習慣の見直しが必要となるため、以下の注意点をよく理解した上で、安心・安全に服用を継続することが大切です。

01服用タイミングについて
起床朝の空腹時1錠を水で水以外はNG30分以上飲食を避ける朝食OK

リベルサスは、朝の空腹時に水とともに服用することが推奨されています。服用後少なくとも30分間は飲食を避ける必要があります。これは薬剤の吸収を最大限に高め、効果をしっかりと発揮させるためです。カフェイン飲料やジュースなどと一緒に飲むと効果が低下する恐れがあるため、必ず水で服用してください。

服用時間帯や方法を守ることで、副作用の軽減にもつながります。同時に他の薬やサプリメントを服用している場合は、医師に相談することで相互作用のリスクを回避できます。

水の量や飲み忘れたときの対処など、飲み方の詳細はリベルサスの飲み方(水の量・服用タイミング・飲み忘れの対処)で解説しています。

02初期の副作用について

吐き気、胃の不快感

便秘、腹部膨満感

食欲不振、軽度のだるさ

通常は1〜2週間で自然に落ち着くことが多く見られます

リベルサスは消化管に作用するため、左記の副作用が初期に現れることがあります。これらの症状は、身体が薬に慣れる過程で一時的に現れることが多く、通常は1〜2週間で自然に落ち着くことが多く見られます。症状が強い場合や続く場合は、無理せず医師に相談してください。

03飲酒・食生活・生活習慣について

○ 心がけたいこと野菜中心の和食・低糖質のバランスの取れた食事/ウォーキングや軽いストレッチ/こまめな水分補給

△ 控えたいことアルコールの摂取/高脂肪・高糖質な食事

リベルサス服用中は、アルコールの摂取を控えめにすることが望まれます。アルコールは胃腸への刺激が強く、薬の吸収や効果、副作用に影響を与える可能性があります。また、高脂肪・高糖質な食事は薬の効果を妨げる恐れがあるため、野菜中心の和食や低糖質のバランスの取れた食事が推奨されます。

さらに、適度な運動(ウォーキングや軽いストレッチ)を取り入れ、こまめな水分補給を心がけることで、副作用の軽減や減量効果の促進が期待されます。

04持病や服薬中の方への注意

使用前に必ず医師にご相談ください糖尿病、高血圧、甲状腺疾患、膵臓疾患などの基礎疾患がある方/血糖降下薬・利尿薬・向精神薬などを服用中の方

原則として使用は推奨されません妊娠中・授乳中の方(安全性が十分に確認されていないため)

糖尿病、高血圧、甲状腺疾患、膵臓疾患など、基礎疾患がある方は、リベルサスの使用前に必ず医師にご相談ください。また、他の薬剤との併用(特に血糖降下薬や利尿薬、向精神薬など)がある場合は、相互作用に注意が必要です。

妊娠中・授乳中の方については、安全性が十分に確認されていないため、原則として使用は推奨されません。妊娠の可能性がある方は、事前に医師にご相談ください。

05定期的な経過観察とフォローアップ

服用状況や体重・体調の変化に応じて、用量や服用方法を調整します

リベルサスの効果を最大限に引き出し、安全に治療を継続するためには、医師による定期的な診察とフォローアップが非常に重要です。ヒロクリニックでは、服用状況や体重・体調の変化に応じて、用量や服用方法の調整を行いながら、患者様一人ひとりに最適な治療計画を提案しています。

ムリなく続ける、
新しいダイエット習慣

SIDE EFFECTS

副作用について

リベルサスは減量効果と血糖改善効果が期待される一方で、使用初期や体質により副作用が現れることがあります。

主な副作用

  • 吐き気
  • 胃の不快感
  • 便秘
  • 腹部膨満感
  • 食欲減退
  • 下痢
  • 倦怠感
  • 胃もたれ など

これらの副作用は、薬剤が体内に馴染むまでの間に一時的に現れることが多く、服用を続けることで徐々に軽減していく傾向があります。特に服用初期は、症状の変化に敏感になることが重要であり、体調に不安を感じた場合には医師へ相談することが推奨されます。

重大な副作用について

リベルサス錠の服用により、以下の重篤な副作用が発現する可能性があります。異変を感じた場合は直ちに服用を中止し、当院または救急医療機関にご相談ください。

  • 急性膵炎(頻度不明)激しい腹痛(特に上腹部や背中の痛み)、持続する嘔吐、発熱など
  • 低血糖(頻度不明)脱力感、高度の空腹感、冷汗、顔面蒼白、動悸、震え、頭痛、めまい、意識障害など
    ※他剤との併用や過度な食事制限によりリスクが高まります。
  • 胆嚢炎・胆管炎・胆汁うっ滞性黄疸(頻度不明)右腹部の痛み、発熱、皮膚や白目が黄色くなる(黄疸)など
  • 腸閉塞(頻度不明)激しい腹痛、持続する便秘、腹部膨満感、嘔吐など
  • 重篤なアレルギー反応(アナフィラキシー)(頻度不明)蕁麻疹、呼吸困難、顔面・唇・舌の腫れ、血圧低下など

※その他、吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹部不快感などの胃腸障害が服用初期に多くみられます。

副作用の頻度や起こりやすい時期、症状別の対処法と受診の目安はリベルサスの副作用(吐き気・下痢・急性膵炎)と対処法で詳しく解説しています。

ヒロクリニックのサポート体制

薬剤の特性や副作用に関する説明を丁寧に行い、患者様が安心して治療を継続できるようサポート体制を整えています。

  1. 1服用初期の体調変化への対応法
  2. 2食事のタイミングや内容の工夫
  3. 3服薬管理のコツ

これらを丁寧にご説明し、患者様が無理なく、そして効果的に治療を継続できるよう包括的なサポートを提供しています。

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