マンジャロを処方してもらうには、医療機関で医師の診察を受ける必要があります。インターネット通販や個人輸入で購入する薬ではありません。また、日本でマンジャロが承認されている効能・効果は「2型糖尿病」です。減量目的で使用する場合は承認された目的とは異なる自由診療(適応外使用)となり、診察の結果によっては処方できません。
マンジャロ処方の要点
- 処方には医師の診察が必要です。オンライン診療でも、問診と診察を受けて医師が適否を判断します。
- マンジャロの承認適応は2型糖尿病です。減量目的の処方は自由診療・適応外使用になります。
- 同じ有効成分チルゼパチドを含む肥満症治療薬「ゼップバウンド」とは、承認された対象・使用条件が異なります。
- 既往歴、服薬中の薬、妊娠・授乳、体調などにより処方を見合わせる場合があります。
- 用量は自己判断で増減せず、副作用や効果を確認しながら医師の指示どおりに使用します。
この記事の監修医師
岡 浩子 医師
医療法人社団福美会 理事長/日本内科学会認定医
1997年に東邦大学医学部を卒業後、慶應義塾大学医学部内科学教室へ入局。大学病院・総合病院で内科診療の研鑽を積み、2008年にヒロクリニックを開院。
医師の経歴・監修体制を見るマンジャロはどこで処方してもらえる?
マンジャロは医療用医薬品のため、医療機関で処方を受けます。対面診療だけでなく、医療機関によってはオンライン診療にも対応しています。オンライン診療でも「注文すれば必ず届く」ものではなく、医師が問診・診察を行い、処方できるかを判断します。
- 対面診療:その場で診察や必要な検査を受けやすく、注射方法も直接確認できます。
- オンライン診療:通院時間を抑えられますが、症状や検査結果によっては対面受診が必要です。
- 個人輸入・医療機関以外の通販:品質や保管状態、偽造品、健康被害時の対応に問題があるため利用しないでください。
ヒロクリニックの医療ダイエットでは、初診からオンラインで相談できます。診察の結果、処方が適切でないと医師が判断した場合は、処方を行わないことがあります。
マンジャロの処方条件と保険適用
「マンジャロ」「ゼップバウンド」は、どちらも有効成分チルゼパチドを含みますが、日本で承認された対象は同じではありません。この違いを理解しておくことが重要です。
| 薬剤 | 日本で承認された対象 | 保険適用の考え方 |
|---|---|---|
| マンジャロ | 2型糖尿病 | 2型糖尿病の治療として、食事・運動療法を行っても十分な効果が得られない場合などに医師が判断します。単なる減量目的では保険適用になりません。 |
| ゼップバウンド | 肥満症 | 食事・運動療法で十分な効果が得られず、BMI35以上、またはBMI27以上で肥満に関連する健康障害を2つ以上有するなど、厳格な条件があります。 |
| マンジャロを減量目的で使用 | 承認された目的とは異なる使用 | 自由診療(全額自己負担)です。医師が医学的に必要性と安全性を検討し、適応外使用について説明したうえで処方を判断します。 |
「BMIが基準以上ならマンジャロを必ず処方できる」という意味ではありません。BMIや合併症の基準は、肥満症治療薬ゼップバウンドの承認条件と関係するもので、マンジャロの承認適応は2型糖尿病です。どちらの薬が適切かは、治療目的と健康状態を踏まえて医師が判断します。
ヒロクリニックでマンジャロの処方を受ける流れ
- WEBで診療予約
医療ダイエットの予約ページから希望日時を選びます。 - 事前問診に回答
持病、既往歴、アレルギー、服用中の薬、妊娠・授乳の可能性などを正確に入力します。 - 医師によるオンライン診察
現在の体調や治療歴を確認し、期待できる効果、適応外使用、副作用、代替となる治療について説明します。 - 処方可否と用量の決定
医学的に適切と判断された場合に処方します。診察を受けても処方に至らないことがあります。 - 決済・配送・使用開始
薬剤は温度管理して配送します。使用方法の説明を受け、医師の指示に従って開始します。
オンライン診療の受付時間は平日18:00〜21:00です。治療中に強い症状がある場合は、オンライン相談だけで済ませず、近隣の医療機関や救急外来を受診してください。
診察で確認されること・準備するもの
安全に処方するため、医師は次の情報を確認します。お薬手帳や直近の健康診断・血液検査の結果がある場合は、手元に準備してください。
- 身長、体重、BMI、体重変化、減量の目的
- 糖尿病、膵炎、胆石症、胃腸障害などの病歴
- 服用中の薬・サプリメント、アレルギー歴
- 妊娠中、授乳中、妊娠の予定・可能性
- 食事・運動習慣、過去のダイエットや治療歴
- 血糖値、HbA1c、腎機能・肝機能などの検査結果
マンジャロを処方できない人・慎重な判断が必要な人
添付文書上、使用できない人
- マンジャロの成分で過敏症を起こしたことがある人
- 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡・前昏睡、1型糖尿病の人
- 重症感染症、手術などの緊急時にある人
処方を見合わせる、または慎重な管理が必要な例
- 妊娠中、妊娠している可能性がある、または妊娠を希望している人
- 授乳中の人
- 重い胃不全麻痺などの胃腸障害、膵炎、胆石症の既往がある人
- インスリン製剤やSU薬など、低血糖を起こす可能性がある薬を使用している人
- 脱水や腎機能悪化のリスクがある人
- 腹部手術歴や腸閉塞の既往がある人
- 全身麻酔や深い鎮静を伴う予定がある人
上記に当てはまらなくても、体調や服薬状況によって処方できないことがあります。問診で事実を省略すると重大な副作用につながるおそれがあるため、必ず医師へ伝えてください。
用量は医師が決定し、自己判断で増量しない
2型糖尿病に対するマンジャロの承認用法では、通常は週1回2.5mgから開始し、4週間後に週1回5mgへ増量します。その後は状態に応じて医師が用量を調整し、増量する場合も少なくとも4週間の間隔を空けます。最大用量は週1回15mgです。
これは2型糖尿病に対する承認用法であり、減量目的の自己注射を推奨するものではありません。早く体重を落とそうとして自己判断で増量すると、吐き気、嘔吐、下痢などが強く出るおそれがあります。打ち忘れや体調不良時の対応も含め、必ず処方医の指示に従ってください。
ヒロクリニックのマンジャロ処方費用
減量目的のマンジャロ処方は自由診療のため、健康保険は使えません。ヒロクリニックの通常配送における目安は次のとおりです(2026年8月25日時点)。
| 用量 | 薬剤費(4本) | 通常送料 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 2.5mg | 17,600円 | 1,650円 | 19,250円 |
| 5mg | 25,920円 | 1,650円 | 27,570円 |
| 7.5mg | 61,600円 | 1,650円 | 63,250円 |
定期配送は送料660円、北海道・沖縄は送料2,200円です。診察内容によって必要な検査や処方内容が異なる場合があります。最新の料金は料金表でご確認ください。
処方後に注意したい副作用
よくみられるのは、吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹部不快感、食欲低下などの消化器症状です。治療初期や増量後に起こりやすいため、症状が強い場合は我慢せず処方医へ連絡してください。
| 症状 | 考えられる状態と対応 |
|---|---|
| 冷汗、震え、動悸、強い空腹感、意識がぼんやりする | 低血糖の可能性があります。特に他の糖尿病薬を併用している人は注意し、指示された対処を行って医療機関へ相談してください。 |
| 嘔吐を伴う持続的な激しい腹痛、背中へ広がる痛み | 急性膵炎の可能性があります。使用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。 |
| 右上腹部の強い痛み、発熱、黄疸 | 胆のう炎や胆管炎などの可能性があります。速やかに医療機関を受診してください。 |
| 嘔吐や下痢が続く、尿量が減る、強いだるさ | 脱水や急性腎障害の可能性があります。水分が取れない場合は早めに受診してください。 |
| 便やガスが出ない、腹部が張る、繰り返し嘔吐する | 腸閉塞の可能性があります。すぐに医療機関を受診してください。 |
マンジャロには胃内容物の排出を遅らせる作用があるため、手術や検査で全身麻酔・深い鎮静を受ける予定がある場合は、使用中であることを必ず担当医へ伝えてください。
オンライン処方を受ける医療機関の選び方
- 薬剤費だけでなく、診察料・送料・検査費を含む総額が明記されている
- 適応外使用、期待できる効果、リスク、代替治療の説明がある
- 既往歴や併用薬を確認し、処方できない条件を明示している
- 初回だけでなく、増量時や副作用時に医師へ相談できる
- 薬剤の保管・配送方法が明確で、医療機関の連絡先が確認できる
「診察なし」「必ず処方」「短期間で必ず何kg痩せる」などの表現だけで選ばず、継続して医師の管理を受けられるかを確認しましょう。
マンジャロ処方に関するよくある質問
マンジャロは誰でも処方してもらえますか?
いいえ。医師が治療目的、健康状態、既往歴、併用薬などを確認し、期待できる効果よりリスクが上回ると判断した場合は処方できません。オンライン診療を予約しても、処方が保証されるわけではありません。
マンジャロは初診からオンラインで処方できますか?
医療機関が対応しており、オンライン診療で適切に診断できると医師が判断した場合は可能です。ヒロクリニックでは初診からオンラインで相談できます。ただし、検査や対面診療が必要と判断された場合は、処方前に受診をご案内します。
マンジャロは保険適用になりますか?
2型糖尿病の治療として適切な条件を満たす場合は保険診療の対象になり得ます。ダイエット・減量目的でのマンジャロ処方は自由診療で、全額自己負担です。
BMIがいくつなら処方されますか?
マンジャロの承認適応は2型糖尿病であり、BMIだけで処方可否が決まる薬ではありません。肥満症治療薬ゼップバウンドにはBMIや合併症などの基準があります。減量目的の自由診療でも、BMIだけでなく全身状態を含めて医師が判断します。
マンジャロは薬局や通販で買えますか?
市販薬ではないため、薬局で自由に購入することはできません。医療機関を受診し、医師の処方を受けてください。個人輸入や医療機関ではない通販は、品質・保管状態や偽造品のリスクがあり推奨できません。
マンジャロで1か月に何kg痩せますか?
体重変化には個人差があり、1か月で必ず減る体重を約束することはできません。開始用量は体を薬に慣らす期間でもあり、短期間の数字だけを見て自己判断で増量しないことが重要です。食事・運動とあわせ、体重だけでなく体調や検査値も確認します。
まとめ|マンジャロは医師の診察と継続管理のもとで処方を受ける
マンジャロは医療用医薬品で、処方には医師の診察が必要です。日本での承認適応は2型糖尿病であり、減量目的で使う場合は自由診療・適応外使用となります。同じチルゼパチド製剤でも、肥満症治療薬ゼップバウンドとは承認対象や条件が異なります。
安全性を高めるには、既往歴や服用薬を正確に伝え、用量を自己判断で変えず、副作用があるときに相談できる医療機関を選ぶことが大切です。ヒロクリニックでは、医師がオンラインで状態を確認し、処方の可否と治療計画をご案内します。
参考資料
- PMDA「マンジャロ皮下注アテオス 電子添文」
- PMDA「患者向医薬品ガイド マンジャロ」
- 厚生労働省「2型糖尿病治療薬の美容・痩身等を目的とした使用について」
- 日本イーライリリー「医薬品の適正使用に関するお願い」
- 日本肥満学会・PMDA関連資料「チルゼパチド製剤の安全・適正使用について」
本記事は2026年9月8日時点の公的資料・添付文書および当院情報をもとに作成しています。承認内容、料金、診療体制は変更される場合があります。