AGAとは

AGA(男性型脱毛症)は、男性に最も一般的な脱毛症の一種です。AGAは頭頂部や前頭部から髪が薄くなり、最終的には脱毛が進行する状態を指します。これは、男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変換されることによって引き起こされるもので、毛根に影響を与えて髪の成長を妨げます。

主な特徴

  1. 前頭部と頭頂部の脱毛:
    • AGAは特に前頭部の髪の生え際や頭頂部(つむじ)から始まることが多いです。
    • 髪の生え際が後退し、頭頂部が薄くなるという進行パターンが典型的です。
  2. 進行性の脱毛:
    • AGAは徐々に進行するため、初期段階では目立たないことが多いです。
    • 年齢とともに脱毛の範囲が広がり、薄毛が進行していきます。
  3. 遺伝的要因:
    • AGAには強い遺伝的要因があり、家族に薄毛の人がいる場合、発症する可能性が高くなります。
    • 両親のどちらか、または双方がAGAである場合、子供もAGAになるリスクが増します。
  4. ホルモンの影響:
    • テストステロンが5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換され、このDHTが毛根に影響を与えて脱毛を引き起こします。
    • DHTが毛包(毛根の組織)に結びつくことで、毛周期の成長期が短縮され、細くて短い毛が増えるようになります。
  5. 年齢と発症:
    • 通常、20代から30代にかけて発症することが多いですが、10代後半から始まる場合もあります。
    • 年齢とともに症状が進行するため、早期の対応が重要です。
  6. 男性に多いが女性にも発生:
    • 主に男性に発生しますが、女性でも発症することがあります(女性型脱毛症)。
    • 女性の場合は、全体的に髪が薄くなることが多く、男性のように特定の部位から脱毛が進むことは少ないです。

その他の特徴

  • 髪の細りとボリュームの減少: AGAが進行するにつれて、髪が細くなり、全体のボリュームが減少します。
  • 毛周期の変化: 通常の毛周期が乱れ、成長期が短くなるため、髪の成長が遅くなり、抜け毛が増えます。

治療法としては、フィナステリドやデュタステリドといった内服薬、ミノキシジルなどの外用薬、さらには植毛などの手術的治療もあります。早期に治療を開始することで、進行を遅らせたり、症状を改善することが可能です。

この記事の監修者

岡 博史 医師(医学博士) ヒロクリニック統括院長

慶應義塾大学医学部卒業。慶應義塾大学皮膚科学教室助手を経て、2008年ヒロ皮フ形成クリニックを開業。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・日本医師会認定産業医。

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