性感染症

性感染症(STD/STI)は、クラミジアや淋菌のように症状の出にくいものが多く、自覚がないまま進行したり、知らずにパートナーへうつしたりすることがあります。このページでは、代表的な性感染症の症状・特徴を一覧でまとめ、それぞれの詳しい解説ページへご案内します。気になる症状がある方は、早めの検査が安心につながります。

性病検査の重要性

性病は、症状が出ない場合も少なくありません。自覚がなくても体内で感染が進行していることがあり、知らずにパートナーに感染させてしまうことがあります。

そのため、定期的な検査や、症状がなくても受けられる検査がとても重要です。早期に感染を確認することで、合併症のリスクを減らし、安心して日常生活を送ることができます。無症状でも検査が大切な理由は、性感染症は無症状も多い?早期発見の重要性でくわしく解説しています。

検査は性病の種類によって方法やタイミングが異なります。尿検査や綿棒検査で比較的早く分かるものもあれば、感染から数週間〜数か月後でないと検出できないものもあります。検査の受け方は性病の検査方法と受けるタイミングとはを、料金は料金表をご確認ください。

性感染症は原因によって3タイプに分かれます

性感染症は、原因となる病原体によって大きく「細菌性」「ウイルス性」「原虫性」の3つに分けられ、治療法や治りやすさが異なります。

タイプ主な性感染症特徴
細菌性クラミジア・淋菌・梅毒抗菌薬で治療でき、多くは治癒が期待できます
ウイルス性HIV・性器ヘルペス・尖圭コンジローマ・B型/C型肝炎薬でコントロールや治癒を目指しますが、体内に残るものもあります
原虫性トリコモナス症抗原虫薬(飲み薬)で治療します

それぞれの種類と特徴は性感染症の種類とその特徴を知ろう、性感染症全体の基礎は性感染症とは?初期症状と予防法を解説もあわせてご覧ください。

主な性感染症とその症状一覧

少しでも気になる症状がある方は、下記のリストから各感染症の詳しい解説ページをご確認ください。性感染症の多くは自覚症状に乏しく、気づかないまま感染が広がることがあります。心配な場合は、早めに医療機関で検査を受けてください。

  • クラミジア感染症:排尿時の痛み/おりものの異常/性行為時の痛み。女性では不妊の原因となることもあります。
  • 淋菌感染症(淋病):尿道の痛み/黄色い分泌物/のどの痛み(咽頭感染)。女性は無症状のことも多いです。
  • 梅毒(ばいどく):初期はしこり・無痛の潰瘍/第2期は発疹・発熱・リンパの腫れ。進行すると全身に影響します。
  • HIV感染症:初期は風邪のような症状(発熱・喉の痛み・リンパ節の腫れなど)。無症状のまま進行することがありますが、早期治療でコントロールできます。
  • B型肝炎(HBV感染症):倦怠感/食欲不振/吐き気/黄疸。慢性化すると肝硬変や肝がんのリスクがあります。
  • C型肝炎(HCV感染症):ほとんど無症状ですが、長期的に肝機能障害・肝硬変・肝がんを引き起こすことがあります。
  • 性器ヘルペス:水ぶくれや潰瘍/ピリピリする痛み。再発を繰り返すことが多く、疲れやストレスで悪化することもあります。
  • 尖圭コンジローマ:性器や肛門の周りにイボ状の突起ができます。痛みやかゆみは少ないですが、見た目に変化があります。
  • トリコモナス症:悪臭のある泡状のおりもの/外陰部のかゆみや違和感。男性は無症状のことが多いです。
  • マイコプラズマ感染症(Ureaplasma/Mycoplasma):軽い排尿痛/不快感。無症状のまま進行することもあります。※飛沫でうつる「マイコプラズマ肺炎」とは別の菌です。

予防と、当院でできること

予防の基本はコンドームの正しい使用ですが、防ぎきれない感染症もあるため、定期的な検査との組み合わせが大切です。

コンドームで防げる範囲と限界はコンドームで防げる性感染症と限界を、性行為の前後に使う予防薬については性病予防薬のページをご覧ください。当院では、性感染症検査の専用ダイヤル(0120-16-9629)と、平日夜間(18:00〜21:00)のオンライン診療にも対応しています。

当院の自費検査で陽性が判明した場合は、保険診療(3割負担など)での再検査および治療へ移行するようご案内しております。
高額な自費治療を無理にお勧めすることはございませんので、まずは安心して検査をご利用ください。

参考情報


関連サイト(男性・女性の専門ページ)

男性・女性それぞれの視点でも性感染症を解説しています。あわせてご覧ください。

医師監修 監修日:2025年7月29日

岡 博史 (おか ひろし)

医師・医学博士 ヒロクリニック統括院長

YouTubeチャンネルなどを通じて、遺伝子やNIPT(新型出生前診断)についてわかりやすく発信しています。

略歴

  • 1996年 慶應義塾大学医学部 卒業
  • 2004年 慶應義塾大学 医学博士号 取得
  • 2005年 慶應義塾大学 皮膚科学教室 助手
  • 2008年 ヒロ皮フ形成クリニック 開業
  • 2009年 医療法人社団福美会 理事長
  • 2015年 医療法人社団福美会 理事

資格・所属

  • CAPラボディレクター
  • 日本皮膚科学会 皮膚科専門医
  • 日本医師会 産業医
  • 東京衛生検査所 指導監督医

この記事は、ヒロクリニック性感染症の編集・監修体制にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

医師監修 監修日:2025年7月29日

畠山 聡 (はたやま さとし)

医師・医学博士 ヒロクリニック医師

略歴

  • 2016年 大阪市立大学(現:大阪公立大学)卒業
  • 2016年 育和会記念病院
  • 2019年 大阪鉄道病院
  • 2021年 大阪公立大学附属病院
  • 2022年 大阪鉄道病院医長
  • 2023年 ヒロクリニックなんば心斎橋院院長

資格・所属

  • 日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医

この記事は、ヒロクリニック性感染症の編集・監修体制にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

医師監修 監修日:2025年7月29日

花澤 司

医師 ヒロクリニック大宮駅前院 院長

資格・所属

  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医

この記事は、ヒロクリニック性感染症の編集・監修体制にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

医師監修 監修日:2025年7月29日

陽川 英仁

医師・医学博士 ヒロクリニック大阪駅前院 院長

資格・所属

  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医

この記事は、ヒロクリニック性感染症の編集・監修体制にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。