コラム

ブライダルチェックとは?結婚・妊活前に受けたい性感染症検査の項目・費用・タイミング

Posted on 2026年 7月 19日

ブライダルチェックとは、結婚や妊娠を控えたカップルが受ける健康チェックで、性感染症検査がその中心になります。クラミジアや淋菌のように症状が出にくい感染症を結婚・妊娠の前に見つけておくことで、自分とパートナー、そして将来の赤ちゃんを守ることができます。

この記事では、ブライダルチェックとは何か、どんな項目を調べるのか、なかでも性感染症検査がなぜ大切なのかを整理します。あわせて、男女それぞれの受け方、費用や受けるタイミングまで、性感染症検査を専門とする立場からお伝えします。

この記事でわかること

  • ブライダルチェックとは何か、なぜ結婚・妊娠の前に受けるのか
  • 検査で調べる主な項目と、そのなかでの性感染症検査の位置づけ
  • 男性・女性それぞれが受ける意味と項目の違い
  • 費用の目安と、受けるのに適したタイミング
  • 二人一緒に受けたほうがよい理由

ブライダルチェックとは?なぜ結婚前に受けるのか

ブライダルチェックとは、結婚や妊娠を控えた人が、将来の妊娠・出産に関わる健康状態を前もって確認する検査のことです。

目的は大きく3つあります。ひとつは、症状のない性感染症を見つけて早めに治すこと。ふたつは、妊娠や出産に影響する可能性を事前に知っておくこと。みっつは、感染をパートナーや将来の赤ちゃんへ広げないことです。

とくに性感染症は、自覚がないまま進行するものが少なくありません。クラミジアは女性の約7〜8割が無症状ともいわれ、気づかないうちに不妊や妊娠中のトラブルにつながることがあります。だからこそ、心当たりの有無にかかわらず、節目のタイミングで一度調べておく意味があります。

ブライダルチェックで調べる主な項目

検査項目は施設によって異なりますが、性感染症検査を軸に、女性・男性それぞれの妊よう性(妊娠しやすさ)に関わる項目が加わるのが一般的です。

分類主な項目調べる目的
性感染症検査(男女共通)クラミジア・淋菌・梅毒・HIV・B型/C型肝炎など無症状の感染を見つけ、不妊や母子感染を防ぐ
女性の項目風疹抗体、子宮頸がん検診、超音波検査など妊娠・出産に備えた体の状態確認
男性の項目精液検査など妊よう性(精子の状態)の確認
ブライダルチェックで調べる主な項目(施設により異なります)

このうち当院で対応しているのは、中心となる性感染症検査です。風疹抗体や子宮頸がん検診、精液検査などの妊よう性に関わる項目は、婦人科や泌尿器科などの専門の医療機関で受けられます。まずは性感染症の有無を確認したい、という方に当院をご利用いただけます。性感染症の種類は性感染症の種類とその特徴で解説しています。

なぜ性感染症検査がとくに重要なのか

性感染症は、結婚・妊娠を機に「はじめて見つかる」ことが少なくないため、ブライダルチェックの核になります。

  • 無症状で進行する:クラミジアや淋菌は自覚症状が乏しく、気づかないうちに感染していることがあります。
  • 不妊の原因になる:放置すると女性は骨盤内の炎症から卵管が傷つき、不妊や子宮外妊娠のリスクが高まります。
  • 赤ちゃんへうつることがある:梅毒・HIV・B型肝炎・クラミジアなどは、妊娠中や出産時に母子感染を起こすことがあります。

いずれも、妊娠する前に見つけて治療すれば、多くはリスクを大きく減らせます。性感染症と不妊の関係は性病が不妊につながる?放置の危険性とは、無症状でも検査が大切な理由は性感染症は無症状も多い?早期発見の重要性でくわしく解説しています。

男性のブライダルチェック

男性も、症状がないからと油断せず受けることが大切です。パートナーへの感染や、二人の妊活に影響することがあるためです。

男性の性感染症検査は、尿や血液で調べられ、体への負担は多くありません。「自分は症状がないから大丈夫」と考えがちですが、男性も無症状で感染していることがあり、気づかずパートナーにうつしてしまうケースがあります。男性に出やすいサインは男性の性病サインを見逃さないためにを参考にしてください。妊よう性そのもの(精子の状態)を詳しく調べたい場合は、泌尿器科での精液検査を検討しましょう。

女性のブライダルチェック

女性は、性感染症が妊娠・出産に与える影響が大きいため、結婚・妊娠の前の確認がとくに意味を持ちます。

クラミジアや淋菌を放置すると、卵管の炎症から不妊や子宮外妊娠につながることがあります。また、梅毒やB型肝炎などは赤ちゃんへの影響も心配されます。当院では性感染症検査に対応しており、風疹抗体や子宮頸がん検診など妊娠準備のための婦人科的な項目は、婦人科での受診をおすすめします。女性に多い性感染症は女性に多い性感染症とリスクの実態をご覧ください。

費用の目安と受けるタイミング

費用は調べる項目によって変わり、当院の性感染症検査は気になる項目だけなら手軽な料金から受けられます。

検査プラン内容料金(税込)
単品検査(1項目)気になる項目を1つだけ各3,000円
クラミジア+淋菌最も多い2つの基本セット4,980円
梅毒・HIV・肝炎セット採血でまとめて確認6,980円
フル性感染症セットクラミジア・淋菌・梅毒・HIV・肝炎など10,980円
当院の性感染症検査の料金(自由診療・税込)。初診カウンセリング・オンライン診療は無料です

結婚や妊活の予定が決まったら、その数か月前までに受けておくと、万一感染が見つかっても治療の時間に余裕を持てます。検査は感染の機会から一定の期間をあけたほうが正確なため、受ける時期は性病の検査方法と受けるタイミングとはも参考にしてください。最新の料金は料金表でご確認いただけます。

二人一緒に受けるのがおすすめ

ブライダルチェックは、できればパートナーと二人そろって受けることをおすすめします。

片方だけが検査・治療をしても、もう片方が感染していれば、うつし合う「ピンポン感染」で振り出しに戻ってしまいます。二人で受ければ、結果をふまえて一緒に対策でき、これから始まる生活の安心にもつながります。感染は誰にでも起こり得るもので、早く見つければ治せるものが多くあります。責め合うのではなく、これからの二人のための前向きな一歩として受けてみてください。

「結婚前に二人で調べておきたい」という段階でも、まずは相談から始められます。ヒロクリニックの性感染症検査は、平日夜間(18:00〜21:00)のオンライン診療に対応。専用ダイヤルへお気軽にご相談ください。

よくあるご質問(FAQ)

Q1. 症状がなくてもブライダルチェックは受けたほうがよいですか?

受けることをおすすめします。クラミジアなど多くの性感染症は無症状のまま進行し、妊娠や出産に影響することがあります。症状の有無にかかわらず、結婚・妊娠の前に一度確認しておくと安心です。

Q2. どちらか一方だけ受ければよいですか?

できれば二人で受けてください。片方だけ治療しても、もう片方が感染していれば、うつし合って再発します。二人そろって確認することが、結果的にいちばんの近道です。

Q3. 費用はどのくらいかかりますか?

当院の性感染症検査は、単品検査が各3,000円(税込)、クラミジア+淋菌の基本セットが4,980円(税込)、幅広く調べるフルセットが10,980円(税込)です。初診カウンセリングとオンライン診療は無料です。くわしくは料金表をご覧ください。

Q4. いつごろ受けるのがよいですか?

結婚や妊活の予定が決まったら、数か月前までに受けておくと安心です。万一感染が見つかっても、治療してから新生活・妊娠に進む余裕が持てます。

Q5. 検査で陽性だったら、結婚できなくなりますか?

そんなことはありません。性感染症の多くは、適切に治療すれば治せるものです。早く見つけて二人で治療すれば、安心して新しい生活へ進めます。まずは今の状態を知ることが大切です。

まとめ:二人の安心のために、結婚前の検査を

ブライダルチェックは、結婚や妊娠を控えた二人が、これからを安心して迎えるための準備です。なかでも性感染症検査は、無症状のまま進む感染を見つけ、不妊や母子感染を防ぐうえで大きな意味を持ちます。

当院は性感染症検査に対応し、気になる1項目だけの検査から幅広いセットまで選べます。妊よう性や婦人科的な項目は専門の医療機関と組み合わせるとより万全です。少しでも気になる方は、まず今の状態を確かめることから始めてください。二人一緒の受診が、これからの生活の安心につながります。


関連情報(男性・女性の視点)

男性・女性それぞれの視点や、検査の解説もあわせてご覧いただけます。

【監修・運営】ヒロクリニック 性感染症検査(医療法人社団福美会)。本記事は、厚生労働省・日本性感染症学会などの公的情報をもとに作成しています。診断や治療の必要性には個人差があります。気になる症状がある場合は、自己判断せず医療機関にご相談ください。

医師監修 監修日:2026年7月19日

岡 博史 (おか ひろし)

医師・医学博士 ヒロクリニック統括院長

YouTubeチャンネルなどを通じて、遺伝子やNIPT(新型出生前診断)についてわかりやすく発信しています。

略歴

  • 1996年 慶應義塾大学医学部 卒業
  • 2004年 慶應義塾大学 医学博士号 取得
  • 2005年 慶應義塾大学 皮膚科学教室 助手
  • 2008年 ヒロ皮フ形成クリニック 開業
  • 2009年 医療法人社団福美会 理事長
  • 2015年 医療法人社団福美会 理事

資格・所属

  • CAPラボディレクター
  • 日本皮膚科学会 皮膚科専門医
  • 日本医師会 産業医
  • 東京衛生検査所 指導監督医

この記事は、ヒロクリニック性感染症の編集・監修体制にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

医師監修 監修日:2026年7月19日

畠山 聡 (はたやま さとし)

医師・医学博士 ヒロクリニック医師

略歴

  • 2016年 大阪市立大学(現:大阪公立大学)卒業
  • 2016年 育和会記念病院
  • 2019年 大阪鉄道病院
  • 2021年 大阪公立大学附属病院
  • 2022年 大阪鉄道病院医長
  • 2023年 ヒロクリニックなんば心斎橋院院長

資格・所属

  • 日本泌尿器科学会認定 泌尿器科専門医

この記事は、ヒロクリニック性感染症の編集・監修体制にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

医師監修 監修日:2026年7月19日

花澤 司

医師 ヒロクリニック大宮駅前院 院長

資格・所属

  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医

この記事は、ヒロクリニック性感染症の編集・監修体制にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

医師監修 監修日:2026年7月19日

陽川 英仁

医師・医学博士 ヒロクリニック大阪駅前院 院長

資格・所属

  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医

この記事は、ヒロクリニック性感染症の編集・監修体制にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。