ご家族や職場など身近な方がインフルエンザにかかったときに、発症を防ぐための「予防薬」を処方しています。
予防のための処方は保険が使えない自費診療です。院での対面診察のほか、オンライン診療でもご相談いただけます。
インフルエンザ予防薬とは
インフルエンザの治療に使う抗インフルエンザ薬を、かかる前に予防の目的で服用する方法です。インフルエンザの方と接したあと、早めに飲み始めることで発症を抑えることが期待できます。
予防のための服用は、インフルエンザの方と接触してから2日以内に始める必要があります。気になる場合はお早めにご予約ください。
ワクチン(予防接種)とのちがい予防薬の効果は
飲んでいる期間だけです。シーズンを通しての予防には、インフルエンザ予防接種をおすすめします。予防薬はワクチンの代わりにはなりません。
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オセルタミビルカプセル75mgについて
当院で処方する予防薬は、オセルタミビルという成分の飲み薬です。インフルエンザウイルスが体の中で増えるのを抑えるお薬で、治療だけでなく予防にも使われます。
| 効くインフルエンザ | A型・B型のインフルエンザそれ以外の型のインフルエンザや、細菌による感染症には効きません。 |
| 予防での飲み方 | 1日1回・1カプセルを、コップ1杯程度の水またはぬるま湯で飲みます。 |
| 飲む期間 | 大人は7〜10日間、体重37.5kg以上のお子さまは10日間が目安です。実際の日数は、診察のうえ医師が決めます。 |
| 飲み始める時期 | インフルエンザの方と接触してから2日(48時間)以内それより後に飲み始めた場合の効果は確認されていません。 |
| 効果が続く期間 | 飲み続けている間だけです。飲み終わると予防効果はなくなります。 |
| 飲み忘れたとき | 気づいたときに、できるだけ早く1回分を飲んでください。2回分を一度に飲まないでください。 |
| 主な副作用 | 下痢・腹痛・吐き気などのおなかの症状が報告されています。まれに、アナフィラキシー(強いアレルギー反応)、肝臓・腎臓の障害、皮膚の重い症状、異常行動などの重い副作用があらわれることがあります。気になる症状があれば、服用をやめて早めにご相談ください。 |
予防薬の服用が検討される方
お薬の説明書では、予防のための服用は原則として、インフルエンザにかかった方と同居しているご家族や、共同生活をしている方のうち、次にあてはまる方が対象とされています。
- 65歳以上の方
- ぜんそくなどの呼吸器の病気や、心臓の病気が続いている方
- 糖尿病などの代謝の病気がある方
- 腎臓の病気がある方
上記以外の方も、診察でご事情をうかがったうえで、処方できるかを医師が判断します。
参考:オセルタミビルカプセル75mg 患者向医薬品ガイド・添付文書
上記のような「重症化リスク」がない健康な成人やお子さまであっても、自由診療(自費)として柔軟に処方を行っています。たとえば、次のような方です。
- 大切なイベントを控えている方(受験生、就職活動、挙式、旅行など)
- どうしても仕事に穴をあけられない職種の方(医療・介護従事者、重要な商談を控えたビジネスパーソンなど)
- 重症化リスクのある方以外の同居家族(お子さまの受験期や、家族内で感染を広げたくない場合など)
ご注意(適用外使用のリスク):添付文書で定められた推奨対象(高齢の方・基礎疾患のある方など)以外の方が処方を受ける場合、副作用による重大な健康被害が生じた際に「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となるケースがあります。医師から説明を受け、ご同意いただいたうえで処方します。
取り扱い薬剤と料金
| オセルタミビルカプセル75mg | 4,400円(税込)診察料込み 10日分(10カプセル) |
| 上記以外のインフルエンザ予防薬をご希望の場合処方箋を自費で発行し、院外の薬局でお受け取りいただきます。 | 5,500円(税込)診察料・処方箋料込み ※お薬代は別途、薬局でのお支払いとなります |
オセルタミビルカプセル75mg以外のお薬をご希望の場合は、院外処方箋を、診察を行った院で対面でお渡しします。オンライン診療の場合は、SOKUYAKUで対応しています。
※予防を目的とした処方は、健康保険の対象外(自費診療)です。
※処方の可否・服用期間は、診察のうえ医師が判断します。
ご予約から処方までの流れ
- WEBまたはアプリでご予約
診療科は「インフルエンザ予防薬」をお選びください。
- 医師の診察(院での対面診察、またはオンライン診療)
院での対面診察のほか、オンライン診療もお選びいただけます。体調や持病、服用中のお薬、インフルエンザの方と接した日などをうかがいます。
- お薬のお渡し・お会計
院での対面診察の場合は、その場でお薬をお渡しします。オンライン診療の場合は郵送でお届けします(倉庫の営業日で1〜2日以内に発送します)。
※はじめての方は、予約画面で最初にお名前とご連絡先のご登録をお願いします。
よくあるご質問
- 家族がインフルエンザと診断されてから3日たちました。今からでも間に合いますか?
- 予防のための服用は、接触してから2日以内に始めることになっています。それより後に飲み始めた場合の効果は確認されていないため、できるだけ早くご予約ください。
- 何日分を飲めばよいですか?
- 大人は1日1回、7〜10日間が目安です。実際の日数は、接触の状況などをうかがって医師が決めます。料金の4,400円は10日分(10カプセル)です。予防の効果は飲み続けている間だけなので、指示された日数を最後まで飲んでください。
- 予防薬を飲んでいれば、インフルエンザにかかりませんか?
- 発症を抑えることが期待できますが、飲んでいてもかかることがあります。発熱などの症状が出た場合は、一般内科・発熱外来を受診してください。
- 予防接種(ワクチン)を受けていれば、予防薬はいりませんか?
- インフルエンザの予防の基本はワクチンです。予防薬はワクチンの代わりにはなりません。身近な方がかかり、持病などで心配な場合は、予防薬についても診察でご相談ください。
ご注意
- すでに発熱などの症状がある場合は、予防薬ではなく一般内科・発熱外来での受診をお願いします。
- 予防薬を飲んでいても、インフルエンザにかかることがあります。
- 腎臓の病気のある方、妊娠中・授乳中の方、服用中のお薬がある方は、診察時に必ずお知らせください。腎臓の働きによっては、お薬の量や飲む間隔を調整します。
- インフルエンザにかかったときは、お薬を飲んでいるかどうかにかかわらず、急に走り出すなどの異常行動が報告されています。特に就学以降のお子さま・未成年の男性で多く、発熱から2日以内に起こりやすいとされています。発熱した場合は、少なくとも2日間はご家族が見守り、窓や玄関の施錠などの対策をしてください。