

弊社会長・岡博史のコメントが、出生前診断をめぐる記事に掲載されました。
第一子の妊娠を機に出生前診断を選んだ看護師の女性の体験談を入り口に、年間およそ7万人が受検するとされるこの検査の実情に迫った記事です。母体の血液から胎児由来のDNAを調べる手法を選んだ女性の不安や葛藤を通して、検査を受ける妊婦さんが置かれている現実が丁寧に描かれています。
一方で記事は、この検査に「命の選別ではないか」と批判の声を上げる学会の存在にも触れます。しかし現実には、年間12万7000件以上の人工妊娠中絶が行われているのもまた事実。この一見矛盾した状況をどう捉えるべきか――医師である岡博史が、自身の臨床経験をふまえた率直な見解を述べております。
理念として語られる「命の選別」という言葉と、検査を望む妊婦さんや家族が直面する実態とのあいだに横たわる“ねじれ”。岡博史は、その隔たりに切り込みながら、議論の前提そのものを問い直しています。
生命倫理にかかわる非常にデリケートで、立場によって受け止め方が大きく分かれるテーマです。だからこそ、当事者に寄り添いながら冷静に考えるための手がかりとなる記事となっておりますので、ぜひご一読のうえ、それぞれにお考えいただければ幸いです。