ブヨ刺されの症状と対処法|川口院の皮膚科医が解説

ブヨ(ブユ)に刺されると、蚊とは違い、刺された直後よりも翌日以降に強いかゆみと腫れが出やすいのが特徴です。
数か所刺されただけで、足全体が腫れ上がり歩きにくくなることもあります。

連休明けなど、キャンプや渓流に出かけた後の時期には、虫刺されでお困りの方の来院が増えます。
その中でも特に多いのが、ブヨによる被害です。
本記事では、ブヨ刺されの症状の特徴、対処法、効果的な予防策を解説します。

この記事でわかること

  • ブヨ刺されと蚊刺されの症状の違い
  • 刺された直後から数日後までの症状の経過
  • 自宅でできる対処法と受診の目安
  • 効果的な予防策(服装のポイント)

ブヨ(ブユ)刺されとはどのような症状か

ブヨは、渓流や川辺など水のきれいな場所に多く生息する小さなハエの仲間です。
群馬県や栃木県といった山間部のキャンプ場周辺では特によく見られ、都市部で暮らす方には馴染みが薄い虫かもしれません。

蚊との違い|なぜ強いかゆみと腫れが出るのか

蚊は皮膚に針を刺して吸血しますが、ブヨは皮膚を噛み切ってにじみ出た血を吸うという、蚊とは異なる吸血の仕方をします。
そのため、刺された直後は少しちくっとする程度で、蚊ほど強いかゆみをすぐには感じないことがほとんどです。

ところが、翌日あたりから患部が徐々に腫れ始め、強いかゆみを伴うようになります。
数か所刺されただけで、足が普段の1.5倍ほどに腫れ上がり、歩行に支障が出るほどになるケースも珍しくありません。

症状の経過|刺された直後から数日後まで

ブヨ刺されの症状は、時間の経過とともに変化していく点が特徴です。
経過の目安を知っておくと、過度に不安にならずに対応できます。

時期症状の目安
刺された直後軽いちくっとした痛み、出血点
数時間〜翌日赤み・腫れ・強いかゆみが出始める
2〜3日後腫れがピークになりやすい、水ぶくれを伴うことも
1〜2週間徐々に軽快。掻き壊すと痕が残りやすい

体質によっては、腫れが強く出たり、発熱を伴ったりすることもあります。
症状の強さには個人差があるため、経過が心配な場合は自己判断せず受診してください。

ブヨに刺されたときの対処法

刺されたことに気づいたら、まず患部を清潔な水で洗い流し、冷やすことが基本の対処です。
強いかゆみがあっても、掻きむしることは避けてください。

  • 患部を流水で洗い、清潔なタオルで冷やす
  • 強く掻かず、爪を立てないよう注意する
  • 市販のかゆみ止めで様子を見てもよいが、悪化する場合は受診する

かゆみが強いときの応急ケアについては、かゆみを抑える方法|皮膚科医が教える応急ケアもあわせてご覧ください。
掻き壊してしまうと、そこから細菌が入り込み、とびひなどの二次感染を起こすことがあります。
掻き壊し後のトラブルについては、とびひにご注意くださいでも詳しく解説しています。

腫れが広範囲に及ぶ場合や、強いかゆみで日常生活に支障が出る場合は、ステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬による治療が有効なことがあります。
当院にも、連休明けに4〜5人のブヨ刺されの患者さんが来院されることがあります。

効果的な予防策

ブヨは、地面から膝の高さくらいまでを好んで飛ぶ習性があるとされています。
そのため、膝下を中心にしっかり覆う服装が最も効果的な対策になります。黒っぽい色の服は誘引しやすいともいわれているため、明るい色を選ぶとよいでしょう。

  • 膝下まで隠れる長ズボンを履く
  • 厚手の靴下でくるぶし周りをガードする
  • 水辺に座り込む・寝転ぶ場合は特に念入りに対策する

虫除けスプレーは蚊ほど確実な効果が得られないともいわれているため、服装による物理的なガードを優先することをおすすめします。
キャンプや渓流釣りなど、水辺のレジャーを予定している方は、事前の準備を心がけましょう。
虫刺され以外の皮膚トラブル全般については、皮膚トラブルの原因と対処法|かゆみ・症状別に解説もあわせてご覧ください。

川口院での虫刺され治療について

「その腫れ、ただの虫刺されかも」と自己判断で様子を見ているうちに、症状が広がってしまうこともあります。
強い腫れや発熱を伴う場合は、早めの受診を検討してください。

ヒロクリニック川口院
住所:〒332-0017 埼玉県川口市栄町3-11-27 Hiro Build
アクセス:JR京浜東北線「川口駅」東口から徒歩3分
電話番号:0120-241-929
手術実績:2008年8月〜2026年6月累計21,576件

川口院では、皮膚科専門医の土屋海士郎医師が虫刺され後の炎症やかゆみの治療にあたっています。
JR京浜東北線「川口駅」東口から徒歩3分と通院しやすい立地です。
腫れがなかなか引かない、かゆみが強くて眠れないといった場合は、お気軽にご相談ください。

ブヨ刺されに関するよくある質問(FAQ)

診察前に多く寄せられる質問をまとめました。
疑問点の解消にお役立てください。

Q1. 刺された直後は平気だったのに、なぜ翌日から腫れるのですか?

A1. ブヨの唾液成分に対する遅延型のアレルギー反応が、時間差で強く出るためと考えられています。
刺された直後の症状が軽くても、油断せず経過を観察してください。

Q2. 市販の虫刺され薬で様子を見ても大丈夫ですか?

A2. 軽度であれば市販薬で経過を見られることもあります。
ただし、腫れが強い・広範囲に及ぶ・発熱を伴うといった場合は、自己判断を続けず受診してください。

Q3. 掻いてしまい、患部がジュクジュクしています。どうすればいいですか?

A3. 掻き壊した部分から細菌が入り込み、とびひなど二次感染を起こしている可能性があります。
自己判断でのケアを続けず、早めに皮膚科を受診してください。

Q4. 子どもが刺された場合、注意することはありますか?

A4. 子どもは大人よりも強く反応が出たり、無意識に掻き壊してしまったりすることがあります。
腫れが目立つ場合や本人がつらそうにしている場合は、早めに受診しましょう。

Q5. 一度に何か所も刺されました。病院に行くべき目安はありますか?

A5. 足全体が腫れて歩きにくい、発熱がある、水ぶくれが広がっているといった場合は、受診の目安と考えてください。
症状の強さには個人差があるため、心配な場合は早めにご相談ください。

Q6. 予防に効果的な虫除けグッズはありますか?

A6. 虫除けスプレーも一定の効果はありますが、ブヨには蚊ほど確実ではないとされています。
膝下をしっかり覆う服装を基本の対策として組み合わせることをおすすめします。

まとめ

ブヨ刺されは、蚊とは異なり刺された直後よりも翌日以降に強い腫れとかゆみが出やすいのが特徴です。
掻き壊すと二次感染のリスクもあるため、患部を冷やして清潔に保ち、症状が強い場合は早めに受診しましょう。

キャンプや渓流でのレジャーを予定している方は、膝下を覆う服装で事前に対策しておくと安心です。
川口院では、皮膚科専門医が虫刺され後の炎症やかゆみの治療に対応しています。
腫れが引かず心配な方は、お電話(0120-241-929)またはWebから一度ご相談ください。

本記事は、ヒロクリニック皮膚科・形成外科 川口院 皮膚科医・土屋海士郎医師の監修記事です。
土屋医師は日本皮膚科学会専門医、難病指定医、小児慢性特定疾病指定医です。
川口院・池袋駅前院にて皮膚科診療を行っています。

この記事の監修者 — 皮膚科専門医による監修

  • 岡 博史 (統括院長/医学博士)
    日本皮膚科学会 皮膚科専門医
  • 遠田 博 (池袋院 皮膚科医)
    日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
  • 土屋 海士郎 (川口院 皮膚科医)
    日本皮膚科学会 専門医/難病指定医

本記事は当院の編集・監修体制に基づき作成しています。詳しくは編集ポリシー/監修体制をご覧ください。

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