体にできる白いブツブツの多くは、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染による「イボ(尋常性疣贅)」です。自然に治るのを待つより、早期に治療を始めたほうが広がりを防ぎやすくなります。
気づいたら増えている、白っぽいポツポツ。
「うつるものなのでは」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、イボの種類と見分け方、皮膚科で行う治療法の違いを解説します。
この記事でわかること
- イボの種類と水いぼ・老人性いぼとの違い
- 液体窒素療法とレーザー治療の効果の違い
- 治療後の経過とうつる可能性への注意点
- 自己判断で放置するリスクとよくある質問
イボとはどのような皮膚トラブルか
「イボ」とひとくちに言っても、原因や性質が異なるいくつかの種類があります。
まずは代表的なタイプの違いを整理しましょう。
尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)ができるしくみ
体にできる一般的なイボの多くは尋常性疣贅と呼ばれ、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因です。
手足の小さな傷やささくれからウイルスが入り込み、表皮の中で増殖して硬い盛り上がりを作ります。
放置すると数が増えたり、大きくなったりすることがあります。
水いぼ・老人性いぼとの違い
子どもによく見られる「水いぼ」は伝染性軟属腫といい、尋常性疣贅とは別のウイルス(ポックスウイルス)が原因です。
一方、加齢とともに増える「老人性いぼ」は脂漏性角化症という良性腫瘍で、ウイルス感染とは関係がありません。
見た目が似ていても、原因も治療方針も異なります。
| 種類 | 原因 | うつりやすさ |
| 尋常性疣贅(一般的なイボ) | HPV感染 | あり |
| 水いぼ | ポックスウイルス感染 | あり(主に子ども) |
| 老人性いぼ(脂漏性角化症) | 加齢による良性腫瘍 | なし |
自己判断での見分けは難しいため、気になる盛り上がりを見つけたら皮膚科で診断を受けることをおすすめします。
皮膚科で行うイボの治療法
尋常性疣贅の治療にはいくつかの選択肢があります。
大きさや部位、数によって適した方法が変わります。
液体窒素による凍結療法
マイナス196度の液体窒素をイボに当て、組織を凍結・壊死させて除去する治療法です。
1回で取りきれないことが多く、1〜2週間おきに複数回の通院が必要になります。
治療後に一時的な色素沈着(茶色いシミ)が残ることがありますが、時間とともに目立たなくなるのが一般的です。
レーザー治療
炭酸ガスレーザーなどでイボを削り取る方法です。
患部を狙って処置できるため、比較的少ない回数で除去できるケースが多いのが特徴です。
処置直後は丸い傷状になり、テープで保護しながら数週間かけて治癒していきます。
治療法の選び方
小さく数が少ないイボは液体窒素で経過を見ることが多く、大きい・深いイボや目立つ部位はレーザーが向いている場合があります。
どちらが適しているかは、診察で大きさ・深さ・部位を確認したうえで医師が判断します。
自己判断で市販薬を使い続けるより、早めの受診が悪化を防ぐ近道です。
イボができやすい状況と予防のポイント
HPVは、皮膚の小さな傷やバリア機能の低下した部分から侵入しやすいウイルスです。
日常のどんな場面でリスクが高まるのか、押さえておきましょう。
感染しやすい場面
プールや温泉施設の床、足ふきマットなど、素足で共有する場所は感染のリスクが比較的高い環境です。
ささくれや小さな切り傷がある状態で接触すると、ウイルスが入り込みやすくなります。
子どもは手足に小さな傷ができやすく、増殖のスピードも早い傾向があります。
乾燥・バリア機能の低下との関係
手足の乾燥やひび割れは、皮膚のバリア機能を弱めウイルスの侵入口になりやすい状態です。
こまめな保湿と、爪切り後の小さな傷のケアが予防につながります。
免疫力が下がっている時期は、増殖・拡大のスピードが速まることもあるため注意しましょう。
イボの治療で注意したいポイント
治療中・治療後に気をつけたい点をまとめました。
- 爪切りやピンセットで自己流に削らない
- 市販のイボ取り薬を自己判断で長期間使い続けない
- 患部を触った手で他の部位を触らない
- タオルや爪切りなど身の回り品の共有を避ける
特に注意したいのが自己流の処置です。
無理に削ったり潰したりすると、ウイルスが周囲に広がり数が増える原因になります。
家族内でうつることもあるため、早期治療が結果的に他の部位・他の人への感染予防にもつながります。
川口院でのイボ治療について
イボの大きさ・数・部位は一人ひとり異なります。
まずは診察で状態を確認し、適した治療法を相談しましょう。
ヒロクリニック川口院
住所:〒332-0017 埼玉県川口市栄町3-11-27 Hiro Build
アクセス:JR京浜東北線「川口駅」東口から徒歩3分
電話番号:0120-241-929
手術実績:2008年8月〜2026年6月累計21,576件
川口院では、皮膚科医の土屋海士郎医師がイボをはじめとする皮膚疾患の診療にあたっています。
JR京浜東北線「川口駅」東口から徒歩3分と、通院しやすい立地です。
液体窒素・レーザーどちらが向いているか迷う方も、まずはお気軽にご相談ください。
治療法の詳細はイボの治療法6選|皮膚科の液体窒素・レーザー完全ガイドもあわせてご覧ください。
ほくろとイボの見分け方や除去方法の違いは皮膚科と美容皮膚科の違い|ほくろ・いぼ除去の選び方で解説しています。
イボに関するよくある質問(FAQ)
診察前に多く寄せられる質問をまとめました。
Q1. イボは放っておくと自然に治りますか?
A1. 数か月〜数年で自然に消えることもありますが、その間に増えたり大きくなったりする可能性もあります。
広がりを防ぐためにも、早めの受診をおすすめします。
Q2. 液体窒素は痛いですか?何回くらい通院が必要ですか?
A2. ピリッとした痛みや、処置後の赤みを感じることがあります。
1回で取りきれることは少なく、1〜2週間おきに複数回通院するのが一般的です。
Q3. イボは人にうつりますか?
A3. 尋常性疣贅はHPV感染によるもので、直接接触や共有物を介してうつる可能性があります。
タオルや爪切りの共有は避けましょう。
Q4. イボの治療は保険適用されますか?
A4. 尋常性疣贅の液体窒素治療やレーザー治療は、保険診療の対象となる場合があります。
詳しい適用条件は診察時にご確認ください。
Q5. 子どものイボも同じ治療法ですか?
A5. 基本的な治療法は共通していますが、痛みへの配慮や治療間隔は年齢に応じて調整します。
水いぼの場合は治療方針が異なるため、まず種類の見極めが重要です。
Q6. 市販のイボ取り薬を使ってもいいですか?
A6. 種類によっては刺激が強く、周囲の皮膚を傷つけることがあります。
老人性いぼなど別の皮膚病変を尋常性疣贅と誤認しているケースもあるため、自己判断より受診をおすすめします。
まとめ
体にできるイボの多くはHPV感染による尋常性疣贅で、放置すると数が増えたり大きくなったりすることがあります。
液体窒素療法とレーザー治療にはそれぞれ特徴があり、大きさや部位によって向き不向きがあります。
自己流の処置はウイルスを広げる原因になるため、避けましょう。
「これはイボなのか、それとも別のできものか」と迷ったときこそ、専門医の診断が役立ちます。
川口院では、皮膚科医の土屋海士郎医師がイボの診断から治療方法のご提案まで対応しています。
気になる皮膚の変化は、お電話(0120-241-929)またはWebから一度ご相談ください。
本記事は、ヒロクリニック皮膚科・形成外科 川口院 皮膚科医・土屋海士郎医師の監修記事です。
土屋医師は日本皮膚科学会専門医、難病指定医、小児慢性特定疾病指定医です。
川口院・池袋駅前院にて皮膚科診療を行っています。








