喫煙者必見!唇(唇周辺)にしこりができる原因

唇のしこり

唇付近にできたしこりは、みなさんどのようにお考えでしょうか?

実は、しこりは、放っておくと大変なことになるかもしれません。

唇にできるしこりについて詳しく記載しているので、ぜひお読みください。

目次

みなさんは唇やその周辺にしこりができたことはありますか?

こんな症状が出てきた時に、ただのストレスや睡眠不足と思って、放っておくと大変なことになる可能性があります。

今回は、特に喫煙者には注意してほしい、唇の周りにできるしこりの理由とその対処法についてのご紹介です。

ぜひ、しこりが気になる方や喫煙者の方は最後までお読みください!しこりとはどんな病気なのか?

しこりができると、何かの病気なのかと思い、不安になる方もいらっしゃるはずです。

しかし、しこりには悪性ものもあれば、特に問題のない脂肪の塊の場合もあります。

しこりの特徴は、手でさわると丸く違和感のある手触りで、体の至るところに出現します。

ほうっておけば大きくなる場合もありますので、どんな些細なしこりであっても、病院へ診察に行くべきでしょう。

しこりには種類がある!

唇に現れるしこりには、痛みを感じるものから変色するもの、痛みを全く感じないものといくつかの種類が存在します。

まずは、しこりの種類を把握した上で、自身と似たような症状であればしっかりと確認していきましょう!

痛みを感じるようなしこり

しこりには、唇に痛みを感じる症状が存在します。

痛みの度合いは、少し触っただけでも痛かったり、見た目も赤く腫れ上がるものまで様々です。

このような唇付近で痛みを感じるしこりは、何かしらの病気の可能性が高く、口唇ヘルペスは口唇がんが代表的な病気でしょう。

口唇ヘルペスは、人間自同士感染することも十分にあるので、早めの治療を心がけるようにするべきです。

白っぽい色のしこり

痛みの度合いが異なるだけでなく、変色してしまうしこりにも注意が必要です。

唇付近を見た時に、白濁っぽい色をしたしこりがあれば口唇がんやパピローマウイルスによる感染症の可能性が高いでしょう。

パピローマウイルスとは、皮膚の病気や性感染症の原因として知られるウイルスです。

2017年までに、少なくとも100種類以上、約200種類が確認されています。

また、唇付近が白く変色する病気に、袋が潰れると臭い膿が出てくる 粉瘤 の可能性もあるので、自己解決せずに必ず病院へいきましょう。

症状がないしこりでも注意

痛さやかゆみ、変色などではなく、無症状なしこりでも注意する必要があります。

あまり気にせずに放置していると、実は口唇がんだったという場合も少なくないです。

口唇がんにかかわらず、しこりのどんな病気であっても、早期に治療が開始できれば負担が軽く済ませることができます。

唇付近にできるしこりの多い病気とその症状

次にご紹介するのは、唇付近にできるしこりの主な病気についてです。

1つ1つの原因、症状もしっかりとお伝えしていくので、確認していきましょう!

  • 口唇がん
  • パピローマウイルス
  • 粉瘤
  • 肉芽腫性口唇炎
  • 粘液嚢胞
  • 扁平上皮がん
  • ニキビ、いぼ

口唇がん

唇付近のしこりができる病気として、口唇がんがあります。

口唇がんとは、口や唇付近にできるがんのことです。

現在の日本では、2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんが原因で亡くなっているという研究結果も出ているので、非常に注意しなければいけません。

現代の医学は大きく進歩して生存率も高くなってきています。

しかし、それでも「がん」と診断されるだけで動揺し、不安な気持ちになるでしょう。

口唇がんの原因

口唇がんには、喫煙が原因で発病する可能性が高いと言われています。

喫煙者の口腔がん発生率は非喫煙者に比べ約7倍も高く、死亡率は約4倍も高いという報告があるほどなのです。

また、飲酒も喫煙に次ぐリスクの要因となる1つと言われています。

とくに50代の男性で、毎日たばこを吸いだけでなく、お酒も飲まれる方は危険です。

お酒を飲みながらタバコを吸うことは、たばこに含まれている発がん性物質がアルコールによって溶けて口の粘膜に作用するため、よりリスクが高くなると考えられています。

パピローマウイルス

パピローマウイルスは、HPVとも言われ、皮膚の病気や性感染症の原因として知られるウイルスです。

また、パピローマウイルスは、ほとんどの大人が感染しているごく普通のごく一般的な存在と言われています。

パピローマウイルスの原因

パピローマウイルスに感染する大きな原因は同性間、また異性間による性行為と言われています。

しかし、性活動が多様な人に特有のウイルスというわけでもなく、誰でも普通に感染するウイルスです。

パピローマウイルスに感染すると、それが原因でがんや性感染症になると言われていて、パピローマウイルスには200種類以上のウイルスが存在し、そのうちの13種類ががんと関連のあるリスクが高いウイルスと言われています。

粉瘤

粉瘤とは、皮膚の良性腫瘍の1つで、一般的にしぼうの塊と呼ばれることがありますが、実は本当の脂肪の塊ではありません。

皮膚の下に袋の出来物ができ、普通なら皮膚からはがれ落ちるはずの垢と皮膚の油が、袋に溜まってしまってできた腫瘍のことです。

粉瘤の原因

粉瘤の原因は、明確にならないことが多く、毛の生えぎわが狭まったり、また詰まったりすることが原因の一つになると言われています。

また外的要因などの怪我によって皮膚の一部が中に入り込んでしまったり、ウイルスに感染して、ニキビ痕に生じたりすることもあり、粉瘤 は良性腫瘍であり、それが悪くなることどないといわれています。

しかし、まれにがん化したという報告もあるので放置せず、病院へ行きましょう。

肉芽腫性口唇炎

肉芽腫性口唇炎とは突然唇が腫れるような病気です。

2,3日後に自然に腫れがひいてしまうことを繰り返すことや、腫れが長期間におよぶケースがあり治療期間に大きな差があると言われています。

肉芽腫性口唇炎の原因

肉芽腫性口唇炎の原因は、遺伝的要因や食物、金属アレルギー、自律神経失調などが関与していると考えられています。

しかし、原因は解明されておらず、歯周病やむし歯などの感染が原因と指摘もされていて、未だ明確な研究結果が出ていない病気です。

粘液嚢胞

粘液嚢胞は、唾液の分泌がうまく行かず、周囲に水ぶくれのように溜まってしまう病気です。

見た目が、白く濁ったような色に変色してしまったり、透明っぽいしこりが、舌の先端の下部、下唇の内側にできることが多いと言われています。

粘液嚢胞の原因

粘液嚢胞は、口の中にある唾液腺が何かしらの原因で詰まってしまったときに発生する言われています。

その理由は、多くの場合で一つではなく複数存在しているのですが、それらすべてが外的要因です。

唾液腺を噛んでしまったり、または歯の先端部分が何度も当たってしまうことによって発病すると言われています。

扁平上皮がん

扁平上皮がんは、口腔がんの種類の一つであり、口腔がんの中でも約80%の可能性を占めると言われています。

扁平上皮がんは口の中にある重層扁平上皮という細胞にできたがんのことを指します。

扁平上皮がんの原因

扁平上皮がんの発症を高めてしまう原因は、喫煙と飲酒です。

他にも虫歯や義歯などの刺激も原因として挙げられます。

ですので、生活習慣の改善や虫歯ができた時にすぐに歯医者に行くことが未然に防ぐ対処方法でしょう。

ニキビ、いぼ

唇の周りにできるしこりは、ニキビやいぼの可能性があります。

ニキビ、いぼの原因

不規則な生活やストレス、睡眠不足、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まるのが一般的なニキビの原因です。

早めに病院へ行くことが重要

いかがでしたか?今回は、唇やその周りにできるしこりについて、代表的な病名とその原因、症状についてご紹介させていただきました。

タバコやお酒は、主要なしこりになる原因であることは明確なので、控えることが大切です。

そのような普段の生活を改善することで、しこりを未然に防ぐことができるでしょう。

また、実際にしこりができてしまった場合は、必ず早急に病院に行きましょう。

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