遺伝子検査(ジーン・チェッカー)
遺伝子検査について
遺伝子検査は、ゲノム・遺伝子の構成(DNAの塩基対の順序)を解析して、特定の遺伝子に何らかの変異が起こっていないかを確かめたり、その人の体質や特定の病気(遺伝性疾患等)へのかかりやすさ(発症リスク)を解析したりする検査です。
遺伝子検査では血液を使用することが一般的です。しかし、体の全ての細胞は共通の遺伝子の構成を持っていますので、口腔粘膜(綿棒で頬の内側を軽くこすって採取)、皮膚、髪の毛の毛根、爪、唾液(に含まれる口腔上皮細胞)などでも検査は可能です。
当院では、230種以上の遺伝子異常を調べることができる検査キット(Gene-Checkerジーン・チェッカー)で遺伝子検査を受けることができます。こどもに遺伝する可能性のある遺伝子変異の有無を調べるために用いられます。さらに、原因が不明な症状の解明にも役立つことがあります。
Gene-Checker(ジーン・チェッカー)について
当院では、『劣勢遺伝』『ブルガダ症候群』『不妊症』を調べる遺伝子検査のキット(Gene-Checkerジーン・チェッカー)をお取り扱いしております。 Gene-Checkerをご自宅にお届けしますので、医療機関と同じ内容の検査をご自宅で簡単に行うことができます。
この検査は、妊娠を希望するカップルが将来の子供の健康を考えて利用することができるほか、出生後の新生児の遺伝子診断にも活用が可能です。 病院で行われる様々な検査では発見が難しい疾患も、遺伝子検査によって早期に発見することができます。
検査の流れ
検査キット
検体採取にあたっての注意事項
- パッケージ開封後はすみやかに検体を採取してください。
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スワブを必要以上に強く押し当てたり、曲げたりしないでください。
シャフト部分が予想外に破損することがあります。 -
検体を採取される方は、口腔スワブ採取前30分以内の喫煙、飲食(水は除く)、歯磨き、ガムを噛むことを控えてください。
30分経過していることを確認してから採取してください。
検体採取の手順
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同梱物チェックシートを見ながら同梱物に不備がないか確認してください。
※採取した唾液は24時間以内に送れるよう準備をしてください。
- 手を洗い、清潔な環境で検査を行います。食後またはうがい後30分時間をおいてから検査をしてください。
- プラスチック容器とジップ袋には、バーコードが貼ってあります。
- ゴム手袋をして、プラスチックチューブを片手でおさえ、白いキャップをもう片手でひねるように開けます。
- 白いキャップからスワブを取り出してください。(折れやすいので十分に注意してください。)※一時的にチューブ部分を清潔な場所に置いてください。
- シャフト部分を口の中に入れて、下の上に置き、唾液で10秒ほど湿らせてください。
- スワブを口腔内の片側に移動し、上顎・下顎の頬粘膜に10回ほどこすりつけてください。頬の細胞が必要なので頬と歯茎の間が目安です。
- 反対側の頬に移動して、同様に上顎・下顎の頬粘膜に10回ずつこすりつけてください。もう一方の手で摩擦を増加させるために外側から軽く頬を推して圧をかけることも有効的です。
- 左右、上下で計4箇所こすりつけ、採取できたスワブはプラスチック容器に戻します。
- カチッと音がするまで蓋をしっかり閉めこんでください。採取はこれで以上です。
- プラスチック容器はジップ袋に入れてください。
- 11でジップ袋に入れたプラスチック容器を更に「バイオハザードバッグ」に入れてください。
- 12を茶色の箱の中に必要事項を記入した同意書を同封し、梱包します。
- 同封しているレターパックに入れてしっかり封をしてください。
- 封筒をお近くのポストへ投函してください。お客様の送料のご負担はありません。