血糖コントロール目標
65歳以上の高齢者については「高齢者糖尿病の血糖コントロール目標(HbA1c値)」を参照)

治療目標は年齢、罹病期間、臓器障害、低血糖の危険性、
サポート体制などを考慮して個別に設定する。
- 注1)適切な食事療法や運動療法だけで達成可能な場合、または薬物療法中でも低血糖などの副作用なく達成可能な場合の目標とする。
- 注2)合併症予防の観点からHbA1cの目標値を7%未満とする。対応する血糖値としては、空腹時血糖値130mg/dL未満、食後2時間血糖値180mg/dL未満をおおよその目安とする。
- 注3)低血糖などの副作用、その他の理由で治療の強化が難しい場合の目標とする。
- 注4)いずれも成人に対しての目標値であり、また妊娠例は除くものとする。
日本糖尿病学会 編・著:糖尿病治療ガイド2018-2019.p.29.文光堂 2018
治療は食事療法、運動療法が基本となります。食事や運動のみで改善し薬物療法が不要となる方もいます。
薬物療法には経口薬、注射薬があります。内服薬は新しいタイプの薬を含めてたくさんの種類があり、注射薬もインスリン注射や週1回の注射薬などがあります。
その人の糖尿病の状態や生活リズムなどを考慮して治療方法を相談して決定していきます。