いぼは、パピローマウィルスによって生じる皮疹で、手指や足のゆび(足趾)や顔によくみられます。ウィルス性のものですので、患部を触ると本人も含め他人にも感染します。
治療は液体窒素を使って2週間に1回程度、患部を冷凍凝固します。患部の場所にもよりますが、10回程度の通院が必要になります。

レーザー治療(自費となります)を行うこともありますが、その場合には通常麻酔を行ってから治療をします。当院でも炭酸ガスレーザーを所有しておりますので、治療を行うことは可能ですが、実際にはあまり行っておりません。なぜなら液体窒素で十分に治療できるからです。

いぼ 左の写真はひざにできたものですが、1週間ごとの液体窒素治療を2回から3回ぐらいおこなうことによっていぼは消失します。
ただし、足の裏と手掌のいぼは皮膚が厚いため10回以上の治療が必要になることがあります

【 治療器具(クライオサージカルユニット)】

承認番号:21100BZY00296000
液体窒素を噴霧し細胞を凍結させる、スプレー法の治療器具です。

【 たこ(胼胝腫)】

長期間にわたって摩擦などの外的刺激が加わったために生じる皮疹です。
皮膚の表面の角質が厚くなり、表面に向かって隆起してきた状態です。治療としては原因となる摩擦や外的な刺激をさけ、角質層を削ることです。

【 みずいぼ(伝染性軟属腫)】

体幹、四肢にできる、米粒大までの半球状に隆起した光沢を有する発疹です。
水いぼウィルスによって感染したもので、感染性があります。プールなどで接触することによって感染します。自然治癒するという意見もありますが、診療している感覚では自然治癒は見かけません。
治療されることをお勧めします。ピンセットでつまんで取ることが多いのですが、いきなりとると痛いので麻酔のテープを1時間ほど貼ってからとっています。

【 うおのめ(鶏眼)】

長期間にわたって点状に圧力が加わったところに生じる皮疹であり、多くは足底です。
角質が皮膚の深部に増殖し、患部に圧力が加わると痛みが生じます。通常歩行時に痛みを訴えることが多いです。
ウィルスは関与していないものに対して診断されますが、いぼ(尋常性疣贅)でも同様の痛みをともなった皮疹が生じることがありますので、皮膚科専門医に診断を受けるのが良いでしょう。
治療は角質の除去です。
はさみやカミソリを使って深部に伸びている角質を取り除くことによって痛みを軽減することができます。また角質を柔らかくするスピール膏なども使用します。再発させないようにするには患部に圧力がかからないようにすることであり、その際うおのめパッドなどを使用しております。

皮膚科

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    とびひは伝染性膿痂疹という病気で、皮膚の表面に細菌が感染し増殖している状態です。

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    シラミの治療には、シラミの成虫から卵にいたるまで完全に駆除することが重要です。

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  21. アトピー性皮膚炎

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    アクロコルドンは首にできる直径3mm大までの良性腫瘍です。