DNA出生前親子鑑定の費用と保険適用

豚と計算機

この記事の概要

DNA出生前親子鑑定(NIPPT)は、妊娠中の母体の血液を用いて胎児のDNAを分析し、親子関係を確認する技術です。その安全性と高い信頼性から、多くの家庭でDNA出生前親子鑑定が選ばれるようになっています。しかし、この先進的な技術には費用がかかり、その負担が気になる方も多いでしょう。また、保険が適用されるのかどうかも重要なポイントです。本記事では、DNA出生前親子鑑定の費用と保険適用について詳しく解説し、検査を検討している方々に役立つ情報を提供します。

DNA出生前親子鑑定の基本的な費用

DNA出生前親子鑑定の検査費用

DNA出生前親子鑑定は自由診療の検査であり、医療機関ごとに費用が異なります。おおまかな目安として、私的鑑定はおおむね5万円台から15万円程度、法的鑑定は7万円台から20万円程度の幅で提供されているケースが多く見られます。費用には、採血、胎児DNAの抽出と解析、結果の報告までのプロセスが含まれるのが一般的です。特殊な検体を使う場合や被検者を追加する場合は、別途オプション費用がかかることもあります。

ヒロクリニック
DNA出生前親子鑑定
STR 52箇所
妊娠6週0日から検査可能
通常価格(税込)
私的鑑定98,000円
法的鑑定149,800円
頬粘膜以外の検体+33,000円
被検者検体1名追加ごと+33,000円

費用に影響する要因

DNA出生前親子鑑定の費用は、検体の種類や被検者の人数、結果報告のスピードによって変動します。例えば、専用綿棒(スワブ)以外の特殊な検体を使う場合や、被検者を追加する場合は、基本料金に追加費用が加算されるのが一般的です。より早い結果報告を希望する場合に選べる確約便のようなオプションも、費用に影響する要因のひとつです。申し込み前に、想定される追加費用まで含めた総額を確認しておくと、想定外の出費を避けられます。

他院との価格差や費用を抑えるための具体的なポイントについては、出生前親子鑑定の費用相場|他院4社比較と選び方でも詳しく比較しています。見積もりを比較する際は、表示価格に何が含まれているかも必ず確認してください。基本料金だけを比較すると、実際に支払う総額とずれが生じることがあります。

妊娠6週からできる親子鑑定
周りにバレずにこっそり判定

DNA出生前親子鑑定の費用と他の出生前検査との比較

DNA出生前親子鑑定と侵襲的な検査の費用比較

DNA出生前親子鑑定は、羊水検査や絨毛検査のような侵襲的な検査と比べて、母体や胎児への負担が少ない点が大きな特徴です。羊水検査や絨毛検査は、検査に伴う流産などのリスクがDNA出生前親子鑑定よりも高いとされています。また、検査を受けられる時期についても、絨毛検査はおおむね妊娠10週以降、羊水検査はさらに後の時期からとなるのが一般的で、妊娠6週0日から受けられるDNA出生前親子鑑定と比べると、開始できる時期が遅くなります。

費用については、技術の普及とともに近年はやや下がる傾向にあります。ただし、検査方法によって目的も精度も異なるため、費用だけでなく、母体への負担や検査可能な時期もあわせて比較したうえで検討してください。

DNA出生前親子鑑定の価値と費用対効果

DNA出生前親子鑑定は、費用がかかる一方で、母体や胎児にリスクを与えずに早期に結果を得られる点に価値があります。妊娠中の安全を優先しながら、早い段階で親子関係を確認したいと考える方にとって、非侵襲的な検査は有力な選択肢のひとつです。

ただし、私的鑑定と法的鑑定では用途が異なります。裁判所や役所への提出を予定している場合は、あとから法的鑑定を受け直すことにならないよう、申し込み前に目的を整理しておいてください。私的鑑定は自分自身で事実を把握するための検査であり、採取したご自身のサンプルを送付する形でも申し込めます。一方の法的鑑定は、医師による本人確認のもとで検体を採取する必要があるため、来院が前提となります。

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DNA出生前親子鑑定と保険適用の状況

現在の保険適用の状況

DNA出生前親子鑑定は、日本国内において公的医療保険の対象外であり、自由診療として全額自己負担で受ける検査です。これは、この検査が病気の診断や治療を目的とするものではなく、親子関係の確認を目的とした検査であるためです。健康保険は、病気やけがの診断・治療に対して適用される制度であり、DNA出生前親子鑑定のように医学的な治療に直結しない検査は、原則として保険適用の対象になりません。

保険適用外の理由

DNA出生前親子鑑定が保険適用外とされる最大の理由は、検査の目的が医療的な診断・治療ではなく、親子関係の確認に置かれている点です。同様の理由から、母体血を用いた出生前遺伝学的検査についても、治療に先立つ診療とは解されないため医療費控除の対象にならないとする考え方が国税庁から示されています。DNA出生前親子鑑定についても、これと同じ整理がなされるのが一般的です。保険適用の範囲は国や制度によって異なりますが、日本国内では今後も自由診療として扱われる可能性が高いといえます。検査を申し込む際は、「保険適用外の自由診療である」という前提を理解したうえで、費用の内訳や追加オプションの有無を事前に確認しておくと安心です。

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海外におけるDNA出生前親子鑑定の費用負担

海外においても、DNA出生前親子鑑定は医療上必要な検査とはみなされず、保険適用外・自己負担が基本となっています。アメリカをはじめとする海外の検査機関でも、非侵襲的な出生前親子鑑定(NIPP:Non-invasive Prenatal Paternity Test)は、病気の診断や治療を目的とした検査ではないという理由から、公的医療保険・民間医療保険のいずれからも対象外とされるのが一般的です。

費用の目安としては、海外の検査機関でもおおむね800ドルから2,000ドル程度で提供されているケースが多く見られます。国や検査機関によって金額や検査内容には幅があるため、正確な費用は各検査機関に直接確認してください。日本国内と同様に、海外でも「親子関係の確認」という目的である以上、保険適用を前提に検査を検討することは避けてください。海外の検査機関を利用する場合は、日本国内での法的な有効性が異なる可能性もあるため、裁判所や行政機関への提出を予定している方は、事前に提出先へ確認しておくことも大切です。

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DNA出生前親子鑑定の費用負担を考えるときの注意点

医療費控除は基本的に対象外

DNA出生前親子鑑定の費用は、医療費控除の対象外となるのが一般的です。医療費控除の対象となるのは、医師による診断や治療の対価として支払われた費用が中心です。DNA出生前親子鑑定は、病気の診断や治療を目的とした検査ではなく、親子関係の確認を目的とした検査であるため、税務上は控除の対象に含まれないと考えられます。国税庁は、母体血を用いた出生前遺伝学的検査についても、治療に先立つ診療とは解されないため医療費控除の対象外であるとの見解を示しています。DNA出生前親子鑑定についても、この考え方に沿って判断されるのが一般的です。ご自身の状況について詳しく確認したい場合は、税務署や税理士など専門家に相談してください。

クレジットカード払いを活用する

DNA出生前親子鑑定の費用を一度に用意するのが難しい場合は、クレジットカード払いを利用する方法があります。カード会社によっては分割払いやリボルビング払いを選択できる場合がありますが、金利や手数料が発生する点には注意してください。ヒロクリニックの出生前親子鑑定は、クレジットカードでのお支払いに対応しています(口座振込には対応していません)。分割回数や手数料はカード会社ごとに異なるため、契約中のカード会社に事前に確認しておくと安心です。

健康保険組合や企業の福利厚生を確認する

健康保険組合や勤務先の企業によっては、従業員向けの医療関連サービスに補助金や助成金の制度を設けている場合があります。DNA出生前親子鑑定そのものが対象となるケースは多くありませんが、費用負担を少しでも抑えたい場合は、申し込み前に自分の所属する健康保険組合や企業の福利厚生制度に対象範囲が含まれていないか確認してみるとよいでしょう。制度の内容は組合や企業によって大きく異なるため、過度に期待せず、あくまで一つの確認事項として捉えておいてください。

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DNA出生前親子鑑定を検討する際のポイント

信頼性と実績のある医療機関を選ぶ

費用の安さだけでなく、検体管理や本人確認の体制が整った医療機関を選ぶことが重要です。DNA出生前親子鑑定は高度な技術を要する検査であるため、信頼性と実績のある医療機関で受けてください。ヒロクリニックでは、検体をバーコードで管理し、医療機関から検査所へ直接配送する体制により、取り違えのリスクを抑えています。解析にはSTR法により52箇所のDNA型を用い、99.99%以上の精度で父子関係を判定しています。検査を受ける前に、医師や専門家に十分相談し、自分にとって適した鑑定方法(私的鑑定・法的鑑定)を選んでください。

検査結果の受け取り方とアフターフォロー

検査結果が報告されるまでの期間は、検体の到着状況などによって前後します。より早い結果報告を希望する場合は、条件を満たすスワブ検体に限り、火曜日までの報告を確約する確約便というオプションも利用できます。結果を受け取った後の対応やアフターフォローも重要なポイントです。結果に疑問がある場合や法的な手続きが必要になった場合には、速やかに医師へ相談できる医療機関を選んでください。検査結果が家庭に与える影響についても考慮し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることを心がけましょう。ヒロクリニックでは、結果はメールで報告され、法的鑑定の場合は医師の直筆サイン入りの書類が後日郵送されます。結果を受け取った後の説明も診察の中で受けられるため、医学的な意味を正しく理解したうえで次の対応を判断できます。

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よくある質問

DNA出生前親子鑑定の費用と保険適用について、よく寄せられる質問をまとめました。ここで解決しない疑問があれば、クリニックへお気軽にお問い合わせください。

Q. DNA出生前親子鑑定は健康保険が使えますか?
A. 使えません。DNA出生前親子鑑定は、病気の診断や治療を目的とした検査ではなく、親子関係の確認を目的とした検査であるため、公的医療保険の対象外です。全額自己負担の自由診療となります。

Q. 医療費控除の対象になりますか?
A. 基本的に対象外と考えられます。医療費控除は医師による診断・治療の対価が中心であり、親子関係の確認を目的とするDNA出生前親子鑑定はこれに該当しません。詳しくは税務署や税理士にご確認ください。

Q. 私的鑑定と法的鑑定で費用が違うのはなぜですか?
A. 法的鑑定では、裁判所や役所などへの提出を想定し、医師による本人確認のもとで検体を採取します。この確認作業や書類発行の手間が加わるため、私的鑑定より費用が高く設定されています。

Q. 費用を安く抑える方法はありますか?
A. 特殊な検体を避けて専用綿棒(スワブ)で採取する、被検者を必要最小限にするなど、オプション費用を抑える工夫があります。また、目的が私的な確認だけであれば、法的鑑定より費用の低い私的鑑定を選ぶという方法もあります。目的に合わない検査を選んでしまうと、あとから再検査が必要になり、かえって総額が高くなることもあるため注意してください。

Q. 支払い方法にはどのようなものがありますか?
A. ヒロクリニックの出生前親子鑑定は、クレジットカードでのお支払いに対応しています。口座振込には対応していませんので、お申し込み前にご確認ください。

Q. 海外でDNA出生前親子鑑定を受ける場合も自己負担ですか?
A. はい。海外の検査機関でも、DNA出生前親子鑑定は医療上必要な検査とはみなされないため、公的医療保険・民間医療保険の対象外となるのが一般的です。

まとめ

DNA出生前親子鑑定は自由診療の検査であり、日本国内・海外を問わず、公的医療保険や医療費控除の対象外として扱われるのが一般的です。ヒロクリニックDNA出生前親子鑑定は、私的鑑定98,000円、法的鑑定149,800円(税込)から利用でき、妊娠6週0日以降から検査を受けられます。

費用負担を軽減したい場合は、クレジットカード払いの活用や、勤務先の福利厚生制度の確認など、できる範囲での工夫を検討してください。何より大切なのは、費用だけで検査機関を選ばず、検体管理や本人確認の体制、結果報告後のフォロー体制まで含めて信頼できる医療機関を選ぶことです。検査費用や保険適用の詳細について不明な点があれば、事前にクリニックへご相談ください。私自身、費用に関するご質問をいただく際は、金額の内訳だけでなく、私的鑑定と法的鑑定のどちらが目的に合っているかをあわせて確認するようにしています。

妊娠6週からできる親子鑑定
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ヒロクリニックでのDNA出生前親子鑑定

ヒロクリニックDNA出生前親子鑑定NIPPT)は、全国のヒロクリニック直営クリニックでご利用いただけます。この検査は妊娠6週0日から提供され、1回の来院で検査が完了するため、必要な時間と労力を最小限に抑えることができます。自社ラボ「東京衛生検査所」(CAP認定・ISO9001取得)による検査ですので、安心してお受けいただけます。ただし、ご夫婦そろっての受診をお願いしています。そうすることで、より正確な検査結果を得ることができます。ご興味のある方は、こちらをクリックしてご予約いただくか、お問い合わせください。※料金・再検査対応の詳細は公式料金ページでご確認ください。

妊娠6週からできる親子鑑定
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医師監修 監修日:2024年8月15日

岡 博史 (おか ひろし)

医師・医学博士 ヒロクリニック統括院長

YouTubeチャンネルなどを通じて、遺伝子やNIPT(新型出生前診断)についてわかりやすく発信しています。

略歴

  • 1996年 慶應義塾大学医学部 卒業
  • 2004年 慶應義塾大学 医学博士号 取得
  • 2005年 慶應義塾大学 皮膚科学教室 助手
  • 2008年 ヒロ皮フ形成クリニック 開業
  • 2009年 医療法人社団福美会 理事長
  • 2015年 医療法人社団福美会 理事

資格・所属

  • CAPラボディレクター
  • 日本皮膚科学会 皮膚科専門医
  • 日本医師会 産業医
  • 東京衛生検査所 指導監督医

この記事は、 ヒロクリニックNIPPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

医師監修 監修日:2024年8月15日

堤 修一 (つつみ しゅういち)

医師・医学博士 ヒロクリニック博多駅前院 院長

略歴

  • 1993年 東京大学医学部医学科 卒業
  • 2016〜2019年 東京大学先端科学技術研究センター 准教授

発信・関連リンク

この記事は、 ヒロクリニックNIPPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

参考文献

  1. 指定されたウェブページ(https://www.hiro-clinic.or.jp/nippt/cost-and-insurance/ )には、学術論文の引用および記載はありません。そのため、根拠論文の一覧は存在しません。

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