
副耳(副耳介)とは?
- 生まれつき耳の前や横にできる小さな突起のことです。
- 皮膚だけの場合もあれば、軟骨を含む場合もあります。
- 良性で、健康上は大きな問題はありませんが、整容面(見た目)や稀に感染の原因になるため、切除が行われます。
手術の目的
- 見た目を整える
- 清潔を保ちやすくする(汚れや炎症予防)
- 将来のコンプレックスをなくす
手術の流れ
- 麻酔
- 小さなお子さんでは全身麻酔、大人や局所処置可能な場合は局所麻酔を使用します。
- 小さなお子さんでは全身麻酔、大人や局所処置可能な場合は局所麻酔を使用します。
- 切開
- 副耳の根元に沿って小切開を行う
- 副耳の根元に沿って小切開を行う
- 切除
- 皮膚だけの副耳 → 膨らみを取り除く
- 軟骨を含む副耳 → 軟骨ごと切除して平らにする
- 皮膚だけの副耳 → 膨らみを取り除く
- 縫合
- 傷口を丁寧に縫い合わせる(傷あとが目立たないように工夫)
- 傷口を丁寧に縫い合わせる(傷あとが目立たないように工夫)
手術時間と入院
- 手術時間:15〜30分程度
- 多くは日帰り手術
- 小児で全身麻酔の場合は半日〜1日の入院になることもある
メリット
- 見た目が自然になる
- 将来の心理的負担を減らせる
- 感染や炎症の予防
デメリット・リスク
- 小さな傷あとが残る可能性
- 出血や感染のリスク
- 稀に再発や膨らみの残存
術後の注意
- 数日間はガーゼや絆創膏で保護
- 抜糸は1週間前後(吸収糸を使う場合は不要)
- 傷あとを目立ちにくくするため、紫外線を避けるケアも有効
- 赤みや腫れが強ければ早めに受診
まとめ
副耳切除術は、先天的に耳の周囲にできる小さな突起を取り除くシンプルな手術です。
短時間で日帰り可能なことが多く、見た目や衛生面の改善に有効です。













