昨今では、結婚をすることなく、事実婚をする人が増えて来ました。またLGBTQなどの観点から婚外出生をされる方もいます。日本も含めて、各国の婚外出生率はどのようになっているのでしょうか。
国名 | 割合 (%) |
チリ | 75.1 |
コスタリカ | 72.5 |
メキシコ | 70.4 |
アイスランド | 69.4 |
フランス | 62.2 |
ブルガリア | 59.6 |
ノルウェー | 58.5 |
ポルトガル | 57.9 |
スロベニア | 56.5 |
スウェーデン | 55.2 |
デンマーク | 54.2 |
エストニア | 53.7 |
オランダ | 53.5 |
ベルギー | 52.4 |
イギリス | 51.3 |
ニュージーランド | 48.7 |
チェコ共和国 | 48.5 |
スペイン | 47.6 |
フィンランド | 46.1 |
ルクセンブルク | 41.6 |
オーストリア | 41.2 |
スロバキア | 40.7 |
アメリカ | 40.5 |
ラトビア | 39.5 |
アイルランド | 38.4 |
オーストラリア | 36.5 |
イタリア | 33.8 |
ドイツ | 33.1 |
カナダ | 32.7 |
ルーマニア | 32.5 |
ハンガリー | 30.4 |
スイス | 27.7 |
リトアニア | 27 |
ポーランド | 26.4 |
マルタ | 25.9 |
クロアチア | 22.8 |
キプロス | 21.2 |
ギリシャ | 13.8 |
イスラエル | 8.1 |
韓国 | 3 |
トルコ | 2.8 |
日本 | 2.4 |
日本は非常に少ないことがわかりますね。アメリカ、ヨーロッパでも40%程度あります。NIPPTの需要があるのが理解できます。
婚姻外出生率に関する考察
上記の表から、世界の異なる国々における婚姻外出生率(未婚の母親から生まれる赤ちゃんの割合)に大きな違いがあることがわかります。以下に主な考察をまとめます。
高い婚姻外出生率の国々
- チリ、コスタリカ、メキシコなどの中南米諸国や、アイスランド、フランスといったヨーロッパの国々では、婚姻外出生率が50%以上と非常に高い。
- これらの国々では、社会的・文化的に未婚での出産が一般的であり、婚姻外出生が社会的に受け入れられていることが示唆される。
- 高い出生率は、社会保障制度や家族支援プログラムの充実とも関連している可能性がある。
中程度の婚姻外出生率の国々
- ニュージーランド、チェコ共和国、スペイン、フィンランドなどでは、婚姻外出生率が40〜50%の範囲にある。
- これらの国々では、未婚のまま出産することが増えているが、依然として多くのカップルが結婚を選ぶ傾向がある。
- 経済的な理由や、パートナーシップの形態が多様化していることが影響している可能性がある。
低い婚姻外出生率の国々
- 日本、韓国、トルコなどの国々では、婚姻外出生率が5%未満と非常に低い。
- これらの国々では、婚姻が非常に重視されており、文化的・社会的なプレッシャーが強いため、未婚の出産が少ない。
- 結婚制度が家族や社会の基盤として重要視されているため、婚姻外出生が少ないと考えられる。
経済的・文化的背景
- 高い婚姻外出生率の国々では、女性の社会進出や教育水準の向上、性別平等の意識の高まりが影響している可能性がある。
- 一方で、低い婚姻外出生率の国々では、伝統的な家族観や宗教的価値観が根強く残っていることが影響していると考えられる。
結論
この表は、国ごとの婚姻外出生率の違いが文化的、経済的、社会的な要因に大きく影響されていることを示しています。高い婚姻外出生率の国々では、未婚での出産が一般的であり、社会的に受け入れられている一方で、低い国々では、結婚が依然として重要視されていることがわかります。これにより、各国の社会政策や家族支援プログラムのあり方も異なることが予想されます。