花粉症に対するケナコルト(ステロイド)注射
受診のご案内
つらい花粉症に、最適な治療をご提案します。
花粉症による「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」などの症状で、日常生活や睡眠に支障が出ていませんか?
当院では、花粉症の症状が強い方に対し、まずは内服薬・点鼻薬などの標準的な治療を基本としてご案内し、必要に応じてステロイド注射を含めた治療選択肢を医師が診察のうえでご提案しています。
※症状の程度、既往歴、持病などを確認し、適応がある場合に限って実施いたします。
このような方はご相談ください
・花粉症症状が強く、仕事や勉強、家事、睡眠に支障が出ている方
・飲み薬や点鼻薬・点眼薬だけではつらい方
・毎年、花粉シーズンに症状が強く出る方
・まずは自分に合う治療法を医師に相談して決めたい方
花粉症治療の基本
花粉症の治療では、一般的に以下の方法が基本となります。
・抗ヒスタミン薬(内服薬)
・点鼻ステロイド薬
・点眼薬
・必要に応じた追加治療
特に「鼻噴霧用ステロイド薬(点鼻薬)」は、鼻の症状改善に有効性が高いとされています。当院でも、まずはこうした標準的な治療を含めて総合的に診察し、それでも症状が強い場合に注射治療の適応を慎重に検討します。
ステロイド注射について
ステロイド注射は、強力に炎症を抑える作用により、花粉症の重い症状の緩和が期待される治療のひとつです。 一方で、すべての方に勧められる標準治療ではなく、適応を慎重に見極める必要がある治療でもあります。
当院では、医師が以下の項目をしっかりと確認したうえで実施の可否を判断します。
・現在の症状の強さ
・内服薬・点鼻薬の使用状況
・既往歴
・糖尿病、高血圧、胃潰瘍、感染症の有無
・妊娠中・授乳中かどうか
・過去のステロイド使用歴
期待できること
・強いアレルギー性炎症症状の緩和
・鼻水、くしゃみ、鼻づまりなどの改善補助
・症状が最もつらい時期の治療選択肢のひとつとして
※効果の出方や持続期間には個人差があります。
※症状の完全な消失や、必ず改善することを保証するものではありません。
注意点・副作用
ステロイド注射には、副作用や注意点があります。 お薬の添付文書上も、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神症状などへの注意が示されています。患者様の状態によっては実施できない、または慎重な判断が必要な場合があります。
主な注意点(以下に該当する方は注意が必要です)
・発熱や感染症がある方
・糖尿病のある方
・胃潰瘍の既往がある方
・緑内障・白内障のある方
・高血圧の方
・妊娠中・授乳中の方
・その他、医師が不適当と判断した方
起こりうる副作用
・注射部位の痛み、へこみ
・血糖値の上昇
・むくみ
・胃部不快感
・だるさ
・一時的な体調変化
・(まれに)重篤な副作用
症状や体質によってリスクは異なるため、診察時に医師より詳しくご説明いたします。
注射部位について(臀部への筋肉注射を推奨)
当院では、ケナコルトなどのステロイド注射を行う際、臀部(おしり)の筋肉への注射を推奨しています。
【臀部注射を推奨する理由】
- 筋肉量が多く、安全に投与しやすい 臀部(大殿筋・腹側臀筋など)は筋肉の層が厚く、薬剤を筋肉内に安定して確実に投与しやすい部位です。
- 神経・血管損傷のリスクが比較的低い 適切な部位(四分の一のさらに外側上部など)を選択することで、重要な神経や血管への影響を避けやすいとされています。
- 注射後のトラブルが起こりにくい ステロイド薬が筋肉より浅い皮膚や脂肪層に入ってしまうと、「皮膚のへこみ」や「皮膚萎縮」が起こることがあります。臀部は筋肉に十分な厚みがあるため、こうしたトラブルを防ぎやすいというメリットがあります。
【注射時の服装に関するお願い】
スムーズに注射を行うため、お尻の上部が出しやすい服装や、締め付けの少ないゆったりとした服装でのご来院をおすすめいたします。
当院の方針と受診の流れ
当院では、花粉症に対して「注射ありき」ではなく、まず標準的治療を基本に、必要時に適応を慎重に判断する方針で診療しています。 患者さまの症状やライフスタイル、ご希望をうかがい、無理のない治療法をご提案します。
【受診の流れ】
- 医師による診察:症状の程度、既往歴、現在の治療内容を詳しく確認します。
- 治療法のご提案:適応があると判断した場合のみ、ステロイド注射をご案内します。
- ご説明:治療のメリットだけでなく、リスクや治療後の注意点もしっかりとご説明します。
- 治療(注射):ご納得いただいたうえで実施します。
料金
花粉症に対するケナコルト(ステロイド)注射: 7,700円(税込)
※本治療は健康保険適用外(自費診療)となります。
※別途、初診料または再診料がかかる場合がございます。詳細は受付にてご確認ください。
よくあるご質問
Q. 花粉症がひどければ、誰でもこの注射を受けられますか?
A. いいえ。症状の程度だけでなく、既往歴(過去の病気)や持病、現在の体調などを総合的に確認し、医師が安全に実施できると判断した場合のみ適応となります。
Q. クリニックに行けばすぐに注射してもらえますか?
A. まずは医師による診察が必要です。診察結果によっては注射が適さないと判断し、内服薬や点鼻薬など別の治療法をご提案する場合があります。
Q. 一度注射を受ければ、花粉の時期はずっと楽になりますか?
A. 効果の感じ方や持続期間には個人差があります。また、症状の完全な改善や消失を保証するものではありません。
ご予約・ご相談
花粉症のつらい症状でお困りの方は、一人で悩まずにお気軽にご相談ください。 医師がしっかりと診察したうえで、患者様一人ひとりの症状に応じた治療法をご案内いたします。
