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脂肪冷却痩身クリスタルの効果とメカニズムとは【医師監修】

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脂肪冷却痩身クリスタル

脂肪冷却痩身「クリスタル」とは脂肪のみにアプローチする安全性の高い医療痩身機器です。二の腕やヒップなど一般的なダイエットでは難しい部分痩せを目指し、たるみのないスッキリとしたボディラインへ導くとされています。

脂肪冷却痩身クリスタルとは

脂肪冷却痩身クリスタルとはフランスDELEO社が開発した医療痩身機器です。皮膚や血管、神経に障害なく皮下脂肪のみにアプローチし、−4℃から−9℃で冷却・凍結をおこなうことで脂肪細胞を除去するメスのいらない美容医療痩身施術とされています。

脂肪冷却痩身を目的とした医療機器は多くありますが、脂肪冷却痩身クリスタルは特許取得のセンサーによる温度管理・均一な冷却システムを搭載。患者さまの健康および安全確保の条件を満たすことを証明するCEマーク承認の医療機器です。

脂肪冷却痩身クリスタルは外科手術による脂肪吸引のように、麻酔や長期間のダウンタイムの必要はなく、寝ているだけで脂肪細胞を除去し、理想のボディラインへと導きます。

脂肪冷却で痩身効果のメカニズム

水の凝固点(凍る温度)は0℃です。しかし、脂肪は4℃で凍ります。これをクライオリポライシス理論といい、脂肪を冷却することで他の細胞を傷つけることなく、脂肪細胞のみを破壊・除去することが可能とされています。

脂肪冷却により破壊された脂肪細胞は細胞死したのち、マクロファージ(貪食細胞)に取り込まれ、リンパ液により運搬、数週間かけて体外へと排泄されることで痩身へと促します。また脂肪冷却による痩身施術は、脂肪細胞そのものが破壊・除去されることから、施術部位のリバウンドは少ないといえるでしょう。

脂肪冷却痩身クリスタルの適応部位

脂肪冷却痩身クリスタルは顔とボディの両方に適応します。凍傷防止保護パットを目的部位へ装着し、その上からアプリケーターにより吸引しながら脂肪の冷却をおこないます。なお、吸引による痛みや肌の赤み・内出血が不安な場合、吸引なしでの施術も可能です。

目的部位の脂肪のみを破壊・除去する脂肪冷却痩身クリスタルは、頬や胸など残したい脂肪には影響を与えることはありません。女性であればバストサイズはそのままに、気になるお腹周りの脂肪のみ痩せることも可能です。

食事管理や運動といった一般的なダイエットでは痩せることが難しい顎下や二の腕、ブラファット(下着からはみ出る脂肪)など、いわゆる「部分痩せ」に特化した医療痩身といえるでしょう。

なお脂肪冷却痩身クリスタルは、指でつまめる約2センチ以上の脂肪がある部位のみとなるため、額やまぶたへの施術はおこなうことはできません。

1回の施術で2部位同時に脂肪除去

ヒロクリニック美容皮膚科・美容外科脂肪冷却痩身クリスタルは1回で2部位同時に施術が可能です。また、大小さまざまなサイズの専用パット(アプリケーター)のご用意があるため、顔(顎下)・二の腕・腕・ブラファット・お腹周り・ヒップ・太もも・ふくらはぎなど、全身のボディメイクを効率よくおこなうことができます。

脂肪冷却痩身クリスタルは脂肪細胞が−2℃から−9℃で破壊・細胞死を引き起こすため、施術部位のリバウンドはないとされています。しかし、脂肪冷却痩身クリスタルのパット(アプリケーター)装着以外の脂肪細胞は破壊・細胞死を起こしません。過度な栄養摂取や運動不足などにより、施術部位以外の脂肪細胞は肥大するため日頃からの節制が大切です。

脂肪冷却痩身クリスタルで顎下たるみを除去

体重の増加や加齢などにより生じる顎下の脂肪たるみ。一度ついた顔の脂肪は一般的なダイエットやマッサージによる改善は難しいとされています。顎(あご)に生じた脂肪たるみは老けた印象を与えるといわれ、また、顔を大きく見せてしまうでしょう。

ヒロクリニック美容皮膚科・美容外科脂肪冷却痩身クリスタルは顔専用の小さなパット(アプリケーター)のご用意があるため、顎(あご)の脂肪細胞をしっかり破壊・除去することが可能です。脂肪冷却痩身クリスタルの小顔施術は、脂肪吸引のように血管や神経へのダメージはとても少ないとされています。術後のテーピング固定などもないため、他人から施術を気づかれることなく小顔を目指すことができる美容医療痩身術です。

※顎下への施術の場合、顔専用パット(アプリケーター)を使用するため、他の部位との同時施術はおこなうことができません。

脂肪冷却痩身クリスタルとボツリヌストキシン注射で理想の脚線美

ふくらはぎの太さに悩み、脂肪冷却痩身クリスタルを希望する患者さまは少なくありません。脂肪冷却痩身クリスタルは、ふくらはぎの脂肪へも効果があります。しかし、ふくらはぎの太さを左右するのは脂肪だけではなく、筋肉が大いに関係しています。

ふくらはぎの太さの原因が脂肪のみであれば、脂肪冷却痩身クリスタルの施術のみで脚痩せは可能です。しかし筋肉を原因とする場合、脂肪冷却痩身クリスタルは筋細胞へのアプローチはないため脚痩せをおこなうことはできないでしょう。

なお、ふくらはぎの太さの原因が脂肪と筋肉の両方である場合は、脂肪冷却痩身クリスタルボツリヌストキシン注射を併用することで理想の脚線美を目指すことが可能です。

ヒロクリニック美容皮膚科・美容外科では丁寧な診察により、脂肪冷却痩身クリスタルが適応する「脂肪太り」か「筋肉太り」かを診断し、無駄のない痩身施術をご提案いたします。

脂肪冷却痩身クリスタルの効果と回数

脂肪冷却痩身クリスタルは脂肪細胞の冷却・破壊による細胞死と代謝を利用した美容医療痩身です。そのため、翌日すぐの痩身効果はありません。

破壊された脂肪細胞は細胞死し、貪食細胞により消化されたのち、リンパ系の働きにより体外へと排出されます。施術後4〜6週間ほどで効果が現れ、数ヶ月かけて痩身へと導きます。

また、脂肪冷却痩身クリスタルの効果は個人差があり、脂肪の厚みや希望するボディラインによって施術回数は異なります。一般的に1〜2ヶ月おきの頻度で2〜3回の施術回数が推奨されています。

ビフォーアフターに即効性がないため、一部の美容外科やクリニックなどの痩身口コミの中で「失敗」「効果なし」といった感想も少なくありません。しかし、クリスタルだけでなく脂肪細胞死と代謝による医療痩身には即効性がないことを覚えておいてくださいね。

脂肪冷却痩身クリスタルの痛み

脂肪冷却痩身クリスタルは、身体に負担の少ない美容医療痩身施術です。しかし、施術中の吸引による痛みや施術後の皮膚の赤み、部位によっては内出血を生じることがあります。なお、吸引による痛みを強く感じるのは初回のみで、2回目は吸引痛をあまり感じないという患者さまが多いようです。

痛みや内出血がご不安な場合、吸引なしでの施術も可能です。なお、妊娠中や施術部位にヘルニア、皮膚疾患などがある方への施術はおこなうことができません。

ヒロクリニック美容皮膚科・美容外科による医療痩身施術

ヒロクリニック美容皮膚科・美容外科では、丁寧な診察による医療痩身をおこなっております。脂肪太りなのか、筋肉太りなのかをしっかり見極め、不要な施術のご案内をすることはありません。

またヒロクリニックは内科も併設しているため、肥満症の内科的治療もおこなっております。審美面の皮下脂肪だけでなく、さまざまな病気を招く内臓脂肪の検査などもご相談ください。

脂肪冷却痩身クリスタルの副作用とリスク

  • 吸引時の痛み
  • 施術直後の赤み
  • 吸引による内出血
  • 仕上がりの左右差など

記事の監修者

岡 浩子先生

岡 浩子先生

経歴

平成9年: 東邦大学医学部卒業
平成9年: 慶応大学医学部内科学教室入局。 大学病院、総合病院で研鑽をつんだのち、美容皮膚科を習得。
平成20年7月: 開院

所属学会

日本内科学会会員
日本リウマチ内科学会会員
抗加齢美容医療学会会員
点滴療法研究会マスターズ会員

資格

サーマクール認定医
日本内科学会認定医
日本医師会認定産業医

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