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背中のケミカルピーリングで美しい後ろ姿へ!治療の流れや注意点を解説【医師監修】

自分では難しい背中のケア。ブライダルのドレスを試着したときに気になるブツブツや赤み、乾燥などに、ケミカルピーリングでのケアはいかがでしょうか。本記事ではケミカルピーリングとはどのような施術かを解説します。

ブライダルのドレスの試着へ。最後に後ろ姿を鏡で見せられたら…

女性にとってウェディングドレスは、永遠の憧れです。しかし、挙式が決まり、うきうきしながらドレスを試着。最後に後ろ姿を鏡で見せてもらうと…背中のブツブツや赤み、乾燥、くすみがすごく気になる!せっかく素敵なドレスなのに、背中の肌が気になってしまいます。

背中が大きく開いたドレスは、どうしても背中の肌荒れが、他の人の視界に入りやすいものです。背中をカバーするデザインのドレスもありますが、一生に一度の大切な結婚式では、一番お気に入りのドレスを着たいですよね。背中のケア不足で、泣く泣く他のドレスに変更とならないように、しっかりケアするのが大切です。

気づかなかった背中のぶつぶつ、何とかしたい

顔とは違い背中の肌荒れは、なかなか自分では気づけません。そのため、いざ背中を鏡で見て「こんなに汚いなんて」とショックを受けてしまう人は多いようです。

頑張ってケアをして、すべすべの美しい背中になりたいと思うものの、赤みのあるぶつぶつや茶色く跡になってしまった古いぶつぶつ、毛穴詰まりによるざらざらを見ると「これって治るものなの?」と不安になってしまいますよね。

美容皮膚科に相談しましょう

 結論から言うと、背中のぶつぶつやざらざらが気になる場合は、まずは美容皮膚科に相談するとよいでしょう。肌荒れの原因は人それぞれなので、医師の診察を受け、適切な治療をしてもらうのが大切です。

ボディ用の化粧水などによるセルフケアも大切ですが、背中は自分では手入れしにくい場所なうえ、肌の状態によっては変化を感じられないケースもあります。

また、エステの施術を受ける場合、保湿などのスキンケア効果は期待できますが、美容皮膚科のように肌荒れの原因そのものにアプローチするのは難しいでしょう。

特に結婚式など「いつまでにきれいな肌になりたい」という希望がある場合は、早めに美容皮膚科に相談し、治療プランを立ててもらうとスムーズに改善できます。

ケミカルピーリングですべすべのお肌へ

美容皮膚科の施術のなかでも、背中の美肌ケアとして人気が高いのが「ケミカルピーリング」です。ケミカルピーリングについて詳しく解説します。

ケミカルピーリングとは

ケミカルピーリングとは、「グリコール酸」をはじめとする酸性の薬剤を肌に塗り、古い角質や表皮を溶かしてはがす施術です。古い角質を取り除くことで、肌の細胞の生まれ変わりである「ターンオーバー」を整えます。

ターンオーバーが乱れると、古い角質が溜まり、毛穴が詰まって肌がざらざらする・吹き出物ができる、しみやくすみのもとである「メラニン色素」が蓄積するなどさまざまな肌トラブルが発生します。

ケミカルピーリングは、古い角質や表皮をはがすことで毛穴つまりなどを解消するだけでなく、ターンオーバーの改善により、健康で美しい肌が生まれる土台を整えられる施術です。

ケミカルピーリングとエステ・セルフピーリングの違い

ホームケアやエステサロンでのピーリングは、医療用と比べて効果の弱い薬剤を使用します。そのため、使用直後はなめらかな肌になりますが、多くの場合は一時的な効果です。時間が経過すると、元の状態に戻ってしまう可能性が高いでしょう。

また、万が一肌トラブルが起きた場合、エステティシャンや自分では対処できず、皮膚科の診察を受けなければいけません。

ケミカルピーリングは、効果の強い薬剤を使用し、美容皮膚科医をはじめとする医師の管理下で行います。肌質の改善効果が高く、トラブル時もすぐに医師が対処できるのがメリットです。

ホームケア用品として市販されているピーリングの中には、消しゴムのカスのようにポロポロと擦り落とすタイプのものも多く見られますが、炎症を起こして赤みや茶色みの残っている肌はデリケートなため、摩擦による刺激でかえって悪化してしまうおそれがあります。自己判断で安易に行うことはお勧めできません。

施術の流れ

ヒロクリニック美容皮膚科・美容外科での施術の流れは下記の通りです。

(1)医師によるカウンセリング

医師が患者さんの悩みや理想の肌を丁寧にカウンセリングのうえ、肌の状態を診察します。薬剤の種類・濃度・施術回数など、もっとも効果的なプランを提案します。

また、美容成分を肌の奥まで浸透させる「イオン導入」など、ピーリングとの併用でより高い美肌効果が期待できる施術のアドバイスもします。

背中の気になる部分だけ施術するなど、ピーリング範囲の選択もできるので希望があれば、どんどん相談してみましょう。

(2)クレンジング・脱脂

顔を施術する場合は、クレンジングをしてピーリングに適した肌に整えます。

(3)ケミカルピーリング

肌の状態や悩みに合わせて選んだ薬剤を塗り、施術していきます。状態を見ながら薬剤の濃度や塗り方、時間を調整し、刺激をおさえつつ高い効果を目指します。

(4)拭き取り

肌の状態をチェックしてピーリング剤を中和し、拭き取っていきます。

(5)イオン導入

続けてイオン導入を行います。ケミカルピーリング後の肌は、古い角質が取り除かれているので、美容成分が浸透しやすい状態です。吹き出物の改善や美白効果が期待できるビタミンCなど、悩みに合わせた成分を導入していきます。

ピーリングの刺激は?

薬剤で古い角質や表皮を取り除くと聞くと、痛みが心配になるかもしれません。しかし、ケミカルピーリングではがす角質や表皮は血管が通っていないため、痛み・出血などの副作用はほぼありません。

適切な状態に調整した薬剤を使用するため刺激が少なく、施術箇所が少しピリピリ・むずむずする程度の場合がほとんどです。

また、施術後の肌トラブルを防ぐために、施術後はしっかり鎮静し、コンディションを整えます。個室を完備していて、プライバシーを確保できる環境なのでリラックスして施術ができます。

施術後の注意点

ピーリング後の肌は、とてもデリケートで、ダメージを受けやすい状態です。色素沈着を起こさないよう、身体を洗う時はごしごし擦らずに優しく丁寧にするようにしましょう。入浴後は、肌が乾燥しやすいため、ボディ用スキンケアでしっかり保湿するのをおすすめします。

さらに、紫外線にも要注意です。古い角質を取り除いた後の肌は、紫外線の影響を受けやすい状態です。日焼け・シミを防ぐために、しっかり日焼け止めを塗り、日傘・帽子・長袖の服などで肌をガードしてください。

終わった後のお肌の状態 

ケミカルピーリング後は、毛穴詰まりが取れてぶつぶつが減り、しっとりすべすべの肌に整います。また、肌の色がワントーン明るくなり、透明感あふれる美しい背中に。どんなデザイン・色のドレスも自信を持って着こなせるはずです。

定期的に継続するとより効果的

手強いニキビやニキビ跡の改善を目指す場合や、きれいな肌を維持するなら、3週間おきくらいを目安に定期的にケミカルピーリングを行うとより効果的です。肌の生まれ変わりが進み、輝くような美しい肌へと整います。

まとめ

背中の肌荒れ改善には、ケミカルピーリングが効果的です。

ケミカルピーリングには、吹き出物やシミ・くすみなどの原因となる古い角質や表皮を取り除き、ターンオーバーを促す効果があります。肌トラブルの改善だけでなく、美しい肌が生まれる土台をつくれるのが魅力です。

軽いピリピリ感などの刺激はありますが、薬剤を適切な状態に調整して施術するため、痛みはほぼありません。

施術後は、つるつるで透明感あふれる美しい肌に仕上がります。3週間に1回を目安に継続的にケミカルピーリングを受けると、ターンオーバーが整いさらに健康的な美肌を目指せます。

●ケミカルピーリングのおもな副作用とリスク

ケミカルピーリングは、酸性の薬剤を塗布する施術のため、穏やかではありますがピリピリとした刺激のある施術です。また、肌が弱い人の場合、多少のつっぱりや乾燥を感じる場合もあります。

また、全ての人にとってケミカルピーリングがベストな治療とは限りません。肌に傷や強い炎症がある・妊娠または授乳中であるなど、ケミカルピーリングを受けない方が良い場合や、他の治療の方が適している場合もあります。医師の診察を受けて自分の肌に合った治療を提案してもらいましょう。

記事の監修者

岡 浩子先生

岡 浩子先生

経歴

平成9年: 東邦大学医学部卒業
平成9年: 慶応大学医学部内科学教室入局。 大学病院、総合病院で研鑽をつんだのち、美容皮膚科を習得。
平成20年7月: 開院

所属学会

日本内科学会会員
日本リウマチ内科学会会員
抗加齢美容医療学会会員
点滴療法研究会マスターズ会員

資格

サーマクール認定医
日本内科学会認定医
日本医師会認定産業医

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