ワキガ(腋臭症)の手術は、においの原因となるアポクリン汗腺を直接取り除く根本的な治療法です。
制汗剤やクリームでは追いつかないほど気になる方にとって、症状を大きく改善できる選択肢のひとつです。
気温が上がる季節になると、ワキガに関するご相談が増えます。
本記事では、手術の内容や対象年齢、手術当日の流れ、術後の経過について解説します。
この記事でわかること
- ワキガの原因とアポクリン汗腺の働き
- 手術で行うこと・対象となる年齢の目安
- 手術当日の流れと術後の経過期間
- 保険適用の可否と受診の目安
ワキガ(腋臭症)の原因とアポクリン汗腺
ワキガのにおいは、わきの下に多く分布するアポクリン汗腺から出る汗が原因です。
アポクリン汗腺から出る汗は、皮膚の常在菌によって分解される過程で、特有のにおいを発生させます。
アポクリン汗腺の数や大きさには個人差があり、体質や遺伝的な要因が関わっているといわれています。
制汗剤やこまめな着替えといったセルフケアで軽減できる場合もありますが、根本的に汗腺の数を減らすものではありません。
セルフチェックのポイント
「自分のにおいはワキガなのか、単なる汗のにおいなのか分からない」というご相談もよくいただきます。
次のような項目に複数当てはまる場合は、一度相談してみることをおすすめします。
- 耳垢が湿っていることが多い
- わきの下の衣類に黄ばみができやすい
- 家族にも同じ悩みを持つ人がいる
- 制汗剤を使ってもにおいが気になる
セルフチェックはあくまで目安であり、確定診断ではありません。
気になる項目が多い方は、自己判断で悩み続けるより、診察で客観的に確認してもらうほうが安心です。
ワキガ手術で行うこと
手術では、においの原因となるアポクリン汗腺そのものを取り除きます。
制汗剤のように一時的ににおいを抑えるのではなく、汗腺の数を減らすことでにおいの発生源に直接アプローチする治療法です。
形成外科の医師が、わきの下を切開してアポクリン汗腺を目で確認しながら丁寧に除去していきます。
汗腺を取り残しにくいため、再発が少ない方法とされています。
手術を受けられる年齢の目安
ワキガの症状は思春期以降に目立ちやすくなるため、手術は15歳前後から60歳前後までの幅広い年齢の方が受けられています。
未成年の方の手術については、保護者の同意など事前に確認しておきたい点もあります。未成年の方の手術についてもあわせてご確認ください。
「もっと早く手術していればよかった」というお声を、長年一人で悩んだ末に来院された患者さんからいただくことがあります。
年齢を重ねてからの受診でも遅すぎることはありませんが、症状に悩む期間が長いほど生活への影響も大きくなりがちです。
手術当日の流れと術後の経過
手術は局所麻酔で行い、1時間程度で終了します。
入院の必要はなく、当日のうちに帰宅できる日帰り手術です。
| 時期 | 目安 |
| 手術時間 | 1時間程度(局所麻酔・日帰り) |
| 術後の腫れ・違和感 | 数日〜1週間程度が目安 |
| しっかり落ち着くまで | 1か月程度 |
| 抜糸・経過確認 | 医師の指示に沿って通院 |
術後は、わきの下に圧迫を加えるガーゼやテープで固定し、腫れや内出血が落ち着くまで安静に過ごしていただきます。
激しい腕の運動や、患部を強くこすることは、経過が落ち着くまで控えてください。
完全に傷が落ち着き、腕を動かしても違和感がなくなるまでには、個人差はありますが1か月ほどかかることが一般的です。
経過中に気になる症状があれば、自己判断せず診察時にご相談ください。
保険適用の可否と治療法の選び方
ワキガの手術は、症状の程度によって保険診療の対象となる場合があります。
におい以外にも、わきの下の多汗症が気になる方には、発汗を抑えることを目的とした別のアプローチが適していることもあります。
手術以外にも、症状の程度に応じてさまざまな治療の選択肢があります。
皮膚科・形成外科どちらで相談すればよいか迷う方は、ワキガは何科?皮膚科・形成外科の選び方と治療法比較も参考にしてください。
保険適用の可否や、ご自身に合った治療法は、症状の程度によって異なります。
まずは診察でわきの下の状態を確認してもらい、方針を一緒に決めていくことをおすすめします。
川口院でのワキガ手術について
ワキガの悩みは人に相談しにくく、一人で抱え込んでしまう方も少なくありません。
症状の程度や希望に応じて、無理のない治療方針をご提案しています。
ヒロクリニック川口院
住所:〒332-0017 埼玉県川口市栄町3-11-27 Hiro Build
アクセス:JR京浜東北線「川口駅」東口から徒歩3分
電話番号:048-240-6600
手術実績:2008年8月〜2026年6月累計21,576件
川口院では、目で確認しながらアポクリン汗腺を除去する手術を行っています。
JR京浜東北線「川口駅」東口から徒歩3分という通いやすい立地です。
「制汗剤では追いつかない」と感じている方は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。
ワキガ手術に関するよくある質問(FAQ)
診察前に多く寄せられる質問をまとめました。
疑問点の解消にお役立てください。
Q1. 手術後、においは完全になくなりますか?
A1. アポクリン汗腺の多くを除去することで、症状の大幅な改善が期待できます。
ただし、効果の現れ方には個人差があるため、診察時に症状の程度を確認したうえでご説明します。
Q2. 手術はどのくらい痛いですか?
A2. 手術は局所麻酔をしたうえで行うため、施術中の強い痛みは感じにくくなっています。
麻酔が切れた後は、腫れや突っ張るような違和感が数日続くことがあります。
Q3. 未成年でも手術を受けられますか?
A3. 年齢や保護者の同意など、確認が必要な事項があります。
詳しくは診察時にご相談いただくか、未成年の方の手術についてのページもご確認ください。
Q4. 傷跡は目立ちますか?
A4. 切開の位置はわきの下のしわに沿わせるなど、目立ちにくくなるよう配慮して手術を行います。
傷の状態には個人差があるため、経過については診察時にご確認ください。
Q5. 手術後、仕事や学校はいつから復帰できますか?
A5. デスクワークであれば、数日程度で復帰される方が多いです。
腕を大きく動かす仕事や運動は、傷の経過を見ながら再開時期を調整してください。
Q6. 保険診療で手術を受けられますか?
A6. 症状の程度によって保険診療の対象となる場合があります。
詳しい適用条件は診察時にご確認ください。
Q7. 他院で手術を受けましたが、においが再発しました。相談できますか?
A7. 過去の手術でアポクリン汗腺が取り切れていない場合、再手術をご相談いただくことがあります。
これまでの手術内容を確認したうえで、適した治療方針を検討しますので、まずは診察でお聞かせください。
まとめ
ワキガの手術は、においの原因となるアポクリン汗腺を直接取り除く治療法で、15歳前後から60歳前後まで幅広い年齢の方が受けています。
手術は局所麻酔で1時間程度、日帰りで受けられますが、腫れや違和感が落ち着くまでは1か月ほどかかるのが目安です。
「もっと早く相談すればよかった」で終わらせないためにも、まずは診察で症状の程度を確認してみましょう。
川口院では、腋臭症手術を専門とする形成外科医が診療にあたっています。
気になる方は、お電話(048-240-6600)またはWebから一度ご相談ください。
本記事は、ヒロクリニック皮膚科・形成外科 統括院長・岡博史医師(医学博士)の監修のもとに作成しています。
岡医師は日本皮膚科学会 皮膚科専門医です。













