子供の多汗症は、外用薬やイオントフォレーシス療法など、症状に合わせた治療で和らげられることがあります。「体質だから仕方ない」と諦める前に、一度皮膚科に相談してみましょう。
鉛筆を持つ手が汗でびしょびしょになる。
消しゴムを使うと、紙が湿って破れてしまう。
お子様のこうした汗の悩みは、決して珍しいものではありません。
本記事では、子供の多汗症のしくみと、皮膚科で受けられる治療法を解説します。
この記事でわかること
- 子供の多汗症(原発性局所多汗症)とはどんな状態か
- 外用薬・イオントフォレーシス療法の効果と方法
- 家庭でできるケアと受診の目安
- 治療に関するよくある質問
子供の多汗症とはどのような状態か
多汗症は、体温調節に必要な量を超えて汗が出てしまう状態です。
子供に多いタイプの特徴を見ていきましょう。
原発性局所多汗症のしくみ
子供の多汗症の多くは原発性局所多汗症と呼ばれるタイプです。
手のひら・足の裏・脇といった特定の部位で、汗腺が過剰に反応してしまう状態を指します。
暑さや運動とは関係なく、緊張したときにも汗が増えやすいのが特徴です。
学校生活への影響
鉛筆やノートが汗で湿ってしまう、友達と手をつなぐのをためらうなど、学校生活に影響が出ることがあります。
本人が気にしていても、周囲にはなかなか伝えにくい悩みでもあります。
「そのうち落ち着くだろう」と様子を見すぎず、気になる段階で相談することをおすすめします。
皮膚科で行う多汗症治療
子供の多汗症治療は、体への負担が少ない方法から検討するのが一般的です。
年齢や症状の程度に応じて、いくつかの選択肢があります。
外用薬による治療
汗腺の働きを抑える塩化アルミニウムなどを配合した外用薬を、就寝前に塗布する方法です。
自宅で続けやすく、比較的軽度な症状のお子様に用いられることが多い治療です。
肌への刺激が出た場合は、使用頻度の調整が必要になることもあります。
イオントフォレーシス療法
水を入れた容器に手や足を浸し、弱い電流を流して汗の出口の働きを一時的に抑える治療法です。
痛みはほとんどなく、子供でも受けやすい処置とされています。
効果を維持するには、週1〜2回程度の通院を一定期間続けることが目安です。
そのほかの選択肢
症状が強い場合は、内服薬や注射による治療が検討されることもあります。
ただし年齢によって使用できる範囲が異なるため、成長段階を踏まえて医師が判断します。
まずは負担の少ない外用薬やイオントフォレーシスから試すケースが一般的です。
家庭でできるケアと受診の目安
治療と並行して、自宅でのちょっとした工夫も症状の負担を軽くします。
- 通気性の良い靴下・手袋を選ぶ
- 汗をこまめに拭き取り、清潔を保つ
- 本人の気持ちを否定せず、悩みに寄り添う
- 水分補給は制限せず、体調を優先する
次のような様子が見られたら、受診を検討するタイミングです。
「勉強や友人関係に支障が出ている」「汗の量が年々増えている」「本人が強く悩んでいる」。
これらに当てはまる場合は、早めに皮膚科へ相談しましょう。
川口院での子供の多汗症相談について
お子様の汗の悩みは、症状の程度も本人の受け止め方もさまざまです。
まずは診察で状態を確認し、無理のない治療方針を一緒に考えましょう。
ヒロクリニック川口院
住所:〒332-0017 埼玉県川口市栄町3-11-27 Hiro Build
アクセス:JR京浜東北線「川口駅」東口から徒歩3分
電話番号:0120-241-929
手術実績:2008年8月〜2026年6月累計21,576件
川口院では、皮膚科医の土屋海士郎医師が子供の多汗症の診療にあたっています。
土屋医師は小児慢性特定疾病指定医でもあり、お子様の診療に配慮した対応が可能です。
JR京浜東北線「川口駅」東口から徒歩3分と、通院しやすい立地です。
汗のにおいが気になる場合はワキガは何科?皮膚科・形成外科の選び方と治療法比較もご覧ください。
お子様の肌トラブル全般については子どもの湿疹の原因と治療法|皮膚科受診の目安5つも参考になります。
子供の多汗症に関するよくある質問(FAQ)
診察前に多く寄せられる質問をまとめました。
Q1. 何歳から治療を受けられますか?
A1. 外用薬やイオントフォレーシスは、比較的小さいお子様でも受けやすい治療です。
年齢や症状に応じた治療法を診察でご提案します。
Q2. イオントフォレーシスは痛いですか?
A2. 弱い電流を使用するため、多くの場合は痛みをほとんど感じません。
ピリピリとした感覚を訴えるお子様もいますが、我慢できないほどの痛みは通常ありません。
Q3. 多汗症は成長とともに治りますか?
A3. 成長とともに落ち着く方もいれば、大人になっても症状が続く方もいます。
経過には個人差があるため、気になる場合は定期的に診察を受けながら様子を見ていきましょう。
Q4. 家庭でできる対策はありますか?
A4. 通気性の良い靴下・手袋を選ぶ、汗をこまめに拭くといった工夫は自宅でも取り入れられます。
ただし症状が強い場合は、家庭でのケアだけに頼らず治療の相談をおすすめします。
Q5. ワキガとは違う病気ですか?
A5. 多汗症は汗の「量」に関するトラブルで、ワキガは汗のにおいに関するトラブルです。
両方を併せ持つ方もいるため、気になる症状は診察時にあわせてお伝えください。
まとめ
子供の多汗症は、外用薬やイオントフォレーシス療法など、体への負担が少ない方法から治療を始められます。
学校生活に支障が出ている、本人が強く悩んでいるといった様子があれば、我慢させずに相談しましょう。
「体質だから」と決めつける前に、まずは専門医の診察を受けることが解決への第一歩です。
川口院では、小児慢性特定疾病指定医でもある土屋海士郎医師が、お子様の多汗症の診断から治療まで対応しています。
お子様の汗の悩みは、お電話(0120-241-929)またはWebから一度ご相談ください。
本記事は、ヒロクリニック皮膚科・形成外科 川口院 皮膚科医・土屋海士郎医師の監修記事です。
土屋医師は日本皮膚科学会専門医、難病指定医、小児慢性特定疾病指定医です。
川口院・池袋駅前院にて皮膚科診療を行っています。








