「子どもの足の裏に魚の目ができた」と来院される方の多くは、実はイボ(尋常性疣贅)であるケースがほとんどです。見た目が似ているため、自己判断で区別するのは簡単ではありません。
足の裏にできた硬い盛り上がりを見て、魚の目だと思い込んでいる方は少なくありません。
しかし子どもの場合、魚の目ができることは比較的まれで、診察するとウイルス性のイボだったということがよくあります。
本記事では、イボの原因や見分け方、治療法、放置するリスクについて解説します。

この記事でわかること
- イボ(尋常性疣贅)と魚の目・たこの見分け方
- イボの原因ウイルスと感染しやすい条件
- 液体窒素治療の内容と通院の目安
- 放置するリスクと早期受診の重要性
イボ(尋常性疣贅)とはどんな病気か
イボの多くは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚の小さな傷から感染することで生じます。
正式には尋常性疣贅と呼ばれ、手足の指・足の裏など、日常的に刺激を受けやすい部位にできやすいのが特徴です。
ウイルス性の疾患であるため、患部に触れることで他の部位や他の人にうつる可能性があります。
魚の目・たことの違い
魚の目やたこは、繰り返しの摩擦や圧迫によって角質が厚くなることで生じる、ウイルスとは無関係な皮膚の変化です。
見た目が似ているため自己判断で区別するのは難しく、実際には子どもで魚の目ができることは比較的まれとされています。
足の裏にできた硬い盛り上がりの多くは、イボであることが少なくありません。
| 比較項目 | イボ(尋常性疣贅) | 魚の目・たこ |
| 原因 | ウイルス感染 | 摩擦・圧迫による角質肥厚 |
| 感染性 | あり(うつる) | なし |
| 表面の見た目 | 点状の黒い点が見えることがある | 中心に芯があり境界が明瞭 |
| 子どもの発生頻度 | 比較的多い | まれ |
イボができやすい部位と体質
イボは、皮膚に微小な傷がある部位からウイルスが侵入することで発症します。
ポイントは、小さな傷と直接の接触。
特にできやすいのが、次のような部位・状況です。
- 足の裏・指など、靴や地面との摩擦を受けやすい部位
- 手指・爪の周囲など、細かい傷ができやすい部位
- プールや公共施設の床など、裸足で歩く機会が多い環境
- アトピー性皮膚炎などでバリア機能が低下している肌
特に子どもは、皮膚のバリア機能や免疫が発達途中であることに加え、外遊びや素足で過ごす機会も多く、イボができやすい傾向があります。
ただし、成人でも足の裏の乾燥や小さな傷をきっかけに発症することがあるため、年齢を問わず注意が必要です。
イボの治療法|液体窒素治療
川口院では、イボの治療として液体窒素による凍結療法を行っています。
液体窒素治療の流れ
マイナス196度の液体窒素を患部に当て、組織を凍結させることでイボの脱落を促す治療法です。
1回の処置は短時間で終わりますが、イボの組織が十分に反応するまで、1〜2週間おきに複数回の通院が必要になることが一般的です。
処置時にピリッとした痛みを伴うことがあります。
早期治療をすすめる理由
イボは治療をしないまま放置すると、数が増えたり、範囲が広がったりすることがあります。
大きくなってから治療を始めると、完治までにより多くの通院回数を要することも少なくありません。
「なんとなく様子を見ている」うちに広がってしまう前に、早めの受診をおすすめします。
日常生活での注意点
治療と並行して、次のような点に気をつけることで、悪化や再発のリスクを抑えやすくなります。
- 患部を自分で削ったり、爪で引っかいたりしない
- 足の裏にできた場合、他の部位への接触を避ける
- 家族間でタオル・靴下・スリッパの共用を避ける
- 治療中は医師の指示通りの間隔で通院する
イボの治療法についてさらに詳しく知りたい方はイボの治療法6選|皮膚科の液体窒素・レーザー完全ガイド、水いぼとの違いが気になる方は水いぼの治療法|川口の皮膚科医が子どもの症状を解説もあわせてご覧ください。
川口院でのイボ治療について
「これは魚の目?イボ?」と迷ったときは、自己判断でケアを続けず、皮膚科での診断を受けましょう。
ヒロクリニック川口院
住所:〒332-0017 埼玉県川口市栄町3-11-27 Hiro Build
アクセス:JR京浜東北線「川口駅」東口から徒歩3分
電話番号:0120-241-929
手術実績:2008年8月〜2026年6月累計21,576件
川口院では、皮膚科専門医の土屋海士郎医師がイボの診断・液体窒素治療にあたっています。
JR京浜東北線「川口駅」東口から徒歩3分と、通院しやすい立地です。
「これは何のできものだろう」と気になる方も、まずはお気軽にご相談ください。
イボに関するよくある質問(FAQ)
受診前に多く寄せられる質問をまとめました。
Q1. イボは自然に治りますか?
A1. 自然に治癒することもありますが、治療をせずに放置すると数が増えたり大きくなったりすることがあります。
早めに皮膚科で相談することをおすすめします。
Q2. 液体窒素治療は何回くらい通院が必要ですか?
A2. イボの大きさや深さによって異なりますが、1〜2週間おきに複数回の通院を要することが一般的です。
経過を見ながら治療回数の目安をご案内します。
Q3. 液体窒素治療は痛いですか?
A3. 処置中にピリッとした痛みを感じることがあります。
お子さんの場合は、痛みへの配慮について診察時にご相談いただけます。
Q4. 家族にうつることはありますか?
A4. イボはウイルス性のため、患部への接触やタオル・スリッパの共用を通じてうつる可能性があります。
共用を避けるなど、家庭内での対策を心がけてください。
Q5. 市販の魚の目パッドを使っても大丈夫ですか?
A5. イボに魚の目用のパッドや薬剤を自己判断で使用すると、周囲の皮膚を傷つけ悪化させることがあります。
まずは皮膚科で診断を受け、イボか魚の目かを確認してください。
Q6. イボの治療は保険適用されますか?
A6. イボ(尋常性疣贅)に対する液体窒素治療は、保険診療の対象となる治療です。
詳しい費用については受診時にご確認ください。
まとめ
足の裏や指にできた硬い盛り上がりは、魚の目ではなくウイルス性のイボであることが少なくありません。
イボはヒトパピローマウイルスによる感染症で、放置すると数が増えたり範囲が広がったりすることがあります。
早期受診こそ、完治までの負担を抑える一番のポイント。
「魚の目だと思って様子を見ていた」という方も、一度皮膚科での診断を受けてみましょう。
川口院では、皮膚科専門医がイボの診断から液体窒素治療まで対応しています。
気になるできものがある方は、お電話(0120-241-929)またはWebから一度ご相談ください。
本記事は、ヒロクリニック皮膚科・形成外科 川口院 皮膚科医・土屋海士郎医師の監修記事です。
土屋医師は日本皮膚科学会専門医、難病指定医、小児慢性特定疾病指定医です。
川口院・池袋駅前院にて皮膚科診療を行っています。








