ブログ

乳酸ピーリングの効果|医師監修ガイド

  • /
新しいフォトRF導入!その実力をご覧ください!

乳酸ピーリングとはケミカルピーリングに使用される薬剤の中のひとつです。グリコール酸ピーリングよりも分子が大きいため、皮膚深くまで浸透しないことから刺激の少ないケミカルピーリング施術をおこなうことができるとされています。

この記事でわかること

乳酸ピーリングは低刺激ピーリング

乳酸ピーリングは、分子量の大きい乳酸で角質層だけに穏やかに作用させる、低刺激なケミカルピーリングです。乳酸とは動植物の組織に多く存在します。またヨーグルトなど乳の発酵物に含まれており、食品以外では化粧品や、医療医薬品の安定・溶解補助などの医薬品添加剤としても使用されています。

ケミカルピーリングや化粧品において乳酸はα-ヒドロキシ酸(AHA)に分類されます。つまりフルーツ酸の一種であるといえるでしょう。効果の感じ方には個人差があるため、ご自身の肌質や症状に応じて医師に相談しながら進めてください。

乳酸ピーリンググリコール酸ピーリングの薬剤と比べ、分子が大きいため皮膚表面にある角質層までの作用となります。加齢や環境ダメージなどによりターンオーバーが乱れ、正常に排出されない角質を穏やかに剥がし、ターンオーバーを整えることで肌質を改善する効果があります。

乳酸ピーリングの薬剤は皮膚深くまで浸透しないため、施術中の刺激感が少ないケミカルピーリングです。また、美容クリニックによってはラクトピーリングと呼ばれることも。いずれも同じ成分の薬剤を使用したケミカルピーリングとなります。

乳酸ピーリングの効果とは

乳酸ピーリングの効果は、乱れたターンオーバーを整え、毛穴詰まりやくすみ、ニキビ跡を目立ちにくくすることです。毛穴詰まりやニキビニキビ跡、くすみなどの肌トラブルは、ターンオーバーの乱れがおもな原因とされています。

健康的な皮膚細胞は約28日間で生まれ変わります。しかし加齢や環境ダメージなどにより皮膚細胞の代謝サイクルが正常に機能しないことで、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまうのです。

乳酸ピーリングは他のケミカルピーリングと同様に、正常に排出されず肌に溜まってしまった不要な角質を人工的に剥がすことを目的とします。ターンオーバーを整えることで、毛穴詰まりや肌のザラつき、シミニキビ跡を改善する、美白効果に特化したケミカルピーリング施術とされています。

また昨今では乳酸により皮膚の保湿機能が上昇し、角質層の水分量が向上するといった研究結果が示唆されるなど、乳酸のもつパワーは未だすべてが解明されていません。

効果の実感には個人差がありますが、3回前後の施術を重ねたあたりから肌のトーンや質感の変化に気づく方が多い印象です。1回の施術で劇的な変化を期待するのではなく、周期的なケアとして続けることが、乳酸ピーリングの効果を引き出す近道といえるでしょう。

乳酸ピーリングとサリチル酸ピーリングの違い

乳酸ピーリングは皮膚表面の角質層に作用するケミカルピーリングです。肌の奥へ浸透しないケミカルピーリングは他に、サリチル酸ピーリングが挙げられます。

サリチル酸には強力な角質軟化の効果がありますが、ピーリング薬剤として使用すると、痛み(刺激感)や炎症といった副作用が多くみられました。これらのことから、サリチル酸をマクロゴールという基材に溶かすことによって、サリチル酸の浸透を防ぎ刺激を抑える、サリチル酸マクロゴールピーリングが開発されました。

現在、サリチル酸ピーリングと呼ばれているケミカルピーリング施術はほぼ、マクロゴールが使用されています。サリチル酸の角質軟化作用はそのままに、皮膚への刺激感が少ないケミカルピーリングです。ピーリング全般の基礎知識はケミカルピーリングとはグリコール酸との違いはグリコール酸の効果と特徴で解説しています。

3種類の薬剤は、それぞれ得意とする肌悩みが異なります。違いをひと目で比較できるよう、以下の表にまとめました。

薬剤浸透の深さ得意な肌悩み刺激・ダウンタイム
乳酸ピーリング角質層まで(浅め)くすみ・美白、ニキビ少ない
グリコール酸ピーリング角質層〜表皮ニキビ・毛穴詰まりやや少ない
サリチル酸ピーリング角質層(マクロゴール基材)ニキビ・皮脂トラブル少ない

医療ピーリングとエステピーリングの違いを徹底比較

「ピーリング」と一口にいっても、医療機関で行う医療ピーリングとサロンで受ける...

市販の乳酸ピーリング化粧品の効果

市販の乳酸ピーリング化粧品は、配合できる濃度が薬機法上で低く抑えられているため、クリニック施術ほど強い効果は期待できません。収れん作用や、穏やかなピーリング作用により、なめらかな肌へ導くことが目的とされていますが、難治性ニキビシミの改善は難しいといえるでしょう。自宅ケアとクリニック施術の違いについてはピーリングしすぎた肌のケア方法も参考にしてください。

SNSなどインターネットでは”効果があったセルフ乳酸ピーリング”などの口コミも少なくありませんが、ニキビシミといった症状や、それに対しての効果は個人差があります。誤ったセルフケアで症状を悪化させないためにも、乳酸ピーリングをおこなう際は医師の診察が大切です。

カウンセリングでは、市販の乳酸ピーリング化粧品を数か月使ってから来院される方によくお会いします。そうした方の多くが「最初は変化を感じたが、途中から肌の反応が鈍くなった」と話されるのが印象的です。市販品はセルフケアの範囲にとどまる設計のため、角質のコントロールをより積極的におこないたい場合はクリニックでの施術が向いています。

市販の乳酸ピーリング化粧品を併用する場合は、週1〜2回程度を目安にする製品が一般的です。ただし、クリニックでの施術と時期が重なると肌への負担が大きくなるため、施術前後は自己判断でのホームピーリングを控え、医師の指示に従ってください。

薬剤にまよったら乳酸ピーリングは美白、ニキビ改善はグリコール酸ピーリング

肌悩みで薬剤を選ぶなら、美白重視なら乳酸ピーリングニキビ治療重視ならグリコール酸ピーリングが基本の考え方です。ケミカルピーリングはさまざまな種類の薬剤があります。いずれも「不要な角質を薬剤で人工的に剥がす」ことに変わりはありません。しかし、薬剤にはそれぞれ特長があるので医師の診察の上、症状や肌悩みに最適なケミカルピーリングをおこないましょう。

ヒロクリニック美容皮膚科・美容外科では、肌のくすみやシミニキビ跡など美白に関するお悩みには乳酸ピーリングをご提案しております。

乳酸ピーリングは皮膚の浅い部位の角質層に作用します。この角質層を人工的に剥がすことで、毛穴に詰まった古い角質を穏やかに除去し、乳酸ピーリングのもつ美白作用がシミやくすみ、ニキビ跡の目立たない、なめらかな肌へと導きます。

一方、グリコール酸が得意とするのはニキビ治療です。肌悩みがニキビであれば、まずグリコール酸ピーリングニキビ治療をしっかりおこなうと良いでしょう。ニキビの凹凸が改善した後に、乳酸ピーリングで色素沈着をともなうニキビ跡を改善し、美しく健康的な美白肌を目指すことも可能です。ニキビ跡のケア方法全般についてはニキビ跡の効果的なケア方法もあわせてご覧ください。

乳酸ピーリングは美白、グリコール酸ピーリングニキビ改善。まよった時はヒロクリニック美容皮膚科・美容外科にご相談くださいね。

ヒロクリニック美容皮膚科・美容外科の乳酸ピーリングとイオン導入でさらなる美白肌へ

乳酸ピーリングイオン導入を組み合わせると、有効成分を角質層より深い真皮層まで届けられます。ヒロクリニック美容皮膚科・美容外科で使用する乳酸ピーリングは、あえて自家調剤をおこないません。良質な乳酸ピーリング薬剤にて、安定した濃度でより安全性の高い施術をおこないます。これまでのケミカルピーリングで強い痛みを経験してしまった方や、膿をともなうニキビでお悩みの方は、医師にご相談ください。

乳酸ピーリングは薬剤そのものに美白作用があるとされています。肌のザラつきや、角栓の詰まりなどを改善するとともに、くすみやシミニキビ跡を少しずつ薄くする効果がある、効率の良いケミカルピーリングです。

ヒロクリニック美容皮膚科・美容外科では乳酸ピーリングの効果をさらに上げ、肌質改善を促すイオン導入をご用意しております。イオン導入とは、肌に微弱な電流を流すことでビタミンなどの有効成分を肌の奥、真皮層まで痛みなく届ける施術です。通常の化粧品でおこなうスキンケアでは、有効成分が届くのは角質層までとなるため、より早い肌質改善へと導くことができるといえます。

ヒロクリニック美容皮膚科・美容外科イオン導入はビタミンCとトラネキサム酸の2種類をご用意しております。ビタミンCは収れん作用や、皮脂バランスを整えるためニキビ改善を促す効果があるとされ、トラネキサム酸は肝斑治療、そして炎症を抑える効果があります。

乳酸ピーリングケミカルピーリングの中でも、皮膚刺激の少ない施術となります。しかし、肌の状態などにより施術直後に赤みがあらわれるケースも少なくありません。乳酸ピーリングで古い角質を剥がした直後に、肌状態にあった薬剤をイオン導入で真皮層に届けることで、施術後の赤みを抑える効果もあるとされています。より効率の良い乳酸ピーリングをおこないたい方は、診察時にご相談ください。

乳酸ピーリングの施術の流れ

乳酸ピーリングの施術は、カウンセリングから薬剤塗布、鎮静・保湿ケアまで、当日はおおむね30分前後で完了します。初めての方は流れを事前に知っておくと、当日の不安が和らぐはずです。

①カウンセリング・洗顔

医師が肌状態を確認し、薬剤の濃度や範囲を決定します。メイクや皮脂・汚れをしっかり落としてから施術に入ります。

②薬剤の塗布

乳酸を専用のブラシや綿棒で肌に均一に塗布します。塗布時間は数分程度で、ピリピリとした軽い刺激を感じることがあります。

③中和・洗浄

一定時間が経過したら、中和剤で薬剤の反応を止め、丁寧に洗い流します。ここまでで刺激感はほとんど落ち着きます。

④鎮静・保湿ケア

肌の赤みやほてりを鎮めるパックや保湿ケアをおこないます。ご希望に応じてイオン導入を組み合わせることも可能です。

⑤アフターケアの説明

施術当日のスキンケアや紫外線対策について説明を受け、終了です。気になる症状があれば、遠慮せずスタッフにお伝えください。

施術を担当していると、初めて受ける方ほど「思ったよりヒリつきが少ない」と驚かれる場面によく立ち会います。事前に流れを知っておくことで、当日は落ち着いて施術に臨める方が多いようです。

乳酸ピーリングのリスクと注意点

乳酸ピーリング後は肌が一時的に紫外線の影響を受けやすくなるため、日焼け止めでの保護が欠かせません。低刺激な施術とはいえ、正しいアフターケアを怠ると肌トラブルにつながります。

施術直後は、赤みやつっぱり感、乾燥を感じる方がいます。多くは数時間から翌日程度で落ち着きますが、症状が長引く場合はクリニックへ相談してください。強い皮剥けを伴うダウンタイムは基本的にないとされていますが、肌質によって感じ方には差があります。

施術後1週間程度は、以下の点に気をつけてください。

  • 日焼け止めをこまめに塗り直し、紫外線対策を徹底する
  • スクラブ入り洗顔料や強い摩擦を避ける
  • 保湿を通常より意識し、肌のバリア機能を守る
  • サウナや長時間の入浴など、肌を強く刺激する行為を控える

また、妊娠中・授乳中の方、急性の炎症や日焼け直後の肌、ケロイド体質の方などは、施術を見合わせる場合があります。持病やお薬を服用中の方は、必ず診察時に医師へ伝えてください。他の美容施術と併用する際も、肌への負担を考え、施術間隔は医師の判断に従うことが大切です。

乳酸ピーリングの施術間隔と施術頻度

乳酸ピーリングの施術間隔は約2週間、他のケミカルピーリング約3週間が目安です。乳酸ピーリングは他のケミカルピーリング同様、古い角質を薬剤で剥がし、乱れたターンオーバーを整える施術です。肌には約28日間と細胞の生まれ変わりサイクルがあるため、症状によっては5回ほどの施術が必要とされています。

乳酸ピーリングは肌への作用が比較的に穏やかであることから、ニキビ跡治療を目的とする施術であれば約2週間おきの施術をおこなうことができます。他のケミカルピーリングよりも間隔を詰めやすいのは、浸透が浅く肌への負担が少ないためです。

いずれも肌の状態を医師が診察をした上で、事前に乳酸ピーリングの施術間隔と施術頻度(回数)をお伝えいたします。ヒロクリニック美容皮膚科・美容外科では、痛みとダウンタイムの少ない美容医療施術のご提案を心がけております。ご不安なこと、他の施術との組み合わせなど、なんでもご相談くださいね。

よくある質問(FAQ)

乳酸ピーリングについて、カウンセリングでよく寄せられる質問をまとめました。施術を検討する際の参考にしてください。

Q:乳酸ピーリングはどんな肌悩みに向いていますか? A:低刺激で穏やかに作用するため、敏感肌の方や、ピーリング初心者の方に向いています。ニキビ跡や毛穴の目立ちが気になる方にもおすすめです。

Q:施術後のダウンタイムはありますか? A:乳酸ピーリングは他のピーリングに比べて刺激が少ないため、強い皮剥けなどのダウンタイムはほとんどないとされています。ただし、施術後は肌が敏感になっているため、紫外線対策を徹底してください。

Q:市販の乳酸ピーリング化粧品でも十分な効果がありますか? A:市販品は濃度が低く抑えられているため、安全性は高いものの、クリニックでの施術に比べると効果はゆるやかです。しっかりとした変化を求める場合はクリニックでの施術を試してみてください。

Q:他のピーリングと併用できますか? A:組み合わせ自体は可能な場合がありますが、肌への負担を考慮し、施術の順番や間隔は医師の判断が必要です。自己判断での併用は避け、診察の際にご相談ください。

Q:妊娠中でも受けられますか? A:妊娠中・授乳中の安全性は確立されていないため、施術をお控えいただく場合があります。体調について診察時に必ず医師へお伝えください。

Q:効果はどのくらいの回数で実感できますか? A:個人差はありますが、3回前後の施術を重ねる頃から肌のトーンや質感の変化を実感される方が多い傾向です。

Q:施術当日にメイクはできますか? A:多くの場合、施術後すぐにメイクが可能です。ただし肌に赤みが強く出ている場合は、鎮静を優先し、翌日以降にすることをスタッフがご案内します。


【参考文献】

記事の監修者

岡 浩子先生

岡 浩子先生

経歴

平成9年: 東邦大学医学部卒業
平成9年: 慶応大学医学部内科学教室入局。 大学病院、総合病院で研鑽をつんだのち、美容皮膚科を習得。
平成20年7月: 開院

所属学会

日本内科学会会員
日本リウマチ内科学会会員
抗加齢美容医療学会会員
点滴療法研究会マスターズ会員

資格

サーマクール認定医
日本内科学会認定医
日本医師会認定産業医

岡 博史 ヒロクリニック統括院長(医師・医学博士)

  • CAPラボディレクター
  • 日本皮膚科学会 皮膚科専門医
  • 日本医師会 産業医
  • 東京衛生検査所 指導監督医

医療監修・エディトリアルポリシーについて

美容皮膚科

遠田 博 ヒロクリニック池袋院 皮膚科医(医師)

  • 日本皮膚科学会
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

医療監修・エディトリアルポリシーについて

美容皮膚科

土屋 海士郎 ヒロクリニック川口院 皮膚科医(医師)

  • 日本皮膚科学会
  • 日本乾癬学会
  • 日本皮膚科学会専門医
  • 難病指定医
  • 小児慢性特定疾病指定医
  • 臨床研修指導医
  • 臨床実習前・後OSCE認定評価者
  • 緩和ケア研修修了

医療監修・エディトリアルポリシーについて

形成外科

海老沢 武志 ヒロクリニック川口院・池袋院 形成外科医(医師)

  • 日本形成外科学会
  • 創傷外科学会
  • 熱傷学会

医療監修・エディトリアルポリシーについて

美容皮膚科

岡 浩子 ヒロクリニック川口院 院長(医師)

  • 日本内科学会
  • 日本リウマチ内科学会
  • 抗加齢美容医療学会
  • 点滴療法研究会マスターズ
  • サーマクール認定医
  • 日本内科学会認定医
  • 日本医師会認定産業医

医療監修・エディトリアルポリシーについて

形成外科

戸代原 彬宏 ヒロクリニック川口院 形成外科医(医師・医学博士)

  • 日本形成外科学会
  • 日本美容外科学会(JSAPS)
  • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
  • 日本専門医機構認定形成外科専門医
  • 日本医師会認定産業医

医療監修・エディトリアルポリシーについて

関連記事

  1. 化粧水 肌に良い成分 美容 肌荒れ
  2. メイク道具
  3. 女性
  4. 「なにかしたの?肌がきれいになったみたい」答えはレーザートーニング!
  5. プラセンタ注射で疲労と美容に体の中からアプローチ【医師監修】
  6. スキンケア 朝 美肌 30代
PAGE TOP
Web予約 LINELINEで相談・予約する