妊娠つわりの原因「GDF15」とは?最新研究が明かす驚きのメカニズム【YouTube動画解説】

【最新研究】つわりの原因が「GDF15」というホルモンである可能性

 【質問】
「先生!妊婦さんにとってかなり辛いつわりなのですが、つわりの原因って現代の医学でも解明されてないんですか?」
【先生】
「長年“はっきりとはわからない”って言われてきましたが、最近の研究ではつわりの正体がようやく見えてきたんです」

【先生】
最新の研究では、ケンブリッジ大学とUCLAの共同で、胎盤由来のホルモン『GDF15』がつわりの重さに関連すると結論づけています。

重度妊娠悪阻(じゅうど にんしん おそ)


🔍 解説:

  • 「つわり(妊娠悪阻)」は妊娠初期によくみられる症状ですが、
    **「重度妊娠悪阻」**はその中でも特に症状が強く、
    脱水、栄養不良、体重減少、電解質異常などを伴い、
    入院治療が必要になることもある重い病態です。
  • 2023年末のケンブリッジ大学の研究で、「GDF15」というホルモンがつわりに関係している可能性が示された
  • 胎盤や赤ちゃんからこのホルモンが分泌 → 母体の「感受性」が強いと、つわりが重くなる
  • 妊娠前のGDF15の分泌量によって、つわりの重さに差が出る可能性
  • 「体質・遺伝で決まる部分がある」という希望と対策のヒントが見えてきた

 妊婦の約80%が軽度~中等度のつわりを経験(出産率・QoL低下に影響あり)
 GDF15は胎児由来で、母体の感受性により症状の重さが変化する点も示唆

GDF15は胎盤から出て母体の感受性と合わさってつわりを引き起こしている可能性が高いです

【質問者】
「ホルモンレベルの話だったんですね…なんか、科学が味方してくれそうで少し希望が持てました!」

※根本的に先生の知見と異なる場合、つわりの原因においてご自身の見解をお話しください


【対処法①】食事・生活習慣でできること

 【質問】
「原因がわかってきたとはいえ…やっぱり少しでもつわりを軽くしたいです。対処法ありますか?」
【先生】
「日常的に簡単に取り組めることからお伝えしますね」


【先生】

  • こまめに食べる、空腹を避ける(空腹時に吐き気が悪化する傾向あり)
  • 冷たいもの・酸味のあるもの・炭酸が楽な人も(例:グレープフルーツ、ゼリー、スポドリなど)
  • 匂いがダメな人は「温かい汁物」より「冷たい飲み物」など、温度や形状を変えてみる
  • ビタミンB6(バナナやささみなど)も緩和に効果があると言われている
  • 大事なのは「食べなきゃ」と無理しないこと。“食べられるときに、食べられるものを”

市販でもよく聞くビタミンB6ですが、ACOGの臨床指針や342人規模のRCTで『30mgの摂取で嘔吐スコアが30〜50%改善』というデータがあります。

対象者用量効果 
342名の妊婦対象試験10mgを1日3回(計30mg)吐き気・嘔吐スコアが統計的に約30~50%改善傾向
他多数のランダム試験10~40mg/日全体で「つわりの重症度が有意に低下」と報告あり

【質問者】
「確かに、“頑張って食べよう”としちゃう方が、かえってしんどいかもしれませんね…!」

※根本的に先生の知見と異なる場合、つわりの対処法においてご自身の見解をお話しください


【対処法②】「プレグボム」という選択肢

【質問者】
「とはいえ、工夫をしてもどうにもならない…そんな強いつわりもありますよね?」


【先生】米FDA承認でACOGも推奨する『ドキシルアミン+ビタミンB6』を使った治療では、『吐き気・嘔吐が70%軽減』という報告も。副作用は軽度の眠気だけで、胎児にも安全とされています。

妊娠中のGDF15レベルの変化とつわりの症状の関連性を示すグラフィック

【質問者】
「処方薬って少しハードル高いと思ってましたけど、ちゃんと信頼性のある薬なんですね…!」


【Q&A】よくある誤解と正しい知識

【質問者】
「でもやっぱり、“薬を飲むこと”や“つわりそのもの”に、誤解も多いんですよね」

 【質問】
「実際、よくある間違った認識ってどんなものがあるんですか?」


【先生】

  • 「つわりは甘え」→完全な誤解!医学的に証明された身体の反応
  • 「つわりが軽い=赤ちゃんが育っていない?」→根拠なし!
  • 「薬を使ったら赤ちゃんに悪影響?」→FDAや専門学会が安全性を確認済みのものもある
  • 「赤ちゃんの性別とつわりの重さ」などの俗説にもエビデンスはない
  • 「頑張らなくていい。頼れるものは使っていい」——これが今の医学のスタンス

【質問者】
「“妊娠中は我慢すべき”って思い込んでましたけど、ちゃんと助けてもらっていいんですね…」