遺伝病リスクを知る最新検査法!キャリアスクリーニングとNIPTの驚くべき進化【YouTube動画解説】
- 「なぜ“健康な夫婦”にも、遺伝病のリスクが潜んでいるのか?」
受精する時の遺伝子の組み合わさり方の基礎などについてご説明いただく
キャリアでもなぜ親は健康体なのかについてわかってもらう
【質問】
先生、よく「私は健康だから遺伝病なんて関係ない」と言う方がいますよね。でも実は、日本人の約75%が何らかの遺伝子異常の“キャリア”って本当なんですか?
【先生】
実はその通りです。見た目も健康で何の症状もない方でも、遺伝子の中に変異を一つ持っているケースが非常に多いんです。これを「キャリア(保因者)」といいます。
【質問】
キャリアって病気じゃないんですよね?
【先生】
キャリアは片方の遺伝子にだけ変異がある状態で、発症はしません。ただ、夫婦の両方が同じ遺伝子変異のキャリアだった場合、そのお子さんには25%の確率で重い遺伝病が発症する可能性が出てくるんです。
常染色体潜性遺伝とは?
【質問】
遺伝の仕組みってちょっと難しいですが、「常染色体潜性遺伝」って何ですか?
【先生】
両親から1本ずつ受け継ぐ遺伝子の両方に変異がある場合にだけ病気が発症するタイプの遺伝病です。
| 遺伝子(2本の組) | 健康状態 |
| 正常 × 正常 | 健康 |
| 正常 × 変異 | 健康(キャリア) |
| 変異 × 変異 | 病気発症 |
【質問】
親が健康でも、子どもに病気が出ることがあるんですね…
【先生】
そうなんです。だから、見た目の健康=遺伝的な安全とは限らないというわけです。
近親婚でリスクが高くなる理由
【質問】
よく「近親婚だと遺伝病が出やすい」と聞きますが、それはなぜですか?
【先生】
🔹 近親者は共通の祖先を持つ
- 近親者(いとこ同士、兄妹など)は、遺伝子の構成が似ています。
- そのため、同じ潜性遺伝子変異を持っている可能性が高いです。
🔹 キャリア同士になる確率が上がる
- 仮に一般の人がある劣性疾患のキャリアである確率が 1/100 でも、
- 近親者なら 1/10 など、はるかに高い確率で同じ変異を持っていることがあります。
🔹 発症の確率も跳ね上がる
- キャリア同士の子どもは、25%の確率で発症するので、
- 近親婚では、潜性遺伝病の発症例が統計的に増加します。
【質問】
ちなみに、日本ではどこまでの近親婚が法律で禁止されているんですか?
【先生】
日本では、民法第734条により以下の近親婚が禁止されています:
直系血族とは結婚できない(すべての親等で禁止)
傍系血族は3親等まで結婚禁止(例:兄弟姉妹、叔父・甥)
✅ つまり、下記の結婚はすべて違法です:
- 親⇄子、祖父母⇄孫
- 兄⇄姉妹
- おじ/おば⇄甥/姪
✅ 許されている結婚の範囲
- いとこ同士(従姉妹・従兄弟):4親等にあたり、法律上はOKです
- 「近親婚じゃなくても、なぜ同じことが起こるのか?」
【質問】
でも先生、私たち普通の夫婦は近親じゃないですよ?それでも遺伝病のリスクってあるんですか?
【先生】
片親だけが潜性遺伝子を渡した場合、子どもは「キャリア(保因者)」であり健康。
両親ともに正常な遺伝子を渡せば、子どもは健康で保因者でもない。
¼で劣勢遺伝子が2つ組み合わさることで障害が発生すること などの説明
「でも実は日本では知らない方が多いですが、外国では当たり前に検査が行われているんです」のような終え方をして「世界と日本の“キャリアスクリーニングの格差”」に繋げてください
- 「世界と日本の“キャリアスクリーニングの格差”」
【質問】
でも…こんなに重要なことなのに、日本ではあまり知られてない気がします。
日本皮膚科学会 皮膚科専門医/日本医師会 産業医/東京衛生検査所 指導監督医
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。
