【質問】
「双子って聞くと、妊娠を考えている人の中には憧れを持つ人もいて、特別なことのように思いますけど、医学的にはリスクがあるんですか?」
【先生】
双子妊娠では、母体・胎児の合併症リスクが単胎より約4倍高くなると報告されています。([PMC] Duffy 2021)
| 分娩週数 | 単胎妊娠の早産率(目安) | 双胎妊娠の早産率(中国データ) |
| 37週未満(早産全体) | 約5〜12%(日本:約5〜6%) | 62.1% |
| 34週未満(中等度早産) | 約2〜3% | 18.8% |
| 32週未満(重度早産) | 約1%以下 | 10.4% |
モノジゴティック(卵割型)の双子では、胎児間輸血症候群(TTTS)が発生する確率は約5〜15%、治療なしでは死亡率も非常に高いです。
胎児間輸血症候群(TTTS)とは?
胎盤を共有する双子の間で、胎盤内の血管がつながっていることで、一方の胎児からもう一方の胎児へ一方向的に血液が過剰に流れる状態を指します。
〈質問〉
一方向的に血液が過剰に流れるって大変な状況だと思いますがどのような仕組みですか?
胎盤内には双子をつなぐ血管(吻合血管:ふんごうけっかん)があり、通常はバランスをとって血液が循環します。
しかし、TTTSではこのバランスが崩れ、
このように双子それぞれの循環動態に大きな差が生じるため、放置すると両児とも命に関わる状態になります。
| 所見 | 内容 |
| 羊水過多と羊水過少の差 | 一方の胎児は羊水が多く、もう一方はほとんどない |
| 胎児の成長差 | 明らかな発育不全が片方に見られることも |
| 膀胱の大きさの違い | 受血児は膀胱拡張、供給児は膀胱が見えないことも |
| ドプラ検査異常 | 血流異常(静脈還流や心臓負荷など) |
【質問者】
「なるほど…イメージと現実にはけっこうギャップがあるんですね」
【質問】
「じゃあ、そもそもどういう人が双子を授かりやすいんでしょうか?体質とか遺伝ってやっぱり関係あるんですか?」
【先生】
母親や姉妹に双子を出産した経験のある女性は、一般の女性と比べて、双子を出産する可能性が2倍も高いのです。
下のグラフからわかるように、双子の出生が大幅に増加しています。
【質問者】
「確かに、私の親戚にも双子がいるんですよね…ちょっとドキッとしました」
【質問】
「遺伝や体質だけじゃなくて、他にも双子が増える要因があるんですか?」
【先生】
高齢になると、女性の体は卵巣機能の低下を補おうとするため、排卵刺激ホルモン(特にFSH:卵胞刺激ホルモン)が上昇し、自然に複数の卵子が排卵されやすくなる傾向があります。
〈質問〉
では自然妊娠における双子のデータってありますか?
| 要因 | 双子出生率(推定) |
| 自然妊娠 | 約1.2% |
| 30–39歳女性(自然妊娠) | 約2.4% |
| 40歳以上女性(自然妊娠) | 約3.5% |
| 不妊治療(ART) | 約25% |
| 顕微授精(複数胚移植) | 約32% |
| 顕微授精(単胚移植) | 約3% |
※上記はあくまで例ですので、先生の知見・見解をお話しください
【質問者】
「技術が進んで高齢でも出産できるようになったことで、双子が生まれる確率も上がってるんですね」
【質問】
「不妊治療をすることで双子になりやすいって本当ですか?」
【先生】
「不妊治療の中でも、特に“顕微授精”が関係してるケースもあります」
【質問者】
「なるほど。“卵子を戻す数”までちゃんと考えられてるんですね」
【質問】
「もし双子だったら妊娠中いつ頃に判明するんですか?」
【先生】
【質問】
双子だとNIPTは受けられないと聞いたのですが、やっぱり難しいのでしょうか?
【質問者】
「早く分かると心構えもできて、安心ですよね…!」
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