こんにちは。未来のあなたと赤ちゃんを笑顔にする、おかひろしです。 NIPT(新型出生前診断)を中心に、医学的根拠に基づいた情報を、感情論ではなく「データ」を元に分かりやすくお届けするコラムへようこそ。
「検査をしても異常がないのに、どうして授からないの?」
「タイミングもばっちり合わせているはずなのに……」
原因不明の不妊に悩む方には、実はある「意外な共通点」があるかもしれません。最新の研究では、子宮や卵巣そのものに問題がなくても、ある「物理的な要因」が受精や着床を邪魔している可能性が指摘されています。
今回は、不妊治療の盲点とも言える「腸内環境」と「便秘」が、いかに妊娠に深く関わっているかという真実を解説します。
健康な子宮内には、善玉菌である「ラクトバチルス属」という菌が高い割合で存在しています。この菌がしっかり存在することで、着床しやすくなることが分かってきました。
ラクトバチルス菌には、主に2つの重要な役割があります。
逆に悪玉菌が増えてしまうと、慢性子宮内膜炎を引き起こしたり、免疫が暴走して受精卵を攻撃してしまったりと、妊娠にとって非常に不利な状況を招いてしまいます。
では、子宮内の善玉菌はどこから来るのでしょうか。実は、「腸を流れて、膣を経由して子宮へ行く」という説が最も有力です。つまり、腸内環境が悪化すると、子宮内環境もダイレクトに悪化してしまうのです。
特に「便秘」は、妊活において以下のような恐ろしい悪影響を及ぼします。
さらに、幸福ホルモンと呼ばれる「セロトニン」の90%は腸で作られます。便秘で腸内環境が乱れると自律神経も乱れ、排卵の遅れや卵子の質の低下を招くことさえあるのです。
今日から自宅で簡単にできる、便秘改善と妊娠体質作りのための具体的な方法をご紹介します。
① 水溶性食物繊維を意識して摂る
食物繊維には2種類ありますが、妊活中・妊娠中に特に意識してほしいのが「水溶性」です。

② 朝起きたらすぐ「コップ1杯の水」を飲む
水を飲むことで胃腸が刺激され、ぜん動運動が始まります。これにより朝食後のスムーズな排便を促します。
③ 決まった時間にトイレへ行く習慣を
腸の働きを整えるためには、規則正しい生活リズムが基本です。
どうしても改善しない場合は、酸化マグネシウムなどの便を柔らかくするお薬を使うのも一つの手です。ただし、一般的な下剤の中には子宮収縮を誘発するものもあるため、必ず主治医に相談してください。

今日は、「便秘と不妊の意外な関係」について解説しました。
「原因不明」と言われて悩んでいる方は、一度ご自身の「お通じ」を見直してみてください。腸内環境が整うだけで、妊娠率が上がり、妊娠後の流産リスクを下げることにもつながります。
あなたが安心して赤ちゃんを迎えられるよう、体の中(腸)から整えていきましょう。
未来のあなたと赤ちゃんが、健やかな笑顔で会えますように。
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