【質問】
「毎月、生理のたびに卵子が作られてるんですよね?」
【先生】
→ 実はこれは間違いです。卵子はお母さんのお腹の中にいるときに作られます。
| 妊娠約20週 | 原始卵胞は600〜700万個 |
| 出生時 | 約200万個に減少 |
| 思春期 | 約30〜50万個 |
| その後 | 加齢とともに自然消失 |
→ 思春期以降、毎月数十個が発育→最も発育のよい1個が排卵、他は消失
【質問者】
「つまり、“卵子は減る一方”ってことなんですね…」
2. 卵子も一緒に歳をとる!その影響とは?
【質問】
「では、“卵子の老化”が妊娠に与える影響はありますか?」
【先生】
→ 卵子はあなたの年齢と同じ歳
→ 35歳なら、卵子も35歳
→ 年齢が上がるにつれて:
・卵子の質が低下(受精・着床しにくくなる)
・染色体異常のリスクが増える(流産率上昇)
【質問者】
よく言う「出産は早いうちに」と言われるのは、卵子の老化リスクが原因なんですね。
※ちなみに子宮は卵巣と違い、年齢による劣化が少ないとされています
3. 卵子凍結とは?将来の妊娠のために“今”できること
【質問】
「最近テレビでみる卵子凍結って、どんなことをするんですか?」
【先生】
→ 若いうちに採卵し、質の良い卵子を凍結保存しておく
→ 将来「妊娠したい」と思ったタイミングで、不妊治療に利用できる
→ 卵子の“若さ”をそのままキープできるのが最大の利点
【例】
20代後半で卵子を凍結→35歳で妊娠を目指すときに使用→“20代の卵子”で挑戦できる
【質問者】
「なるほど最近晩婚化が進んでいますけど、まさに“未来への備え”って感じですね」
卵子凍結のながれ
卵子凍結(未受精卵凍結保存)の流れは以下のようになります。一般的な不妊治療クリニックにおける標準的な流れに基づいて説明します。
| ステップ | 期間 |
| 初診~検査完了 | 1~2週間 |
| 排卵誘発~採卵 | 約10~14日 |
| 採卵手術 | 1日(通院または日帰り手術) |
必要であれば、クリニック向け/一般女性向けに内容を調整してパンフレット用やLP用にも作成できます。ご希望ですか?
4. 卵子凍結のメリットとデメリット
【質問】
「では、卵子凍結のメリットとデメリットはありますか?」
【先生】
メリット
卵子の質が若いまま保たれる
将来、妊娠の選択肢が広がる
ライフプラン(キャリア・結婚)と両立しやすくなる
卵巣の手術やがん治療など、将来のリスクに備えられる
デメリット
必ず妊娠できるとは限らない
→ 着床や出産は子宮年齢の影響も受ける
費用が高額(30~60万円+年間保管費)
採卵に痛みや副作用を伴う場合もある
年齢によって凍結の質にも限界がある
補助金
質問「最近テレビで東京都で補助金が出るという話があったのですがいかがでしょうか?」
凍結後は都の**アンケート調査(最大5年間)**に協力すること
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