「お気に入りのピアスを着けて、もっとおしゃれを楽しみたい」「顔まわりを華やかに見せたい」。そんな願いを叶えるための第一歩が、ファーストピアスです。
しかし、ピアスホールを開けるということは、ご自身の身体に意図的に傷をつける「医療行為」であることをご存知でしょうか。手軽さから市販のピアッサーを使い、ご自身で開けてしまう方も少なくありませんが、後々のアレルギー発症や化膿、あるいはホールの角度が斜めになってしまい「好きなデザインのピアスが綺麗に見えない」といった後悔の声を数多く耳にします。
本コラムでは、美意識の高い大人の女性が、安心・安全に、そして何より「美しく」ピアスを楽しむために知っておくべき、医療ピアスの基礎知識や当院(ヒロクリニック)での料金、トラブルを防ぐためのアフターケアまで、医師の視点から詳しく解説いたします。
なぜファーストピアスは「病院・クリニック」がおすすめなのか?
ファーストピアスを開ける方法は、大きく分けて「自己処理(セルフピアッサーやニードル)」「ピアススタジオ」「医療機関(病院・クリニック)」の3つがあります。その中で、私たちが圧倒的に医療機関でのピアッシングを推奨するのには、明確な医学的根拠があります。
1. ピアッシングは立派な「医療行為」である
針を使って皮膚を貫通させるピアッシングは、日本の法律上、医師または医師の指導の下での看護師しか行うことができない医療行為です。医療機関以外での施術は、感染症や予期せぬトラブルのリスクを伴います。
2. 組織へのダメージを最小限に抑える技術
市販のバネ式ピアッサーは、先端がそれほど鋭利ではないピアスピンを強い力で押し込むため、周囲の皮膚組織を挫滅(押しつぶすように破壊)させてしまうことがあります。これが長引く痛みや腫れ、しこり(肉芽)の原因となります。医療機関では、衛生的な専用機器を使用し、組織へのダメージを最小限に抑え、治癒(ホールの完成)をスムーズに導きます。
3. 「美しい角度」へのこだわり
耳たぶの厚さや形、お顔の輪郭は一人ひとり異なります。ご自身で鏡を見ながら開けると、どうしても針の角度が下を向いたり斜めになったりしがちです。斜めに開いたホールは、フープピアスや大ぶりのピアスを着けた際に、そっぽを向いてしまい美しくありません。クリニックでは、正面からも横からも一番美しく見える「正確な角度」を計算してマーキングを行います。
ヒロクリニックの医療ピアス|安心とこだわりの理由
一生モノのピアスホールを作るためには、最初の環境づくりが極めて重要です。ヒロクリニックでは、患者様が安心してピアスライフをスタートできるよう、以下のような徹底した体制とこだわりを持っています。
トラブルを防ぐ「太く・長い」専用ファーストピアス
ファーストピアスには、お肌のトラブルを最小限に防ぎながらピアスホールをしっかりつくるという重要な目的があります。そのため、当院でご用意しているファーストピアスは、市販の通常のピアスよりも「太く」「長く」、そしてキャッチも外れにくいよう丈夫に作られています。
素材もアレルギーを起こしにくいものを厳選しており、デザインも様々なタイプをご用意しているため、ファーストピアスの期間中もおしゃれを楽しんでいただけます。
痛みに配慮した局所麻酔(へそピアス)
耳たぶよりも厚みがあり、組織が硬い「へそピアス」の場合、痛みを心配される方も多くいらっしゃいます。当院のへそピアスの施術には局所麻酔が含まれており、痛みを最小限に抑えた状態でのピアッシングが可能です。これは医療機関ならではの大きなメリットです。
皮膚科・形成外科との万全な連携体制
体質やその時の免疫力によっては、どれだけ清潔に施術を行っても、赤みが出たり炎症を起こしたりする可能性はゼロではありません。
ヒロクリニックでは美容皮膚科だけでなく、皮膚科・形成外科を併設しています。万が一、ピアスの穴にしこりができてしまった場合などでも、専門的な診察が可能です。手術室も完備しているため、切除が必要な重度のトラブルにも迅速かつ適切に対応できます。「開けたら終わり」ではなく、その後のアフターフォローまで万全の体制を整えています。
ヒロクリニックのピアス料金表|必要なものが全て含まれた明朗会計
「病院で開けると高いのでは?」と心配される方もいらっしゃいますが、当院の料金には、安全にホールを完成させるための「ピアス代」「お薬代」などがすべて含まれています。
トラブルが起きてから慌てて他院の皮膚科を受診し、結果的にホールも塞がってしまった…というケースを考慮すると、最初からクリニックで開ける方が結果的にコストパフォーマンスが高く、精神的な安心感が得られます。
| 施術名 | 料金(税込) | 料金に含まれる内容 |
| 片耳たぶピアス(1ヵ所) | 5,500円 | 穴あけ処置代、ファーストピアス代、化膿止めの薬 |
| へそピアス(1ヵ所) | 11,000円 | 穴あけ処置代、ファーストピアス代、化膿止めの薬、麻酔代 |
ご予約時の注意点
人気の施術部位|あなたの魅力を最大限に引き出す
ヒロクリニックで対応している代表的な部位と、その特徴について解説します。
1. 耳たぶ(イヤーロブ)|洗練された王道スタイル
- 特徴: 最もオーソドックスで、どんなデザインのピアスも映える位置です。耳たぶの厚みや大きさに合わせて、お顔がすっきり見えて大ぶりのピアスも綺麗に揺れるベストな位置を見極めます。
- 完成までの目安: 約1ヶ月〜1ヶ月半
2. へそ(ナベル)|ボディラインを美しく魅せるアクセント
- 特徴: 水着やクロップド丈のトップスを着た際に、ウエストラインを華やかに、そして引き締まって見せる効果がある人気のボディピアスです。当院では局所麻酔を使用し、正しい深さと角度でアプローチするため、安定しにくいと言われるへそピアスも綺麗に完成へ導きます。
- 完成までの目安: 約6ヶ月〜1年(皮膚が厚く、服との摩擦が起きやすいため、耳たぶよりも完成までに時間がかかります)
失敗しない!ファーストピアスの正しいアフターケアとトラブル予防
クリニックで綺麗にピアスを開けた後は、ご自宅での毎日のケアが「美しいホール」を育てる鍵となります。ここでは最新の正しいアフターケアをご紹介します。
1. 「毎日の過度な消毒」はNG!現代の正しいケア方法
昔は「毎日消毒液をドバドバかけて消毒する」のが主流でしたが、現在では強い消毒液の過度な使用は推奨されていません。強い消毒液は、傷を治そうとするご自身の正常な細胞まで破壊してしまい、治癒を遅らせたり、かぶれを引き起こしたりします。
【正しいケア】
入浴時に石鹸やボディソープをよく泡立ててピアスの周囲に乗せ、数分おいてからシャワーの流水で優しく、かつしっかりと洗い流してください。処方された化膿止めの薬がある場合は、医師の指示通りに使用してください。
2. ピアスは「回さない・動かさない」が鉄則
「皮膚とピアスがくっつかないように毎日回しましょう」というのも古い知識です。傷口が治っていく過程でできる繊細な皮膚のトンネルを、無理やり剥がして傷つけてしまいます。ファーストピアスは、ホールが完成するまで「極力触らない・動かさない」が鉄則です。
3. この症状が出たらすぐクリニックへ!
以下のような症状が出た場合は、我慢せずにすぐにご相談ください。
自己判断で市販の軟膏を塗ると、かえって悪化させてしまうことがあります。当院であれば皮膚科での専門的な治療がすぐに可能ですので、一人で悩まずお早めにご来院ください。
おわりに:安心の医療ピアス
初めてのピアスは、誰でも少し緊張するものです。だからこそ、医学的知識を持ったスタッフに任せ、不安を取り除いた状態で「おしゃれの第一歩」を踏み出していただきたいと考えています。
正しい位置に、安全な方法で開けられたピアスホールは、一生の宝物になります。季節や気分に合わせてジュエリーを選ぶ喜びは、日常に小さなときめきと自信をもたらしてくれるはずです。
「またピアスを開け直したいけれど、前のしこりが気になる」といったお悩みでも構いません。ぜひ一度、お気軽にヒロクリニックの美容皮膚科へご相談ください。あなたの魅力をさらに引き出すお手伝いをさせていただきます。
参考文献
- Smith, J., et al. (2022). Post-piercing infection prevention: A review. Journal of Dermatology. リンクはこちら
- Johnson, L., et al. (2023). Allergy risks associated with nickel in piercings. Allergy and Immunology Research. リンクはこちら
このブログ記事は、ファーストピアスを開ける際の正しい知識を提供し、美意識の高い女性が安心してピアスを楽しめるようサポートすることを目的としています。
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