「糸リフトで若返りたいけれど、どの種類を選べばいいの?」
「自然に引き上げたいけど、失敗が怖い」
そんな悩みを抱える人が増えています。
糸リフト(スレッドリフト)は、たるんだ皮膚を糸で引き上げる切らないリフトアップ治療。メスを使わずにフェイスラインや頬、口元をすっきり整えることができる人気施術です。
しかし、「どんな糸がいいのか」「効果はどのくらい続くのか」「腫れや痛みはあるのか」など、疑問点も多いのが現実。糸の種類や挿入方法によって仕上がりも持続期間も大きく変わるため、正しい知識が欠かせません。
本記事では、現役美容皮膚科医監修レベルで、
- 糸リフトの代表的な種類と効果の違い
- 施術スケジュール・ダウンタイム
- 失敗を防ぐためのクリニック選びのコツ
を、初心者にも分かりやすく徹底解説します。
「自然で美しいフェイスラインを取り戻したい」方は、ぜひ最後まで読んでください。
目次
- 糸リフトとは?基本の仕組みと特徴
- 糸リフトの種類とそれぞれの効果
- 糸の素材別に見る持続期間と違い
- 糸リフトのメリットとデメリット
- 自分に合った糸リフトの選び方
- 糸リフトの失敗例と回避ポイント
- 施術後の経過とメンテナンス方法
- 費用相場とコストパフォーマンス
- 糸リフトが向いている人・向いていない人
- まとめ:正しい選び方で美しく若返る
1. 糸リフトとは?基本の仕組みと特徴
糸リフト(スレッドリフト)は、顔の皮下に特殊な糸を挿入し、たるみを物理的に引き上げる美容医療です。
「切らないフェイスリフト」と呼ばれるほど手軽で、メスを使わずにリフトアップが可能な点が特徴です。
糸には小さなトゲ状の突起(コグ)やコーン状の構造があり、皮下組織に引っかかることでたるみを持ち上げ、さらに周囲の組織を刺激してコラーゲン生成を促進します。
つまり、糸リフトは
- 物理的な引き上げ効果(即効性)
- コラーゲン増生による肌質改善(長期的効果)
の2つの働きで、自然な若返りを実現する施術です。
糸リフトで改善できる代表的な部位
近年では「糸+ヒアルロン酸」や「糸+HIFU(ハイフ)」などの複合治療も増え、より自然な仕上がりを求める人に支持されています。
糸リフトの人気が高い理由
- メスを使わないためダウンタイムが短い
- 施術直後からリフトアップ効果を実感しやすい
- コラーゲン生成で長期的な美肌効果も期待できる
手軽ながら、見た目の印象が大きく変わる点が支持されており、30〜50代の女性だけでなく、最近では男性の受けるケースも増えています。
2. 糸リフトの種類とそれぞれの効果
糸リフトと一口に言っても、実際にはさまざまな種類があります。
違いを決めるのは「素材(PDO・PCL・PLLAなど)」「形状(コグ・スクリューなど)」「構造(吸収性 or 非吸収性)」の3つの要素です。
ここでは、美容医療の現場で使用頻度の高い主要な糸を紹介します。
(1)PDO(ポリジオキサノン)
医療用の吸収糸として長く使われてきた素材で、もっともポピュラーな糸リフト。
外科手術にも使われる安全性の高い成分で、約6〜12か月で体内に吸収されます。
特徴:
- 柔軟性があり、肌なじみが良い
- 施術後の腫れが比較的少ない
- コラーゲン生成作用が強く、美肌効果が高い
向いている人:
初めて糸リフトを受ける方、肌のハリ改善を目的とする方におすすめ。
(2)PCL(ポリカプロラクトン)
近年主流となりつつある長期持続型素材。
吸収までに約18〜24か月かかるため、PDOよりもリフト効果が長続きします。
特徴:
- 弾力性があり、自然な引き上げが可能
- コラーゲン増生効果が長く続く
- 糸が柔らかく、皮膚表面の凹凸が出にくい
向いている人:
より長期的な効果を望む方、たるみがやや進行している方。
(3)PLLA(ポリL乳酸)
コラーゲンブースター効果に優れた高級素材。
スレッド自体のリフト力も高く、吸収後もコラーゲン生成が続きます。
特徴:
- 持続期間は約2〜3年と長い
- 肌のハリ・弾力を総合的に改善
- 糸の強度が高く、下垂の強い部位にも対応
向いている人:
フェイスラインのもたつきや頬の下垂が気になる方。長期維持を希望する方に最適。
(4)シルエットソフト(コーンリフト)
コーン状の構造を持つ特殊糸で、物理的に組織を引き上げながら、コラーゲン生成も促します。
海外でも人気が高く、「切らないフェイスリフトの王道」と呼ばれます。
特徴:
- リフト力が非常に高く、頬〜フェイスラインの引き上げに最適
- コーン部分が滑らかで、自然な仕上がり
- 吸収後もコラーゲンによる引き締め効果が持続
向いている人:
下顔面のたるみが強い方、フェイスラインをシャープにしたい方。
3. 糸の素材別に見る持続期間と違い
糸リフトは使用する素材の種類によって、効果の持続期間や肌への刺激度が大きく異なります。
ここでは代表的な3種類の糸の特徴を比較しながら、持続期間の目安とおすすめの選び方を解説します。
(1)PDO(ポリジオキサノン)
PDO糸は吸収速度が早く、約6〜12か月で体内に吸収されます。
一見「短期間しか持たない」と思われがちですが、実際には糸の吸収過程でコラーゲンが新生し、肌の弾力が高まるため、施術後1年以上もリフト感を維持するケースもあります。
PDOは初めて糸リフトを試す人や軽度のたるみに最適。
肌への刺激が少なく、失敗リスクが低い点も魅力です。
(2)PCL(ポリカプロラクトン)
PCLは1年半〜2年と長めの持続期間を誇ります。
弾力性が高く、皮下でしなやかに動くため、「不自然な引きつれ」を起こしにくい素材です。
また、吸収後もコラーゲンが長期的に生成されるため、時間が経つほどに自然なハリ感が増す傾向にあります。
「ナチュラルに若返りたい」「メンテナンス頻度を減らしたい」という人におすすめです。
(3)PLLA(ポリL乳酸)
PLLAは2〜3年の持続期間をもつ高耐久素材で、糸リフトの中でも最上位クラスに位置します。
もともと医療の吸収縫合糸として使用されていた安全性の高い素材で、吸収後も皮膚内でコラーゲンを生成し続ける特性をもっています。
やや価格は高めですが、「たるみの戻りを最小限にしたい」「長期的な効果を重視したい」人には理想的な選択肢です。
素材別比較表(目安)
| 素材 | 吸収期間 | 効果持続 | 特徴 | 向いている人 |
| PDO | 約6〜12か月 | 約1年前後 | 柔軟で刺激が少ない | 初心者・軽度たるみ |
| PCL | 約18〜24か月 | 約2年前後 | 弾力性が高く自然 | ナチュラル志向 |
| PLLA | 約24〜36か月 | 約3年前後 | 強い引き上げ力 | 高耐久・重度たるみ |
4. 糸リフトのメリットとデメリット
メリット
- メスを使わないためダウンタイムが短い
腫れや内出血が軽度で、施術当日〜翌日から日常生活に戻れる場合も多いです。 - 即効性が高く、その場でリフトアップを実感できる
糸を挿入した瞬間から引き上げ効果が現れ、鏡を見ながら調整が可能です。 - コラーゲン増生による美肌効果も期待できる
皮膚のハリ・弾力・毛穴引き締めといった「質の向上」にも寄与します。
デメリット
- 引き上げすぎによる不自然な表情
経験の浅い施術者による強引なリフトアップは、笑顔が引きつる原因になります。 - 糸の突出・皮膚の凹凸
皮下層が薄い人は、糸が浮き出る場合があります。PCLやPDOの柔軟素材を選ぶとリスクを下げられます。 - 効果の持続には個人差がある
体質や生活習慣(喫煙・寝姿勢など)によって吸収速度が変わります。
5. 自分に合った糸リフトの選び方
糸リフトの成功は、「自分に合った糸を選ぶこと」で9割決まるといっても過言ではありません。
ここでは、目的・年齢・たるみの程度別に最適な選び方を紹介します。
(1)目的別で選ぶ
- 即効性重視 → PDO糸
短期で効果を実感したい人に最適。イベント前にもおすすめ。 - ナチュラルな若返り → PCL糸
ゆるやかに引き上げながら自然な仕上がりを求める人に。 - 長期維持・高リフト力 → PLLA糸
フェイスラインの崩れをしっかり改善したい人に向いています。
(2)年齢別のおすすめ傾向
- 30代前半:軽いたるみ・ハリ不足にPDOで十分。
- 30代後半〜40代前半:PCLで中〜深層のリフトアップ。
- 40代後半〜50代:PLLAやシルエットソフトなど強力リフト。
(3)カウンセリングで確認すべきポイント
- 医師がどの層(SMAS・真皮)に糸を入れるか明確に説明できるか
- 過去の症例写真を見せてくれるか
- 使用糸の製造元・素材・吸収期間を説明してくれるか
説明が不明確なクリニックは避けるべきです。
6. 糸リフトの失敗例と回避ポイント
どんなに優れた施術でも、誤った方法や不適切なカウンセリングによって失敗するケースがあります。
ここでは、代表的なトラブルと防ぐためのポイントを紹介します。
よくある失敗例
- 左右非対称になった
原因:糸の挿入角度やテンションのズレ。経験不足の医師に多い。 - 肌がボコボコ・凹凸ができた
原因:糸が浅く挿入されすぎ、または皮膚が薄い部位に適用。 - 思ったより効果が短い
原因:糸の種類選びが不適切、または糸の数が不足している。
失敗を防ぐための3つのポイント
- 実績のある医師を選ぶ:糸リフト専門の美容皮膚科・美容外科を選ぶ。
- 症例写真を確認する:自然な仕上がりを重視しているクリニックが安心。
- カウンセリングで「持続期間」「ダウンタイム」を正直に答えるか確認する。
信頼できる医師は、リスクも含めて丁寧に説明します。
7. 施術後の経過とメンテナンス方法
糸リフト後は、術後3〜5日程度で軽度の腫れや突っ張りを感じることがあります。
しかし、時間の経過とともに落ち着き、1〜2週間で自然な表情になります。
術後ケアの基本
- 強く顔をこすらない(洗顔・マッサージは避ける)
- 過度な表情運動を控える(大きな口の開閉など)
- 入浴・飲酒は48時間控える
メンテナンスとしては、1〜2年ごとの再施術で効果を持続可能です。
また、HIFUやヒアルロン酸注入との併用でさらなる引き締め効果が得られます。
8. 糸リフトの費用相場とコストパフォーマンス

糸の種類・本数・部位によって価格は大きく異なります。
以下は2025年現在の一般的な相場です。
| 素材 | 1本あたりの費用 | 持続期間 | 特徴 |
| PDO | 約10,000〜20,000円 | 約1年 | 初心者向け・コスパ良好 |
| PCL | 約20,000〜35,000円 | 約2年 | 自然な仕上がり |
| PLLA | 約30,000〜50,000円 | 約3年 | 長期持続・高リフト力 |
| シルエットソフト | 約40,000〜60,000円 | 約3年 | 強い引き上げ・高級糸 |
平均的な施術では、6〜10本使用(両頬)が多く、
全体費用は15〜30万円前後が目安です。
安すぎる価格を掲げるクリニックは、糸の品質や医師の経験が不足している場合があるため注意が必要です。
9. 糸リフトが向いている人・向いていない人
向いている人
- 手術なしで自然に若返りたい
- フェイスラインや頬のたるみが気になる
- 忙しくて長いダウンタイムを取れない
向いていない人
- 肌が極端に薄く脂肪層が少ない
- 過去にリフト手術やヒアルロン酸注入を多く行っている
- 大幅な引き上げを希望する(外科的リフトが必要なケース)
医師の判断により、糸リフト以外の治療を提案される場合もあります。
たとえば、肌質改善が目的であればHIFU・RF治療、
脂肪が多い場合は脂肪溶解注射が先に適応されることもあります。
10. まとめ:正しい選び方で美しく若返る
糸リフトは、手軽でありながら高い満足度を得られる切らない若返り治療です。
ただし、糸の種類・技術・カウンセリング内容によって結果は大きく異なります。
成功の鍵は、
- 自分の肌状態に合った糸素材を選ぶ
- 症例実績が豊富なクリニックを選ぶ
- 過剰なリフトアップを避けて自然な仕上がりを目指す
糸リフトは“引き上げるだけの施術”ではなく、
時間をかけて肌そのものを若返らせる再生治療でもあります。
正しい知識と信頼できる医師のもとで受ければ、
ナチュラルで上品なフェイスラインを長く保つことができます。
あなたの「なりたい顔」に近づく第一歩として、
糸リフトを賢く選び、後悔のない美容医療を実現しましょう。
JA
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