こんにちは
未来のあなたと赤ちゃんを笑顔にするおかひろしです
このチャンネルでは、NIPT、新型出生前診断を中心に、医学的根拠に基づいた情報を、感情でなくデータを元に分かりやすくお届けしていきます。
胎児の首のむくみ、NTが3mmを超えると、異常の可能性があるらしいそんな話、耳にしたことありますか?
でも、たった1ミリでそんなに違うの?むくみって、そんなに重要なの?
そう思った方も多いはずです。
実はこのNT、胎児の後頚部のむくみの厚さは、染色体異常や心疾患のリスクと深い関係があることが、データからわかっています。
特に3mmという数値は、ひとつの判断ラインとして世界的に用いられているんです。
ただのむくみかもしれないと思いたい気持ち、すごくよくわかります。でも、大切なのは早く知っておくこと。
不安になるのではなく、備えることが、赤ちゃんの未来を守る第一歩になります。
今回はNTの厚みが3mm以上だと何が問題なのか?という点について、医学的に解説していきます。
そもそも「NT」とは?
NT(Nuchal Translucency)は胎児の首の後ろに見られるむくみのことです。
例:妊娠11週〜13週頃で測定される。通常、全ての胎児に認められ、ほとんどの場合、妊娠14週以降には小さくなります。
NT(Nuchal Translucency、頸部透亮帯)とは、妊娠11週から13週頃に胎児の首の後ろに見られる液体のたまりのことを指します。これは超音波検査で観察され、すべての胎児に多かれ少なかれ存在する生理的な現象です。NTの厚さは、胎児の循環機能やリンパ系の発達に関連しており、妊娠週数とともに変化します。
NTの厚さは、胎児の染色体異常や先天性心疾患などのリスク評価に利用されます。特に、ダウン症候群(21トリソミー)や18トリソミー、13トリソミーなどの染色体異常との関連が指摘されています。しかし、NTが厚いからといって必ずしも異常があるわけではなく、正常な胎児でもNTが厚くなることがあります。逆に、NTが正常範囲内でも染色体異常が存在する可能性もあるため、NTの測定はあくまでリスク評価の一環として位置づけられます。 クリフム出生前診断クリニック | クリフム出生前診断クリニック+5dna-am.co.jp+5IRISレディースクリニック神泉+5
NTの正常値は胎児の大きさや妊娠週数によって異なりますが、一般的には3mm以下が正常範囲とされています。NTが3mmを超える場合、染色体異常や先天性疾患のリスクが高まる可能性があるため、追加の検査や精密な超音波検査が推奨されることがあります。ただし、NTの測定には高度な技術が必要であり、正確な評価のためには専門的なトレーニングを受けた医師による検査が望ましいとされています。
超音波検査で確認され、数値が大きいと染色体異常などの可能性が上がるとされている
3mm以上でダウン症などの染色体異常のリスクが上昇(複数の研究より)英国のFetal Medicine Foundationや日本産婦人科学会でも、3.0mm以上は“注意が必要”とされている
ただし、「絶対」ではない:3mm以上でも正常な子はいるし、3mm未満でも異常がある場合も
NTが厚いと考えられる主なリスク
「NTが厚い」と言われたらどうする?
精密超音波検査で形態異常を再評価
NIPTの実施を検討(非侵襲で高精度な染色体検査)
羊水検査(確定診断)も選択肢としてあり
遺伝カウンセリングを受けて判断材料を整理することが大切
「NTが厚い=異常確定」ではない
3mm〜3.4mm:リスクはあるが、大半は正常児
3.5mm以上:検査を強く勧められるが、確定ではない
実際、3〜4mmでも何も異常が見つからないケースも多くある
だからこそ「次の一歩」が重要
次の一歩としてリスクもなく、おすすめしたいのがNIPTという検査です。
本日のまとめ
今日は胎児のNTが3mm以上だと何が問題なのか?についてお話しさせていただきました。
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