出生前診断の全て!NIPT・羊水検査・絨毛検査の違いと選び方【YouTube動画解説】

こんにちは、未来のあなたと赤ちゃんを笑顔にするおかひろしです
このチャンネルでは、NIPT(新型出生前診断)を中心に、医学的根拠に基づいた情報を、感情でなくデータを元に分かりやすくお届けしていきます。

出生前診断の種類によってどのような違いがあり、正確性やリスクはどのように異なるのか?」
このような疑問を抱えたまま、迷っていませんか?

一口に出生前診断と言っても種類によって正確性、流産リスクなどに差異があります。また、検査によってかかる費用も大きく異なります。この動画を観ることでどの出生前診断を選べばいいのかがわかります。

これを知らないままだと、不安がストレスに変わり、母体にも赤ちゃんにも悪い影響を及ぼすかもしれません。

不安になるのは、当たり前です。大切な命と今後の未来のことだから悩んで当然なんです。

今回は出生前診断の正確性とリスクについてお話しし、あなたの不安を完全解消させていただきます!

出生前診断の種類にはどんなものがあるの?

出生前診断をご検討の方々の多くの方のお悩みで、
「検査の種類がたくさんでどれを選べばいいのかわからない」
「検査によって正確性やリスクがわからないので検査するべきか悩んでいる」
という声を多くいただきます。
まずは出生前診断にはどんな検査があるのか解説します。

出生前診断の種類には確定検査と非確定検査があり〜

などの導入から入ってそれぞれの検査の

  • 正確性は?
  • どういう検査なのか?
  • 概ねいくらかかるのか?
  • どういったリスクがあるのか?

について語っていただきたいです。(形式は自由です。各検査ごとに例文をまとめています)

確定検査

例1. 羊水検査
まずは「羊水検査」についてです。

  • 正確性は?
    染色体異常に対する検出精度は99.9%以上。確定診断が可能です。
  • どういう検査?
    これは、お腹に細い針を刺して羊水を少しだけ採取する検査で、その中に含まれる胎児の細胞から染色体を調べます。
  • 費用の目安は?
    自費の場合、約10〜15万円が相場です。
    医師が必要と判断した場合は保険適用になることもあります
  • リスクは?
    流産のリスクが約0.1〜0.3%あります。
    非常にまれではありますが、子宮に針を刺すため全くリスクがないわけではありません。

例2. 絨毛検査(じゅうもうけんさ)
次に「絨毛検査」です。

  • 正確性は?
    染色体異常の検出精度は99.9%以上。羊水検査と同様に確定診断が可能です。
  • どういう検査?
    これは胎盤の一部(絨毛)を採取して調べる検査です。
    羊水検査よりも早く、妊娠10週〜13週頃に受けられます。
    染色体異常の有無を確定的に調べるという点では羊水検査と同じです。
  • 費用の目安は?
    こちらも10〜15万円前後が一般的です。
  • リスクは?
    羊水検査と同じく、ごく少数ですが流産のリスクがあります。
    また、胎盤を採取するため、出血が起きることもあります。

非確定検査(スクリーニング検査)

例3. クアトロテストと胎児ドック(精密超音波検査)
この2つはやや古くからあるスクリーニング検査です。

  • クアトロテストは、母体の血液中の物質を測定して、胎児の異常リスクを統計的に予測します。
    精度は70〜80%程度とされ、今ではあまり主流ではありません。
  • 正確性は?
    染色体異常(特にダウン症)の検出率は約70〜80%。偽陽性や偽陰性の可能性あり。
  • 費用の目安は?
    1〜3万円程度と比較的安価です。
  • 胎児ドックは、妊娠12週〜14週あたりに、専門的な超音波で胎児の細かい身体構造をチェックする検査です。
    これは染色体異常を直接調べるものではありませんが、間接的な異常のサインを見つけることができます。
  • 正確性は?
    染色体異常自体を検出する検査ではないが、異常の“サイン”を見つけることができる。医師の技量により差が出る。
  • 費用の目安は?
    1〜5万円程度が相場です。
  • リスクは?
    どちらの検査も身体へのリスクはなしです。ですが、精度が高くないため、偽陽性・偽陰性がある点は注意です。

例4. NIPT(新型出生前診断

  • 正確性は?
    ダウン症(21トリソミー)に対する検出精度は99.9%以上。 18トリソミー13トリソミーも98%以上の精度とされているが、構造異常(転座型など)の検出は難しい場合がある。
  • どういう検査?
    母体の血液から胎児のDNA断片を調べる検査で、体に負担の少ない“非確定検査”のひとつです。ダウン症・エドワーズ症候群・パトウ症候群の3つの染色体異常やその他多くの染色体異常を高精度で判定できます。
    「99%以上の精度」とされ、結果が陽性の場合は確定検査(羊水検査など)を受ける流れになります。
  • 費用の目安は?
    9〜40万円前後と施設によって差があります。
    認証施設か非認証施設かや、調べられる染色体異常の種類や数によっても異なるので、事前確認は必須です。
  • リスクは?
    リスクはほぼゼロ。 採血だけで済むため、母体や胎児に直接的な影響はありません。
    ただし、転座型など一部の遺伝的異常は検出できないこともあるため、そこは理解しておく必要があります。

どの検査を受けるべき?あなたに合った選び方

ここまで、いろんな出生前診断についてお話ししてきましたが、最後に気になるのはやっぱりこれですよね。

「結局、自分はどの検査を受ければいいの?」

結論から言うと、まずは非確定検査からスタートするのが基本です。
具体的には、胎児ドック、クアトロテスト、そしてNIPTなどがその代表ですね。

その中でも、私がおすすめしたいのはNIPTです。

というのも、
NIPTは母体の血液だけで検査ができて、体への負担が少ない上に、ダウン症などの主要な染色体異常について、99%以上の非常に高い精度が出せるからです。

もちろん、胎児ドックやクアトロテストも有効なスクリーニングですが、検査できる範囲や精度の面ではやや限定的です。
「とりあえず安心材料がほしい」という場合には十分ですが、確実性を求める方にとっては、ちょっと物足りないかもしれません。

そして、もしNIPTで陽性の結果が出た場合には、次のステップとして確定検査である羊水検査などを検討する形になります。

ただし、ここは注意が必要です。
羊水検査は検査精度が非常に高い反面、流産のリスクがわずかに伴う検査になります。
なので、検査を受けるかどうかは、ご家族や医師としっかり相談して決めていくことが大切です。

本日のまとめ

今日は「出生前診断の正確性とリスク」についてお話しさせていただきました。

各トピックまとめ

  • 出生前診断には様々な種類があること
  • まずは非確定(スクリーニング)検査を受けて確定検査を受けるのが一般的
  • 非確定検査の中ではNIPTが安全性と正確性の面でおすすめ

妊娠中って、ただでさえたくさんの不安や選択肢がありますよね。
でもだからこそ、感情だけじゃなく、正確な情報に基づいて判断することがとても大切です。

出生前診断は、「受けるべき」「受けないべき」という白黒ではなくて、どんなことが分かって、どんなふうに向き合っていくのかをあらかじめ知っておくことが、いざという時に後悔しない選択につながります