NIPT検査とは？妊娠中の染色体異常検査の真実と知っておくべき5つのポイント【YouTube動画解説】
こんにちは。未来のあなたと赤ちゃんを笑顔にする、おかひろしです。
このチャンネルでは、NIPT、新型出生前診断を中心に、医学的根拠に基づいた情報を、感情ではなくデータをもとに、わかりやすくお届けしています。
妊活など妊娠や出産について考えるとき、”努力すれば何とかなる”と思っていませんか？ たしかに、食事、運動、睡眠など、意識すれば変えられることはたくさんあります。
でも実は、どれだけ頑張っても変えられない事実もあるんです。
たとえば、月経周期の回数や卵子が排卵される回数などは、生まれたときからある程度決まっていて、自分の努力では増やすことができません。
この違いを知らないままでいると、間違った方向に努力してしまったり、知らなくて後悔するなんてことにもなりかねません。
だからこそ今日は、 “不妊の原因はコレ！ 努力で変えられるものと変えられないもの”というテーマで不妊に関わる数字の中で、努力で変えられるものと 努力ではどうにもならないものを整理して、これからの備え方を一緒に考えていきましょう。
努力で変えられるもの
1. 栄養バランスを整える
- 鉄分：赤ちゃんに酸素を届けるために必要です。
- 葉酸：赤ちゃんの脳や神経の発達を助けます。
- ビタミンD：骨の成長をサポートします。
これらの栄養素は、バランスの良い食事から摂取することが理想ですが、必要に応じてサプリメントの活用も検討しましょう。
2. 良質な睡眠とストレス管理
- 睡眠：十分な休息は、体の回復と赤ちゃんの成長に不可欠です。
- ストレス：過度なストレスは、ホルモンバランスを乱す原因となります。
リラックスできる時間を持ち、心身のリフレッシュを心がけましょう。
3. 血糖値とホルモンバランスの安定
- 血糖値：急激な変動は、体調不良の原因となります。
- ホルモンバランス：妊娠中はホルモンの変化が大きいため、体調管理が重要です。
食事はゆっくりとよく噛んで食べ、急激な血糖値の上昇を防ぎましょう。また、定期的な健康診査でホルモンバランスをチェックすることも大切です。
4. 体重管理と基礎代謝の向上
- 体重管理：適正な体重を維持することで、妊娠中の合併症リスクを減らせます。
- 基礎代謝：筋肉量を増やすことで、エネルギー消費が増え、健康的な体を保てます。
医師の指導のもと、無理のない範囲で軽い運動を取り入れましょう。
妊娠中は体調の変化が大きく、不安や疑問も多いかと思います。少しずつ生活習慣を見直し、無理のない範囲で取り組んでいくことが大切です。不安なことがあれば、医師や助産師に相談しながら、安心して妊娠生活を送りましょう。(日本助産師会)
まず、努力で変えられるものとして大きいのが「体の状態」です。
- 栄養状態（特に鉄・葉酸・ビタミンD）
- 睡眠やストレスの管理
- 血糖値・ホルモンバランス
- 体重や基礎代謝
これらは、日々の生活習慣の積み重ねで大きく改善できる要素です。
そして、こうした体づくりが整えば、妊娠の確率は高まりますし、赤ちゃんの成長環境も良くなります。
努力では変えられないもの
一方で、変えられないものもあります。
不妊症（不妊）は、1年間避妊せずに定期的な性交を行っても妊娠しない状態を指します。その原因は多岐にわたり、男女双方に関連することが多く、以下に主な要因と共通点をまとめました。
女性の不妊原因
1.排卵障害
排卵が不規則または起こらない状態で、多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）やホルモンバランスの乱れが原因となります。
2.卵管因子
卵管の閉塞や癒着は、性感染症や骨盤内感染症（PID）によって引き起こされ、受精卵の移動を妨げます。 (Mayo Clinic)
3.子宮因子
子宮内膜症、子宮筋腫、子宮奇形などが受精卵の着床を妨げる可能性があります。
4年齢
女性の生殖能力は20代後半から徐々に低下し、35歳を過ぎると急激に減少します。 (Wikipedia)
代表的なのは、妊娠する「年齢」と、そこに関連する「染色体異常のリスク」。
たとえば、ダウン症の発生率は次のように変化します：
- 25歳で 約1/1200
- 35歳で 約1/350
- 40歳で 約1/100
- 45歳で 約1/30
5.体重と生活習慣
過度の痩せや肥満、過度の運動、喫煙、アルコール摂取などが排卵やホルモンバランスに影響を与えます。
男性の不妊原因
1.精子の異常
精子の数が少ない、運動性が低い、形態異常などが原因となります。
2.精路の閉塞
精子の通り道である精管の閉塞や欠損が、精子の射出を妨げます。
3.ホルモン異常
テストステロンなどの男性ホルモンの分泌異常が、精子の生成に影響を与えます。(primefertilitycenter)
4.生活習慣と環境因子
喫煙、過度のアルコール摂取、肥満、ストレス、熱への曝露（サウナや熱い風呂）などが精子の質に影響します。
男性の不妊原因
- 性感染症（STI）：クラミジアや淋病などは、男女ともに生殖器に影響を及ぼし、不妊の原因となります。
- 免疫系の異常：自己免疫疾患や抗精子抗体の存在が、受精や着床を妨げることがあります。(Bangkok Hospital)
- 環境因子：有害物質への曝露や放射線、重金属などが生殖機能に悪影響を与える可能性があります。
妊娠しにくい人の共通点
- 年齢が高い：特に女性は35歳以上で妊娠率が低下します。
- 不規則な生活習慣：睡眠不足、過度のストレス、偏った食生活などがホルモンバランスを崩します。
- 喫煙・飲酒：男女ともに生殖機能に悪影響を及ぼします。
- 過度の運動や極端なダイエット：体脂肪率の低下が排卵障害を引き起こすことがあります。
- 基礎疾患の存在：糖尿病や甲状腺疾患などの慢性疾患が生殖機能に影響を与えることがあります。
対策とアドバイス
- 早期の医療相談：妊娠を希望して1年以上妊娠しない場合は、専門医に相談しましょう。
- 生活習慣の見直し：バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけましょう。
- 定期的な健康診断：性感染症の検査やホルモンバランスのチェックを行い、早期発見・治療に努めましょう。
- ストレス管理：リラクゼーションや趣味の時間を持ち、心身の健康を保つことが重要です。
不妊の原因は多岐にわたりますが、早期の対応と適切な生活習慣の維持が妊娠への近道となります。ご自身やパートナーの健康状態を見直し、必要に応じて専門医の指導を受けることをおすすめします。
どれだけ体調管理をしていても、年齢によってリスクは変わる。 こればかりは、どう頑張っても変えられません。
こういった染色体異常が赤ちゃんにあると妊娠しづらかったり、妊娠しても元気な子で生まれることができなかったりします。
妊活をしていてもなかなかうまくいかないという方はもしかしたら染色体に異常がある可能性もあります。
だからこそ「知って備える」ことが大事
努力で変えられることに取り組むのはもちろん大切。 でもそれと同じくらい、”変えられないことにどう備えるか”も重要なんです。
そこで出てくるのが、NIPT新型出生前診断という選択肢。
検査は採血のみでリスクもほぼゼロ。何も知らずに不安を抱え続けるより、事実を知って備えることが、心の安定にもつながります。
本日のまとめ
今日は、”「不妊の原因はコレ！ 努力で変えられるものと変えられないもの」”というテーマでお話ししました。
各トピックまとめ
努力で変えられること
努力では変えられない原因 ー＞病院に行きましょう。
変えられるものには前向きに取り組み、変えられないものには知って備えることで対応する。 そのひとつの手段が、NIPTです。
