妊娠中でも楽しめる旅行と外出のコツ

妊婦と海

妊娠中は体調の変化や検査スケジュールの都合から、旅行や外出を控えがちになります。しかし、適切な準備と配慮をすれば、気分転換や思い出作りの時間を安全に過ごすことが可能です。本記事では、産婦人科医が推奨する旅行・外出のタイミング、NIPT(新型出生前診断)を含む検査スケジュールとの調整方法、移動時や滞在先での注意点を詳しく解説します。

目次

1. 妊娠中に旅行・外出を計画するベストタイミング

妊娠期は初期(〜12週)・中期(13〜27週)・後期(28週〜)で体調変化やリスクが異なります。外出・旅行の可否は「週数」だけでなく、個々の妊娠経過(既往・合併症・医師の判断)で変わる点を前提に、下記を目安にしてください。

妊娠初期(〜12週)

  • 特徴:つわり・眠気・におい過敏など自律神経症状が強く出やすい時期。初期健診やNIPT(10週以降)などの検査イベントが集中します。
  • 旅行の基本方針
    • 原則は短時間・近距離・日帰り中心。キャンセル可のスケジュールが安心。
    • つわりが強い日は中止。**脱水予防(常温の水や経口補水液)**を最優先。
  • 避けたいこと
    • 連続移動3時間超、急な高度差・過度な温熱(サウナ・高温の長湯)、人混みでの長時間滞在。
  • 受診が必要なサイン:性器出血、強い下腹部痛、発熱・嘔吐で水分が取れない、めまい・失神感。
  • NIPTとの調整
    • 10週:採血およそ1週間前後:結果という流れが多め。旅程は結果確認後に。
    • 判定保留や追加検査の可能性がゼロではないため、検査前後1〜2週は遠出を避けると安全です。

妊娠中期(13〜27週)— いわゆる“安定期”

  • 特徴:つわりが落ち着き、体力も戻りやすい。胎盤機能が安定し、旅行のゴールデンタイムとされます。
  • 旅行の基本方針
    • 2〜3泊までの滞在片道2〜3時間程度の移動が実務的。
    • 1〜2時間ごとに休憩・歩行・水分補給(エコノミークラス症候群の予防)。
    • 標高:個人差はあるものの、2,000m超は倦怠感・息切れが出やすいので無理をしない。
  • 移動手段のコツ
    • 飛行機:通路側席・こまめな足首運動・腰より低く骨盤をまたぐ位置のシートベルトが基本。
    • 鉄道:指定席でトイレや乗降口に近い車両を選択。
    • :2時間ごとにPA/SAで降りてストレッチ。
  • 宿選び
    • 病院まで30〜60分圏内エレベーター・バリアフリー食事の個別対応(生もの回避・減塩など)可。
  • NIPT後のポイント
    • 結果が陰性で追加検査が不要なら計画しやすい時期。
    • ただし切迫早産歴、子宮頸管長の短縮、前置胎盤、妊娠高血圧・糖尿病などがある場合は医師判断が最優先

妊娠後期(28週〜)

  • 特徴:お腹が大きくなり、張り・むくみ・腰背部痛が増加。早産リスクへの配慮が必要。
  • 旅行の基本方針
    • 近場・短時間・日帰りが基本。長距離や離島・医療アクセス不良エリアは避ける
    • 観光は午前or午後どちらかに限定し、休憩多めで。
  • 航空機搭乗
    • 多くの航空会社で36週以降は制限診断書が必要な週数もあり得ます。複数妊娠はより早期から制限されることも。
  • 受診が必要なサイン
    • 規則的な張り(間隔が短くなる)、性器出血、破水感、激しい頭痛・むくみ・視覚異常(妊娠高血圧の兆候)、胎動が明らかに少ない。

2. NIPT検査と旅行計画の両立ポイント

NIPT(新型出生前診断)は妊娠10週以降から受けられる血液検査で、母体・胎児ともに安全性が高く、精度も高いのが特徴です。ただし、検査から結果が出るまでの期間や追加検査の可能性を考慮せずに旅行を計画すると、医療スケジュールとバッティングする恐れがあります。以下では、検査日程の決め方・結果受け取りの方法・旅行計画時の注意点を詳しく解説します。

①検査日を先に確定する

  • 基本の流れ
    • 妊娠9週頃:主治医と相談してNIPT実施日を決定
    • 妊娠10週以降:採血(検査実施)
    • 約5〜10日後:結果通知(医療機関や検査会社によって差あり)
  • 旅行日程の組み方のコツ
    • 結果受け取り前に長距離旅行を入れない。最低でも結果判明から2〜3日は余裕を持たせる
    • 海外旅行の場合、結果待ち期間中の渡航は避ける。陽性だった場合に帰国・再検査が遅れるリスクがあるため。
  • 予約の重要性
    • NIPTは予約枠が限られる医療機関が多く、人気時期は1〜2週間先まで埋まることも。旅行計画より先に確保しておくのが安心です。

②結果説明の有無を確認

  • 受け取り方法の違い
    • 対面説明型:医師が直接説明するため再来院が必須。旅行先や日程によっては帰宅後すぐに受診が必要。
    • オンライン説明型:ビデオ通話や電話で説明を受けられる場合もあるが、通信環境と時差に注意。
    • メール通知型:一部の医療機関ではメールで通知するが、結果内容によっては追加説明を求められることもある。
  • 確認ポイント
    • 陰性(異常なし)でも「説明必須」としている施設がある
    • 再来院が必要な場合、移動距離や交通手段を事前に検討
    • 結果が陽性または判定保留だった場合、即日または数日以内の追加説明・検査予約が必要になることがある

③追加検査の可能性を考慮

  • 陽性や判定保留のケース
    • 羊水検査(妊娠15〜16週頃以降に実施)や絨毛検査(11〜14週頃)が推奨される場合がある。
    • これらは日程が限られる検査で、旅行の予定を大幅に変更せざるを得なくなる可能性がある。
  • 検査不能(再検査)の原因
    • 妊娠初期の胎児DNA濃度(fetal fraction)不足
    • サンプルの輸送トラブルや採血後の処理時間超過
    • この場合、再採血が必要で、結果がさらに1〜2週間遅れることもある。
  • 安全策
    • NIPTから2〜3週間は旅行計画を柔軟に調整できる状態にしておく
    • 重要イベント(里帰り、長距離移動、海外渡航)は結果確定後に設定する

NIPTと旅行スケジュールのモデル例

妊娠週数検査・結果予定旅行の可否例
9週主治医とNIPT日程決定
10週NIPT採血旅行は避ける
11週結果通知判定次第で計画可
13〜20週追加検査不要なら旅行ゴールデン期2泊3日程度の中距離旅行が現実的
28週〜後期。短距離・日帰りのみ長距離は避ける

⑤主治医に相談すべき旅行情報

検査と旅行が重なる可能性がある場合は、以下の情報をセットで伝えると判断がスムーズです。

  1. 旅行先(都道府県または国名)
  2. 出発日と帰着日
  3. 移動手段(飛行機・新幹線・車など)
  4. 宿泊地周辺の医療機関の有無
  5. 現地での活動内容(観光・温泉・屋外活動など)
タクシー乗り場にいる妊婦

3. 安全に楽しむための移動手段と工夫

妊娠中の移動は負担を減らしつつ、血流を保ち、体温・水分・体勢を適切に管理することが大切です。移動手段別に注意点をまとめます。

飛行機

  • 搭乗制限
    • 多くの航空会社で妊娠36週以降は搭乗不可28週以降は医師の診断書や同意書が必要な場合があります。
    • 複数妊娠では制限が早まることがあるので必ず事前確認。
  • 安定期(妊娠中期)がおすすめ
    • 体調が安定しており、胎盤機能も落ち着くため短距離フライトに適しています。
  • 快適に過ごす工夫
    • 通路側の席を指定 → トイレや歩行がしやすい
    • 着圧ソックスでむくみ予防
    • 機内では1〜2時間ごとに足首回し・軽いストレッチ
    • シートベルトは骨盤の下側を通す位置に装着(お腹の圧迫回避)
    • 500ml程度の水を手元に置き、こまめな水分補給

新幹線・電車

  • 座席選び
    • 指定席・グリーン車を利用すると、足元が広く姿勢を変えやすい
    • トイレに近い車両や出入り口付近の座席が便利
  • 移動中の工夫
    • 1〜2時間ごとにデッキやホームで軽く歩行し血流促進
    • ひざ掛け・カーディガンで冷房対策
    • 足元に小さめクッションを置き膝を少し高くすると腰負担が軽減
  • 混雑回避
    • 通勤ラッシュや観光シーズンのピーク時間帯を避け、早朝または昼間移動が安全

自家用車

  • 休憩の頻度
    • 2時間ごとにSAやPAで休憩し、軽く歩いてストレッチ
  • シートベルトの着用法
    • 腹部を避け、肩ベルトは胸の間を通し、腰ベルトは骨盤の下側へ
    • 専用マタニティシートベルトアジャスターを使うとフィット感UP
  • 座席位置
    • 後部座席は衝突時の安全性が高く、横になれる余地もある
    • 助手席の場合はエアバッグの位置に注意(シートを後方に下げる)
  • 環境管理
    • 冷暖房をやや強めに設定し、こまめな換気
    • 小さなクッションで腰・背中をサポート

船・フェリー

  • 妊娠中は揺れに敏感になりやすく、酔いやすい
  • 悪天候時は避ける、穏やかな航路や短時間利用が安心
  • 酔い止め薬は妊婦使用可否を医師に事前確認
  • 横になれるスペースがある等級や個室を選ぶと楽に過ごせます

ワンポイント
どの移動手段でも共通して重要なのは、
血流を妨げない姿勢、② 適度な休憩と水分補給、③ お腹を圧迫しない装備
「安定期だから大丈夫」と過信せず、その日の体調に合わせて移動プランを柔軟に変更しましょう。

4. 宿泊施設選びのチェックポイント

妊娠中の宿泊先選びは、安全・快適・柔軟性の3条件を満たすことが重要です。

基本チェックリスト

  1. 医療機関までの距離
    • 産科のある総合病院まで車で30分以内が理想
    • 万が一のトラブル時に搬送がスムーズ
  2. バリアフリー・移動負担軽減
    • エレベーター・スロープ完備
    • 客室がフロントや食事会場に近い
  3. 空調・湿度管理
    • 加湿器レンタル、空調温度調整可能
    • 窓が開けられる構造も快適
  4. 食事の柔軟対応
    • 生もの・高塩分・刺激物を除いたメニュー対応
    • 小食・つわり時のリクエストも可能
  5. 妊婦向けプランの有無
    • マタニティアメニティ(抱き枕・ノンカフェイン飲料など)
    • 温泉利用時の貸切風呂・ぬる湯対応

5. 外出・旅行中の体調管理のコツ

① 水分補給:カフェインレスの飲料を携帯

  • 理由
    妊娠中は血液量が増え、脱水や低血圧になりやすく、熱中症や便秘のリスクも高まります。
  • 具体的な工夫
    • 常温の水や麦茶、ルイボスティー、カフェインレスのスポーツドリンクなどを500ml〜1L程度持ち歩く
    • 夏季や屋外観光では30分〜1時間ごとに数口ずつ飲む
    • 塩分も軽く補給(塩飴や経口補水液)で低ナトリウム血症を防止
  • 避けたい飲料
    高カフェイン飲料(コーヒー、エナジードリンク、濃い緑茶)や糖分の多い清涼飲料
コーヒー

② 軽い運動:足首回しやストレッチで血流促進

  • 理由
    長時間同じ姿勢は血流を妨げ、むくみ・静脈瘤・エコノミークラス症候群の原因になります。
  • 実践方法(移動中・休憩中)
    • 足首回し:左右交互にゆっくり10回ずつ
    • かかと上下運動:座ったままかかとを上げ下げ10回×2セット
    • 肩回し・首ストレッチ:上半身の血流促進
  • 目安
    1〜2時間ごとに軽く体を動かす(飛行機・新幹線・車でも同様)

③ 食事:生ものや加熱不足の食品は避ける

  • 理由
    妊娠中は免疫機能が変化し、**食中毒(リステリア、トキソプラズマなど)**のリスクが上昇します。
  • 避けたい食品例
    • 生肉(レアステーキ、ユッケ)
    • 生魚(寿司、刺身)や加熱不足の貝類
    • ナチュラルチーズ(加熱殺菌なし)
    • 半熟卵・加熱不十分な卵料理
  • 代替の工夫
    • 加熱済みの魚・肉料理
    • パスチャライズド(殺菌)乳製品
    • よく洗った野菜・果物
  • 旅行先での外食時ポイント
    「妊娠中なので、生ものは避けたい」と先に伝えると配慮してくれる施設も多い

④ 休憩:観光は午前・午後どちらかに限定

  • 理由
    妊娠中は体温上昇や疲労が早く、午後に体調が崩れやすい傾向があります。
  • 行程の組み方
    • 午前観光+午後休息、または午前休養+午後短時間観光
    • 室内施設や日陰スポットを織り交ぜる
    • 宿泊先には15〜16時頃までに戻ると安心
  • 移動計画
    長距離移動を午前に済ませ、夕方以降は休養モード

⑤ 緊急時の備え:必ず携帯するもの

  • 必携アイテム
    • 母子手帳:妊娠週数・健診記録・既往歴がわかる
    • 健康保険証:医療機関受診時に必要
    • 診察券:かかりつけ医・検査を受けた施設のもの
    • 緊急連絡先メモ(かかりつけ医・近隣産婦人科・家族)
    • 常用薬・サプリ(葉酸、鉄剤など)
  • 海外の場合
    • 英文の妊婦証明書・診断書
    • 海外旅行保険証券(妊娠関連補償付き)

6. 海外旅行の場合の注意点

  • 渡航先の医療体制を事前調査
  • 英文の診断書や妊婦証明書を準備
  • 海外旅行保険に妊娠関連の補償が含まれているか確認
  • 感染症リスク(ジカ熱、マラリアなど)の有無をチェック

妊娠後期や感染症流行地域への渡航は、医師が強く制限する場合があります。

7. 旅行中の緊急対応マニュアル

旅行中は、普段よりも環境や行動が変わるため、体調の急変が起こりやすい状況にあります。事前準備と初動対応を知っておくことで、母子の安全を守ることができます。

① 体調急変時の初動

  • 要注意サイン
    1. 息切れ、強い動悸
    2. 強い腹痛または下腹部の張りが規則的に続く
    3. 性器出血(鮮血または大量)
    4. 破水感(下着が濡れるほどの液体漏れ)
    5. 激しい頭痛、視覚異常(光がチカチカする)、手足のむくみ(妊娠高血圧の兆候)
  • 対応手順
    1. すぐに歩行や観光を中止
    2. 同伴者に状況を伝える(症状・発症時間・場所)
    3. 安静にしながら医療機関や救急へ連絡

② 現地医療機関への連絡

  • 旅行前の準備
    • 宿泊先近くの産婦人科または救急対応可能な総合病院を事前にリスト化
    • Googleマップや自治体HPで場所・電話番号を控えておく
    • 海外の場合は在外日本大使館・領事館の連絡先もメモ
  • 連絡時に伝える情報
    • 妊娠週数、症状の内容と発症時刻
    • 既往症や現在の服薬内容
    • 現在地と到着予想時間

③ 救急搬送が必要な場合

  • 日本国内:119(救急)に通報
  • 海外:112(EU)、911(米国・カナダ)など国別の緊急番号を事前確認
  • 英語圏以外:通訳アプリやフレーズ集を活用(「I am pregnant」「I have bleeding」など)
  • 搬送時は母子手帳・保険証(海外は保険証券)・診断書を持参

④ 保険証・診断書の提示

  • 国内:健康保険証、母子手帳、診察券
  • 海外:海外旅行保険証券(妊娠・出産関連が補償対象か要確認)、英文診断書
  • 海外では医療費が高額になるため、保険適用の手続きが即時にできるように準備

💡 ポイント:緊急時の行動は**「中止→連絡→搬送準備」**の3ステップを迅速に。症状が軽くても迷ったら早めに医療機関へ。

8. 季節別の外出ポイント

妊娠中は体温調節や免疫機能が変化しているため、季節ごとのリスク対策が重要です。

春(花粉症・気温差対策)

  • 花粉症対策:マスク、メガネ、帰宅時の衣類ブラッシング
  • 寒暖差対応:朝晩用の薄手カーディガンやストールを常備
  • 屋外滞在:花粉飛散ピーク(午前〜昼過ぎ)は屋内施設を中心に行動

夏(熱中症・紫外線対策)

  • 熱中症予防:30分〜1時間ごとに水分補給、塩分も適度に摂取
  • 紫外線対策:日傘、帽子、UVカットパーカー
  • 服装:吸湿速乾素材、通気性の良いワンピースなど
  • 行動時間:午前中〜正午前までに屋外活動を終え、午後は屋内で休息
日傘をさす妊婦

秋(寒暖差・混雑対策)

  • 冷え防止:薄手の羽織りやレッグウォーマーを持参
  • 観光地の混雑回避:平日や午前早めの時間帯を選ぶ
  • 季節の変わり目:風邪予防のため、こまめな手洗い・うがい

冬(冷え・転倒防止)

  • 冷え対策:腹巻き、ブランケット、保温性の高い靴下
  • 転倒防止:滑り止め付きの靴底、安定した歩行姿勢
  • 室内外の温度差対応:重ね着で調整
  • 空気の乾燥対策:携帯用加湿器やマスクで喉・鼻の保湿

9. 妊婦向け旅行持ち物チェックリスト

【必需品】

  • 母子手帳・健康保険証・診察券
  • かかりつけ医の連絡先メモ
  • 常用薬・サプリメント(葉酸、鉄など)
  • 飲み慣れた水分(ペットボトル)
  • スマホと充電器

【あると便利な物】

  • 折りたたみクッションやネックピロー
  • カーディガンや膝掛け
  • 携帯用加湿器やマスク
  • ビニール袋(つわり対策や汚れ物入れ)
  • 小分けにしたおやつ(ナッツ、クラッカーなど)

【季節別アイテム】

  • 春:花粉対策マスク・メガネ・目薬
  • 夏:日傘・帽子・冷感タオル
  • 秋:薄手の防寒着・ショール
  • 冬:腹巻き・滑り止め付き靴・カイロ

妊娠中でも楽しめる旅行先おすすめ5選

1. 箱根(神奈川県)

  • 魅力:首都圏からのアクセスが良く、温泉や美術館、自然散策が楽しめます。
  • ポイント:妊婦向けの食事や貸切風呂を提供する旅館が多く、ゆったりと過ごせます。
  • 注意点:温泉は長湯せず、ぬるめの湯に短時間浸かること。

2. 軽井沢(長野県)

  • 魅力:夏でも涼しく、避暑地として人気。ショッピングやカフェ巡りも楽しめます。
  • ポイント:医療施設が比較的近く、バリアフリー対応のホテルも多いです。
  • 注意点:標高が高いため、体調が不安定な場合は長時間の屋外滞在を控える。

3. 京都市(京都府)

  • 魅力:寺社仏閣や歴史的街並み、美しい四季の景観が魅力。
  • ポイント:市内中心部は公共交通機関やタクシーで効率的に移動可能。
  • 注意点:観光シーズンは混雑するため、平日や朝早い時間の散策がおすすめ。

4. 沖縄本島(沖縄県)

  • 魅力:海の景色と南国リゾートの雰囲気を満喫。温暖な気候でリラックス効果大。
  • ポイント:妊婦向けマタニティプランを用意するホテルも多く、ゆっくり滞在型の旅に最適。
  • 注意点:夏は紫外線が非常に強く、熱中症対策と日焼け対策が必須。

5. ハワイ(アメリカ)

  • 魅力:日本語対応の医療施設やツアーが充実し、安心して海外リゾートを楽しめます。
  • ポイント:飛行時間は約7〜8時間と長めですが、中期の安定期であれば検討可能。
  • 注意点:長時間フライトのため、こまめな足の運動と水分補給を心がける。

まとめ

ここまでの内容を踏まえると、妊娠中の旅行や外出は

  • 計画段階で医師と相談
  • NIPTを含む検査スケジュールを優先
  • 移動・滞在中の体調管理と緊急対応準備
    が三大ポイントとなります。

また、旅行先を選ぶ際は「医療アクセスの良さ」「移動時間の短さ」「バリアフリー環境」の3つを重視すると安心です。
本記事のチェックリストやおすすめ旅行先を参考に、妊娠中でも安全で心地よい旅を計画してください。

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