この記事のまとめ
妊娠超初期症状は妊娠2〜3週頃に現れる体の変化で、微熱や眠気、少量の出血などが代表的なサインです。
ただし、これらは月経前症候群(PMS)ともよく似ているため、症状だけで妊娠を判断するのは難しいものです。
本記事では妊娠超初期に見られる症状の具体例とセルフチェックの方法、そして体と赤ちゃんのために気をつけたいポイントを解説します。
「もしかして妊娠?」という期待と不安が入り混じるこの時期を、正しい知識で落ち着いて過ごすための参考にしてください。
この記事でわかること
- 妊娠超初期症状がいつから現れ、どんな変化が起こるのか
- 妊娠超初期症状とPMS(月経前症候群)の見分け方
- 妊娠検査薬を使う正しいタイミングとセルフチェックの手順
- 妊娠の可能性があるときに気をつけたい生活習慣7つのポイント
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妊娠超初期症状について
妊娠超初期症状とは、妊娠2〜3週目頃に起こる体の変化のことです。医療用語ではありませんが、体が妊娠の準備を始めたサインとして広く使われています。
妊娠前の最終生理初日を妊娠0週とし、妊娠1週目は卵子が成熟して排卵の準備が始まります。
妊娠2週目に排卵日を迎えると「主席卵胞」と呼ばれる卵子が1つだけ排卵され、24時間以内に精子と出会うと受精卵となります。
受精卵はひとつの細胞から1日1回のペースで細胞分裂を始めます。これを卵割(らんかつ)といい、細胞を増やしながら卵管を通って子宮内膜へ進みます。
妊娠3週目に受精卵が子宮内膜へ着床することで、妊娠成立です。この妊娠成立の仕組みは日本生殖医学会も解説しています。
妊娠2週目から3週目の間に起こる体の不調や違和感が「妊娠超初期症状」です。なお、この時期に妊娠検査薬を使用しても正しい反応は出ないため、フライング検査には注意が必要です。
- 妊娠超初期:妊娠2週〜妊娠3週
- 妊娠初期:妊娠13週6日まで
- 妊娠中期:妊娠14週0日〜27週6日
- 妊娠後期:妊娠28週~(40週0日出産予定日)
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妊娠超初期症状はいつから?週数別の症状タイムライン
妊娠超初期症状は、早い人で妊娠3週ごろ(生理予定日の少し前)から現れ始め、生理予定日前後(妊娠4週ごろ)に気づく人が多い症状です。いつ・どんな症状が出やすいかを週数別に整理しました(最終月経開始日を0週0日とする数え方です)。
| 妊娠週数 | 時期の目安 | 現れやすい症状 |
|---|---|---|
| 妊娠2〜3週 | 排卵〜着床のころ | 自覚症状はほとんどない。着床の頃に軽い下腹部痛や少量の出血(着床出血)が起こる人も |
| 妊娠3〜4週 | 生理予定日の直前 | 高温期が続く、少量の出血、下腹部の張り・チクチク感、眠気、微熱感、胸の張り |
| 妊娠4週 | 生理予定日ごろ | 生理が来ない、強い眠気・だるさ、においに敏感、軽い吐き気、頻尿 |
| 妊娠5〜6週 | 生理予定日の1〜2週後 | つわり(吐き気・嘔吐)が始まる、胸の張りが強まる、便秘、気分の変化 |
妊娠超初期に現れるおもな症状
妊娠超初期は、ホルモンバランスの変化によって心身にさまざまなサインが現れる時期です。
私たちのクリニックにも「この症状は妊娠でしょうか」というご相談が、生理予定日前後の時期の方から数多く寄せられます。
「もしかして妊娠かも」と感じたら、まずはご自身の体調を振り返ってみましょう。以下の項目にいくつ当てはまるか、セルフチェックしてみてください。
☑ おりものの量が増え、水っぽくサラサラしている
☑ 生理予定日前後に少量の出血(着床出血)があった
☑ 胸が張る、または下着が擦れるだけでチクチク痛む
☑ 下腹部に生理痛のような痛みやお腹が引っ張られる違和感がある
☑ 風邪ではないのに、微熱や熱っぽさが続いている(高温期が続く)
☑ 特定の匂いで気分が悪くなるなど、食欲や味覚に変化がある
☑ 十分に寝ても強い眠気や、だるさ・疲れを感じる
☑ 急に便秘がちになった
当てはまる項目が多い場合は、妊娠のサインかもしれません。ただし生理前の不調(PMS)とも似ているため、生理予定日の1週間後を目安に妊娠検査薬を試してみてください。
実際にXでも、妊活中の@tn110825さんが「妊活当初は妊娠超初期症状や高温期○日目の症状を調べまくっていた」と振り返る投稿をしていました。生理予定日が近づくたびに症状を検索してしまうのは、多くの方が経験することです。検索を繰り返して不安になるより、次の項目で紹介するチェックポイントを一つずつ確認するほうが気持ちの整理にもつながります。
おりものが変化する
妊娠すると、女性ホルモンである「エストロゲン」の分泌が増加します。
その影響で、おりものの量が増えたり、状態が変化したりすることがあります。
色は乳白色で、水っぽくサラサラした状態になるのが一般的です。
子宮内を清潔に保ち、細菌などの侵入を防ぐための体の自然な働きといえます。
普段よりもおりものの量が増えたと感じる場合は、妊娠のサインの一つです。
ただし、強いかゆみや不快な臭いを伴う場合は、感染症の可能性もあるため注意しましょう。
少量の出血が続く
性行為後1〜2週間後(妊娠3〜4週)や生理予定日前後に、少量の出血が見られることがあります。
これは「着床出血」と呼ばれ、受精卵が子宮内膜に着床する際に起こる出血です。
色はピンク色や茶色で、出血量はごくわずか。期間も1〜3日程度で治まることが多く、通常の生理とは異なります。
着床出血を経験する人は全体の約10〜25%とされており、必ず起こるわけではありません。
出血量が多い場合や痛みが続く場合は、ほかの原因も考えられるため受診を検討してください。着床時期の症状全般については着床のサインに関する解説記事でも詳しく紹介しています。
胸に違和感がある
妊娠すると、女性ホルモンの分泌が活発になり、胸に変化が現れることがあります。
胸が張って痛みを感じたり、乳頭が敏感になったりする症状です。下着がこすれるだけでチクチクとした痛みを感じる人もいます。
これは、出産後の授乳に向けて乳腺が発達し始めるために起こる変化です。
PMSの症状としてもよく見られますが、妊娠超初期の場合はより強く症状を感じる傾向があります。
腹部に違和感がある
妊娠超初期には、下腹部に痛みや違和感を覚えることがあります。
生理痛のようなチクチクとした痛みや、お腹が引っ張られるような感覚が代表例です。受精卵の着床や、子宮が少しずつ大きくなる準備を始めたことが背景にあります。
基本的には一時的な症状で、安静にしていれば治まることがほとんどです。
ただし、我慢できないほどの強い痛みや、出血を伴う腹痛が続く場合は注意が必要です。気になる症状があれば、早めに医療機関へ相談してください。
熱っぽさが続く
妊娠すると、女性ホルモンの「プロゲステロン」の分泌が増え、基礎体温が高い状態が続きます。
これを「高温期」と呼び、通常は排卵後から生理が来るまでの約2週間続きます。
妊娠が成立すると、生理予定日を過ぎても高温期が継続します。
常に体がポカポカしたり、熱っぽさを感じたりするのはこのためです。
風邪の初期症状と似ていますが、咳や喉の痛みがないのが特徴。日ごろから基礎体温を測っていると、この変化に気づきやすくなります。
基礎体温と症状の関係について、Xでは妊活情報を発信する@belta_officialさんが「高温期が17日以上続く、においに敏感になる、生理より少量の出血がある、というのが妊娠寄りのサイン」と紹介していました。あくまで一つの目安ですが、高温期の継続日数はセルフチェックの手がかりになります。基礎体温の変化については厚生労働省研究班監修の女性の健康推進室でも詳しく解説されています。
食欲に変化が起こる
妊娠によるホルモンバランスの変化は、食欲にも影響を与えることがあります。
これまで好きだったものが急に食べられなくなったり、特定の食べ物ばかりを欲したりします。
嗅覚が敏感になり、炊き立てのご飯の匂いや香水の香りで気分が悪くなることも少なくありません。本格的なつわりが始まる前の兆候ともいわれています。
食欲が全くなくなる人もいれば、反対にお腹が空いて仕方がないと感じる人もおり、変化の出方は人それぞれです。無理せず、食べられるものを少しずつ口にしましょう。
疲れやすくなる
妊娠超初期には、多くの人が強い眠気や倦怠感を覚えます。
十分な睡眠をとっているはずなのに日中も眠かったり、体を動かすのが億劫になったりします。
体を休ませて妊娠を維持しようとする体の働きによるものです。
プロゲステロンというホルモンの催眠作用や、妊娠によるエネルギー代謝の活発化などが原因と考えられています。無理をせず、眠いときには短い時間でも昼寝をするなど、意識的に休息をとることが大切です。
便秘がちになる
妊娠すると、ホルモンの影響で便秘になりやすくなります。
とくに、妊娠の維持に欠かせないプロゲステロンには、腸の動きを鈍くする働きがあります。
便が腸内に留まる時間が長くなり、水分が吸収されすぎて硬くなってしまうためです。
大きくなり始めた子宮が腸を圧迫することも、便秘の原因の一つです。
妊娠超初期からこの症状に悩まされる人は少なくありません。こまめな水分補給や、食物繊維の多い食事を心がけましょう。

妊娠初期に分泌されるホルモン
妊娠初期の症状は、おもに3つの妊娠ホルモンの分泌が原因で起こります。
妊娠成立(着床)後、これらのホルモンが胎盤や乳腺を整え、胎児の成長を促しながら出産の準備を進めます。
hCGホルモン(ヒト絨毛ゴナドトロピン)
hCGホルモンは、妊娠した場合にのみ分泌される特殊なホルモンです。
受精卵が子宮内膜に着床すると、胎盤になる部分から分泌が始まります。
このホルモンの重要な役割は、妊娠を維持するために不可欠な黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌を促すことです。
市販の妊娠検査薬は、尿に含まれるhCGホルモンを検出して妊娠を判定します。分泌量は妊娠8〜10週頃にピークを迎え、つわりの原因の一つになるとも考えられています。
卵胞ホルモン(エストロゲン)
卵胞ホルモン(エストロゲン)は、女性らしい体つきを促進するホルモンとして知られています。
妊娠においては、子宮内膜を厚くして受精卵が着床しやすい状態に整える役割を担います。
妊娠成立後も分泌が続き、赤ちゃんが育ちやすいように子宮の環境を維持します。
出産後の授乳に備えて乳腺を発達させる働きも。このホルモンの急激な増加は、気分の浮き沈みや吐き気など、つわりの症状に関係しているともいわれています。
黄体ホルモン(プロゲステロン)
黄体ホルモン(プロゲステロン)は、妊娠の維持に中心的な役割を果たすホルモンです。
受精卵の着床に備えて子宮内膜を柔らかくし、妊娠後は赤ちゃんが育ちやすいように子宮の状態を安定させます。基礎体温を上昇させる働きがあるため、妊娠超初期の「熱っぽさ」はこのホルモンが原因です。
一方で、腸の動きを鈍らせて便秘を引き起こしたり、強い眠気を誘発したりもします。妊娠中のさまざまな不調は、このホルモンの作用が影響していることが多いです。
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妊娠超初期の段階で気をつけるべきこと
妊娠の可能性を感じたら、赤ちゃんの脳や心臓といった器官が作られ始めるこの時期にあわせて生活習慣を見直すことが大切です。
まだ妊娠に気づいていない人も多い時期だからこそ、早めの心がけが安心につながります。
ここでは、赤ちゃんの健やかな成長のために気をつけたい7つのポイントを紹介します。
- 喫煙をやめる
- 禁酒する
- カフェインを控える
- 激しい運動を控える
- 薬を服用する際は医師に相談する
- 性交渉を控える
- 感染症を発症しないように十分注意する
これらのポイントを押さえて、安心してマタニティライフの準備を始めましょう。
喫煙をやめる
タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は、血管を収縮させて血流を悪化させます。
その結果、お腹の赤ちゃんに十分な酸素や栄養が届かなくなり、発育に深刻な影響を及ぼす可能性があります。流産や早産、低出生体重児のリスクを高めることもあるため、妊娠が分かった時点ですぐに禁煙してください。パートナーが喫煙者の場合は、受動喫煙を避けるために協力してもらうことも大切です。
禁酒する
妊娠中のアルコール摂取は、お腹の赤ちゃんに「胎児性アルコール症候群」という先天性の疾患を引き起こす可能性があります。
知能障害や発育の遅れ、特有の顔つきなどの症状が特徴です。
妊娠中は、アルコールの分解に関わる胎盤の機能が未熟なため、摂取したアルコールが直接赤ちゃんに届いてしまいます。「少しだけなら大丈夫」という安全な摂取量は存在しないため、妊娠の可能性を感じた時点から完全に禁酒してください。
カフェインを控える
コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインは、過剰摂取で胎盤の血流を減少させ、赤ちゃんの成長に影響を与える可能性があります。
流産や低出生体重児のリスクを高めるともいわれ、1日のカフェイン摂取量は200mg程度(コーヒーなら1〜2杯)に抑えることが望ましいとされています。
カフェインはエナジードリンクやチョコレートにも含まれているため注意しましょう。カフェインレスやデカフェの飲み物を上手に活用してください。
激しい運動を控える
妊娠超初期は、まだ胎盤が完成しておらずデリケートな時期です。
ジョギングやジャンプを伴うスポーツ、お腹に力が入るような激しい運動は、直接流産の原因とはならないとされます。
しかし、子宮の収縮を招き、流産のリスクを高める可能性があるため、妊娠の可能性がある場合は習慣にしていた運動も一度見直しましょう。
ウォーキングやマタニティヨガ、スイミングなどの軽い運動は、気分転換や体重管理に効果的です。運動を始める前には、必ずかかりつけの医師に相談して許可を得てください。
薬を服用する際は医師に相談する
妊娠超初期は、赤ちゃんの重要な器官が形成される大切な時期です。
この時期に服用した薬の成分が、赤ちゃんの発育に影響を与えてしまう可能性があります。市販の風邪薬や鎮痛剤、サプリメントであっても、自己判断で服用するのはやめてください。
持病があって日常的に薬を飲んでいる場合はもちろん、頭痛などで薬を使いたい場合も、必ず事前に医師や薬剤師に相談しましょう。妊娠していること、またはその可能性を伝えたうえで、安全な薬を処方してもらってください。
性交渉を控える
妊娠超初期の性交渉が、直接流産につながるという明確な医学的根拠はありません。
しかし、子宮が収縮しやすいデリケートな時期であり、子宮への刺激は避けられないため慎重になることが大切です。着床出血のような出血や、腹痛がある場合はとくに控えましょう。
性交渉による感染症は、妊娠の経過に悪影響を及ぼすリスクもあります。感染症予防のためコンドームを使用することも大切です。心配なことがある場合はパートナーとよく話し合い、医師の指示に従ってください。
感染症を発症しないように十分注意する
妊娠中に特定の感染症にかかると、お腹の赤ちゃんに影響が出ることがあります。
とくに、風疹やトキソプラズマ、サイトメガロウイルスには注意が必要です。外出後の手洗いやうがいを徹底し、人混みを避けましょう。
トキソプラズマは生の肉や猫のフンから感染する可能性があります。肉は十分に加熱し、土いじりやペットの世話のあとは手を洗うことを心がけてください。
また、控えるべきことだけでなく「葉酸」の摂取を意識することも大切です。妊娠前から妊娠初期にかけて葉酸を十分に摂取することで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害という先天性異常のリスクを減らせると厚生労働省のe-ヘルスネットでも紹介されています。
妊娠超初期の高温期について
生理予定日を過ぎても高温期が続くかどうかが、妊娠の早期サインとして一番わかりやすい目安になります。
女性の基礎体温は、月経周期にあわせて「低温期」と「高温期」の2つの期間を繰り返します。
排卵が起こると、女性ホルモンの影響で体温が上がる「高温期」に入り、これが約2週間続いたあとに生理が来ると体温が下がり「低温期」に戻ります。
妊娠が成立した場合は、妊娠を維持するためのホルモン分泌が続くため、生理予定日を過ぎても高温期が継続します。
この状態が3週間以上続けば、妊娠の可能性が高いといえるでしょう。日ごろから基礎体温を記録しておくと、この変化に気づきやすくなります。
妊娠検査薬で妊娠セルフチェックを行う
妊娠超初期症状は個人差が大きく、生理前の症状と似ているため、体調の変化だけで妊娠を判断するのは困難です。もっとも確実なセルフチェック方法は、市販の妊娠検査薬を使用することです。
妊娠検査薬は、妊娠すると分泌されるhCGホルモンが尿中に含まれているかを調べます。正確な結果を得るための目安は、生理予定日の1週間後。この時期を待ってから使用してください。
Xでは、@nodokano_さんが「強い耳鳴りが続いていた頃、妊娠検査薬をやってみたら見えるか見えないかの境目のうっすら陽性だった」という体験を投稿していました。線が薄いと判定に迷いますが、少しでも反応が見えた場合は妊娠している可能性があります。私たちの外来でも「線が薄いのですが陽性ですか」というご質問を頻繁にいただきますが、色の濃さにかかわらず反応が出ていれば陽性として扱い、早めの受診をおすすめします。
検査薬で陽性のラインが出た場合は、なるべく早く産婦人科を受診しましょう。超音波検査で赤ちゃんの袋(胎嚢)を確認し、正常な妊娠かどうかを診断してもらう必要があります。
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妊娠超初期に関してよくある質問
妊娠したかもしれないと感じる時期は、期待とともに多くの疑問や不安が生まれるものです。
ささいな体調の変化にも敏感になり、さまざまな情報が気になる方も多いでしょう。
ここでは、とくに多くの方が疑問に思う6つの質問にお答えします。
- Q1.妊娠超初期症状がない方もいるの?
- Q2.妊娠超初期の段階で、胎児の姿はエコーで確認できるの?
- Q3.妊娠超初期と月経前の症状に違いはあるの?
- Q4.妊娠超初期に気をつけるべきことはなんですか?
- Q5.妊娠検査薬が陰性でも症状がある場合はどうすればいい?
- Q6.症状の検索がやめられません。どうすればいいですか?
疑問や不安を解消し、落ち着いて過ごすための参考にしてください。
Q1.妊娠超初期症状がない方もいるの?
はい、妊娠超初期症状が全くない方も珍しくありません。
症状の現れ方やその強さには大きな個人差があります。眠気や熱っぽさ、胸の張りといったサインをはっきりと感じる人もいれば、次の生理予定日まで普段と全く変わらずに過ごす人もいます。
症状がないからといって、妊娠が順調に進んでいないわけではないので心配は不要です。妊娠しているかどうかをもっとも正確に知る方法は、妊娠検査薬の使用と、その後の産婦人科での診察です。体調の変化だけに左右されず、適切な時期に確認しましょう。
Q2.妊娠超初期の段階で、胎児の姿はエコーで確認できるの?
いいえ、妊娠超初期(妊娠2〜3週)の段階では、まだエコー(超音波検査)で赤ちゃんの姿を確認できません。
一般的に、エコーで最初に確認できるのは、赤ちゃんが入っている袋である「胎嚢(たいのう)」です。これが確認できるのは、早くても妊娠5週頃です。
その後、妊娠6週頃になると、胎嚢の中にいる赤ちゃんの心拍が確認できます。この心拍が確認できた時点で、産婦人科ではじめて正常な妊娠が確定したと診断されます。
Q3.妊娠超初期と月経前の症状に違いはあるの?
| 比較項目 | 月経前症候群(PMS) | 妊娠超初期症状 |
| 基礎体温 | 生理が始まると下がる | 生理予定日を過ぎても「高温期」が続く |
| 出血 | 通常の生理が始まる | わずかな出血(着床出血)が1〜3日程度起こる場合がある |
| 眠気・だるさ | 生理開始とともに落ち着くことが多い | 常に強い眠気やだるさが続くことが多い |
| 胸の張り | 生理前に張り、生理が来ると治まる | チクチクとした痛みを伴い、張りが継続する |
妊娠超初期の症状と、生理前に起こる月経前症候群(PMS)の症状はよく似ています。
眠気やだるさ、胸の張り・腹痛、イライラなどはどちらでも起こりうる症状です。両方の時期で黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が増えることが原因です。
明確な違いをあげるなら、妊娠した場合にのみ起こる「着床出血」や、生理予定日を過ぎても「高温期」が続くことですが、これらも個人差があります。症状だけで見分けるのは難しいため、妊娠検査薬で確認することがもっとも確実です。
Q4.妊娠超初期に気をつけるべきことはなんですか?
妊娠超初期は、赤ちゃんの重要な器官が作られる大切な時期です。まずは、喫煙と飲酒をすぐにやめましょう。これらは、赤ちゃんの成長に深刻な影響を与える可能性があります。
カフェインの摂りすぎにも注意が必要です。普段飲んでいる薬がある場合は、自己判断で服用を続けず、必ず医師や薬剤師に相談してください。激しい運動は避け、バランスの取れた食事と十分な休息を心がけることが、ご本人と赤ちゃんの健康の第一歩です。感染症予防のため、手洗いなども徹底しましょう。あわせて「葉酸」の摂取も意識してください。
Q5.妊娠検査薬が陰性でも症状がある場合はどうすればいい?
検査時期が早すぎる可能性があります。hCGホルモンの分泌量は妊娠週数が進むにつれて増えるため、生理予定日より前に検査すると、実際は妊娠していても陰性になることがあります。
症状が続く場合は、数日後にもう一度検査するか、生理予定日から1週間以上経過してから再検査してください。それでも生理が来ず、体調の変化が続く場合は、検査薬の結果を待たずに産婦人科を受診しましょう。
Q6.症状の検索がやめられません。どうすればいいですか?
「もしかして妊娠かも」と感じる時期に、症状を何度も検索してしまうのはとても自然なことです。私たちの外来でも、同じ症状について繰り返しご相談を受けることは珍しくありません。
ただし、検索を続けても症状だけで妊娠を確定させることはできません。
気になったときは、画面の情報を追いかけるのではなく、生理予定日の1週間後を目安に妊娠検査薬を使い、結果が出たら早めに産婦人科を受診することが、不安を解消する一番の近道です。
妊娠が確定したらNIPT(新型出生前診断)
妊娠が確定した日から出産を迎えるまで、多くの方にとって一番気がかりなのは赤ちゃんの健康状態でしょう。とくに高齢妊娠の場合、胎児の染色体異常やそれにともなう流産リスクが上昇します。
NIPT(新型出生前診断)とは、母体血液のみで胎児の染色体異常による先天性疾患リスクの可能性を検出する検査です。妊娠6週0日より検査が可能で、これまでの出生前診断のように胎児へ直接的な侵襲(ダメージ)はほとんどないとされています。またNIPT(新型出生前診断)は、21トリソミー(ダウン症)の検出において感度・特異度は99.9%と非常に高精度な検査です。妊娠を実感し始めたばかりの時期に検査時期の目安を知っておきたい方は、NIPTを受けるべきタイミングもあわせてご確認ください。
まとめ
妊娠超初期症状はPMSと似ているため、症状だけで妊娠を判断するのは難しいのが実情です。気になる変化があれば、生理予定日の1週間後を目安に妊娠検査薬でセルフチェックし、陽性が出たら早めに産婦人科を受診しましょう。
ヒロクリニックNIPTでは染色体の単体検査から、すべての染色体異常リスクを検出する検査など、さまざまなNIPT(新型出生前診断)プランをご用意しております。その他、陽性の可能性を数値化したヒロクリニックNIPT独自の「陽性スコア」なども無料にて、ご提供をおこなっております。
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(ヒロクリニックでは、お客様の同意を得た上で臨床研究データとして活用しております。)
お母さんと赤ちゃんのためにNIPT検査で安心を
【参考文献】
- 一般社団法人日本生殖医学会 – Q1. 妊娠はどのように成立するのですか?
- 厚生労働省 e-ヘルスネット – 葉酸とサプリメント‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果
- 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(厚生労働省研究班監修) – 基礎体温
Q&A
よくある質問
妊娠超初期症状についてよくある質問をいくつかまとめました。参考にしてみてください。
-
Q着床出血とは何ですか?
着床した場合、高温期7日目の症状として着床出血が起こることがあります。着床出血とは少量の出血が1〜4日ほど続く状態のことで、生理と間違えやすい症状のため注意が必要です。
ただし、着床出血を自覚する人は25%以下といわれています。着床出血がないからといって「着床していない」ということではありません。 -
Q高温期がいつまで続いたら妊娠していると考えられますか?
通常、高温期は14日目まで続くとされます。高温期14日目が過ぎて生理が来ると再び低温期となりますが、高温期が14日目を過ぎても続き、微熱などの症状がある場合、妊娠している可能性があります。
しかし高温期14日目に微熱などの症状のない方が、その後の妊娠検査薬で陽性反応となるケースも少なくありません。高温期は人によって前後することもあるので、高温期14日目は目安と考えることが大切です。
また早期妊娠検査薬であれば、高温期12日目には検査が可能とされています。
日本皮膚科学会 皮膚科専門医/日本医師会 産業医/東京衛生検査所 指導監督医
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)
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日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。
参考文献
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