脳皮質異形成と他の脳奇形を伴う複合体6型(CDCBM6)

医師からCortical Dysplasia, Complex, with Other Brain Malformations 6という非常に長く、難解な診断名を告げられ、情報を求めてこのページにたどり着いたご家族の皆様へ。

この病気は、ZIC1という遺伝子の変化によって、大脳や小脳の形がうまく作られず、発達の遅れやてんかんなどの症状が現れる先天性の疾患です。生まれたばかりの赤ちゃん、あるいは乳幼児期のお子様に、日本語の定まった呼び方もまだ浸透していない診断が下ったのでしょう。計り知れないショックと不安の中にいらっしゃることと思います。

世界的に見ても報告数が少ない疾患であるため、日本語で書かれた詳しい情報はインターネット上でもほとんど見当たりません。

遺伝カウンセリングのご相談を伺う現場では、耳慣れない病名を告げられて言葉を失うご家族に、これまで何度も出会ってきました。医師であっても、小児神経や臨床遺伝の専門家でなければ詳しく知らないことも珍しくない疾患概念です。

この長い診断名を日本語に訳すと、脳皮質異形成と他の脳奇形を伴う複合体6型となります。医療現場や医学論文では、頭文字をとってCDCBM6(シー・ディー・シー・ビー・エム・シックス)と呼ばれることが一般的です。

脳奇形という言葉や6型という数字に圧倒されてしまうかもしれません。ただ、この数字は発見された順番や遺伝子の種類を区別するための番号であり、重症度を表すものではありません。原因が遺伝子にあると分かったことは、これからのケアプランを考えるための地図を手に入れたということでもあります。

💡 この記事でわかること

  • CDCBM6(ZIC1遺伝子変異)がどのような病気か、病名の意味
  • 脳の構造的特徴・神経症状・発達面でみられる主な症状
  • ZIC1遺伝子の役割と、症状が現れる仕組み
  • 診断に必要な検査と、似た病気との見分け方
  • てんかん・水頭症への対応や療育など治療の選択肢
  • 次のご妊娠を考えるときに知っておきたい相談先

概要:どのような病気か【結論】

脳皮質異形成と他の脳奇形を伴う複合体6型(CDCBM6)は、ZIC1遺伝子の変化により、大脳皮質(脳の表面)と小脳(バランスを司る部分)の形成に影響が出る、生まれつきの疾患です。まず、この長い病名を分解して理解していきましょう。

用語意味
脳皮質異形成神経細胞が脳表面に正しく移動・整列できず、しわの厚さや形が乱れた状態
他の脳奇形を伴う大脳皮質だけでなく、小脳や脳梁(左右の脳をつなぐ部分)にも構造的特徴がみられること
複合体複数の症状が組み合わさって現れる症候群であること
6型原因遺伝子ごとに割り振られた分類番号(ZIC1遺伝子変異によるものを指す)

つまりCDCBM6は、ZIC1遺伝子の変化により大脳や小脳の構造がうまく作られず、発達の遅れやてんかんなどの症状が現れる病気です。正確な発症頻度は明らかになっておらず、世界でも報告例は限られた希少疾患です。

なお、「CDCBM6」という呼び方は本記事のタイトルにも用いています。ただ、遺伝子診療の現場でこの疾患を調べる際は、ZIC1遺伝子とOMIM登録番号#618736が手がかりです。

国際的な医学データベース(OMIM)では、ZIC1遺伝子変異による脳構造異常はStructural Brain Anomalies with Impaired Intellectual Development and Craniosynostosis(BAIDCS、OMIM #618736)として登録されています。

一方、同じ「CDCBM6」という分類番号を用いた別の疾患単位(OMIM #615771)はTUBB遺伝子の変異が原因で、症状の一部は似ていても原因遺伝子は異なります。呼び方の揺れによる混同を避けるためにも、確定診断を受けた際はどちらの遺伝子が原因なのか、主治医に直接確認しておくと安心です。

主な症状

CDCBM6の症状は、脳の構造的特徴・神経学的症状・発達の遅れという3つの側面に大きく分けられます。お子さんによって症状の重さや出方は異なりますが、これまで報告されている代表的な特徴を見ていきましょう。

CDCBM6で構造的な変化がみられる主な部位(模式図) ① 大脳皮質 しわの厚さ・形の乱れ ② 脳梁 左右の脳をつなぐ部分の欠損・低形成 ③ 小脳 ダンディー・ウォーカー奇形など ※ 実際の症状の現れ方・程度には個人差があります
CDCBM6で変化がみられる主な脳の部位(模式図)

1. 脳の構造的な特徴(画像検査で見つかるもの)

MRI検査で分かる脳の形の特徴は、この病気を疑う決め手となる要素です。

  • ダンディー・ウォーカー奇形:小脳虫部(小脳の中央部分)が小さい、または欠けており、周囲に脳脊髄液がたまる嚢胞ができる状態。運動のバランスや協調運動に影響が出ることがあり、水頭症を合併しやすくなります。
  • 脳梁の欠損・低形成:左右の脳をつなぐ架け橋である脳梁が、薄い・部分的に欠けている・完全にないなど、程度は個人差があります。
  • 大脳皮質の形成異常:しわが少なく平坦に近い滑脳症のような状態や、しわが厚くなる多小脳回・厚脳回がみられます。
  • 脳室拡大:脳の中にある脳室という部屋が大きくなっていることがあります。

これらの所見が複数組み合わさって確認された段階で、遺伝子疾患が疑われる流れになります。

2. 神経学的な症状

脳の構造の変化に伴い、様々な神経症状が現れます。乳児期は体がふにゃふにゃとして柔らかい筋緊張低下が非常に多くみられ、抱っこした際にずっしりと重く感じたり、首すわりが遅れたりする原因になります。成長とともに、逆に手足が突っ張って硬くなる痙縮がみられるようになるケースもあります。

てんかん発作は多くの患者さんで認められ、発症時期は乳児期から幼児期と幅広いです。体の一部がピクつく発作、意識がぼんやりする発作、全身がガクガクする発作など、タイプは様々です。一つの薬で発作が止まらず、複数の薬を併用しても難治性てんかんとなることも珍しくありません。

頭の大きさが年齢平均より極端に小さい小頭症がみられることがある一方、水頭症を合併している場合は逆に大頭症となることもあり、個人差の大きい病気だといえるでしょう。

3. 発達と知能の症状

脳全体の形成に関わる病気であるため、発達への影響は避けられません。首すわり・お座り・ハイハイ・歩行といった運動発達は一般的なペースよりゆっくりで、歩行の獲得に長い時間を要するか、車椅子などの補助具が必要になる場合があります。

言葉の理解や発語にも遅れがみられ、重度の知的障害を伴うことが一般的です。言葉によるコミュニケーションが難しくても、表情や声のトーン、身振りで感情を伝えることは十分に可能です。

4. その他の身体症状

おでこが広い、耳の位置が低い、鼻が短いなど、いくつかの顔立ちの特徴が報告されていますが、個人差が大きく、一目でCDCBM6特有と分かるほどではありません。

近年の国際共同研究では、ZIC1遺伝子の変異により頭蓋骨の縫合部分が通常より早く癒合する頭蓋骨縫合早期癒合症(頭蓋骨早期癒合)を伴うケースが報告されています。

ただし2026年に発表されたGenetics in Medicineの研究では、30名の症例のうち縫合の癒合を伴わないケースも相当数含まれており、必ずしも全員に共通する特徴ではないとされています。頭の形について気になる点があれば、脳神経外科や形成外科での評価も選択肢の一つです。

脳の機能に関連して、見ているものをうまく処理できない皮質視覚障害や、難聴がみられることもあります。

原因

CDCBM6の原因は、第3番染色体(3q24)にあるZIC1という遺伝子の変化です。なぜ脳の形が変わったり発達が遅れたりするのか、その理由は脳の設計図である遺伝子の働きにあります。

ZIC1遺伝子の役割

ZIC1(ジック・ワン)は、ジンクフィンガータンパク質という種類のタンパク質を作るための設計図です。GeneCardsのデータベースによると、ZIC1は赤ちゃんが胎内で育つ初期段階において、脳と骨格の発達を統括する司令塔のような役割を果たしています。

具体的な役割は次の3つに整理できます。

働き内容
小脳の形成小脳が正しい形に作られるよう指令を出す
神経細胞の移動と配置大脳皮質の神経細胞が正しい場所に移動し、整列するよう調整する
骨格の形成頭蓋骨や背骨の形成に関わる

遺伝子の変化による影響

ZIC1遺伝子に変異が起きると、司令塔としての機能が失われたり、誤った指令が出たりします。すると小脳が十分に育たずダンディー・ウォーカー奇形になったり、神経細胞が途中で迷子になって脳のしわがうまく作れなかったりします。

家を建てることに例えるなら、設計図の重要なページが書き換わり、柱の位置がずれたり壁が作られなかったりするような状態です。その結果、脳の構造が変化し、様々な症状が引き起こされます。

なお、ZIC1遺伝子の変異による脳・骨格への影響は一様ではなく、変異の位置や種類によって現れ方に幅があることが分かっています。ZIC1遺伝子の変化には、脳の構造異常が中心となるタイプ(BAIDCS)、頭蓋骨の縫合異常が前面に出るタイプ(Craniosynostosis 6・OMIM #616602)が知られています。

さらに、ZIC1・ZIC4という隣接する2つの遺伝子がまとめて欠失することで生じるダンディー・ウォーカー症候群も関連疾患の一つです。同じ遺伝子が原因でも、変異の起き方によって症状の中心が変わる点は、遺伝性疾患を理解するうえで欠かせない視点でしょう。

遺伝について

多くのご家族が、親から遺伝したのか、妊娠中の生活に問題があったのかとご自身を責めてしまわれます。「なぜうちの子だけこのような病気になったのか」と涙ながらに尋ねられる場面に、遺伝カウンセリングの現場で何度も向き合ってきました。

しかしCDCBM6のほとんどのケースは、新生突然変異(de novo変異)によるものです。ご両親の遺伝子には異常がなく、精子や卵子が作られる過程、あるいは受精直後の細胞分裂の段階で、偶然ZIC1遺伝子に変化が起きたことを意味します。

ご両親 遺伝子の変化なし 精子・卵子の形成過程 または受精後の 細胞分裂の段階で 偶然、変化が発生 お子さん ZIC1遺伝子にのみ 変化がみられる ※ ご両親の行動や体質が原因ではありません(de novo変異)
de novo変異(新生突然変異)の仕組み(模式図)

つまり、ご両親のどちらかのせいで遺伝したわけではありません。妊娠中の食事、お薬、ストレス、環境が原因で起きるものでもありません。誰にでも起こりうる、生命の誕生における偶然の現象です。

de novo変異が原因である場合、次のご妊娠でこの病気が再発する可能性は一般的に低いとされています。ただし、ごく稀に片方の親の生殖細胞に変異が限局する「生殖細胞モザイク」というケースも報告されています。

次のご妊娠を考える際に再発リスクを正確に知りたい場合は、臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングで、ご家族の状況に応じた確率を確認してください。

母親に抱っこされて眠る新生児の赤ちゃん

診断と検査

診断は、症状の観察・画像検査・遺伝学的検査を組み合わせて行われます。MRIの所見だけで確定させることはできず、最終的には遺伝子検査が必要になります。

1. 画像検査(MRI)

CDCBM6を疑ううえで、MRI検査は最も重要な手がかりです。脳の断層写真から、次の特徴がないかを詳しく調べます。

確認項目チェックする内容
小脳の形ダンディー・ウォーカー奇形や小脳虫部低形成の有無
脳梁の有無や形欠損・低形成の程度
大脳皮質のしわ厚脳回・多小脳回などの有無
脳室の大きさ拡大の程度

2. 脳波検査

てんかん発作がある場合や、発作が疑われる動作がみられる場合に行われます。脳の電気活動を記録し、てんかん性の波(スパイク)が出ていないかを確認する、発作のタイプ特定と治療薬決定に欠かせない検査です。

3. 遺伝学的検査

確定診断には、血液を採取してDNAを調べる検査が必要です。MRIで特徴的な脳の形が見つかっても、それだけでCDCBM6と断定することはできません。TUBA1A・TUBB・TUBB2Aなど他の遺伝子でも似た脳の形になることがあるため、遺伝子ごとの違いを見極める必要があります。

TUBA1A関連の疾患については滑脳症3型(LIS3/TUBA1A関連滑脳症)で、TUBB2A関連の疾患については脳皮質異形成と他の脳奇形を伴う複合体5型(CDCBM5)で詳しく解説しています。

近年急速に普及してきた次世代シーケンサーを用いた全エクソーム解析(WES)や、脳奇形に関連する遺伝子パネル検査が行われることが一般的です。ZIC1遺伝子に変異があることが確認されれば、確定診断に至ります。

次のご妊娠に向けて、家族が今できること

今回のお子さんの診断そのものはNIPTで調べられる対象ではありませんが、次のご妊娠に向けた不安には遺伝カウンセリングという相談先があります。de novo変異による疾患だと分かっても、これから先どう向き合えばよいのか分からず、立ち尽くしてしまうご家族は少なくありません。

まず押さえておきたいのは、次の3点です。

状況考え方
再発リスクを具体的に知りたい臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングで、ご家族の変異タイプに応じた確率を確認する
次の妊娠で染色体の数的異常が心配21・18・13トリソミーなど染色体数的異常はNIPTでスクリーニング可能(ZIC1の変異自体は対象外)
同じ悩みを抱える家族とつながりたい難病情報センターや患者会などの相談窓口を活用する

ヒロクリニックNIPTでは、年齢制限や紹介状なしでNIPTを受けられ、産婦人科専門医・小児科専門医・臨床遺伝専門医が連携して遺伝カウンセリングを行っています。

今回のZIC1遺伝子の変異そのものを次回妊娠時のNIPTで検出することはできませんが、染色体数的異常への不安や、次の一歩をどう踏み出せばよいかという相談には対応できます。一人で抱え込まず、気になることがあればお問い合わせください。

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治療と管理

遺伝子の変化そのものを修復し脳の形を元に戻す根本的な治療法は、現時点で確立されていません。ただし、それぞれの症状への対症療法とサポート(療育)により、お子さんの苦痛を和らげ、生活の質(QOL)を高めることは十分に可能です。

1. てんかんの治療

てんかん発作をコントロールすることは、脳の発達を守るうえでも欠かせません。抗てんかん薬による治療が中心となり、発作のタイプに合わせてバルプロ酸、レベチラセタム、クロバザム、トピラマートなど様々な薬が試されます。

一つの薬で止まらない場合は複数を組み合わせ、難治性の場合はケトン食療法などの食事療法が検討されることもあります。

2. 水頭症の治療

ダンディー・ウォーカー奇形に伴って水頭症(脳室に水がたまりすぎて脳を圧迫する状態)が進行した場合は、脳神経外科的な手術が必要になることがあります。余分な脳脊髄液をお腹の中に流すシャント手術などにより、脳への圧迫が和らぎ、頭痛や吐き気などの症状改善につながります。

3. 発達支援と療育(リハビリテーション)

早期からの療育は、お子さんの成長と生活の安定にとって欠かせません。

  • 理学療法(PT):筋緊張低下や痙縮へのアプローチ、首すわり・お座りの練習、関節が硬くならないマッサージやストレッチを行います。座位保持装置や車椅子など福祉用具の選定でも専門的な助言が受けられます。
  • 作業療法(OT):手先の感覚を養い、遊びを通じて外界への興味を引き出します。食事や着替えの介助方法など、日常生活を整える工夫も学びます。
  • 言語聴覚療法(ST):言葉の理解やコミュニケーション方法を探ります。絵カードやスイッチ、視線入力装置で意思疎通ができるようになる例もあり、摂食嚥下の訓練もあわせて行います。

3つの療法は役割が異なるからこそ、組み合わせることでお子さんの「できること」を広げやすくなります。

4. 栄養と呼吸の管理

飲み込む力が弱く口から十分に栄養が摂れない場合は、鼻からのチューブや、お腹に小さな穴を開けて胃に直接栄養を入れる胃ろうで、十分な栄養を確保します。胃ろうは誤嚥のリスクを減らし、食事時間のストレス軽減にも役立つ手段です。

筋緊張が弱いと呼吸の力も弱くなりがちです。風邪をひいたときに痰が出しにくい、睡眠中に呼吸が浅くなるといった状態がみられる場合、吸引器の使用や在宅酸素療法で対応します。

よくある質問

CDCBM6・ZIC1遺伝子の変異について、ご家族から寄せられることの多い質問にお答えします。

Q1. CDCBM6は治りますか?
遺伝子の変化そのものを修復する根本的な治療法は、現時点で確立されていません。ただし、てんかんや水頭症への対症療法、療育によって、生活の質を高めることは可能です。

Q2. 次の子どもにも同じ病気が起こりますか?
ほとんどのケースはde novo変異(新生突然変異)によるもので、再発の可能性は一般的に低いとされています。正確な確率は臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングで確認してください。

Q3. CDCBM6とCDCBM5はどう違いますか?
どちらも複数の脳奇形を伴う症候群ですが、原因遺伝子が異なります。CDCBM6はZIC1遺伝子、CDCBM5はTUBB2A遺伝子の変異が原因です。

Q4. 妊娠中の私の行動が原因ではないかと不安です。
妊娠中の食事、薬、ストレス、生活環境が原因になることはありません。ほとんどが受精前後の偶然の変化によるもので、ご自身を責める必要はまったくありません。

Q5. MRIで似た所見が見つかりましたが、遺伝子検査は必須ですか?
必須です。TUBA1AやTUBBなど他の遺伝子でも似た脳の形になることがあるため、確定診断と今後の見通しの判断には遺伝子検査が欠かせません。

Q6. どの診療科に相談すればよいですか?
小児神経科を軸に、脳神経外科・遺伝診療科と連携する体制が一般的です。次のご妊娠についての相談は、産婦人科や遺伝カウンセリング外来が窓口になります。

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まとめ

脳皮質異形成と他の脳奇形を伴う複合体6型(CDCBM6)は、ZIC1遺伝子の変異により大脳・小脳の構造に変化が生じる先天性の疾患です。重要なポイントを振り返ります。

  • 病気の本質:ZIC1遺伝子の変異により、脳の形成段階で調整がうまくいかず、大脳や小脳の構造に変化が生じる疾患。
  • 主な特徴:ダンディー・ウォーカー奇形、脳梁欠損、大脳皮質の形成異常などの画像所見と、重度の発達遅滞・てんかん・筋緊張異常。
  • 治療の方針:てんかん発作のコントロール、水頭症への対応、リハビリテーションによる発達支援が中心。
  • 原因:多くは突然変異によるもので、親のせいではない。

医療的なケアだけでなく、お子さんの「できること」や「好きなこと」に目を向け、心地よい生活環境を整えることが、家族にとっての次の一歩になるはずです。次のご妊娠に関する不安や染色体異常の心配がある場合は、一人で抱え込まず、遺伝カウンセリングの窓口を頼ってください。


監修者
岡 博史(おか ひろし)/医療法人社団福美会 ヒロクリニック統括院長・ラボディレクター
慶應義塾大学医学部卒業。日本とアメリカの医師国家試験に合格し、臨床研修後2年で医学博士を取得。国内に約20人とされるラボディレクター資格を保有しています。産婦人科・小児科・臨床遺伝の専門医と連携し、遺伝カウンセリングを行う。著書『妊娠したら最初に読んで欲しい本』。

参考文献:OMIM #618736 Structural Brain Anomalies with Impaired Intellectual Development and CraniosynostosisOMIM #615771 Cortical Dysplasia, Complex, with Other Brain Malformations 6GeneCards: ZIC1 Gene小児慢性特定疾病情報センター:ダンディー・ウォーカー症候群Genetics in Medicine: Expanding the phenotypic spectrum associated with ZIC1 variants

医師監修 監修日:2026年1月16日
岡 博史 (医師・医学博士/ヒロクリニック統括院長)

日本皮膚科学会 皮膚科専門医/日本医師会 産業医/東京衛生検査所 指導監督医

この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

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