妊娠初期症状の見分け方とは?よくあるサインと妊娠の関係を解説【医師監修】

女性ホルモンとは

この記事では、妊娠初期症状の理由と具体例を解説します。症状が出たあとの対処法や、妊娠の可能性がある場合に控えるべきことまでまとめていますので、参考にしてください。

胎児の性別は
9週目でわかります

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妊娠初期症状は、早い人で妊娠3〜4週(生理予定日の前後)から現れます。代表的なのは、生理の遅れ・高温期の継続・眠気・吐き気(つわり)・胸の張り・においに敏感になるなどです。個人差が大きく、ほとんど症状がない人もいます。

主な症状特徴
生理の遅れ最も気づきやすいサイン
高温期の継続・微熱感基礎体温が下がらない
眠気・だるさホルモン変化による
吐き気・においに敏感つわりの始まり
胸の張り乳房が張る・痛む
症状だけでは確定できません。妊娠検査薬や受診で確認してください。

目次

この記事でわかること

  • 妊娠初期症状がなぜ起こるのか、その仕組みがわかります
  • 微熱・着床出血・ちくびの痛みなど、よくある症状を時期ごとに整理できます
  • 症状が消えたときや出血があるとき、受診すべきサインの見分け方がわかります
  • 妊娠の可能性に気づいてから、まず何をすればよいかがわかります

妊娠の可能性がある時期に微熱やだるさ、気分の落ち込みを感じると、期待と不安が入り混じるものです。その変化が妊娠によるものかどうか、自分で見分けるのは簡単ではありません。この記事では、妊娠初期症状が起こる理由から症状の具体例、受診の目安までをやさしく解説します。

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胎児の性別は10週目でわかる

妊娠初期症状とは

妊娠初期症状とは、受精後1〜2週間から生理予定日前後にかけて現れる体と心の変化のことです。

受精卵が子宮内膜に着床し、ホルモン分泌が変わることで始まります。

もっとも早いサインは、受精後5〜12日の着床期に現れる着床出血や、基礎体温の高温期が続くことです。その後、生理予定日前後から本格的な症状が出てきます。

多くの妊婦さんが何らかの変化を経験しますが、種類も程度も個人差が大きいものです。吐き気やつわりは妊娠6週頃から始まり、8〜12週頃にピークを迎える方が多くいらっしゃいます。

私たちヒロクリニックの外来でも、「生理前の不調と妊娠初期症状の区別がつかない」というご相談を毎日のように伺います。実際にXでも @nnn_nontan さんが「PMSと思っていたら妊娠初期症状だった」と投稿していました。見分けにくいのは、あなただけではありません。

「つわり」の期間に関する調査 ※対象:全国20〜80歳以上の女性293名
妊娠4〜5週 6.8%
妊娠6〜7週 9.9%
妊娠7〜8週 9.9%
妊娠8〜9週 13.3%
妊娠9〜10週 11.3%
妊娠10〜11週 9.6%
妊娠11〜12週 10.2%
妊娠12週以上 29.0%

参考資料:日刊工業新聞【赤ちゃんの部屋調べ】2018年8月ゼネラルリサーチ調べ

妊娠初期症状が起きる理由

妊娠初期症状が起こる主な理由は、ホルモンバランスの急激な変化にあります。

妊娠すると、赤ちゃんを育て妊娠を維持するために女性ホルモンが活発に分泌されます。とくに深くかかわるのが「hCG」「エストロゲン」「プロゲステロン」の3つです。

ホルモン 体に現れる主な変化
hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン) 妊娠検査薬の陽性反応のもと。吐き気などつわりの原因と考えられています
エストロゲン 子宮内膜を厚くし、乳房の張りやおりものの変化に影響します
プロゲステロン 基礎体温を上げ、眠気・だるさ・便秘を招きやすくします

これらのホルモンが互いに作用し合い、心身にさまざまな変化が現れます。同じ妊婦さんでも、日によって症状の強さが違うのはこのためです。

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PMSと妊娠初期症状の違いとは?妊娠初期の過ごし方【医師監修】
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妊娠初期にちくび(乳頭)が痛い・ヒリヒリするのはいつからいつまで?

ちくびの痛みは、早い方で妊娠3〜4週頃から始まり、妊娠中期に入る頃に落ち着くのが一般的な目安です。

妊娠初期や超初期に「ちくびがチクチク痛む」「下着が擦れてヒリヒリする」といった違和感を覚える妊婦さんは、とても多くいらっしゃいます。

痛みが始まる時期と終わる時期の目安

乳頭の痛みや不快感は、早い方では着床直後(妊娠超初期にあたる妊娠3〜4週頃)から現れ始めます。

一般的には妊娠5〜6週頃にかけて痛みが徐々に強まり、ピークを迎えるケースが多く見られます。その後、胎盤の完成に向かってホルモンが安定してくる妊娠中期(16週以降)には、自然と和らいでいくのが通常の経過です。

ただし、出方や期間には個人差があります。なかには出産直前まで痛みが続く方もいらっしゃいます。

片方だけ痛い、ちくびが立つ・大きくなるのも初期症状?

「片方だけ異様に痛む」「ちくびが立ったままになる」「大きく黒ずんできた」といった変化も、多くは妊娠に伴う正常なサインです。

妊娠が成立すると、乳腺を発達させるためにエストロゲンとプロゲステロンが急増します。乳房内の血流が増え、神経が過敏になるため、次のような変化が起こります。

変化 起こる理由
片方だけの痛み 乳腺の発達スピードや神経の過敏さに左右差があるため、片側に偏ることがあります
ちくびが立つ・大きくなる 授乳の準備として乳頭組織が敏感になり、ボリュームが増します
色が濃くなる(黒ずむ) メラニン色素が活性化することで起こる自然な現象です

実際にXでも @ahamoedo さんが、高温期に「乳首が異常に尖って痛い」と具体的な体験を投稿していました。生理前には胸が張らないのに、妊娠初期だけ強く出たという声もあります。

掲示板や知恵袋で「異常ではないか」と一人で悩む声も見かけますが、体が母親になる準備を進めている証拠です。痛みがつらいときは、ワイヤーレスのマタニティブラや綿・シルク素材の下着で刺激を減らして過ごしてみてください。

妊娠初期にちくびの痛みがなくなったら流産の兆候?

結論として、ちくびの痛みや胸の張りが消えただけで、すぐに流産に直結するわけではありません

妊娠初期に感じていた痛みや張りが、ある日すっと消えることがあります。「赤ちゃんに何かあったのでは」と、一気に不安が押し寄せる妊婦さんも少なくありません。

痛みが消えることと流産の関係

妊娠初期の体調変化やつわりは、日によって波があるのが自然です。昨日まで強く痛んだのに今日は気にならない、ということも珍しくありません。

週数が進むにつれて体がホルモン変化に慣れ、徐々に痛みが和らぐ経過もあります。つわりが軽くなった=流産のサイン、という思い込みは正しくありません

Xでも妊活・不妊治療に寄り添う @ninkatu_nyanko さんが「つわりが急になくなった=流産のサインではない。妊娠初期の症状は人によって読めないもの」と発信していました。私たちの外来でも、順調に育っていても症状が軽くなる方はたくさんいらっしゃいます。

胎嚢確認を控えて「症状が消えていくのが心配」と投稿していた @hanaztca さんのように、変化のたびにドキッとするのは自然な気持ちです。症状の有無だけで自己判断せず、次の健診で確認していきましょう。

本当に注意すべき初期流産のサイン

注意したいのは痛みの消失そのものより、出血や強い腹痛を伴うかどうかです。妊娠12週未満の早期流産は、多くが赤ちゃんの染色体によるもので、妊婦さんの行動とは関係なく一定の確率で起こります。

出血が続いている:茶色いおりもの程度ではなく、生理のような赤い鮮血がある、または量が増えている。

激しい腹痛がある:お腹が強く絞られるように続く、下腹部に激痛が走る、痛みが強くなる。

血の塊のようなものが出た:出血とともに塊や組織のようなものが出た。

こうした持続する強い腹痛やはっきりとした出血を伴うときは、かかりつけの産婦人科にすぐ連絡して診察を受けてください。逆に、ただ「ちくびの痛みが消えた」だけであれば、次の健診までリラックスして様子を見て大丈夫です。

着床出血との見分けが不安なときは、着床のサイン・着床出血の見分け方もあわせて確認してみてください。

妊娠初期症状の例

妊娠初期には、微熱・出血・つわりなど10種類ほどの代表的な症状が現れ、その時期や程度は人によって大きく異なります。

ここでは、次の10個の症状を一つずつ解説します。単独で出ることも、複数が重なることもあります。

  • 微熱が出る
  • 少量の出血がある
  • おりものが変化する
  • 腹痛・下腹部痛が起こる
  • 乳房に違和感がある
  • 吐き気・めまいがある
  • 食欲が変化する
  • イライラ・不安感がある
  • 頻尿・便秘になる
  • 生理が来ない

微熱が出る

妊娠するとプロゲステロンの分泌が増え、基礎体温の高い状態が続きます。具体的には、高温期が3週間以上続くのが特徴です。

体がポカポカしたり、熱っぽく感じたりします。風邪の初期と似ていますが、妊娠初期は咳・喉の痛み・鼻水を伴わないことが多いです。

生理前も体温は上がりますが、生理が来れば下がります。生理予定日を過ぎても微熱が続くなら、妊娠の可能性が考えられます。日頃から基礎体温を測っておくと、こうした変化に気づきやすくなります。

>>関連記事はこちら「PMSと妊娠初期症状の違いとは?妊娠初期の過ごし方【医師監修】」

少量の出血がある

生理予定日の前後に、下着に付く程度のわずかな出血が見られることがあります。これは「着床出血」と呼ばれ、受精卵が子宮内膜に着床する際に起こります。

すべての妊婦さんに起こるわけではなく、妊娠した人の約4人に1人が経験するといわれています。色はピンクや茶色っぽく、1〜3日程度で自然に止まるのが一般的です。生理との違いは、量が少なく期間が短い点にあります。

ただし、着床出血と思っても子宮外妊娠などが原因のこともゼロではありません。出血が続いたり痛みが強かったりする場合は、早めに産婦人科を受診してください。

おりものが変化する

妊娠するとエストロゲンが増え、おりものに変化が現れます。量は普段より増える傾向で、色は白・透明・クリーム色、水っぽくサラサラになることが多いです。

腟内を清潔に保ち、細菌の侵入を防ぐ自然な働きなので心配はいりません。生理前は粘り気が強くなりやすいのに対し、妊娠初期は量が増えて水っぽくなる違いがあります。

ニオイ 生臭い・酸っぱいニオイ
状態 水っぽい・卵の白身のようなトロンとした形状
生理予定日を過ぎても、生理予定日前のおりものの量と変わらない、もしくは増える

ただし、黄緑色や強い悪臭・かゆみを伴うときは感染症の可能性も考えられます。気になる変化があれば医師に相談してください。

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腹痛・下腹部痛が起こる

妊娠初期には、下腹部に生理痛のような痛みを感じることがあります。子宮が少しずつ大きくなり、周辺の血流が増えることが原因です。

「チクチクする」「引っ張られる感じ」「ズーンと重い感じ」と表現されることが多く、多くは一時的で安静にすれば治まります。

ただし、我慢できない強い痛みや出血を伴う激しい腹痛は注意が必要です。子宮外妊娠や流産の兆候の可能性もあるため、その際はすぐに医療機関を受診してください。

乳房に違和感がある

乳房の張りや痛みも、多くの方が経験する妊娠初期症状の一つです。エストロゲンとプロゲステロンが増え、授乳に向けて乳腺が発達し始めるために起こります。

生理前の張りと似ていますが、妊娠初期のほうが強く、長く続く傾向です。胸全体が張って大きくなる、乳首が下着に触れるだけで痛む、乳輪の色が濃くなる、といった変化。

体が赤ちゃんを迎える準備を始めたサインです。締め付けの少ない下着に変えるなど、快適に過ごせる工夫を取り入れてください。

吐き気・めまいがある

吐き気は、妊娠初期症状の代表格「つわり」の主な症状です。早い人では妊娠6週頃から始まり、多くは8〜12週頃にピークを迎えます。

原因は完全には解明されていませんが、hCGやGDF15、自律神経の乱れが関係すると考えられています。空腹時に気持ち悪くなる「食べづわり」、においで気分が悪くなる「においづわり」など、現れ方はさまざまです。

ホルモンの影響で血圧が変動しやすく、立ちくらみやめまいが起こることもあります。急に立ち上がらず、ゆっくり行動してください。つわりの乗り切り方はつわりの原因と対処法の記事でも詳しく紹介しています。

食欲が変化する

つわりの影響で、食欲が大きく変わることも珍しくありません。好きだったものが急に食べられなくなったり、特定の食べ物ばかり欲しくなったりします。

「脂っこいものがダメになった」「酸っぱいものが欲しくなる」といった声がよく聞かれます。ホルモン変化やにおいへの敏感さが原因です。

無理に食べず、食べられるものを少しずつ口にしてください。妊娠初期の赤ちゃんはまだ小さいので、過度に心配せず、水分補給だけは忘れないようにしましょう。

イライラ・不安感がある

妊娠初期はホルモンが目まぐるしく変化するため、精神的にも不安定になりやすい時期です。理由もなくイライラしたり、ささいなことで涙が出たりします。

生理前(PMS)とよく似ていますが、妊娠している場合はこうした状態が長く続く傾向です。急な変化に心が追いついていないだけで、決しておかしいことではありません。

心と体が大きく変わる時期です。意識的にリラックスする時間をつくり、無理をせず過ごしてください。

頻尿・便秘になる

妊娠すると、トイレが近くなる「頻尿」や、お通じが悪くなる「便秘」に悩まされることがあります。

頻尿は、大きくなり始めた子宮が膀胱を圧迫し、腎臓の血流が増えて尿量が増えるために起こります。便秘は、プロゲステロンが腸の動きを鈍くさせるために起こりやすくなります。

どちらも多くの妊婦さんが経験するものです。我慢せずこまめにトイレへ行き、水分や食物繊維を意識して摂るなど、生活の中で工夫して対処してください。

>>関連記事はこちら「妊娠超初期症状はいつから?セルフチェック法とは【医師監修】」

生理が来ない

規則的だった生理が予定日を過ぎても来ないのは、妊娠の可能性を示すもっとも分かりやすいサインです。周期が安定している方なら、1週間以上の遅れは妊娠を考えるきっかけになります。

ただし、遅れはストレスや疲労、生活習慣の乱れでも起こります。「生理が来ない=妊娠確定」ではありません。ほかの初期症状もいくつか当てはまるなら、市販の妊娠検査薬を使ってみてください。

妊娠に気付いた初期症状に関する調査 ※対象:20〜80歳以上の女性374名

1位 微熱(高温期)になった 32.1%
2位 ニオイがダメになった 27.8%
3位 眠気 26.7%
4位 胃痛・胸やけ 23.5%
5位 乳房・乳首に違和感 22.7%
6位 風邪みたいな症状 15.5%
7位 おりものが変わった 13.6%
8位 生理前(PMS)みたいに不安定になった 9.4%
9位 腹痛 8.6%
10位 腰痛 7.8%
11位 便秘・下痢 7.5%
12位 頻尿 6.4%
13位 唾液が多くなった 2.1%
14位 その他 15%

参考資料:日刊工業新聞【赤ちゃんの部屋調べ】2018年8月ゼネラルリサーチ調べ

妊娠初期のデリケートな期間を少しでも心地よく過ごすために

妊娠初期の不安は一人で抱え込まず、正しい情報と専門家の力を借りて過ごすことが、心穏やかな毎日につながります。

妊娠初期や超初期は、ちくびの痛みやつわりなど急激な変化に心も体も追いつかず、些細な体調の揺れで「赤ちゃんは大丈夫かな」と不安になりやすい時期です。ネットを検索するほど、かえって不安が募る妊婦さんも少なくありません。

早期に安心を得るための「NIPT(新型出生前診断)」という選択肢

NIPT(新型出生前診断)は、お母さんの腕からの採血のみで、赤ちゃんの染色体のリスクを調べられる検査です。

従来の検査と異なり、妊娠10週0日という早い時期から受けられ、母体にも赤ちゃんにも負担が少ないのが特徴です。「元気に育っているか早く知りたい」「染色体異常のリスクが心配」という妊婦さんに選ばれています。

ヒロクリニックNIPTが選ばれる理由

ヒロクリニックNIPTは、国内の検査機関(東京衛生検査所)で最短2〜5日のスピード報告を実現し、長く待つ不安をやわらげます。

項目 ヒロクリニックNIPTの体制
検査実績 NIPTy検査 75,000件以上、利用者満足度98.8%
精度 全項目で感度99.9%以上、結果報告率99.98%
受検条件 年齢制限なし・紹介状不要、心拍確認後の早期から受検可能
サポート 陽性時は最大20万円の羊水検査費用補助、専門医による遺伝カウンセリング

体調変化による不安は、一人で抱え込まずに専門の医療機関へ相談してください。検査の時期についてはNIPTはいつまで受けられるかの記事もご覧ください。

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妊娠初期症状が出たらどうするべき?

妊娠初期のような症状を感じたら、まず市販の妊娠検査薬で確認し、陽性なら産婦人科を受診してください。

検査薬を使うタイミングは、一般的に「生理予定日の1週間後」からが推奨されます。早すぎるとホルモン量が足りず、妊娠していても陰性になることがあるためです。

陽性が出たら産婦人科を受診してください。ただし早く行きすぎると胎嚢(たいのう)が確認できず、正常な妊娠かどうかの判断が難しいことがあります。

心拍が確認でき、子宮外妊娠などの異常を診断しやすい妊娠5週後半〜6週頃の受診が一つの目安です。その後の健診の流れは妊婦健診スケジュールの記事でも確認できます。まずは落ち着いて、適切な手順で行動してください。

妊娠初期症状が出たときに控えるべきこと

妊娠の可能性があるときは、性行為・飲酒喫煙・激しい運動・カフェイン・自己判断の服薬の5つに気をつけてください。

妊娠初期は、赤ちゃんの脳や心臓など重要な器官が作られるデリケートな時期です。体に負担をかける行動は、できるだけ避けて過ごしてください。

性行為

妊娠初期は子宮の状態が不安定なため、性行為は控えるのが望ましい時期です。とくに出血・お腹の張り・痛みがあるときは避けてください。

刺激が子宮収縮を促し、流産につながる可能性もゼロではありません。妊娠がはっきりしない段階でも、念のため控えておくと安心です。経過が順調で安定期に入ってから再開する場合も、必ず医師に相談し、許可を得てからにしてください。

アルコールや喫煙

妊娠中のアルコールは、胎児の発育に影響する「胎児性アルコール症候群」の原因となり得ます。喫煙も低体重・早産流産のリスクを高めます。

これらの影響は妊娠のどの時期にも起こり得ます。妊娠に気づいた時点で、すぐに禁酒・禁煙してください。「少しだけなら大丈夫」という安全な量はありません。

副流煙による受動喫煙も赤ちゃんに影響します。ご自身だけでなく、パートナーや周囲の協力も欠かせません。

激しい運動

運動習慣がある方も、妊娠の可能性がある時期は、体に強い負荷がかかる激しい運動は避けてください。長距離のジョギング、激しいエアロビクス、重い器具を使う筋トレなどが該当します。

転倒で腹部を打つリスクがあり、息が上がる運動は子宮収縮を招く可能性も指摘されています。リフレッシュしたいときは、ウォーキングやストレッチ、マタニティヨガなど負担の少ないものに切り替えてください。

カフェインの過剰摂取

妊娠中のカフェインは、1日200mg以下(コーヒー約2杯分)に抑えることが推奨されています。過剰摂取は低出生体重児のリスクを高める可能性があります。

カフェインはコーヒーだけでなく、紅茶・緑茶・ウーロン茶・エナジードリンク・チョコレートにも含まれます。カフェインレスコーヒーやノンカフェインの麦茶などで代用してください。

ただし、ハーブティーの中には妊娠中に避けたいものもあります。選ぶ際は成分を確認してください。

自己判断での薬の服用

妊娠初期は赤ちゃんの器官が形成される大切な時期です。薬の成分が影響する可能性があるため、自己判断での市販薬の服用はやめてください。

普段の頭痛薬・風邪薬・胃薬でも、妊娠中は安全でない成分を含む場合があります。持病で日常的に服薬している方も、妊娠の可能性が分かったらすぐに医師や産婦人科医に相談し、指示を仰いでください。

妊娠中でも使える薬を処方してもらうなど、適切な対応が必要です。つらい症状があるときも、まずは医師に相談してください。

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妊娠初期症状に関するよくある質問

ここでは、妊娠初期〜中期の妊婦さんからとくに多く寄せられる6つの疑問に、Q&A形式でお答えします。

性行為1週間後に体調が悪いのは妊娠初期症状?

性行為から1週間後の体調不良は、医学的には妊娠初期症状とは考えにくいです。受精から着床まで約7〜10日かかり、着床後にhCGが分泌され始めるためです。

この時期の不調は、排卵期のホルモン変化やストレス、疲労、風邪などが原因の可能性が高いです。もっとも早い着床出血や着床痛でも、性行為から10〜14日後に起こります。妊娠を確かめるには、生理予定日の1週間後に検査薬を使ってください。

妊娠初期症状がないことはある?

はい、初期症状がまったくない、あるいはほとんど感じないケースも珍しくありません。つらい症状に悩む人もいれば、自覚のないまま中期を迎える人もいます。

症状の有無や強さが、妊娠の経過や赤ちゃんの健康に直接関係するわけではありません。「症状がないから大丈夫だろうか」と不安に思う必要はありません。もっとも確実なサインは「生理が来ないこと」です。遅れているなら検査薬で確認してください。

想像妊娠(思い込み妊娠)で妊娠初期症状と似た症状が起こる?

はい、起こることがあります。想像妊娠とは、実際には妊娠していないのに妊娠したと思い込み、体に似た症状が現れる状態です。

妊娠を強く望む気持ちや強い不安が、自律神経やホルモンに影響するのが原因とされます。吐き気・乳房の張り・腹部の膨満感、生理が止まることもあり、見分けは困難です。ただし想像妊娠ではhCGが分泌されないため、検査薬で区別できます。

妊娠初期症状はいつからいつまで続きますか?

早い方は着床期の妊娠3〜4週頃から始まり、つわりは妊娠12〜16週頃に落ち着く方が多いです。時期には大きな個人差があります。

症状が長引く場合でも、多くは安定期に向けてやわらいでいきます。水分が摂れないほど吐く、体重が大きく減るといったときは、早めに産婦人科を受診してください。

PMS(生理前症状)と妊娠初期症状はどう見分けますか?

体感だけで確実に見分けるのは難しく、最終的には妊娠検査薬での確認が必要です。多くの方が「どちらか分からない」と感じます。

目安として、高温期が3週間以上続く、生理予定日を過ぎても微熱が下がらない、といった場合は妊娠の可能性が高まります。@nnn_nontan さんのように「PMSと思っていたら妊娠だった」という声も多くあります。迷ったら、生理予定日の1週間後に検査薬で確認してください。

つわりが急になくなったら流産のサインですか?

つわりが軽くなっただけで、すぐ流産とは限りません。妊娠初期の症状は日によって波があり、順調でも軽くなることがあります。

注意したいのは、生理のような鮮血の出血や、強く続く腹痛を伴うときです。そうしたサインがあれば、かかりつけの産婦人科に連絡して診察を受けてください。症状の変化だけで思い悩まず、次の健診で確認していきましょう。

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まとめ

妊娠初期は、症状の有無や強さに一喜一憂しすぎず、気になるサインがあれば受診することが、安心して過ごすための基本です。

微熱・着床出血・ちくびの痛み・つわりなど、妊娠初期の変化は種類も程度も人それぞれです。症状が軽くても心配しすぎず、鮮血の出血や強い腹痛など気になるサインがあれば、早めに産婦人科へ相談してください。

ヒロクリニックNIPTでは、妊婦さんの気持ちに寄り添う出生前診断を提供しています。75,000件を超える国内検査実績に基づき、基本的な染色体検査から詳細な検査までご希望に応じて選べます。

万が一、結果が陽性だった場合も、最大20万円の羊水検査費用補助など手厚いサポートを整えています。産婦人科・小児科・臨床遺伝の専門医が連携しておりますので、検査への疑問や不安があれば、まずは一度ご相談ください。

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監修・著者:岡 博史(おか ひろし)

医療法人社団福美会 ヒロクリニック統括院長/Labo Director(ラボディレクター)。慶應義塾大学医学部卒業後、日本とアメリカの医師国家試験に合格。臨床研修後2年で医学博士を取得。日本に約20人しかいないラボディレクター資格を保有し、て世界最高峰のNIPT提供を目指しています。著書『妊娠したら最初に読んで欲しい本』ほか、メディア出演多数。

出生前診断NIPT)について相談したい方は、ヒロクリニックNIPTの無料カウンセリングをご利用ください。国内検査・産婦人科医対応で、妊娠10週ごろから受けられます。

この記事では、妊娠初期症状の理由と具体例を解説します。症状が出たあとの対処法や、妊娠の可能性がある場合に控えるべきことまでまとめていますので、参考にしてください。

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医師監修 監修日:2020年2月28日
岡 博史 (医師・医学博士/ヒロクリニック統括院長)

日本皮膚科学会 皮膚科専門医/日本医師会 産業医/東京衛生検査所 指導監督医

この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

医師監修 監修日:2020年2月28日
花澤 司 (医師/ヒロクリニック大宮駅前院 院長)

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)

この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

医師監修 監修日:2020年2月28日
陽川 英仁 (医師・医学博士/ヒロクリニック大阪駅前院 院長)

日本産科婦人科学会 産婦人科専門医/産婦人科(NIPT・出生前診断)

この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

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