1. ターナー症候群とは?
ターナー症候群(Turner syndrome)は、女性にのみ発生する性染色体の異常による先天性疾患です。主にX染色体の全体または一部が欠損していることが原因です。
| 項目 | 内容 |
| 原因 | X染色体の全体欠失(45,X)または部分欠失、モザイク型(45,X/46,XXなど) |
| 発生頻度 | 女児出生約2,500人に1人→2000人に一人 |
| 性別 | 女性のみ |
| 遺伝形式 | 多くは偶発的な染色体異常(遺伝はしません)ターナー症候群は、精子や卵子の形成時または受精後の初期細胞分裂過程で起きるX染色体の欠失が原因です。 そのため、母親の年齢にかかわらず発生する確率はほぼ一定と考えられています。 |
出生後診断:染色体検査(核型分析)による確定診断
| 対象 | 方法 |
| 成長障害 | 成長ホルモンの補充療法(小児期から) |
| 第二次性徴の誘導 | エストロゲン補充療法(10〜14歳頃に開始) |
| 不妊 | 基本的に妊娠は困難(卵子提供による体外受精が検討されることも) |
| 合併症対応 | 心・腎・耳など、定期的な検査と管理が必要 |
2. 対症療法・予防
| 成長障害 | 成長ホルモンの補充療法(小児期から) |
| 第二次性徴の誘導 | エストロゲン補充療法(10〜14歳頃に開始) |
| 不妊 | 基本的に妊娠は困難(卵子提供による体外受精が検討されることも) |
| 合併症対応 | 心・腎・耳など、定期的な検査と管理が必要 成長ホルモン補充療法の概要(ターナー症候群の場合)項目内容使用する薬ヒト成長ホルモン(r-hGH:遺伝子組換え製剤)投与方法皮下注射(毎日または週数回、自宅で)開始時期通常は4〜6歳頃から(診断・低身長が確認された時点で)投与期間思春期が始まるまで+エストロゲン治療と併用してしばらく投与量体重や成長速度に応じて医師が調整目標成人時の身長を改善(平均+5〜10cm程度) |
X染色体の不活化は「完全」ではなく、
一部の遺伝子は「不活化されずに両方から発現」しています。
そのため、Xが1本しかないターナー症候群では、そうした「逃れる遺伝子」が不足し、症状が出るのです。
45,Xでは片方しかない → 低身長に。
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