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不妊治療の成功率を知る

不妊治療を検討するうえで、成功率の目安を知ることは重要な判断材料になります。 成功率は年齢や不妊の原因、選択する治療法によって大きく異なり、特に年齢は妊娠確率に強く影響します。 そのため、治療を始める時期や方法を考える際には、現実的な数値を理解しておくことが欠かせません。 また、体外受精や顕微授精、凍結胚移植などにはそれぞれ特徴があり、状況に応じた選択が求められます。 ここでは、不妊治療の成功率の考え方と、治療法による違いについて整理して解説します。
不妊治療の成功率はどのくらい?
妊娠確率は、年齢が若いほど成功率は高く、40歳を超えると低下する傾向があります。 そのため、「自分の場合はどうなのか」と不安を感じる方も少なくありません。 ただし、成功率は個人差が大きく、治療を重ねることで妊娠に至るケースも多く見られます。 実際に、JSOGのART集計(2023年)では、妊娠率は年齢で大きく異なり、指標(胚移植あたり/治療あたり)でも変わります。 自分の年齢層・治療法・施設の指標で確認しましょう。 現実的な見通しを持ち、医師と相談しながら計画的に進めることが大切です。
体外受精と顕微授精の選択が影響する
体外受精と顕微授精は、不妊治療の中でも代表的な高度生殖医療です。 体外受精は卵子と精子を体外で受精させる方法で、幅広いケースに用いられます。 一方、顕微授精は精子を直接卵子に注入する技術で、精子の数や運動率が低い場合に適しています。 どちらを選択するかは、不妊の原因や検査結果によって判断されます。 治療法ごとに特性や適応が異なるため、成功率だけでなく身体的・心理的負担も考慮することが重要です。 自分たちの状況に合った方法を選ぶことが、妊娠成功につながりやすくなります。
凍結胚移植のメリットとは
凍結胚移植は、受精卵を凍結保存し、適切な時期に移植する方法です。 子宮内膜の状態が整ったタイミングで移植できるため、妊娠しやすい環境を整えやすい点が特徴です。 また、採卵を繰り返す必要がなく、身体への負担を軽減できるメリットもあります。 1回の採卵で複数回の移植が可能となり、治療の選択肢が広がるでしょう。 将来の妊娠計画にも柔軟に対応できることから、多くの医療機関で活用されています。 以上のことから、効率的に治療を進めたい方にとって有効な方法といえるでしょう。
年齢と妊娠確率の関係

不妊治療の妊娠確率を考えるうえで、年齢は避けて通れない要素です。 一般に女性は年齢とともに自然妊娠率が下がりやすく、治療で得られる妊娠率も同じように低下する傾向があります。 詳細は次項でお伝えします。
加齢とともに不妊治療の成功率が下がるのはなぜ?
年齢で成功率が変わるのは、単に「回数を重ねれば上がる」という話ではなく、妊娠に関わる条件が複合的に変化するためです。 卵子の数と質、子宮環境、持病や体調変化などが重なり、治療法の選択肢や反応が変わることがあります。 以下で主な要因を分解して理解を深めましょう。
卵子の数が低下するから
卵子は新しく作り続けるものではなく、加齢とともに卵巣内の卵子数が減るため、採卵できる数や胚盤胞まで育つ胚の数が少なくなりやすいです。 すると、1回の採卵で得られる移植可能胚が限られ、治療回数を重ねてもチャンスの総量が増えにくい場合があります。 さらに排卵誘発への反応も個人差が広がるため、同じ治療でも結果が揺れやすくなります。 だからこそ、年齢だけで悲観するのではなく、検査で卵巣予備能の目安を把握し、現実的な計画を立てることが重要です。
卵子の質が低下するから
加齢では卵子の「数」だけでなく「質」も影響し、受精や胚発育、着床、流産率に関わる要因が増えやすいと考えられています。 具体的には染色体の不均衡が起こる割合が高まり、受精しても途中で成長が止まったり、妊娠に至っても継続しにくくなったりすることがあります。 もちろん年齢が高くても妊娠できる例はありますが、平均としては妊娠率が下がるため、成功率の説明を受ける際は「年齢別の統計」と「自分の検査結果」を切り分けて理解すると納得しやすいです。
母体の既往症のリスクが増加するから
年齢が上がると、妊娠や治療に影響する持病や体調変化が増えやすく、治療計画に制約が出ることがあります。 たとえばホルモン治療の負担を調整する必要が出たり、妊娠合併症のリスクを考えて慎重な管理が求められたりします。 さらに子宮環境や炎症、血流などの要因が重なると、胚の質が良くても着床が安定しにくい場合があります。 だからこそ、早い段階で検査を受け、治療と並行して体調管理や持病のコントロールを進めることが、妊娠確率の底上げにつながるわけです。
子宮内膜症
子宮内膜症は、卵巣や骨盤内に内膜様組織が増えることで炎症や癒着が起こり、排卵や受精、卵管の通過、子宮内環境に影響することがあります。 軽症でも痛みや月経異常がない場合があるため、気付かないまま妊娠しにくさにつながるケースも少なくありません。 加齢とともに症状が目立つ人もいれば、以前からあって影響が蓄積する人もいるため、超音波や問診で疑いがあれば早めに評価することが重要です。 また、治療では薬物療法や手術、体外受精など選択肢が分かれるため、原因に合わせて方針を決めましょう。
性感染症
性感染症は、無症状でも卵管炎などを通じて卵管の通過障害や癒着を起こし、結果として妊娠確率を下げる要因になることがあります。 過去の感染歴があっても自覚がない場合があるため、検査で確認しておくと安心です。 特に卵管因子が疑われる場合は、卵管造影などで状態を把握し、タイミング法や人工授精より体外受精が適するケースもあります。 治療を進めるうえでは、パートナーも含めた検査や治療が重要であり、再感染を防ぐ行動も含めて医師の指示に沿って対応しましょう。
子宮筋腫
子宮筋腫は多くが良性ですが、できる場所や大きさによっては着床や妊娠の継続に影響することがあります。 たとえば子宮内腔を変形させる筋腫では、胚が着床しにくくなったり、出血や流産リスクに関わったりする可能性があります。 ただし影響が少ない筋腫もあるため、見つかったからといって必ず治療が必要とは限りません。 超音波やMRIなどで位置を確認し、妊娠計画や治療ステップと合わせて方針を決めることが大切です。 手術のタイミングは、回復期間も踏まえて医師と相談しましょう。
肥満
肥満はホルモンバランスや排卵、インスリン抵抗性などに影響し、妊娠しにくさや治療反応の低下につながる場合があります。 さらに妊娠後も妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのリスクが上がりやすいため、治療と並行して体重管理を行う意義があります。 ただし急激な減量は体調を崩しやすいので、適切な栄養を確保しつつ、医師の指導のもとで現実的な目標を設定することが大切です。 運動と食事の見直しを継続し、睡眠やストレスも含めて整えると妊娠確率の改善が期待できます。
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不妊治療を始める前に知っておくべきこと
不妊治療を始める前には、治療の流れや検査内容、選択肢を把握しておくことが大切です。 あらかじめ知識を持つことで、不安を軽減し、治療を前向きに進めやすくなります。 治療は一人ひとり状況が異なるため、自身の年齢や健康状態、生活背景を踏まえた判断が求められます。 また、治療に伴う身体的・精神的負担についても理解しておく必要があります。 ここでは、治療開始前に押さえておきたいポイントを順に解説します。
不妊治療開始のタイミングを見極める
不妊治療を始めるタイミングは、妊娠の可能性に大きく関わります。 妊娠のしやすさは一般的に20代で高く、30代に入ると徐々に低下し、35歳以降で低下が加速しやすいとされています。 ただし、年齢だけで判断するのではなく、月経状況や既往歴、生活環境も重要な要素です。 「まだ大丈夫」と思っていても、不妊の原因は年齢以外にも存在します。 パートナーと話し合い、医師の意見を踏まえながら、無理のないタイミングを見極めることが大切です。
初診時に行う検査の内容
初診時の検査は、不妊治療の方向性を決めるための重要なステップです。 女性側では血液検査でホルモン状態を確認し、超音波検査で子宮や卵巣の状態を調べます。 これにより、排卵状況や疾患の有無を把握できます。 一方、男性側では精液検査を行い、精子の数や運動率などを確認します。 不安を感じる方もいますが、検査結果は原因を特定し、適切な治療につなげるための材料です。 正確な診断が治療成功への第一歩となります。
パートナーと確認すべき重要なポイント
不妊治療では、パートナーとの協力体制が欠かせません。 治療への考え方や期待を共有し、同じ方向を向いて進むことが重要です。 あわせて、治療にかかる費用や期間、仕事との両立についても具体的に話し合う必要があります。 また、治療中は感情の揺れや不安が生じやすいため、気持ちを共有できる関係性が支えになります。 お互いの立場を尊重し、支え合うことで、精神的負担を軽減できるでしょう。 信頼関係を築くことが、治療継続の大きな力となります。
不妊治療の成功率を上げる方法
成功率を高めるには、特別な裏ワザよりも「検査で原因を見極める」「適切な治療を適切な時期に選ぶ」「生活の土台を整える」という基本の積み重ねが重要です。 年齢や原因で最適解は変わるため、一般論を鵜呑みにせず、医師の説明をもとに優先順位を決めると迷いが減ります。 ここでは、実践しやすい改善策を具体的に整理します。
早い段階で検査を受ける
不妊治療の妊娠確率を上げたいなら、まず検査で現在地を把握することが近道です。 女性側はホルモン検査や超音波で排卵・卵巣予備能、子宮の状態を確認し、必要に応じて卵管の通過性を評価します。 一方、男性側は精液検査で数や運動率を把握し、原因が複合していないかを確認します。 原因が分かれば、遠回りの治療を避けやすくなり、年齢の影響が出る前に選択肢を確保できるかもしれません。 忙しくても初診の一歩を早めに踏み出し、結果をもとに計画を立てましょう。
適切なタイミングで治療のステップアップを検討する
タイミング法や人工授精から始める場合でも、反応や年齢、原因によっては早めに体外受精へ移る方が妊娠確率が高まるケースがあります。 たとえば卵管因子や重度の男性因子がある場合、同じ治療を続けても結果が出にくいことがあります。 逆に原因が軽い場合は、一定期間の継続が有効なこともあります。 重要なのは「何回で見直すか」を事前に決め、結果が出ない期間を漫然と延ばさないことです。 医師と成功率の見通し、費用、身体負担をすり合わせ、納得できる節目で判断しましょう。
適度な運動習慣を取り入れる
運動は体重管理だけでなく、血流や睡眠の質、ストレス軽減にもつながり、治療中のコンディション作りに役立ちます。 激しい運動より、ウォーキングや軽い筋トレなど継続しやすい内容を選ぶと、体への負担を抑えつつ習慣化できます。 特にデスクワーク中心の人は、日常の活動量が落ちやすいので、時間を決めて歩くなど具体策にすると続きます。 ただし過度な運動や急な減量は排卵に影響する可能性もあるため、体調と治療スケジュールに合わせて調整し、無理なく続けましょう。
健康的な食生活を送る
食生活は、ホルモンバランスや体重、血糖の安定に関わり、妊娠確率の土台を作ります。 まずは主食・主菜・副菜を意識し、たんぱく質や鉄、葉酸など不足しやすい栄養を整えると安心です。 外食や加工食品が多い場合は、塩分・糖分・脂質の摂り過ぎになりやすいため、頻度や選び方を見直しましょう。 一方で「これだけ食べれば妊娠できる」といった極端な情報は避け、継続できる現実的な改善が重要です。 また、サプリは必要性を医師に確認し、体調に合わせて取り入れてください。
身体を冷やさないようにする
冷えそのものが直接の不妊原因と断定はできませんが、体が冷えると血流が悪くなり、睡眠の質や自律神経の乱れにつながることがあります。 そこで、薄着を避けて首・手首・足首を温めたり、湯船につかってリラックスしたりすると、体調管理として役立ちます。 特に採卵や移植の時期はストレスで緊張しやすいため、温かい飲み物や適度な入浴で整えると続けやすいです。 ただし過度な温熱刺激は避け、体調に合わせて無理なく行いましょう。 生活の小さな改善を積み重ねてください。
ストレスを溜めないようにする
治療中は結果が出ない期間が続くと不安が増え、睡眠不足や食欲の乱れにつながりやすいです。 ストレスが妊娠確率を単純に左右すると言い切れませんが、心身の負担が大きいと通院継続が難しくなり、結果として機会損失になり得ます。 そこで、治療の節目を決めて見通しを作り、情報収集は信頼できる範囲に絞ると気持ちが安定しやすいです。 パートナーと役割を共有し、必要ならカウンセリングも活用しましょう。 休む日を意識的に作り、回復の時間を確保してください。
実績のある病院を選ぶ
病院選びは成功率に直結しやすい要素であり、検査の充実度、説明の丁寧さ、治療実績の開示、通院のしやすさを総合的に見ることが重要です。 実績は「高い数字」だけで判断せず、自分の年齢層や原因に近いケースでの方針が合うかを確認すると納得感が高まります。 さらに、予約の取りやすさや採卵・移植の体制、緊急時の対応など、継続に必要な条件も見落とせません。 初診で質問し、説明に一貫性があるか、相談しやすい雰囲気かを確かめたうえで選びましょう。
不妊治療に関するよくある質問と回答
妊治療を検討する際は、多くの疑問や不安が生じやすいものです。 あらかじめよくある質問を知っておくことで、治療への理解が深まり、安心して向き合いやすくなります。 また、不妊治療は年齢や健康状態、生活環境によって進め方が異なります。 そのため、一般的な情報を把握しつつ、自身に当てはめて考えることが重要です。 ここでは、多くの方が気になりやすいポイントについて整理して解説します。
不妊治療を開始する適切な年齢は?
不妊治療を始める年齢は、一般的に早い方が選択肢が広がりやすいとされています。 女性の妊娠力は年齢とともに変化し、35歳以降は低下が目立つ傾向があります。 そのため、30代後半以降は早めの相談が勧められることが多いです。 ただし、年齢だけで判断するのではなく、健康状態や月経の状況、生活背景も重要です。 「まだ大丈夫」と思っていても、不安があれば専門医に相談することが安心につながります。 早期に情報を得て計画を立てることが、妊娠の可能性を高める一歩となります。
仕事と治療の両立は可能か?
仕事と不妊治療の両立は、多くの方が悩むテーマですが、工夫次第で可能です。 そのためには、通院頻度や治療スケジュールを把握し、無理のない計画を立てることが重要です。 また近年、医療機関によっては早朝・夜間・土日対応を行う場合があります。 受診先の診療時間や通院頻度を事前に確認し、仕事との調整方法を検討しましょう。 さらに、信頼できる上司や同僚に相談し、理解を得られると精神的な負担が軽減されます。 自分の心身のケアも大切にしながら、両立を目指しましょう。
不妊治療の年齢制限について
不妊治療における年齢制限は、制度や医療機関ごとに異なります。 日本では、公的助成の対象年齢に上限が設けられており、体外受精や顕微授精では一定の年齢条件があります。 これは、年齢とともに妊娠率が低下する傾向を踏まえたものです。 また、医療機関独自の方針として年齢制限を設けている場合もあります。 そのため、治療を検討する際は事前の確認が欠かせません。 年齢制限を理解し、早めに相談することが治療選択の幅を広げます。
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まとめ:不妊治療と妊娠確率の真実を知る
不妊治療の成功率は、年齢や不妊の原因、選択する治療法によって大きく左右されます。 体外受精や顕微授精、凍結胚移植にはそれぞれ特性があり、単純な数値だけで判断することはできません。 特に年齢は妊娠確率に大きく関わる要素であり、早めに現状を把握し、適切な選択を行うことが重要です。 また、治療を支える生活習慣やストレス管理、パートナーとの協力体制も結果に影響します。 正しい情報をもとに医師と相談しながら、自分たちに合ったペースと方法で治療を進めることが、妊娠への可能性を広げる第一歩となるでしょう。
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記事の監修者
岡 博史先生
【役職】
NIPT専門クリニック医学博士
ヒロクリニック統括院長
【資格】
平成8年 医師免許 取得
平成14年 慶應義塾大学医学博士号 取得
平成15年 皮膚科専門医 取得
平成29年 産業医 取得
【略歴】
平成8年 慶應義塾大学医学部 卒業
平成8年 慶應義塾大学医学部皮膚科学教室 入局
平成11年 川崎市立川崎病院総合心療内科 勤務
平成12年 川崎市立川崎病院皮膚科 勤務
平成14年 慶応義塾大学病院皮膚科 勤務
平成17年 城本クリニック 勤務
平成20年 ヒロクリニック開院・院長就任
平成21年 医療法人社団福美会 設立・理事長就任
【所属】
医療法人社団福美会
【SNS】
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