14q24.1-q24.3 微小欠失症候群

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14q24.1-q24.3微小欠失症候群は、14番染色体の特定領域が欠失することで発症する稀な遺伝性疾患です。主な症状には発達遅延、知的障害、特有の顔貌、骨や内臓の異常、行動問題があり、治療には発達支援や医療管理が含まれます。

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この記事のまとめ

14q24.1-q24.3微小欠失症候群は、14番染色体の長い腕(長腕)にあるq24.1からq24.3までの範囲の遺伝情報が失われる、きわめてまれな染色体の変化です。この範囲には50以上の遺伝子が含まれ、そのうち9つほどは特定の病気と関連することが分かっていますが、ほとんどは「潜性(劣性)」の病気であり、片方の遺伝子が欠けるだけでは通常発症しません。実際に報告された症例では、先天性心疾患、軽度の知的障害、言葉の発達の遅れ、指の短さ(特徴的な顔つき)などが中心で、欠失の大きさによって症状は人ごとに大きく異なります。診断は染色体マイクロアレイ検査で確定し、NIPT(新型出生前診断)の標準的な対象ではありません。確定には羊水検査絨毛検査が必要です。

この記事でわかること

  • 14q24.1-q24.3微小欠失症候群とはどのような変化か、なぜ人によって症状の重さが違うのか
  • 欠失に含まれる主な遺伝子(ZFYVE26・GPHN・DNAL1・COQ6・ABCD4・TTLL5・IRF2BPL・POMT2・PSEN1ほか)と関連疾患
  • 「潜性(劣性)」の病気が、なぜ片方の遺伝子が欠けるだけでは通常発症しないのか
  • NIPTとの関係、染色体マイクロアレイ検査による確定診断の流れ
  • 症状への対応・医療的支援、家族が使える相談窓口

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14q24.1-q24.3微小欠失症候群とは

14q24.1-q24.3微小欠失症候群は、14番染色体の長腕にあるq24.1からq24.3という範囲の遺伝情報が失われることで起こる、ごく稀な先天性の変化です。この範囲には50以上の遺伝子が含まれており、そのうちのいくつかが欠けることで、心臓や発達に影響が出ると考えられています。まずは病気の全体像から整理します。

14番染色体の長腕q24.1からq24.3の範囲を示したイメージ図

微小欠失」とは、染色体のごく小さな範囲の遺伝情報が失われている状態を指します。従来の顕微鏡による染色体検査だけでは見つけにくく、詳しい検査で初めて分かることが少なくありません。q24.1・q24.3とは、この領域内の細かい位置を示す目印です。

どのくらい稀な病気なのか

14q24.1-q24.3微小欠失症候群は、医学文献に報告された症例が数例にとどまるきわめて稀な病気です。2014年に報告された症例では、5.4Mb・2.8Mb・2.3Mbという異なる大きさの欠失を持つ3名の患者に、先天性心疾患・軽度の知的障害・指の短さ(短指症)・眼間開離(両目の間が広い)・広い鼻根部といった共通点があったと報告されています[1]。同じ年に報告された別の男児例では、5.345Mbの欠失があり、けいれん・先天性心疾患・特徴的な顔つき・発達の遅れに加えて、気管支や骨格の異常も見られました[2]

数字だけを見ると不安になるかもしれませんが、症例が少ないぶん、欠失の大きさや含まれる遺伝子の組み合わせによって症状の出方が人ごとに大きく異なる、という点をまず押さえておくと落ち着いて向き合えます。欠失の大きさによる個人差の大きさ。これが14q24.1-q24.3微小欠失症候群の理解を難しくしている点です。

欠失の範囲によって症状の現れ方が変わる

この領域の欠失は、人によって失われる範囲の大きさが異なります。欠失が大きいほど、含まれる遺伝子の数も多くなり、症状が重なりやすくなる傾向が報告されています。反対に、欠失が小さく、症状に関わる遺伝子が少ない場合は、比較的軽い症状にとどまることもあります。

そのため、「14q24.1-q24.3微小欠失」という診断名だけでは、実際にどのような症状が出るかを一律に判断することはできません。検査結果に記載された欠失の正確な範囲(開始位置と終了位置)を確認し、どの遺伝子が含まれているかを主治医や遺伝カウンセラーと一緒に確認することが、見通しを立てる第一歩になります。

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この領域にある主な遺伝子と関連疾患

14q24.1-q24.3の範囲には、単独の変異で特定の病気を起こすことが分かっている遺伝子が複数含まれており、そのほとんどは「潜性(劣性)」の遺伝形式をとります。下の表に、現時点で関連が報告されている主な遺伝子と疾患をまとめました。

遺伝子名関連疾患遺伝形式主な症状の特徴
ZFYVE26常染色体潜性遺伝性痙性対麻痺15型(SPG15)潜性(劣性)下肢のつっぱり・歩行障害が進行し、知的機能の低下を伴うことがある
GPHNモリブデン補因子欠乏症C型潜性(劣性)新生児期からの重いけいれん・哺乳困難が中心
DNAL1原発性線毛運動障害16型(CILD16)潜性(劣性)繰り返す気管支炎・副鼻腔炎、内臓の左右逆位を伴うことがある
COQ6原発性補酵素Q10欠乏症6型潜性(劣性)ネフローゼ症候群(腎機能の低下)と難聴を合併しやすい
ENTPD5進行性肝腎症・肝腫瘍(動物実験での報告が中心)潜性(劣性)と推定ヒトでの疾患報告は限られ、詳細は未確立
ABCD4メチルマロン酸尿症・ホモシスチン尿症cblJ型潜性(劣性)乳児期からの発達停滞・貧血などの代謝異常
TTLL5円錐杆体ジストロフィー19型(CORD19)潜性(劣性)小児期以降に進行する視力低下・羞明
IRF2BPL神経発達障害(NEDAMSS)顕性(優性)・新生突然変異が中心正常発達後の退行、けいれん、言語喪失
POMT2先天性筋ジストロフィー(脳・眼の異常を伴うA2型)潜性(劣性)重い筋力低下と脳・眼の形成異常
PSEN1家族性アルツハイマー型認知症の原因遺伝子として知られる顕性(優性)※下記参照点変異での発症例が中心。欠失との関係は次項で解説
14q24.1-q24.3領域に含まれる主な遺伝子と関連疾患(UCSC Genome Browser・Ensemblのデータベースおよび公表文献をもとに作成)

ほとんどは「潜性(劣性)」の病気|片方が欠けるだけでは通常発症しない理由

表の多くの疾患は「潜性(劣性)」の遺伝形式をとります。潜性の病気は、両方の遺伝子(父親由来・母親由来の両方)に変化がある場合に発症するのが原則です。今回のような微小欠失では、片方の遺伝子だけが失われ、もう片方は正常に働いていることがほとんどのため、それだけでは発症しないケースが大半を占めます。

ただし例外もあります。欠失で片方の遺伝子を失った人が、残るもう片方の遺伝子にたまたま別の変異を持っていた場合、潜性の病気が表に出てくることがあります。これは遺伝カウンセリングの現場で「もう一方のアレルの変異が欠失によって表面化する」と説明される仕組みです。そのため、欠失が見つかった場合は、残る側の遺伝子に病的な変異がないかを追加の検査で確認することが望ましいとされています。

例外|IRF2BPL遺伝子とNEDAMSS(顕性・ハプロ不全)

表の中でIRF2BPL遺伝子だけは事情が異なります。この遺伝子が関わるNEDAMSS(退行・異常運動・言語喪失・けいれんを伴う神経発達障害)は「顕性(優性)」の病気で、多くはお子さん本人に新しく生じた変異(新生突然変異)が原因です[3]。片方の遺伝子が働かなくなるだけ(ハプロ不全)で発症しうる点が、他の潜性疾患とは違う仕組みです。

私は遺伝カウンセリングの場で、欠失の結果表を前に「たくさんの病名が並んでいて、全部発症するのではないか」と不安を口にするご家族に何度も出会ってきました。しかし実際には、大半は潜性の病気であり、もう片方の遺伝子が正常であれば発症しないケースが中心です。表に並ぶ病名の数がそのまま発症リスクの数を意味するわけではありません。

PSEN1遺伝子について正しく理解する

PSEN1はアルツハイマー型認知症の原因遺伝子として広く知られていますが、この関連が確認されているのは主に特定の点変異(ミスセンス変異)を持つ場合です。海外の研究では、PSEN1のタンパク質が完全に失われる変化(ハプロ不全)でアルツハイマー型認知症が起こるという証拠は現時点で示されていないと報告されています[4]。つまり、今回のような欠失で片方のPSEN1を失った場合と、点変異を持つ場合とでは、想定されるリスクの性質がまったく異なります。この点は不安に感じやすい部分なので、気になる場合は遺伝カウンセリングで正確な情報を確認してください。

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報告されている主な症状

14q24.1-q24.3微小欠失症候群で報告されている症状は、先天性心疾患・軽度の知的障害・言葉の発達の遅れ・指の短さ・特徴的な顔つきが中心で、欠失の大きさによって組み合わせは人ごとに異なります。ここでは文献報告に基づく代表的な症状を整理します。

報告されている主な症状 先天性心疾患 発達・言葉の遅れ 指の短さ 特徴的な顔つき 広い鼻根部など けいれん 一部の症例で 個人差が大きい
14q24.1-q24.3微小欠失症候群で報告されている主な症状のイメージ

米国国立衛生研究所の希少疾患情報センター(GARD)は、この症候群の特徴として、軽度の知的障害・言葉の発達の遅れ・先天性心疾患(心室中隔欠損・心房中隔欠損など)・短指症・橈骨頭脱臼・停留精巣・異所性腎・腸回転異常などを挙げています[5]。これらすべてが一人に現れるわけではなく、報告された症例でも組み合わせに幅がありました。

心臓の異常や骨格の特徴は出生後の診察や画像検査で比較的早期に気づかれることが多い一方、知的な発達の特性は、成長とともに言葉や学習の様子を見ていく中で明らかになっていく場合があります。

原因と遺伝の仕組み

14q24.1-q24.3微小欠失症候群の多くは、受精卵の段階で新しく生じた変化(新生突然変異)が原因で、ご両親からの遺伝ではないケースが中心です。報告された症例でも、両親の染色体には異常が見られなかった例が複数あります[1][2]

まれに、ご両親のどちらかが同じ範囲の欠失を持ちながら症状がごく軽い、または目立たないまま経過している場合もあります。次のお子さんを考える際の見通しを立てたいときは、ご両親の染色体マイクロアレイ検査を行うことで、新生突然変異か遺伝したものかを確認できます。

育て方や妊娠中の生活が原因になることはありません。細胞分裂の過程で偶発的に起こる、誰にでも起こりうる遺伝的な出来事です。気になる場合は、遺伝カウンセリングで専門家に相談してください。

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診断|染色体マイクロアレイ検査で確定する

14q24.1-q24.3微小欠失症候群の診断は、染色体マイクロアレイ検査という、染色体のごく小さな欠失や重複まで調べられる検査で確定します。従来の顕微鏡による染色体検査(染色体分染法)では見つけにくい微細な変化も、この検査であればとらえられます。

出生前検査での位置づけ(NIPTとの関係)

あらかじめ知っておいてほしい大切な点があります。NIPT(新型出生前診断)は、主に13・18・21トリソミーなどの染色体の数の変化を調べる非確定的検査です。国内外で提供されている拡大検査(微小欠失オプション)でも、対象は22q11.2欠失症候群・1p36欠失症候群・5p欠失症候群(猫鳴き症候群)・15q11-13領域(プラダー・ウィリー症候群/アンジェルマン症候群)など、比較的頻度の高い数種類の症候群に限られます。14q24.1-q24.3のような微小欠失は、現在のNIPT拡大検査の対象には含まれていません。

そのため、NIPTでこの欠失が見つかることは基本的にありません。妊娠中に見つかる場合は、胎児超音波検査で心臓の異常などが指摘され、確定検査に進んだ結果として判明することが多いのが実情です。NIPTで調べられる項目の全体像は、NIPTでわかる疾患を整理した記事で確認できます。微小欠失全体の位置づけは、微小欠失症候群とNIPTの関係を解説した記事もあわせて参考にしてください。

確定診断は羊水検査・絨毛検査で

確定診断には、羊水検査絨毛検査で採取した細胞を、染色体マイクロアレイ検査で詳しく調べる方法がとられます。これらは確定的検査ですが、わずかに流産のリスクを伴います。目安として、羊水検査でおよそ0.3%前後、絨毛検査でおよそ1%前後と報告されています。

出生後であれば、お子さんの血液から染色体マイクロアレイ検査を行い、流産のリスクなく調べられます。心臓の異常が疑われた新生児では、この検査が診断のきっかけになることも少なくありません。

検査位置づけ14q24.1-q24.3欠失への対応体への負担
NIPT(新型出生前診断非確定的検査現行の拡大検査でも対象外採血のみ
羊水検査+染色体マイクロアレイ確定的検査欠失範囲まで確定できる流産リスク約0.3%前後
絨毛検査+染色体マイクロアレイ確定的検査妊娠早期に確定できる流産リスク約1%前後
出生後の血液検査+染色体マイクロアレイ確定的検査生まれた後に確定できる採血のみ
14q24.1-q24.3微小欠失症候群に関わる検査の比較

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検査で欠失が見つかったときの向き合い方

検査で14q24.1-q24.3欠失が見つかっても、それだけで将来の症状の有無や重さが決まるわけではなく、欠失の正確な範囲を確認することが次の一歩につながります。診断名だけを見て不安が先立ってしまう気持ちは自然なものです。

私は遺伝カウンセリングの現場で、「聞いたこともない病名で、頭が真っ白になった」と話すご家族に出会ったことがあります。しかし実際には、報告された症例の多くが軽度の知的障害にとどまっており、重い症状ばかりではありません。欠失に含まれる遺伝子の内訳を一つずつ確認していくこと。それが漠然とした不安を、具体的な見通しに変える近道です。

心臓の異常がある場合は、出生後早期に小児循環器の専門医につながることが力になります。発達の特性については、定期的な経過観察を重ねながら、必要な支援を組み立てていくのが基本的な流れです。迷ったときは、一人で抱えこまず、遺伝カウンセリングで専門家に相談してください。

症状への対応と医療的支援

14q24.1-q24.3微小欠失症候群そのものを治す治療法はありませんが、現れている症状に合わせた医療的支援を組み合わせることで、お子さんの育ちを支えられます。症状の組み合わせに応じて、複数の専門家がチームで関わっていくのが基本です。

先天性心疾患がある場合は、小児循環器科での定期的な経過観察と、必要に応じた外科的治療が検討されます。言葉や運動の発達がゆっくりなお子さんには、言語療法・作業療法・理学療法が役立ちます。骨格の特徴(指の短さなど)については、機能面に支障がなければ経過観察が中心になることが多く、必要に応じて整形外科と連携します。

まれに関連遺伝子由来の代謝疾患やけいれんを伴う場合は、小児神経科・代謝科との連携が欠かせません。まず何から始めるか迷ったら、かかりつけの小児科や地域の保健センターに相談してください。それぞれの専門窓口へとつながっていきます。

家族の支援と相談できる窓口

症例数が少ない病気だからこそ、ご家族が孤立しないよう、公的な相談窓口や信頼できる情報源を早めに知っておくことが心の支えになります。情報が少ない疾患ほど、頼れる窓口を知っておくことが安心につながります。

難病や希少な疾患の情報を調べたいときは、難病情報センターが役立ちます。海外の情報になりますが、この症候群についての詳しい記載は、米国国立衛生研究所のGARD(希少疾患情報センター、英語)で確認できます。遺伝性疾患全般の専門的な情報は日本人類遺伝学会のサイトも参考になります。

身近な支えとしては、地域の保健センターや療育センター、そして同じ経験を持つ家族会の存在があります。似た状況を歩む家族とつながると、日々の工夫や気持ちの整理を分かち合えます。医療費や療育に関する助成制度もあるため、市区町村の窓口で確認してください。14番染色体に関わる別の変化(環状14番染色体症候群)について知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

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よくある質問

Q. 14q24.1-q24.3微小欠失症候群はNIPTで分かりますか?

いいえ、現行のNIPT拡大検査(微小欠失オプション)の対象には含まれていません。対象となるのは22q11.2欠失症候群・1p36欠失症候群・5p欠失症候群・15q11-13領域など、比較的頻度の高い数種類の症候群です。妊娠中に見つかる場合は、胎児超音波検査での指摘をきっかけに、羊水検査絨毛検査で染色体マイクロアレイ検査を行った結果として判明することが中心です。

Q. 表にたくさんの病名が並んでいますが、全部発症するのですか?

いいえ、そうとは限りません。表にある疾患の多くは「潜性(劣性)」の遺伝形式で、両方の遺伝子に変化がある場合に発症するのが原則です。今回の欠失で失われるのは片方の遺伝子だけであることがほとんどのため、それだけで発症しないケースが大半です。例外はIRF2BPL遺伝子が関わるNEDAMSSで、こちらは片方が働かないだけで発症しうる病気です。

Q. PSEN1が含まれると聞き、アルツハイマー型認知症が心配です。

PSEN1による家族性アルツハイマー型認知症が確認されているのは、主に特定の点変異を持つ場合です。海外の研究では、PSEN1のタンパク質が完全に失われる変化だけでアルツハイマー型認知症が起こるという証拠は現時点で示されていないと報告されています。欠失で片方を失う今回のケースと、点変異を持つケースとでは、想定されるリスクの性質が異なります。気になる場合は遺伝カウンセリングで確認してください。

Q. どうやって診断が確定するのですか?

染色体マイクロアレイ検査という、染色体の小さな欠失や重複まで調べられる検査で確定します。出生前であれば羊水検査絨毛検査で細胞を採取し、この検査にかけます。出生後であれば、お子さんの血液から流産のリスクなく調べられます。

Q. 親の育て方や妊娠中の過ごし方が原因ですか?

いいえ、原因ではありません。報告された症例の多くで、欠失は受精卵の段階で新しく生じた変化(新生突然変異)であり、ご両親からの遺伝ではありません。育て方や妊娠中の生活とは関係のない、誰にでも起こりうる遺伝的な出来事です。気になるときは遺伝カウンセリングで相談してください。

Q. 出生前検査を受けるか迷っています。どうすればよいですか?

受ける選択も受けない選択も、どちらもご家族の大切な自己決定です。迷う気持ちは自然なものなので、一人で抱えこまないでください。遺伝カウンセリングで専門家に相談すると、検査で分かること・分からないこと、その後の選択肢を一緒に整理できます。

著者・監修

岡 博史(おか ひろし)/医療法人社団福美会 ヒロクリニック統括院長・Labo Director(ラボディレクター)。慶應義塾大学医学部卒業後、日本と米国の医師国家試験に合格し、医学博士を取得。日本に約20人しかいないラボディレクター資格を保有。YouTube「ひろし先生の正しいエビデンス妊娠ch」などで、エビデンスにもとづく妊娠・出生前診断の情報を発信しています。

引用文献

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14q24.1-q24.3微小欠失症候群は、14番染色体の特定領域が欠失することで発症する稀な遺伝性疾患です。主な症状には発達遅延、知的障害、特有の顔貌、骨や内臓の異常、行動問題があり、治療には発達支援や医療管理が含まれます。

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医師監修 監修日:2024年11月15日
岡 博史 (医師・医学博士/ヒロクリニック統括院長)

日本皮膚科学会 皮膚科専門医/日本医師会 産業医/東京衛生検査所 指導監督医

この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

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