出生前診断を受ける割合は?(20代・30代・40代)

NIPTを受けたい!薬の影響は?
  • 出生前診断 受ける割合 10代 1人
  • 出生前診断 受ける割合 20代 1526人
  • 出生前診断 受ける割合 30代前半 3478人
  • 出生前診断 受ける割合 30代後半 3768人
  • 出生前診断 受ける割合 40代 1233人
  • 出生前診断 受ける割合 50代 1人


上記は実際にヒロクリニックNIPTで検査を受けられた10,007人の妊婦さんの年齢別の数字になります。 (2020年6月~2021年6月の間の集計数)この数字を見てどのように感じましたでしょうか? ぱっと見た感じでも、30代妊婦さんの受診率が高いのが目に留まるかと思います。

実際に日本の産婦人科でNIPTの検査を推奨されているのは35歳以上の妊婦さんとされていますが、この数字から見ると35歳以上妊婦さんと35歳未満さんとの受診率では50%/50%となっており、あまり大差がないことがわかります。
詳しくは(https://hiro-clinic.or.jp/nipt/about-clinic/result/)に記載がありますので、こちらも合わせてご覧ください。

NIPTの検査は2011年にアメリカで開発された検査で、カリフォルニア州だけで2009年から2012年の間に130万人の妊婦さんが検査を受けています。(✳︎1) 日本ではNIPTの検査はアメリカの開始2年後の、2013年からスタートしています。日本ではスタートから1年後の2014年には日本国内の47施設で1万人の妊婦さんが検査を受けており、(✳︎2)NIPTの検査を受けられる妊婦さんの一番の検査理由は「高齢出産」が多いとされています。(✳︎3) ですが、近年NIPTの検査を受けられる妊婦さんの年齢は高齢の妊婦さんに限らず様々で、「不安」を少しでも取り除きたいなどの高齢出産以外の理由が伺えます。

アメリカでは妊娠をするとまず、出生前診断についてのパンフレットを渡され特別拒否しない限りは受診をするのが一般的となっているNIPTの検査ですが、日本でも年々検査数が増えているとはいえ、まだ多くの産婦人科で導入されていなかったりと検査をするにはまだまだ敷居が高いのが現状です。ですが、産婦人科で教えてもらえなかったとしても、メディアの普及により様々な情報を取得することができる現在では、自分で調べた上でNIPTの検査を選択されている妊婦さんが多いのです。

NIPTの検査が普及する前の日本では、出生前検査というとクワトロ検査、絨毛検査、羊水検査などが主流でした。

  • クアトロ検査の推奨検査時期は妊娠15週〜16週頃で、結果が出るまでの期間は平均約2週間
  • 絨毛検査の推奨検査時期は11週〜14週頃、結果が出るまでの期間は平均約2週間〜3週間
  • 羊水検査の推奨検査時期は15~18週頃。結果が出るまでの期間は平均約2週間〜4週間


つまり結果がわかる頃には、妊娠4~6ヵ月頃で母体や様々な面でリスクの高い検査とされています。

NIPTの検査だと妊娠10週〜受ける事が可能で、結果も平均1週間〜2週間でわかります。母体の血液から検査できるという手軽さだけでなく、かなり早い段階で胎児の異常を調べる事ができる点が安心と言えます。

1998年から2016年までを調査した佐々木らの報告(✳︎4)によると、日本のNIPTを含む出生前診断受検数は、全体の出生数97.7万件におけるうちの7.2%で、高齢妊婦数27.8万人におけるうちの25.1%を占めていることがわかりました。 2014年の20,700件を境に減少傾向となり、2016年には18,600件となっているのですが、これは、2013年から開始されたNIPT(新型出生前診断)の影響であると考えられています。(✳︎5)

NIPTの導入により、「検査時に流産のリスクを伴う絨毛検査・羊水検査などの確定的検査の数を減らす」という日本でのNIPT導入の目的のひとつが達成されつつあるといえるのではないでしょうか。

  • (✳︎1)新型出生前診断、染色体異常の2割見落とし 米研究 朝日新聞デジタル 2013年2月5日配信
  • (✳︎2)新型出生前診断、1万人が昨年度受診 1年目より増加 朝日新聞デジタル 2015年6月29日19時09分
  • (✳︎3)新・出生前診断の希望増加 3カ月で1000人超受診  情報提供・説明の充実が不可欠 2013/7/5 6:30 日本経済新聞 夕刊
  • (✳︎4)佐々木愛子,左合治彦ら:日本における出生前遺伝学的検査の動向1998-2016,日本周産期・新生児医学会雑誌2018;54:101-107
  • (✳︎5)Sekiguchi M,Sasaki A et al:Impact of the introduction of Non-invasive pretanal genetic testing on invasive tests:2017;57:35-36


記事の監修者

岡 博史先生

岡 博史先生

NIPT専門クリニック 医学博士
慶應義塾大学 医学部 卒業

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