NIPT(新型出生前診断)とは?
わかること・精度・週数をやさしく解説
NIPTは、妊婦さんの血液だけで胎児の染色体を調べられる非侵襲的な出生前検査です。「何がわかるの?」「精度は?」「いつ受ける?」という疑問に、検査実績75,000件以上のヒロクリニックNIPTが基礎からわかりやすくお答えします。
このページでわかること
NIPTとは|母体の血液で胎児の染色体を調べる検査
NIPTの基本的な定義と、なぜ採血だけで胎児の状態がわかるのかを説明します。
NIPTとは、妊婦さんの血液に含まれる胎児由来のDNA断片を分析し、胎児の染色体の数の変化を調べる非侵襲的な出生前検査です。正式には「非侵襲性出生前遺伝学的検査(Non-Invasive Prenatal genetic Testing)」といい、日本では「新型出生前診断」とも呼ばれます。
妊娠中の母体の血液には、胎盤を通じて胎児由来のDNAの断片が流れ込んでいます。この「セルフリーDNA(cfDNA)」を採血で取り出し、次世代シーケンサーという装置で網羅的に解析することで、特定の染色体が通常より多い・少ないといった変化を高い精度で推定できます。腕からの採血だけで完結するため、お腹に針を刺す必要がありません。
NIPTでわかること|13・18・21トリソミーから拡大版まで
基本のNIPTでは3種類のトリソミー、拡大版では全染色体や微小欠失まで調べられます。
NIPTでわかる代表的な染色体の変化は、以下のとおりです。検査プランによって調べられる範囲が変わります。
| 検査範囲 | 主な対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| 基本の3トリソミー | 21トリソミー(ダウン症候群)・18トリソミー・13トリソミー | もっとも一般的な検査範囲。認証施設で行うNIPTは原則ここまで |
| 性染色体の変化 | ターナー症候群・クラインフェルター症候群 ほか/性別 | 性染色体(X・Y)の数の変化がわかる |
| 全常染色体 | 1〜22番すべての染色体の異数性 | 拡大版NIPTで対応。まれな染色体の変化も対象 |
| 微小欠失 | 22q11.2欠失症候群 ほか微小欠失症候群 | 染色体の一部が小さく欠ける変化を調べる |
| 単一遺伝子疾患 | 特定の遺伝子の変化 | 最大範囲のプランで対応。より詳しく調べたい方向け |
※ 認証施設(大学病院など)のNIPTは原則13・18・21トリソミーに限られます。全染色体・微小欠失・単一遺伝子まで調べられるのは自由診療の拡大版NIPTです。詳しくは認証施設と自由診療の違いをご覧ください。
NIPTでわからないこと
NIPTは万能ではありません。染色体の「数」の変化は得意ですが、心臓や手足の形の異常といった形態的な問題、染色体のごく小さな構造変化のすべて、知能や性格などは対象外です。形態の確認には超音波検査(胎児ドック)が、より詳しい染色体の確認には確定検査が必要になります。
NIPTは「非確定的検査」|陽性なら確定検査へ
NIPTはスクリーニング検査であり、陽性の結果だけでは診断は確定しません。
出生前検査には、大きく分けて「非確定的検査」と「確定検査」があります。NIPTは前者にあたるスクリーニング検査です。「陽性(可能性が高い)」「陰性(可能性が低い)」という形で結果が出ますが、陽性であっても、それだけで赤ちゃんに染色体の変化があると確定するわけではありません。
| 区分 | 検査 | 体への負担 | 結果の位置づけ |
|---|---|---|---|
| 非確定的検査 | NIPT・母体血清マーカー・コンバインド検査 | 採血・超音波のみ(低い) | 可能性を示すスクリーニング |
| 確定検査 | 羊水検査・絨毛検査 | お腹に針を刺す(流産リスクあり) | 診断を確定できる |
そのため、NIPTで陽性となった場合は、羊水検査などの確定検査で診断を確定させる流れが一般的です。ヒロクリニックNIPTでは、万一陽性だったときの確定検査(羊水検査)の費用サポート制度(プランに応じ最大10万〜30万円)を用意し、結果が出た後のフォローまで含めて備えられるようにしています。
NIPTの精度|感度・特異度は高水準
21トリソミーの感度は99.9%以上、特異度99.9%と、非確定的検査のなかでは非常に高い精度です。
「感度」は染色体の変化がある場合にきちんと陽性と出せる割合、「特異度」は変化がない場合に正しく陰性と出せる割合を指します。NIPTはどちらも高く、従来の母体血清マーカー検査より精度に優れます。ヒロクリニックNIPTの実績では、結果報告率も99.98%と高い水準です。
ただし注意したいのは、感度・特異度が高くても「陽性適中率(陽性と出た人が実際に染色体の変化を持つ割合)」は、妊婦さんの年齢や事前の確率によって変わる点です。だからこそ、陽性時の確定検査が前提になります。「精度が高い=確定」ではないことを理解しておくと、結果を落ち着いて受け止められます。
NIPTを受けられる週数|一般10週〜・早期は心拍確認後
一般的には妊娠10週0日以降が目安で、早期NIPTなら心拍確認後(およそ妊娠6週)から受けられます。
NIPTは、母体血液中の胎児由来DNAが一定量に達してから受けるのが基本です。その目安が妊娠10週0日以降です。一方でヒロクリニックNIPTでは、超音波で心拍が確認できた時点(およそ妊娠6週)から受けられる早期NIPTも用意しています。「早く知って気持ちの準備を整えたい」という方に選ばれています。
推奨は12〜13週ごろで、受検できる週数に上限の制限はありません。里帰り出産の前に結果を受け取りたい方や、確定検査の時期を考えて早めに受けたい方は、週数と結果までの日数を合わせて計画するとよいです。検査の具体的な進み方は検査の流れで解説しています。
NIPTのメリット・デメリット
採血だけで流産リスクなく受けられる一方、確定診断ではない点を理解して受けることが大切です。
メリット
採血のみで受けられるため、羊水検査のような流産のリスクがありません。妊娠初期という早い時期から受けられ、感度・特異度が高いため、陰性であれば安心材料になりやすいのも利点です。結果が早い施設なら、待つ不安の期間も短く済みます。
デメリット・注意点
確定診断ではないため、陽性の場合は確定検査が必要になります。日本では自由診療のため費用は全額自己負担で、検査範囲によって金額が変わります。また、結果をどう受け止めるかは事前の心構えが大切で、遺伝カウンセリングを活用すると安心です。費用の目安は費用の相場で確認できます。
妊娠初期から受けられる
一般10週〜、早期NIPTなら心拍確認後から。早く備えを始められます。
心拍確認後〜高い精度
21トリソミーの感度99.9%以上・特異度99.9%と、非確定的検査のなかでは高水準です。
NIPTに関するよくある質問(Q&A)
NIPTとはどんな検査ですか?
NIPTでわかることは何ですか?
NIPTは確定診断ですか?
NIPTはいつから受けられますか?
NIPTの精度はどのくらいですか?
NIPTのこと、まずは相談から
検査範囲や週数、費用のご相談は無料です。全国の駅前院で、土日も受検できます。検査実績75,000件以上のヒロクリニックNIPTにお気軽にお問い合わせください。
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