性別判定ができるNIPT(新型出生前診断)とは?精度はどのくらいなのか解説します 【医師監修】

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子どもを妊娠した時に気になるのが、子どもの性別です。女の子なのか男の子なのか判別するには、NIPTと呼ばれる新型出生前診断を行うのがおすすめです。今回の記事では、NIPT(新型出生前診断)について解説します。

妊娠15週目までの方はまだ間に合います
気になるNIPTの費用について

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NIPT(新型出生前診断)とは?

子どもを妊娠した時に誰しも気になるのが、これから生まれる予定の子どもの性別です。はたして女の子なのか男の子なのか、どちらの性別か気になる時は、エコー検査などの出生前診断を受けるのがおすすめです。

しかし、エコー検査では確実に性別が分かるわけではありません。そこで役に立つのが、NIPTと呼ばれる新型出生前診断です。NIPT(新型出生前診断)とは、妊婦の母体から血液を採取する血液検査を行い、胎児の染色体異常を調べる検査を行うものです。

この検査には様々な特徴があるので、是非とも検査を受けてみてはいかがでしょうか。

NIPT(出生前診断)とは
NIPT(出生前診断)とは
新型出生前診断(NIPT)とは、「お母さんから採血した血液から胎児の、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー(エドワーズ症候群)、1...

NIPT(新型出生前診断)の特徴

この検査は2013年から導入された検査方法で、妊婦に対して非常に少ない負担で子どもの性別が判別できるのが最大の特徴です。性別がいつわかるのか気になる場合でも、早めに子どもの染色体疾患をより正確に発見できます。

この方法は他の検査方法よりも精度が高く、しかも採血だけで検査ができるので流産や死産のリスクも全くありません。まさに妊婦が安心して子どもの性別が判別できる方法だと言えます。

さらに妊娠10週目以降から検査を受けることができるのも、大きな特徴です。ここまで早い週数で検査が受けられるのも大きなメリットです。

NIPT(新型出生前検査)でわかる疾患
NIPT(新型出生前検査)でわかる疾患
ヒロクリニックのNIPTは、胎児の染色体の数の異常の他、全常染色体全領域部分欠失疾患や全常染色体全領域部分重複疾患といった染色体の構造異常の...

NIPT(新型出生前診断)の精度は?

他の検査よりも性別が判別できる精度が高いといっても、どのくらいの確率なのか気になります。

その精度は、99%とほぼ確実に性別が判別できるのが最大のポイントです。

本来、性別を判別するのは性染色体です。男の子ならXY染色体、女の子ならXX染色体となります。この検査によってY染色体が見つかれば、男の子が生まれるということが分かるのがポイントです。

しかもNIPT(新型出生前診断)の検査を認可施設で受ける場合だと35歳以上、妊娠10週目以降から受けることができますが、認可外施設なら年齢制限がありません。

つまり、早めに性別を判明させることができます。

ただ、他の検査方法も気になる人もいるのではないでしょうか。それでは、NIPT(新型出生前診断)以外の検査方法についてご説明しましょう。

超音波検査

超音波検査とはエコー検査のことで、母体に超音波を当てて、跳ね返ってきたデータから胎児の身体を映像化して性別を判別する方法です。この方法には2D、3D、4Dといった種類があり、数字が低いほど精度が低く、数字が高いほど精度が非常に高くなります。

特に4Dは3Dに時間を加えたもので、より胎児の状態をリアルタイムで判別できるのが大きなポイントです。ただ、心臓の動きや身体の内部まで調べることはできません。

超音波検査は比較的早期に検査を受けることができますが、基本的に妊娠20週目、早くても妊娠12週以降からしか受けることができません。さらに、早めに検査を受けたとしても、胎児の身体の向きなどで判別できるかどうかが左右されるので、この時点で確実に性別を判別するのは難しいです。

もっとハッキリと判別するためには、妊娠24週目以降に検査を受けるのがおすすめです。ただし、判別できる確率は高くても100%ではないので注意しましょう。

羊水検査

これは胎児や胎盤の正確な位置をあらかじめ超音波で調べた上で、腹部に羊水検査用の細い針を刺して子宮から採取した羊水を検査し、染色体異常や性別を判別する検査です。

この羊水検査は基本的に羊水の量によって左右されますが、基本的に妊娠15週目~16週目あたりで検査を受けることができます。ただ、ほぼ100%の確率で判別できるのがポイントです。

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NIPTは、遺伝子の量から染色体の数や全染色体領域部分欠失疾患をみる検査ですが、羊水検査は染色体そのものを羊水からみる検査です。...

絨毛検査

これは妊娠早期の胎盤の一部を採取しますが、超音波画像に基づいてお腹に針を刺し、絨毛を採取する方法か、あるいは膣内にカテーテルを入れて絨毛を採取する方法です。

採取した絨毛の検査を行い、胎児の染色体を顕微鏡で確認して染色体異常や性別を検査します。染色体だけを検査するので全ての先天性疾患を判別することはできません。

絨毛検査が行えるのは妊娠11週目~14週目で検査を受けることが可能であり、ほぼ100%の確率で判別できるのがポイントです。

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羊水検査や絨毛検査はリスクがあるのでおすすめできない?

羊水検査や絨毛検査はほぼ100%の確率で性別を判別することができますが、リスクがあるのは最大の問題です。

羊水検査は300分の1、絨毛検査は100分の1で流産・死産のリスクがあります。

もちろんこのようなリスクが起こる可能性は低いですが、リスクがないに越したことはありません。その点で言えば、NIPT(新型出生前診断)はそのようなリスクが一切ないので、安心して出生前診断が受けられます。

NIPT(新型出生前診断)で性別が外れることや間違いはある?

この検査を受ける上で注意しておきたいのは、あくまで99%で判別できることであって、性別が確実に分かる方法ではないということです。非常に安全な方法で、しかも認可外施設であれば年齢制限を受けることなく非常に早い時期から検査が受けられるとはいえ、1%の確率で性別が判別できないこともあります。

たとえばY染色体があることが判明した場合、99.9%の確率で男児の可能性が非常に高くなります。しかし、エコーではハッキリと確認できないこともありますし、非常に珍しいケースとして外性器の形成不全を起こしている可能性も考えられます。

必ずしも性別が100%判別できるというわけではないので、その点を踏まえた上で検査を受けることがおすすめです。

双子でもNIPT(新型出生前診断)は受けられる?

双子だと判明している場合でも受けられるのか気になるところですが、結論から言えば受けることが可能です。ただし、検査が受けられるのは一卵性双生児か二卵性双生児の場合で、3人以上の時は判別できません。また、双子でも検査できるといったものの、本当に検査できるかどうかはクリニックによって左右されます。

ただ、検査結果の精度には影響がないので安心できます。

もしも検査結果で陽性となった場合、一卵性双生児だった時は双子のどちらも遺伝子の先天性異常を発症している可能性があります。二卵性双生児で陽性だった場合は双子のうち片方か、両方が先天性異常を起こしている可能性も無視できません。

ヒロクリニックNIPTの費用・特徴
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性別を教えてくれないことがあるって本当?

確かに99%で生まれる前の子どもの性別が分かりますが、場合によっては性別を教えてくれないことがあります。というのも、日本産科婦人科学会は性別の告知を推奨していないからです。

何故なら、安易な気持ちで新型出生前診断を受けるのを抑制する目的があります。ただ、性別を教えてくれないのは日本産科婦人科学会が認定している医療機関だけなので、どうしても性別を知りたいのであれば、認定外の医療機関で行いましょう。

ヒロクリニックNIPTには性別が分かるプランがあります。検査プランの内容と費用は、「出生前診断 検査プラン」をご参照ください。

性別が分かるプランとして挙げられるのは、以下のプランです。

  • おすすめプラン
  • フルセットプラン
  • スタンダードプラン
  • over35プラン
  • ミディアムプラン
  • ライトプラン

以上のプランで性別が判別できます。なお、性別が分かるプランであっても性別を知りたくないという人のために、性別を知りたいかどうか自分で選択することも可能です。

出生前診断 検査プラン
出生前診断 検査プラン
ヒロクリニックNIPTは、より皆様に寄り添った検査を選んでいただけるよう、妊婦様のニーズにより即した検査プランを多数ご用意しております。どの...

まとめ

NIPT(新型出生前診断)はこれまでのどの方法より最も高い確率で子どもの性別が判別できる上に、一切のリスクがないので最も安全な出生前診断だと言えます。これまでの方法は確率が高くても100%から遠かったり、流産や死産になる可能性が少なからずあるといった問題があります。

新型出生前診断はそういった問題がないため、検査を受けるのに相応しいと言えます。もしも生まれてくる前の子どもの性別が知りたかったら、NIPT(新型出生前診断)の検査を受けてみてはいかがでしょうか。

妊娠18週目までの方はまだ間に合います

【参考文献】

子どもを妊娠した時に気になるのが、子どもの性別です。女の子なのか男の子なのか判別するには、NIPTと呼ばれる新型出生前診断を行うのがおすすめです。今回の記事では、NIPT(新型出生前診断)について解説します。

羊水検査について詳しく見る

羊水検査について詳しく見る

記事の監修者

伊藤 雅彦先生

伊藤 雅彦先生

医学博士、日本アレルギー学会認定医
日本医師会認定産業医、日本小児科学会認定医、他

略歴

1974年防衛医大入学
1979年、豪州シドニー大学医学部小児科(ロイヤルアレクサンドリア小児病院)にエクスターン留学
1980年防衛医大卒業(第1期生)。防衛医大小児科学教室に入局
防衛医大病院、自衛隊中央病院、北海道立小児総合保健センター新生児科、国家公務員共済組合連合会三宿病院小児科で勤務
1989年米国ハーバード大学医学部リサーチフェロー、米国タフツ大学医学部クリニカルフェロー
1993年埼玉医科大学短期大学小児科学講師
1994年埼玉医科大学小児科学講師
1997年国際医療福祉大学小児科学助教授、山王病院小児科勤務
2006年国際医療福祉大学特任教授(小児科学)
2008年イーハトーブ病院(岩手労災病院)名誉院長
2009年医療法人社団心の絆・蓮田よつば病院理事長
2010年医療法人銀美会銀座美容外科クリニック理事長
2011年医療法人社団鶴癒会新川病院院長
2011年学校法人医療創生大学千葉・柏リハビリテーション学院長
2014年医療法人葵会新潟中央透析クリニック院長
2016年医療法人葵会新潟聖籠病院副院長
2017年医療法人福聚会東葛飾病院院長
2018年医療法人葵会AOI国際病院国際部長

資格

医学博士、介護支援専門員(ケアマネジャー)登録、日本アレルギー学会認定医、日本医師会認定産業医、日本小児科学会認定医、日本レーザー医学会専門医試験合格、日本小児アレルギー学会評議員、日本小児心身医学会評議員、日米医学医療交流財団評議員、日本インターネット医療協議会評議員、日本コンピュータサイエンス学会理事、ナイチンゲールスピリット連盟理事長、NPO防衛衛生キャリアネット理事長、法務省黒羽刑務所医務部顧問などを歴任あるいは活動中
1998年9月、第10回日本コンピュータサイエンス学会学術集会を神奈川県横浜市パシフィコ横浜で会頭として主催
2011年5月から6月にかけて、宮城県気仙沼市立本吉病院にボランティア診療支援

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