妊娠12週目のママとベビー・エコーでわかるダウン症【医師監修】(エコー写真の画像あり)

ダウン症エコー写真12週目

妊娠してから12週目になる頃の赤ちゃんやお母さんの身体の状態は、どのような状態なのか気になる方もいるのではないでしょうか。今回の記事では、妊娠12週目の赤ちゃんとお母さんの身体の状態や行なう検査など、妊娠12週目にできることを解説します。

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胎児の性別は10週目でわかる

妊娠12週の赤ちゃん

妊娠12週頃の赤ちゃんは、どのくらいの大きさや重さに成長しているのでしょうか。

ここでは、妊娠12週の赤ちゃんの状態と性別が判断できるかについて、詳しく見ていきましょう。

赤ちゃんの状態

妊娠12週頃の赤ちゃんの平均的な大きさは、赤ちゃんの大きさを示す数値であるCRL(Crown-rump length)で、約5〜6cmです。

CRLとは、胎児の頭の先からお尻までの長さを測定したものになります。

果物で例えると、みかんくらいの大きさです。

体重は約40〜50gになり、卵1つ分くらいの重さになります。

身体の発達としては、各器官の形成が終わり、徐々に顔立ちや筋肉などが発達してくる時期です。

また、赤ちゃんの身体を保護している羊水の量が増え、手足の動きが活発になってきます。

男女の外性器の差も見られてくる時期でもあり、人間らしい身体つきを確認できるようになるでしょう。

妊娠12週目のダウン症赤ちゃんのエコー写真

赤ちゃんの性別判断

妊娠12週頃の赤ちゃんの性別は、超音波検査でわかる場合があります。

この頃の赤ちゃんは外性器の差が出てくるため、超音波検査で外性器が確認できれば、性別がわかるでしょう。

しかし、はっきりと判断できるほどに成長していない可能性もあり、確実にわかるとはいえません。

妊娠12週頃でも高い確率で性別を判断する方法として、NIPT(non-invasive prenatal testing)があります。

NIPT(新型出生前診断)とは、手術などでお母さんの身体を傷つけずに行なう遺伝学的検査のことです。

お母さんの血液や羊水を採取して、胎児のDNAを確認することで、遺伝子の異常や性別を調べられます。

NIPT(新型出生前診断)は妊娠10週から検査ができるため、12週頃にはNIPT(新型出生前診断)で性別の確認が可能です。

ただし、日本産科婦人科学会が認定しているNIPT(新型出生前診断)の認定施設では、性別を確認する目的での検査は実地していません。

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妊娠12週のお母さん

妊娠12週頃のお母さんの身体は、どのような変化が生じているのでしょうか。

ここでは、妊娠12週のお母さんの状態と気をつけたいことについて、詳しく見ていきましょう。

母体の状態

妊娠12週頃になると、赤ちゃんが大きくなってくることにより、お腹が少しふくらみはじめます。

赤ちゃんと栄養や酸素を交換したり、血液を作ったりする胎盤が完成してくるのも妊娠12週頃です。

また、食欲不振や吐き気などを伴う、つわりも妊娠12週あたりから徐々に落ち着いてきます。

つわりが治ると次第に食欲が出てくることで、ついつい食べ過ぎてしまう方も多いです。

急に体重が増えてしまわないように、バランスの良い食生活を心がけて、食事には注意しましょう。

妊娠12週のお母さんが気をつけたいこと

妊娠12週ともなると、お母さんの身体にさまざまな変化が起こります。

変化に伴い、気をつけるべきことも出てくるため、ここでは妊娠12週のお母さんが気をつけたいことを見ていきましょう。

お腹を圧迫しない服装を選ぶ

妊娠12週となるとお腹が少しふくらんだり、張る感じがでてきます。

まだ大きさが目立つほどではありませんが、お腹を圧迫してしまうようなタイトな服装は避けた方がよいでしょう。

お腹を圧迫してしまうと、血液循環が悪くなったり、子宮が過剰に収縮したりして、赤ちゃんへ負担がかかってしまう可能性があります。

お腹のふくらみ具合に合わせて、お腹周りがゆったりした服装やマタニティ用の服装を選びましょう。

尿意が近くなる

赤ちゃんが大きくなることで、膀胱が圧迫されて尿意を感じやすくなる可能性があります。

尿意が近くなれば、トイレに行く回数も増加するでしょう。

しかし、トイレに何度も行くのが嫌だからといって、排尿を我慢するのはよくありません。

妊娠中の女性の尿道はホルモンの影響によって締まりが弱くなっており、細菌が止まりやすく、我慢すると細菌が繁殖してしまう可能性があるからです。

細菌が繁殖すると膀胱炎のリスクがあるため、尿意を感じたら我慢しないようにしましょう。

腹痛があることも

妊娠初期である15週目までにお腹が痛いと感じるお母さんは少なくありません。

この時期の腹痛は、赤ちゃんの成長や子宮の大きさが変化すること、ホルモンの影響で便秘になること、また、腸の働きが悪くなり下痢になることから起こります。

徐々に痛みがひいていく場合は大きな問題がないかもしれませんが、妊娠12週目までは早期流産の可能性もあります。

徐々に痛みが大きくなったり、出血したりする場合は医師への相談も考えましょう。

妊娠12週目にできること

エコーでわかるダウン症・12週目の特徴

ここからはエコー検査(超音波検査)でわかることに触れていきます。

エコー検査では赤ちゃんの成長の様子をみることができ、胎児の首のうしろや手足の長さなど部分的なところから染色体異常として知られる21トリソミー(ダウン症候群)の疑いを確認することができます。

いつから確認ができるかというと、一般的には10~15週目で21トリソミー(ダウン症候群)の疑いがあるかどうか確認されます。

手足の長さや顔の大きさなど、いずれも平均値でなかったら必ず21トリソミー(ダウン症候群)というものではなく、疑いがあるという状態です。

妊娠中は21トリソミー(ダウン症候群)であったことがわからなかったというお母さんもいますので、12週目の時点では断定しないように注意しましょう。

首のうしろのむくみ

21トリソミー(ダウン症候群)の初期には後頭部、首の後ろにむくみがみられます。

検査結果の画像ではむくみの部分は暗く影のように映るのですが、21トリソミー(ダウン症候群)でない赤ちゃんの首の後ろと比べて厚く見える場合は21トリソミー(ダウン症候群)の疑いがあるといえます。

専門的な言葉では、首のうしろのむくみはNT(Nuchal Translucencyの略)という値で表されます。NTは妊娠11~13週目にみられるものであり、どの赤ちゃんにもあります。

NTの基準となる値は3.5mm未満ですが、CRL(crown-rump lengthの略)という頭からお尻までの胎児頭殿長と呼ばれる長さによっても判断が異なります。

NTが3.5mm以上かそれ以下であっても確定ではないことに留意しておきましょう。

手足の短さ

21トリソミー(ダウン症候群)などの染色体異常がある場合では、手足が短くなる傾向にあります。

太ももの長さを表すFL値(Femur Lengthの略)も判断の一つとして使われます。

頭の大きさ

BPD(Biparietal Diameter)とFOD(Front Occipital Diameter)の数値から判断します。

BPDは頭蓋骨の横幅、FODは縦幅を示します。

BPDの場合は、12週から15週では15~35mmが平均的な大きさになりますが、平均値から10%以上の値となる場合は21トリソミー(ダウン症候群)が疑われます。

鼻の骨・顔の特徴

21トリソミー(ダウン症候群)の場合は顔全体が平たい印象になるため、エコーでは鼻の骨が小さかったり、唇が小さく見えることがあります。

鼻の高さはCRLが45~84mmに成長した時に観察が行われます。

心臓

21トリソミー(ダウン症候群)の赤ちゃんの約半数は心臓の疾患をかかえているといわれています。心臓の右心室と右心房の間にある三尖弁(さんせんべん)に血液の逆流があると先天性の心臓疾患や21トリソミー(ダウン症候群)が疑われます。

ただし、逆流も21トリソミー(ダウン症候群)でない赤ちゃんにもみられますので、必ずしも疾患の有無が確定するということではありません。

また、15週までの妊娠初期で心臓病の診断は簡単ではないため、専門の医師が診ることや、より詳しく検査する「胎児心臓エコー検査」が行われた上で判断されます。

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妊娠12週の検査

妊娠12週頃に受ける検査には、どのような検査があるのでしょうか。

ここでは、妊娠12週に受けられる検査や、やっておきたい検査について紹介します。

妊婦検診

妊婦検診は、妊娠期間中に定期的に行なわれるお母さんと赤ちゃんの健康状態を確認する検査です。

厚生労働省の指針によると、妊娠12週の方の妊婦検診の頻度は、大体4週間ごとに1回行なうことが望ましいとされています。

妊婦検診で行なう検査内容は、主に次の検査項目です。

  • 基本的な情報(身長・体重・BMI・血圧など)
  • 血液検査
  • 子宮頸部細胞診検査

それぞれの検査内容について、詳しく確認していきましょう。

基本的な情報(身長・体重・BMI・血圧など)

まず、妊婦検診では妊娠の管理上、必要となる基本的な情報を収集します。

身長や体重、BMI、血圧、尿蛋白・尿糖などの検査から、問診票を利用して、妊婦自身の詳細な情報を聴取していきます。

血液検査

血液検査では、以下の検査項目を確認します。

  • ABO式血液型、Rh式血液型

輸血が必要になった場合や、お母さんに赤ちゃんの赤血球に対する抗体ができる血液型不適合妊娠に対処できるように確認します。

  • 不規則抗体スクリーニング

血液中に不規則抗体がないか調べる検査です。

不規則抗体があると、赤ちゃんの血液と反応して血球を壊してしまう可能性があります。

  • 血算

血液中の白血球数や赤血球数、ヘモグロビン、血小板などの成分を調べる検査です。

検査数値から炎症状態や貧血、免疫、止血作用などがわかります。

  • 血糖

血糖は血液中の糖を調べる検査です。

妊娠中は胎盤から出る酵素によって、血糖値のコントロールが難しくなり、妊娠糖尿病になる可能性があります。

  • HBs抗原、HCV抗体、風疹抗体、梅毒スクリーニング、HTLV-1抗体、HIVスクリーニング、トキソプラズマ抗体

上記の検査は、お母さんが抗原や抗体を持っているのか確認する検査です。

適切な状態であれば、母子感染するリスクを防ぐことができます。

子宮頸部細胞診検査

子宮頸部細胞診検査は、子宮頸部の細胞を取り、顕微鏡で異常がないか確認する検査です。

検査によって、子宮頸がんや腟がんの発見に繋がります。

妊娠初期の子宮頸部細胞診検査は、一定期間検査を受けていない方が対象です。

妊娠12週の検査・できること

自費の検査

妊婦検診は定期的に受診が推奨されている検査ですが、そのほかに、妊娠中に遺伝子の異常や先天性の病気のために自費で受けられる検査として母体血清マーカー(クアトロテストとも呼ばれます)、コンバインド検査、NIPT(新型出生前診断)があります。

母体血清マーカーは15~17週頃、コンバインド検査は11~13週頃、NIPT(新型出生前診断)では10〜22週の間に実施可能です。

NIPT(新型出生前診断)の費用については、日本国内では、21・18・13トリソミーのみの検査でも約9~24万円(税抜)程度と施設によって大きく異なります。

ヒロクリニックNIPTでは、調べたい遺伝子の種類によって価格を設定しております。

一つの遺伝子を調べる税込4.95万円のプランや、21・18・13番目の遺伝子を調べる税込9.9万円のプランなど、さまざまな可能性を知りたい方向けに税込 26.4万円のフルセットプランも準備しています。

NIPT(新型出生前診断)の注意点としては、検査結果に「YES / NO」といった簡潔な答えが出ない点です。

なぜかというと、NIPT(新型出生前診断)はスクリーニング検査のため、妊娠が染色体疾患であるかないかという結果ではなく、疾患のリスクが「高い」か「低い」かを示すからです。

また、NIPT(新型出生前診断)の検査では採血により多少の痛みがともないますが、胎児への大きな影響は基本的にないと考えられています。

NIPT(新型出生前診断)の検査後については、絨毛検査や羊水検査といった確定検査を行う可能性があり、確定検査の実施に関しては流産・破水の可能性がないとは言い切れない点にも注意が必要です。

ただし、絨毛検査や羊水検査のようなNIPT(新型出生前診断)の後に行う確定検査は、検査で陽性になったときに必ず受けなければいけないものではなく、お母さんからのご希望があってから行われます。

NIPT(新型出生前診断)の各プラン、ご留意いただきたいことについては親身な姿勢でご説明させていただきますので、お気軽にご連絡ください。

出生前診断 検査プラン
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ヒロクリニックNIPTは、より皆様に寄り添った検査...

妊娠12週にやっておきたいこと

妊娠12週になったら、以下のことをやっておきましょう。

妊娠12週になると、段々とつわりが治ってきます。

つわりが治ると、食欲が増加するため、体重が増えやすくなることに注意が必要です。

そのため、体重管理をして急激な体重増加を防ぎましょう。

なかにはつわりが終わらない人もいますが、特徴としては赤ちゃんが成長して内臓を圧迫していることや、ホルモンバランスが崩れること、ストレスや冷え性などが考えられます。

人それぞれ原因は違うため、つわりが必ず緩和する対処法や抑え方はありませんので、自分なりのつわりとの付き合い方を身につけることが大切です。

また、妊娠12週頃は妊娠超初期の3週目までとは違って、どんどんとお腹が大きくなる時期です。

お腹がふくらむとこれまで着用していた服では、お腹を圧迫してしまうかもしれません。

腹部が出てくる時期の妊娠12週くらいから、マタニティウェアの準備をしておきましょう。

また、お腹が大きくなると、腹部に妊娠線といわれる線が生じる可能性があります。

妊娠線を予防するためには、クリームやオイルなどで保湿したり、マッサージしたりすることが重要です。

ケアをしっかりと行ない、妊娠線を予防しましょう。

最後に、生まれてくる赤ちゃんの健康状態を知りたい方は、NIPT(新型出生前診断)がおすすめです。

NIPT(新型出生前診断)は妊娠10週以降から検査できるため、12週頃には検査できます。

生まれてくる前に赤ちゃんの状態を知ることで、柔軟に対応する準備ができるでしょう。

NIPT(新型出生前診断)とはどういう検査?
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新型出生前診断(NIPT)とは、「お母さんから採血...

まとめ

今回は、妊娠12週目の赤ちゃんやお母さんの状態、できることについて解説しました。

12週頃になると赤ちゃんは成長して段々と人間らしく、お母さんは赤ちゃんの成長とともに妊婦さんらしい身体つきになっていきます。

定期的な妊婦検診を受けることで、赤ちゃんとお母さんの健康状態を確認しながら、出産へと向かっていくことができるでしょう。

しかし、妊婦検診だけではわからないこともあるため、より健康状態について知りたい方は妊娠12週頃にNIPT(新型出生前診断)を受けるのも一つの手段です。

ヒロクリニックNIIPTのNIPT(新型出生前診断)は、採血から通常2~5日(一部の院および連携施設の場合は通常3~6日以内)で結果をお届けと早い段階で検査結果が出ます。なお、連携施設を除くヒロクリニックNIPT各院では、特急便オプションをご利用いただけます(採血から2~3日以内にお届け)。

検査を考えている方は、ぜひご検討ください。

ヒロクリニックNIPTの費用・特徴
ヒロクリニックNIPTの費用・特徴
ヒロクリニックNIPTは、NIPTの専門集団です。...

【参考文献】

妊娠してから12週目になる頃の赤ちゃんやお母さんの身体の状態は、どのような状態なのか気になる方もいるのではないでしょうか。今回の記事では、妊娠12週目の赤ちゃんとお母さんの身体の状態や行なう検査など、妊娠12週目にできることを解説します。

NIPTについて詳しく見る

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記事の監修者

川野 俊昭先生

川野 俊昭先生

ヒロクリニック博多駅前院 院長
日本産科婦人科学会専門医

産婦人科医として25年以上、主に九州で妊婦さんや出産に向き合ってきた。経験を活かしてヒロクリニック博多駅前院の院長としてNIPT(新型出生前診断)をより一般的な検査へと牽引すべく日々啓発に努めている。

略歴

1995年 九州大学 医学部卒業
1995年 九州厚生年金病院 産婦人科
1996年 九州大学医学部付属病院 産婦人科
1996年 佐世保共済病院 産婦人科
1997年 大分市郡医師会立アルメイダ病院 産婦人科
1998年 宮崎県立宮崎病院 産婦人科 副医長
2003年 慈恵病院 産婦人科 医長
2007年 日本赤十字社熊本健康管理センター診療部 副部長
2018年 桜十字福岡病院 婦人科
2020年 ヒロクリニック博多駅前院 院長

資格

日本産科婦人科学会専門医
検診マンモグラフィ読影認定医
日本スポーツ協会公認 スポーツドクター
厚生労働省認定臨床研修指導医
日本抗加齢医学会専門医

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