NIPT(新型出生前診断)の費用相場は、プランや施設によって約6万円台〜数十万円と幅があります。この記事では、出生前診断・NIPTの費用相場を検査種別・プラン別・認可/非認可別にわかりやすく整理し、「安さだけで選んで後悔しない」ための費用以外のチェックポイント、医療費控除・補助金の可否まで解説します。
この記事でわかること
- NIPT・各出生前診断の費用相場(早見表)
- 認可施設と非認可施設で費用・検査範囲がどう違うか
- NIPTのプラン別料金の目安と、陽性時の羊水検査サポート
- 費用だけで選ぶと後悔しやすい5つの確認ポイント
- 医療費控除・自治体の補助金は使えるのか(国税庁の考え方)
【結論】NIPT・出生前診断の費用相場(早見表)
NIPTは母体の採血のみで調べる非確定的検査で、費用相場は約8万〜20万円台が中心です。検査の種類ごとの費用・時期・性質を早見表にまとめます。
| 検査 | 費用の目安 | 時期 | 方法 | 性質 |
|---|---|---|---|---|
| NIPT(新型出生前診断) | 約6万円台〜20万円台(プランで差) | 妊娠10週ごろ〜 | 母体採血 | 非確定的 |
| コンバインド検査 | 約3万〜5万円 | 11〜13週 | 採血+エコー | 非確定的 |
| 母体血清マーカー | 約2万〜3万円 | 15〜16週 | 母体採血 | 非確定的 |
| 絨毛検査(確定) | 約10万〜20万円 | 11〜14週 | 絨毛採取 | 確定的 |
| 羊水検査(確定) | 約10万〜20万円 | 15〜16週〜 | 羊水採取 | 確定的 |
認可施設と非認可施設で費用はどう違う?
認可施設は基本3疾患中心で15万〜20万円前後、非認可施設は検査範囲が広くプランにより5万円台〜数十万円と幅があります。費用だけでなく「検査範囲」「年齢制限」「紹介状の要否」も変わるため、あわせて比較しましょう。
| 項目 | 認可施設 | 非認可施設 |
|---|---|---|
| 検査範囲 | 21・18・13トリソミーの3疾患が中心。性別は非対応 | 基本3疾患〜全染色体・微小欠失重複・性別まで選べる施設が多い |
| 費用の目安 | 15万〜20万円前後 | 3疾患プランで6万円台〜、フルカバーで数十万円まで幅 |
| 年齢制限 | 出産時35歳以上などの制限がある場合が多い | 年齢制限を設けない施設が多い |
| 紹介状 | かかりつけの紹介状が必要なことが多い | 不要の施設が多い |
| 結果までの日数 | 海外輸送で1〜2週間程度が一般的 | 国内ラボ連携なら最短2日〜5日前後の施設も |
認可・非認可はどちらも医療機関ですが、検査範囲や条件が異なります。詳しくはNIPTの認証施設と非認証施設の違い【医師監修】もご確認ください。
NIPTの費用の内訳|何にお金がかかる?なぜ高いの?
NIPTが高めなのは、母体採血だけでなく「高精度の遺伝学的解析」「医師の判定・結果レポート」「遺伝カウンセリング」「陽性時の確定検査サポート」までを費用に含むためです。検査費用の主な内訳は次のとおりです。
| 費用の内訳 | 内容 |
|---|---|
| 採血・検査手数料 | 母体からの採血と、検体の管理・輸送 |
| 遺伝学的解析(ラボ費用) | 次世代シーケンサー等による高精度な染色体解析。NIPT費用の中心を占める |
| 医師の判定・結果レポート | 専門医による結果判定と、わかりやすいレポートの作成 |
| 遺伝カウンセリング | 検査前後の相談・結果説明(施設により必須または任意) |
| 陽性時の確定検査サポート | 羊水検査など確定検査の費用補助・紹介体制(施設による) |
費用の大部分を占めるのが遺伝学的解析のラボ費用です。調べる染色体の数(3疾患のみ〜全染色体)や微小欠失の有無で解析の手間が変わるため、プランごとに金額差が生まれます。
NIPTのプラン別料金の目安と羊水検査サポート
非認可施設では「何を・どこまで調べるか」で料金が変わります。ヒロクリニックNIPTを例にとると、料金レンジは次のとおりです。
- 基本3疾患(21・18・13トリソミー):6万円台〜のプランを用意
- 全染色体・微小欠失重複まで調べるフルカバー:数十万円まで、予算に応じて選択可
- 陽性時の羊水検査サポート:確定検査(羊水検査)の費用を最大30万円まで補助
「まず費用を抑えて3疾患だけ」「性別や微小欠失まで幅広く」など、目的に合わせてプランを選べるのが非認可施設の特徴です。プランごとの違いはNIPT検査プランの比較で確認できます。
安さだけで選ぶと後悔する|費用以外の5つの確認ポイント
NIPTは「安いから」だけで選ぶと、調べたい範囲が対象外だったり、陽性時のサポートが乏しく追加費用がかさんだりすることがあります。費用に加えて次の5点を確認してください。
- 検査範囲が希望に合うか:3疾患だけか、全染色体・微小欠失・性別まで必要か
- 検査精度と検査ラボ:国内ラボで品質管理されているか、実績はどうか
- 陽性時の確定検査サポート:羊水検査費用の補助や紹介体制があるか
- 遺伝カウンセリング・アフターフォロー:結果の説明・相談体制が整っているか
- 結果までの日数とアクセス:通いやすさ・予約の取りやすさ・結果報告の早さ
医療費控除・補助金は使える?(正しい整理)
NIPTは自由診療で、スクリーニング目的の検査費用は原則として医療費控除の対象外と扱われることが多い一方、診断・治療を目的とする検査費用は対象になり得ます。国税庁は「診断または治療を目的とした検査であれば医療費控除の対象となる」としています(出典:国税庁 No.1122 医療費控除の対象となる医療費)。
- 医療費控除:対象になるかは目的・状況により判断が分かれます。陽性後に受ける確定検査(羊水・絨毛)や治療は対象になり得ます。領収書を保管し、確定申告時に税務署・税理士へご確認ください。
- 自治体の補助金:NIPTは多くの自治体で助成対象外ですが、一部自治体は先天性異常検査への補助を独自に設けている場合があります。
- 別制度:妊婦健診助成、出産育児一時金(原則50万円)、高額療養費制度は、NIPTとは別枠の制度です。
費用負担を抑える具体策は出生前診断の費用負担を減らす方法もあわせてご覧ください。
高額療養費は使える?費用が発生するタイミング
NIPTは自由診療のため、公的医療保険を前提とする高額療養費制度の対象にはなりません。費用は全額自己負担で、原則として検査日にまとめて支払うのが一般的です。想定しておきたい費用の発生タイミングを整理します。
| タイミング | かかる費用の目安 |
|---|---|
| 初診・カウンセリング | 無料〜数千円(施設による。当院は無料カウンセリングを実施) |
| NIPT検査当日(採血) | プラン料金(6万円台〜数十万円)を支払うのが一般的 |
| 結果説明 | プラン料金に含まれる施設が多い |
| 陽性時の確定検査(羊水・絨毛) | 約10万〜20万円(施設のサポートで補助される場合あり) |
費用で迷った方の声と、後悔しない考え方
費用については「思っていたより高くて迷った」「基本プランと全染色体プランで倍近く違い、どこまで調べるべきか悩んだ」「陽性だったときの追加費用が不安だった」といった声も少なくありません。
私たちがご相談の場でお伝えしているのは、費用は「調べる範囲」と「陽性時のサポート」で決まるという視点です。安さだけで基本プランを選び、あとから「やはり微小欠失まで調べたかった」と再検査になれば、かえって総額が増えることもあります。まず何が心配で、どこまで知りたいのかを整理してからプランを選ぶと、費用への納得感が高まります。
全国の院の料金・アクセス・予約
お住まいの地域で費用・アクセスを確認したい方は、各院のページをご覧ください。料金プラン・診療時間・予約方法を掲載しています。
- 東京(東京駅前院)のNIPT費用・アクセス
- 大阪(大阪駅前院)のNIPT費用・アクセス
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よくある質問(FAQ)
NIPTの費用はいくらぐらいが相場ですか?
施設やプランにより幅がありますが、基本3疾患で6万円台〜、全染色体・微小欠失まで調べるフルカバーで数十万円が目安です。認可施設は15万〜20万円前後が中心です。
なぜNIPTは保険適用されないのですか?
NIPTは治療ではなく胎児の染色体の可能性を調べるスクリーニング検査で、公的医療保険の適用外(自由診療)に位置づけられているためです。
NIPTは医療費控除の対象になりますか?
目的により判断が分かれます。スクリーニング目的のNIPT単体は原則対象外とされることが多い一方、診断・治療を目的とする検査や陽性後の確定検査は対象になり得ます。領収書を保管し、確定申告時に税務署へご確認ください。
安いNIPTを選んでも大丈夫ですか?
費用だけでなく、検査範囲・検査ラボの精度・陽性時の羊水検査サポート・遺伝カウンセリングの有無を確認してください。サポートが乏しいと、陽性時に追加費用や不安が生じることがあります。
認可施設と非認可施設、費用が安いのはどちらですか?
基本3疾患だけなら非認可施設のプランが6万円台〜と安い場合があります。ただし認可施設は遺伝カウンセリングが必須で条件が異なるため、費用だけでなく検査範囲・条件で比較しましょう。
NIPTの費用はなぜ高いのですか?
費用の中心は、次世代シーケンサーなどを用いた高精度な遺伝学的解析(ラボ費用)です。加えて医師の判定・結果レポート、遺伝カウンセリング、陽性時の確定検査サポートまで含むため、採血のみの検査より費用が高くなります。
NIPTは高額療養費制度の対象になりますか?
対象になりません。高額療養費制度は公的医療保険が適用される診療が対象で、自由診療のNIPTは対象外です。費用は全額自己負担となります。
プラン料金以外に追加でかかる費用はありますか?
多くの施設で、結果説明まではプラン料金に含まれます。追加費用が発生し得るのは、陽性だった場合の確定検査(羊水・絨毛検査、約10万〜20万円)です。当院では確定検査の費用を最大30万円まで補助しています。
まとめ
NIPTの費用は基本3疾患6万円台〜フルカバー数十万円が目安で、認可・非認可で検査範囲や条件が異なります。安さだけでなく、検査範囲・精度・陽性時のサポート・カウンセリング体制を含めて比較することが、後悔しない選び方のポイントです。地域ごとの費用・予約は各院ページからご確認ください。
本記事はヒロクリニックNIPTの医師監修のもと、国税庁などの公的情報をもとに作成しています。費用・プランは変更される場合があるため、最新の料金は各院ページ・公式予約サイトでご確認ください。
日本皮膚科学会 皮膚科専門医/日本医師会 産業医/東京衛生検査所 指導監督医
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。
