この記事の要点
「Developmental delay with or without epilepsy」は、CNOT3などの遺伝子の変化が原因となる神経発達症の総称です。発達の遅れやてんかん発作を伴うことがあります。
てんかんは必ず起こるものではなく、実際に発作がみられるお子さんは全体の1〜2割程度と報告されています。 原因の多くは、ご両親から受け継いだものではない新生突然変異(de novo変異)です。 代表的な症状は、運動・言葉の発達の遅れ、知的障害、筋緊張低下、自閉傾向やADHD傾向などです。 根本的な治療法はまだありませんが、理学療法・作業療法・言語療法などの療育によって、お子さんの力を伸ばすことができます。 標準的なNIPT(新型出生前診断)では、CNOT3のような単一遺伝子の変化そのものを調べることはできません。次の妊娠を考える際は、遺伝カウンセリングでの確認が大切です。医師から「Developmental delay with or without epilepsy」という診断名を告げられた方へ。病名というよりは状態の説明のような言葉です。情報を求めてこのページにたどり着いたご家族の皆様に向けてお伝えします。
お子様の発達がゆっくりであることや、けいれん発作が起きたことをきっかけに、長い検査の末にようやくたどり着いた診断かもしれません。
この診断名は日本語に訳すと「てんかんを伴う、または伴わない発達遅滞」となり、非常に曖昧に聞こえます。
「結局、何の病気なのかわからない」「これからどうなるのか」という不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
近年の遺伝子解析技術の進歩により、これまで「原因不明の発達遅滞」とされていたお子さんたちの中から、新しい原因遺伝子が次々と見つかっています。
この「Developmental delay with or without epilepsy」という診断名は、疾患概念が確立されたばかりの新しい病気のグループを指すことが多いです。
その代表的な原因の一つに、CNOT3(シー・ノット・スリー)という遺伝子が挙げられます。
CNOT3遺伝子は第19番染色体(19q13)に位置する遺伝子。
医学的には「CNOT3関連神経発達障害」と呼ばれています。
国際的な診断分類では「IDDSADF」(会話の遅れ・自閉傾向・特徴的な顔つきを伴う知的発達症、OMIM #618672)という名称に整理されています。
診断書には英語の症状記述がそのまま書かれることもあります。
「伴う、または伴わない」という言葉の通り、てんかん発作が起きるお子さんもいれば、起きないお子さんもいます。国際的な症例報告では、てんかんを伴うお子さんは全体の1〜2割程度で、伴わないお子さんの方が多数派であることがわかっています。症状の個人差が大きい点も、この病気の特徴です。
この記事でわかること
- 「Developmental delay with or without epilepsy」という診断名の意味
- CNOT3遺伝子の役割と、症状が起こる仕組み
- 発達の遅れ・てんかん・行動面の特徴とその頻度の目安
- 遺伝の仕組みと、次の妊娠を考えるときに知っておきたいこと
- 療育・治療の選択肢と、日々のケアのヒント
概要:どのような病気か
この病気は、生まれつきの遺伝子の変化によって、脳や神経の発達に影響が出る体質です。世界的に見ても患者数はまだ少なく、希少疾患(レアディジーズ)の一つに数えられます。

まず、診断名の意味を整理しましょう。Developmental delay(デベロップメンタル・ディレイ)は、発達遅滞のことです。言葉や運動の発達が、同年代のお子さんと比べてゆっくりであることを指します。
With or without epilepsy(ウィズ・オア・ウィズアウト・エピレプシー)は、てんかんを伴うこともあれば、伴わないこともあるという意味です。つまり、主な特徴は「発達の遅れ」であり、そこに「てんかん発作」が合併する可能性がある病気、ということです。
この診断名がつく場合、多くのケースで遺伝子検査(全エクソーム解析など)が行われており、その結果としてCNOT3などの特定の遺伝子に変異が見つかったことを意味しています。
CNOT3遺伝子の変異によるものは、2010年代後半から国際的な症例報告が積み重なってきた、比較的新しい疾患単位です。
そのため、日本語の教科書にはまだ載っていないことが多く、医師であっても専門外であれば詳しく知らないことも珍しくありません。
原因が遺伝子にあることがわかったため、これからの見通しや、気をつけるべき合併症についての情報が少しずつ整理されつつあります。
主な症状
症状は、発達の面、神経の面、そして身体的な特徴の面に現れます。お子さんによって症状の出方や重さは異なりますが、代表的な特徴を頻度の目安とともに見ていきましょう。
| 症状カテゴリ | 見られる頻度の目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 発達の遅れ・知的障害 | ほとんどの患者さんに見られ、知的障害は約9割 | 運動・言葉の発達がゆっくり。軽度〜中等度が中心 |
| てんかん発作 | 約1〜2割 | 強直間代発作、欠神発作、熱性けいれんなど |
| 自閉傾向・ADHD傾向 | 半数以上に何らかの傾向 | こだわりの強さ、多動、視線が合いにくいなど |
| 筋緊張低下 | 乳幼児期によく見られる | 体がふにゃふにゃ、抱っこすると重く感じる |
| 顔つきの特徴 | 一部の患者さんに見られる | 額が広い、眉毛が薄い、鼻筋が通っているなど |
ここからは、それぞれの特徴を詳しく見ていきます。
1. 発達と知的な特徴
この病気の中心となる症状です。ほとんどの患者さんに何らかの発達の遅れが見られます。
運動発達の遅れ
首がすわる、お座りをする、ハイハイをする、歩き始めるといった運動のマイルストーンに到達するまでに、平均よりも時間がかかります。歩き始めが2〜3歳頃になることもありますが、多くのお子さんは成長とともに歩行を獲得します。
言葉の遅れ
言葉を理解する力や、自分から話す力(表出言語)の発達がゆっくりです。ジェスチャーや絵カードなどを使ったコミュニケーションが有効な場合もあります。一度言葉が出始めると、その子なりのペースで語彙が増えていくことが多いです。
知的障害
軽度から中等度が中心ですが、幅には個人差があります。新しいことを覚えるのに時間がかかったり、複雑な状況判断が難しかったりすることがあります。一方で、人懐っこく、周囲との関わりを楽しめるお子さんが多いのも特徴です。
2. てんかん発作(神経の症状)
診断名に「てんかんを伴う、または伴わない」とあるため不安に感じやすい項目ですが、実際に発作が起こるのは少数派です。24例・51例規模の国際的な症例集積研究では、てんかん発作がみられた患者さんは全体の1〜2割程度と報告されています。
発症時期は乳幼児期から学童期まで様々です。発作のタイプも多様で、全身がガクガクと震える発作(強直間代発作)、一瞬意識が飛ぶような発作(欠神発作)、体が一瞬ビクッとする発作(ミオクロニー発作)などが見られます。熱が出た時にけいれんを起こす熱性けいれんを繰り返すこともあります。
多くの場合、抗てんかん薬による治療で発作をコントロールできますが、中には薬が効きにくい難治性のケースもあります。
3. 行動面の特徴
発達障害に似た行動の特徴が見られることがあります。自閉スペクトラム症(ASD)の傾向として、視線を合わせにくかったり、こだわりが強かったり、特定の手の動きを繰り返したりすることがあります。
注意欠如・多動症(ADHD)の傾向として、じっとしているのが苦手で、衝動的に動いてしまうこともあります。新しい場所や環境の変化に敏感なお子さんも少なくありません。
4. 身体的な特徴
筋緊張低下
赤ちゃんの頃に、体がふにゃふにゃとして柔らかい筋緊張低下が見られることがよくあります。抱っこした時にずっしりと重く感じたり、関節が柔らかすぎたりします。これが運動発達の遅れの一因ともなります。
顔つきの特徴
おでこが広い、眉毛が薄い、鼻筋が通っている、耳の位置や形に特徴があるなど、共通したお顔立ちが報告されています。ただし「奇形」というような目立つものではなく、非常にマイルドな特徴であることが多いです。ご両親に似た可愛らしいお顔立ちのお子さんがほとんどで、専門医が注意深く診察して初めて気づく程度のものです。
眼科的な問題
斜視(目の位置がずれる)や、遠視、近視などの屈折異常が見られることがあります。視力の問題は発達にも影響するため、早期の発見とケアが大切です。
原因
原因は、CNOT3などの遺伝子の働きを詳しく見ることで理解できます。なぜ発達が遅れたり、てんかんが起きたりするのか、遺伝子の役割から見ていきましょう。
CNOT3遺伝子の変異
Developmental delay with or without epilepsyという診断がつく場合、代表的な原因の一つが第19番染色体にあるCNOT3(シー・ノット・スリー)という遺伝子の変異です。
(※これ以外にも、似たような病名の原因遺伝子は存在しますが、ここでは最も代表的なCNOT3について解説します。)
CNOT3遺伝子は、CCR4-NOT複合体という、細胞の中で非常に重要な役割を果たすチームの一員。
このチームは、他の遺伝子から作られたメッセージ(mRNA)を分解したり調節したりすることで、遺伝子のスイッチを適切なタイミングでオフにする役割を担っています。
言ってみれば、CNOT3は細胞の中の「調整役」のようなものです。
脳の発達には、必要な遺伝子を働かせるだけでなく、不要になった遺伝子の働きを止めることも同じくらい大切です。CNOT3遺伝子に変異があると、この調整機能がうまくいかなくなり、脳の神経細胞の発達やネットワーク形成に影響が出ると考えられています。
遺伝について
多くのご家族が、親から遺伝したのか、妊娠中の生活に問題があったのかとご自身を責めてしまわれます。しかし、この病気の大部分は、新生突然変異(de novo変異)によるものです。
これは、ご両親の遺伝子には異常がなく、精子や卵子が作られる過程、あるいは受精した直後の細胞分裂の段階で、偶然にCNOT3遺伝子に変化が起きたことを意味します。
ご両親のどちらかのせいで遺伝したわけではなく、妊娠中の食事、お薬、ストレス、環境などが原因で起きるものでもありません。
誰にでも起こりうる、偶然の現象です。
なお、ごくまれに、症状の軽い親から子へ受け継がれた例も海外の報告にあります。実際にどちらのケースにあたるかは、ご両親の血液検査を含めた遺伝学的検査で確認できます。
多くのご家族が抱く「次の妊娠でも同じことが起こるのではないか」という不安。
新生突然変異の場合、次のお子さんに同じ変化が再び起こる可能性は一般的に低いと考えられています。
ただし、ごくまれに片方の親の生殖細胞に変化が生じている場合(生殖細胞モザイク)もあります。
正確な数値は、臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングで確認してください。
診断と検査
診断は、症状の観察、脳波検査、画像検査、そして遺伝子検査を組み合わせて行われます。それぞれの検査で何がわかるのか、順に確認しましょう。
1. 臨床診断の難しさ
発達の遅れや筋緊張低下は、多くの病気で見られる一般的な症状です。症状だけでこの病気を特定することは非常に困難で、以前は「原因不明の発達遅滞」や「知的障害」として経過観察されることが多くありました。
2. 脳波検査
てんかん発作の疑いがある場合や、発達の遅れの原因を調べるために行われます。てんかんの発作波(脳の電気信号の乱れ)が見つかれば、てんかんの診断がつきます。明らかな発作がなくても、脳波に軽い乱れが見られることもあります。
3. 画像検査(MRI)
脳のMRI検査を行うことがあります。多くの患者さんでは、脳の形に大きな異常は見られません(正常所見)。一部の患者さんでは、脳梁(右脳と左脳をつなぐ部分)が薄い、脳室がやや拡大しているといった軽微な所見が見られることもあり、他の病気を除外するためにも重要な検査です。
4. 遺伝学的検査
確定診断のためには、血液を採取してDNAを調べる検査が必要です。近年普及してきた次世代シーケンサーを用いた全エクソーム解析(WES)が行われることが一般的です。
全エクソーム解析は、遺伝子のうちタンパク質を作る重要な部分を網羅的に解読する検査です。この検査によって初めてCNOT3などの特定の遺伝子に変異が見つかり、診断が確定します。診断がつくことで、「原因不明」という不安から解放され、将来の見通しを立てやすくなります。
治療と管理
遺伝子の変化そのものを修復する根本的な治療法は、現在の医学ではまだ確立されていません。しかし、症状ごとの治療(対症療法)とサポート(療育)によって、お子さんの力を最大限に引き出すことは十分に可能です。
岡院長より: 統括院長の岡博史です。NIPTの結果説明や出生前後のご相談を通じて、原因不明の発達の遅れに向き合うご家族と数多くお話ししてきました。診断名がついた瞬間、多くの方が「やっと原因がわかった」と肩の力を抜かれる姿を、これまで何度も見てきました。
1. 発達支援と療育(リハビリテーション)
早期からの療育が、お子さんの成長を後押しします。
理学療法(PT)
体の柔らかさやバランスの悪さをカバーするための訓練を行います。体幹を鍛えたり、足首を支える装具を作ったりして、安定した歩行を目指します。
作業療法(OT)
手先の不器用さを改善するために、遊びを通じて手と目の協調運動を練習します。着替えや食事などの日常生活動作をしやすくする工夫を学び、感覚統合療法で感覚の偏りを調整することもあります。
言語聴覚療法(ST)
言葉の遅れに対するアプローチです。サイン(ジェスチャー)や絵カード、タブレット端末などの代替コミュニケーション手段(AAC)を活用し、意思疎通の基盤を作ります。「伝わる喜び」を知ることは、言葉の発達を促す土台になります。
2. てんかんの治療
てんかん発作がある場合は、抗てんかん薬による治療を行います。バルプロ酸やレベチラセタムなど、発作のタイプに合わせたお薬が処方されます。
多くの場合、お薬で発作をコントロールできますが、定期的な脳波検査や血液検査を行いながら、その子に合ったお薬と量を見つけていきます。発熱時に発作が起きやすい場合は、発熱時の対応について主治医と事前に相談しておくと安心です。
3. 眼科的ケア
斜視や視力の問題は、発達に大きく影響します。定期的に眼科検診を受け、必要に応じて眼鏡を作成したり、アイパッチによる治療を行ったりします。見え方が改善すると、運動や手先の動きもスムーズになることがあります。
4. 教育と生活環境
就学に際しては、お子さんの理解度や特性に合わせた環境を選びます。地域の学校の特別支援学級や、特別支援学校など、少人数で個別のサポートが受けられる環境が適していることが多いです。
視覚的な情報処理が得意なお子さんが多いため、言葉だけでなく絵や写真を使ってスケジュールを示す視覚支援を行うと、安心して活動できることがあります。
岡院長より: 療育の効果は、開始した年齢だけでなく、ご家族が焦らずに伴走できるかどうかにも左右されると感じています。お子さんのペースを尊重しながら、専門職と二人三脚で進める姿勢が、何よりの力になります。
次の妊娠を考えるご家族へ ― NIPTと出生前検査でわかること
標準的なNIPT(新型出生前診断)では、CNOT3のような単一遺伝子の変化そのものを調べることはできません。次のお子さんについて考え始めたご家族に向けて、検査の範囲を整理します。
NIPTは、母体の血液に含まれる胎児由来のDNA断片を解析する検査です。
21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミーなど、染色体の数の変化を調べます。
プランによっては性染色体異数性や一部の微小欠失にも対応していますが、対象はあくまで「染色体全体の数や大きな構造」です。
CNOT3のような1つの遺伝子の中の小さな変化(単一遺伝子疾患)を検出する設計にはなっていません。
すでにお子さんの遺伝学的検査でCNOT3の変異が特定されている場合は、選択肢が一つ増えます。
次の妊娠で同じ変異の有無を調べる「単一遺伝子疾患を対象にした出生前検査」です。
絨毛検査や羊水検査で採取した胎児由来の細胞から、家族性に判明している変異の部分だけを狙って解析する方法で、実施可否や条件は専門の遺伝子検査機関・臨床遺伝専門医への相談が必要です。
ヒロクリニックNIPTは、全国10直営院と125の連携院を持つNIPT専門クリニックです。
国内の検査機関「東京衛生検査所」で、染色体の数的異常を中心としたNIPTを提供しています。
検査実績は75,000件を超え、結果報告率99.98%、全項目感度99.9%以上、最短2〜5日で結果をお伝えしています。
単一遺伝子疾患の確定検査そのものは対象外ですが、妊娠中の不安に寄り添うご相談窓口として活用してください。
よくある質問
CNOT3関連の発達遅滞について、実際によく寄せられる質問にお答えします。気になる項目から読んでみてください。
Q. CNOT3の変異は珍しいものですか?
はい、世界的にも報告数が少ない希少疾患です。2010年代後半から国際的な症例報告が積み重なってきた、比較的新しい疾患単位のため、詳しい情報はまだ整理の途中にあります。
Q. てんかんは必ず起こりますか?
必ず起こるわけではありません。国際的な症例集積研究では、てんかん発作がみられるお子さんは全体の1〜2割程度と報告されており、伴わないお子さんの方が多数派です。
Q. 知的障害の程度はどれくらいですか?
報告の多くで軽度から中等度の知的障害がみられていますが、程度には個人差があります。人懐っこく周囲との関わりを楽しめるお子さんが多いことも報告されています。
Q. 次の子どもにも同じことが起こりますか?
大部分は新生突然変異(de novo変異)であり、ご両親から受け継いだものではありません。次のお子さんに再び起こる可能性は一般的に低いとされていますが、正確な数値は臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングで確認してください。
Q. NIPTでCNOT3の変化はわかりますか?
標準的なNIPTは染色体の数の変化を調べる検査のため、CNOT3のような単一遺伝子の変化は対象外です。すでに家族性の変異が判明している場合は、絨毛検査や羊水検査を用いた単一遺伝子疾患の出生前検査という選択肢があるため、専門機関にご相談ください。
Q. どこに相談すればよいですか?
診断や治療方針は小児神経科・遺伝診療科が窓口になります。療育は自治体の児童発達支援センターや医療機関のリハビリ科で相談できます。次の妊娠について不安がある場合は、臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングを利用してください。
まとめ
てんかんを伴う、または伴わない発達遅滞(CNOT3関連神経発達障害など)についての重要なポイントを振り返ります。
- 病気の本質: CNOT3などの遺伝子の変化により、脳や神経の発達に影響が出る先天性の体質です。
- 主な特徴: 全般的な発達の遅れ(運動・言葉)、知的障害、筋緊張低下が中心で、てんかん発作は全体の1〜2割程度です。
- てんかん: 伴う場合と伴わない場合がありますが、伴わないお子さんの方が多く、多くは薬でコントロール可能です。
- 原因: 大部分は新生突然変異によるもので、親のせいではありません。
- 希望: 根本治療はありませんが、理学療法や言語療法などの療育によって、着実な成長と豊かな生活を送ることができます。
次の妊娠について考えている方は、まず臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングで再発のリスクを確認してください。
妊娠中の染色体の数的異常が心配な方は、NIPT(新型出生前診断)も選択肢の1つです。
発達障害とNIPTの関係について詳しく知りたい方はNIPTで発達障害・自閉症はわかる?検査の限界と遺伝の真実も参考にしてください。
診断後の療育やお金の不安がある方は知的障害の「治療」と「療育」最前線、支援・療育・お金の完全ガイドもあわせてご覧ください。
お電話でのご相談は 0120-169-629 でも受け付けています。
【参考文献】
- Fataftah H, et al. “A novel pathogenic variant in CNOT3 causing neurodevelopmental delay and epilepsy.” – PubMed
- Rosenbaum KN, et al. “De novo variants in CNOT3 cause a variable neurodevelopmental disorder.” European Journal of Human Genetics, 2019 – PMC
- “Comprehensive analysis of CNOT3-related neurodevelopmental disorders: phenotypic and genotypic characterization.” European Journal of Human Genetics, 2025 – Nature
- Unique(rarechromo.org) – CNOT3-related disorder(家族向けガイド)
- 一般社団法人日本人類遺伝学会 – 日本人類遺伝学会
- 国立成育医療研究センター – 国立成育医療研究センター
日本皮膚科学会 皮膚科専門医/日本医師会 産業医/東京衛生検査所 指導監督医
この記事は、 ヒロクリニックNIPTの編集・監修体制 にもとづき、資格を持つ医師が内容を確認しています。

